新しい静岡の魅力を知る旅へ
富士山の見える空港やエヴァの聖地

富士山の見える空港やエヴァの聖地
新しい静岡の魅力を知る旅へ
静岡県
首都圏からアクセスが良く、一年を通して多くの観光客が訪れる静岡県。浜名湖をはじめ、徳川家康にまつわる神社や城、温泉など観光地が豊富です。
そんな定番スポットのほか、富士山が見える空港やエヴァンゲリオンの聖地、ご当地グルメの浜松餃子など静岡県にはまだまだ知られざる魅力がたくさんあります。
富士山が見える空港で静岡の名産とショッピングを満喫
エヴァの聖地で大興奮!物語のキーアイテムが目の前に
元祖&変わり種の「浜松餃子」を食べ比べ!
富士山静岡空港
新幹線でアクセスする人が多い静岡県。実は、飛行機でも行けることは意外と知られていません。静岡県のほぼ中央に位置する「富士山静岡空港」は、静岡市や浜松市から車で1時間以内、最寄りの高速道路からも約15分というアクセスの良さが魅力。誰もが利用しやすいユニバーサルデザインに配慮するほか、郷土種による樹林環境を復元するなど人にも自然にも優しい空港です。
空港の東側にある石雲院(せきうんいん)展望デッキでは、富士山をバックに離発着する飛行機を眺めることができます。アニメを見るのが至福の時間という大盛さんは、カラフルな飛行機を見るなり「機体の色とか音とかエヴァンゲリオンっぽくないですか?」と大喜び。見晴らし抜群の展望デッキで、しばらく行き交う飛行機を眺めていました。
次は静岡の名産を販売する2階のショップ「しずおかマルシェ」でお土産を探します。果物の中でも特にみかんが好きだという大盛さんは「蛇口みかんジュース」を発見。1杯300円で、蛇口をひねると静岡県三ヶ日産の温州みかんを使用した果汁100%ジュースが出てきます。ワクワクしながら蛇口をひねった大盛さんは「すごい!出てきた」と感動。ジュースを飲むと「甘いのにスッキリさっぱりしてておいしい!」とさらに感動しました。無添加・無着色・無香料・無保存料なところもうれしいポイントです。
そのままショッピングを楽しみ、高級ブランデー入りのうなぎパイや牧之原市で生産されたブランド茶葉「望」など、静岡ならではのお土産を手に入れることができました。
最後は3階にある「ふじのくに 空のしおり-3776ー」に立ち寄ります。静岡県と山梨県の魅力を発信するショールームは、木材をふんだんに使った温かみのあるスタイリッシュな空間です。店内には、お茶から作られた香水や油、お茶染めなどさまざまな特産品や工芸品が展示されています。店内の一角では、静岡県の高級茶3種類、日本酒6種類、山梨県のワイン9種類(4月からリニューアル予定)がおちょこで2杯、500円から試飲も可能です。
大盛さんが試飲したのは、燻製紅茶「JAPANESE SMOKED TEA」と静岡で醸造された純米大吟醸の日本酒「おんな泣かせ」。初めて飲む燻製紅茶の濃厚な味わいとスモーキーな香りに驚き、「おんな泣かせ」の辛口ですっきりとした味わいがすっかり気に入った様子。試飲したお茶やお酒の一部は「しずおかマルシェ」で購入できるため、お土産選びにぴったりです。
魅力が詰まった「富士山静岡空港」で、新しい静岡の楽しみ方を見つけてみては?
※取材内容は2025年2月現在のものです。
天竜二俣駅
エヴァンゲリオン好きな大盛さんが次に訪れたのは、映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に登場する「第3村」のモデル地のひとつとなった天竜二俣駅。昭和25年(1950年)にできた天竜浜名湖鉄道の駅で、風情あふれる駅舎は国の登録有形文化財となっています。休日には多くのエヴァファンでにぎわう聖地です。
社長さんに車両基地へと案内された大盛さん。そこに現れたのは、エヴァンゲリオンの物語の中で最重要ツールとなっている「ロンギヌスの槍」! 大盛さんは「見覚えありまくりですよ!」と大興奮です。高さ3.6mの迫力ある槍と駅舎が相まって、まるで物語の世界に入り込んだような感覚に浸れます。
今回は特別に、電車に乗ったまま転車台の回転も体験させてもらえることに。転車台は、蒸気機関車の向きを進行方向にするための設備で、全国でも残されている場所は数少なくなっています。回転を体験しながら「エヴァの世界の中にいるみたい」と、ますます物語の世界に没入した大盛さん。最後は、国鉄時代に使用されていた希少な道具や鉄道模型が展示された「鉄道歴史館」に立ち寄り鉄道の歴史を学びました。天竜二俣駅の車両基地は見学ツアーに参加すると見ることできる、エヴァファン必見のスポットです!
栄福/石松餃子 本店
静岡県の名物グルメのひとつ「浜松餃子」は、3年以上浜松に在住する製造者によって市内で製造された餃子で、キャベツや玉ねぎを使った野菜たっぷりの餡が特徴です。市内には約80軒の専門店と300軒以上の餃子取扱店があり、各店で個性豊かな餃子が味わえます。
大盛さんが足を運んだのは、地元民から愛される町中華「栄福」。スタンダードな焼き餃子をはじめ、餡を豚肉で巻いた「肉巻き餃子」など変わり種の餃子が揃っています。注文したのは、焼き餃子5個と肉巻き餃子3個がセットになった「よくばり定食(1,045円)」。餃子を噛むたびにシャキシャキとしたキャベツが良い音を奏でます。肉巻き餃子はレモンを絞ってサッパリ食べるのも店主さんおすすめの食べ方。いなり揚げで包んだ“いなり餃子”も追加注文し「歯応えのあるキャベツと、やわらかくて甘みのあるおいなりさんの皮がマッチしてる!」と、新食感の餃子を夢中で味わいました。ほかにも「栄福」には、しそ餃子やチーズ餃子、キムチ餃子などたくさんの変わり種餃子があるのでぜひ挑戦してみては?
続いて、昭和28年創業の元祖浜松餃子専門店「石松餃子」にやってきた大盛さん。「石松餃子」は浜松で初めて餃子を提供した店。今では定番となっている、円形で焼かれた餃子の中央に、茹でたもやしが添えられた浜松餃子の特徴を作りました。
美しい円形の浜松餃子を、ビールと一緒に乾杯!キャベツの甘味と豚肉の旨みが溶けあう特製のつなぎとモチモチの皮、甘めの特製酢醤油が一体となった餃子は、あっさりとした味わいでどんどん食べられます。
大好きなエヴァの聖地と名物グルメを堪能できた大森さんは「静岡県を満喫できて、美味しい餃子もたくさん食べられて本当に幸せでした!これから、浜松市でエヴァンゲリオンのコラボも始まるそうなので、 ぜひ皆さん楽しみにしていてください!私も始まったらまた来たいです!」と大満足で旅を締めくくりました。
取材協力 静岡県庁