新旧カルチャーが交差する千代田区を歩く
Profile 岡田結実
2000年生まれ、大阪府出身。1歳でモデルデビューし、17歳で俳優デビュー。2021年後期NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」への出演を機に俳優として活躍の幅を広げ、近年では映画「他人は地獄だ」、舞台「醉いどれ天使」など話題作に出演。バラエティや番組MCなど幅広い分野でも活躍中。2025年に結婚、2026年に第一子出産を発表。衣装協力
RED WING
ete
東京都
LOCATION
東京都 千代田区
JR、東京メトロ、都営地下鉄などの駅が集中してアクセスも抜群。見どころもあちこちに点在しているので、休日の街歩きも思う存分楽しめます。
千代田区には、政治の中枢を担う霞が関・永田町、一流のエンタメとグルメがひしめく日比谷、日本のビジネスを牽引する丸の内、古くから続く学生街で知られる神保町・お茶の水、サブカルチャーが集積する秋葉原など、個性豊かないくつもの街が皇居を囲むように広がっています。
JR、東京メトロ、都営地下鉄などの駅が集中してアクセスも抜群。見どころもあちこちに点在しているので、休日の街歩きも思う存分楽しめます。
-
SPOT 03.

神田古書店街
世界最大級の古書店街で宝探し
-
SPOT 04.

お茶の水楽器店街
日本一楽器の多い街で音楽の楽しさを再発見
マーチエキュート神田万世橋 /
近江屋洋菓子店
マーチエキュート神田万世橋 /
近江屋洋菓子店
明治時代創業の老舗で手作りスイーツに舌鼓
「アニメが好きなので秋葉原には来たことはありますけど、じっくり歩くのは初めてですね」という岡田さん。この日は、秋葉原駅から神田方面にぶらり。 神田川に架かる万世橋周辺は、江戸時代から水運と交通の要衝として栄え、明治時代後期には路面電車のターミナルに発展。1912年に中央線の起点となる万世橋駅が開業すると、銀座と並ぶほどの賑わいを見せたのだとか。 万世橋駅の初代駅舎は、近代建築の父・辰野金吾が東京駅丸の内駅舎よりも前に設計した赤レンガ建築で、貴重な遺構は商業施設「マーチエキュート神田万世橋」として生まれ変わりました。 開業当時から使われてきたタイル張りの「1912階段」をのぼる岡田さんは、「こんなにお洒落な駅って、当時も今もなかなかないんじゃないかな」と大興奮。昔のプラットホームを活用した展望デッキでは、すぐ目の前を中央線が走り、「まんせいばし」と書かれたレトロな駅名標も再現されていました。 他にも、高架下の巨大な回廊や旧駅舎のジオラマ模型にも興味津々。この街が辿ってきた歴史を体感したようです。
岡田さんは万世橋から少し歩いて1884年創業の老舗「近江屋洋菓子店」へ。天井が高いレトロモダンな店内のショーケースには、2階の工場で毎日手作りする色とりどりのケーキがずらり。スイーツマニアの岡田さんは「テンション上がりますね」と満面の笑顔です。 看板メニューは国産リンゴを贅沢に使った「アップルパイ」ですが、岡田さんは「私の一番好きなフルーツ!」という桃を1個丸ごと使った季節限定ケーキをチョイス。店内で特別に食べさせてもらうと「なにこれ?!美味しすぎる!」とあっという間にペロリ。 かつて店の近くには「東洋一の大市場」と謡われた神田青果市場があり、店主は毎日市場で新鮮な果物を手に入れていたのだとか。フルーツへの誇りとこだわりは5代目のご主人にも受け継がれ、今も毎日欠かさず大田市場に仕入れに行くそうです。 あまりの美味しさに感激した岡田さんは、色鮮やかな10種類以上のフルーツが瓶にぎっしり詰まった「フルーツポンチ」もお買い上げ。「ずっと食べてても飽きないですね」と、すっかり老舗スイーツの虜になりました。
Single O Kanda Awaji
神田エリアの中でも淡路町・須田町界隈は、創業100年以上の老舗が集まる特別な場所。そんな歴史と伝統を誇る街の新たな顔として親しまれているのが「ワテラス」です。 旧淡路小学校跡地に2013年に誕生したワテラスは、オフィス、住宅、商業施設などで構成される総面積2万2000㎡の複合施設。2棟のビルと緑豊かな淡路公園が一体化し、地元住民やオフィスワーカーなど様々な人々が交流できる場として開かれています。 そんなワテラスで人気を集めるカフェが2025年4月にオープンした「Single O Kanda Awaji」。オーストラリア・シドニー生まれのコーヒーショップ「Single O」の旗艦店です。 「空間全体がめっちゃ開放的でお洒落なデザインですね」と岡田さん。シドニーの建築スタジオが手掛けるインテリアは、淡路町の多彩な文化と人が行き交う「宇宙船」がコンセプト。「人と人をつなぐ場」というオーストラリアのカフェ文化を守り、店内ではPCやタブレットは使えないというルールもユニークです。
お店の自慢は、生豆の買い付けから焙煎まで一貫して手掛けるというこだわりのコーヒー。店内には、さまざまな種類のコーヒーをほんの数秒で抽出できるタップマシンもあり、コーヒーマニアからも高く評価されています。 オーストラリアカフェの定番メニューをベースにしたブレックファストやランチも充実。「全部おいしそうで本当に迷っちゃうな~」という岡田さんが注文したのはオーストラリア産ラム肉カレーです。 運ばれてきたカレーは、ラム肉をじっくり煮込んだカシミール地方発祥の「ローガンジョシュ」で、一口食べた瞬間、スパイスの豊かな香りと旨味のハーモニーに「これは忘れられない味になりそう」と大感激の岡田さん。 ドリンクは、お店の看板スイーツ「バナナブレッド」を使用した「コールドブリュー WITH エスプレッソバナナクリーム」をチョイスし、「バナナの甘味とコーヒーの深みが絶妙で癖になる」とニッコリ。おなかも心も大満足のランチになりました。
INFORMATION
- Single O Kanda Awaji
- 住所
- 東京都千代田区神田淡路町2-101 ワテラスコモン3F
- 電話
- 03-5244-4346
- 時間
- 8:00-19:00
MOVIE
Chiyoda Ward
神田古書店街 大屋書房 /
PASSAGE by ALL REVIEWS
神田古書店街 大屋書房 /
PASSAGE by ALL REVIEWS
棚主の個性と出会うシェア型書店
読書が好きな岡田さんがやってきたのは神保町古書店街。靖国通りとすずらん通りを中心に、約130軒が密集する世界最大級の古書店街です。 明治時代、神保町周辺に法律学校が相次いで開校したため、近隣に法律書を売る書店が続々誕生。さらに、学生たちが使い終わった教科書を売り買いすることで、古書店街が広がっていったのだとか。 「神保町って初めて来たんですけど、店ごとに個性が違っていて面白いですね」という岡田さんが立ち寄ったのは、江戸時代の出版物だけを扱う1882年創業の老舗「大屋書房」です。 店内にはあらゆるジャンルの和書が所せましと並び、まるで江戸和書のミュージアム。圧倒されている岡田さんに「遠慮せずにどんどん手に取ってみてください」と声をかけてくれたのは4代目店主の纐纈(こうけつ)さん。 江戸時代の浮世絵や古地図、ユニークな料理レシピ本などを見つけながら「昔の暮らしが見えてきて、タイムスリップした気分になっちゃいますね」と岡田さんも目を輝かせていました。
さらに、すずらん通りを散策していると、一風変わったお洒落な佇まいの本屋さんを発見。一歩足を踏み入れると、中にはパリのアーケード街のような不思議な空間が広がっていました。 「棚ごとに並んでる本のジャンルが全然違うけど、どうなってるんだろう?」と、岡田さんは興味津々。 こちらの「PASSAGE(パサージュ) by ALL REVIEWS」は、店内全362区画の棚にそれぞれ棚主がいて、彼らが自由に本をセレクトして販売するという世にも珍しいシェア型書店。本には棚主の付箋や書き込みがそのまま残っていたり、直筆の情熱的な書評が書かれていたりと、棚ごとの個性はバラバラ。著名な作家や出版関係者もオーナーとして自分の棚を設けており、歌人・俵万智さんの棚に並ぶ本には、すべてご本人のサインが入っていました。 このユニークなアイデアは、オーナーの由井緑郎さんと父のフランス文学者・鹿島茂さんによるもの。 「私も棚主になってみたい!」という岡田さんに「どなたでも棚主になれますよ」と由井さん。神保町では、本と読者の新たな出会い方と楽しみ方が広がっているようです。
INFORMATION
- 大屋書房
- 住所
- 東京都千代田区神田神保町1-1
- 電話
- 03-3291-0062
- 時間
- 11:00-18:00
- 定休日
- 日曜・祝日
PASSAGE by ALL REVIEWS
- 住所
- 東京都千代田区神田神保町1-15−3 サンサイド神保町ビル1F
- 時間
- 12:00-19:00
- 定休日
- なし
お茶の水楽器店街・下倉楽器
お茶の水楽器店街・下倉楽器
JR御茶ノ水駅前の明大通りにやってきた岡田さん。明治大学など多くの大学が集結するこの街は、約50軒もの楽器店がひしめき合う「日本一楽器店の多い街」としても知られています。 「ギター専門店もあれば、ウクレレ専門店やバイオリン専門店もある。まるで楽器の天国ですね」という岡田さんは、黄色い看板がひときわ目を引く「下倉楽器 お茶の水本店」へ。 こちらは1937年に創業したお茶の水でも指折りの老舗で、1階フロアには壁一面を埋め尽くすようにギターやベースがびっしりと並び、その光景に岡田さんも思わず「スゴッ!」と一言。 このお店ではほとんどの楽器が試奏可能で、知識豊富なスタッフさんが楽器の選び方から上達のコツまでアドバイスしてくれます。 「実は昔、ちょっとだけ軽音楽部にいたんですよ」という岡田さんは、当時と同じ白と黒のデザインのエレキベースを手にして「この重みも、重低音の響きも、全部懐かしい!」と感慨に浸っていました。
3階の金管楽器エリアにやってきた岡田さんは、ショーケースに並ぶトランペットにうっとりしながら、「こういうのが吹けたらカッコいいけど、私には程遠いですね」とポツリ。 ところがスタッフさんによると、音の出る構造がシンプルなトランペットは、楽器初心者にオススメなのだとか。 「一度吹いてみますか?」と誘われて、人生初のトランペット演奏に挑戦することになった岡田さん。レクチャーを受けながら、まずはマウスピースだけで音の出し方を何度も練習します。 「うわー、難しいなあ!」と四苦八苦しながら、いよいよ憧れのトランペットにトライにすると、見事に力強い音色が!「全然イメージ通りの音色じゃないけど、ちょっとでも音が出るとめちゃめちゃ嬉しいですね」と、楽器と音楽の楽しさを再発見したみたいです。
MOVIE
Chiyoda Ward
千代田区観光案内所
東京のど真ん中に位置して、新旧の街並みと多様なカルチャーが共存する千代田区は、訪れるたびに新しい魅力に出会える街です。 千代田区には、まだまだ数えきれないほどたくさんの見どころや観光スポットがあります。千代田区観光案内所や千代田区観光協会WEBサイトで、気になるスポットを探してみてくださいね。
INFORMATION
- 千代田区観光案内所
- 住所
- 東京都千代田区九段南1-6-17千代田会館1F
- 電話
- 03-3556-0391(平日のみ)
- 時間
- 10:00-18:00
- 定休日
- 毎月第4日曜日/年末年始




























