山崎怜奈、歴史とグルメの宝庫・
高知へ初上陸!
憧れのヒーロー・
坂本龍馬に逢いに行く
今回、南国ムード溢れる高知を旅するのは、ラジオパーソナリティとしても活躍中のタレント・山崎怜奈さん。芸能界屈指の歴史好きで知られ、昔から坂本龍馬に憧れていたという山崎さんは、意外にも今回が人生初の高知旅。「高知はもともと“休暇が取れたら行きたい場所No.1”だったので本気で嬉しい!」とノリノリです。
Profile 山崎怜奈
東京都出身。26歳。慶応大学卒業。2013年、乃木坂46二期生として活動を開始し、クイズ番組への出演を機に知識欲の塊になる。2020年よりTOKYO FM「山崎怜奈の誰かに話したかったこと」のパーソナリティを務めている。2022年に乃木坂46を卒業。世界遺産検定2級取得。好きな歴史上の偉人は坂本龍馬と渋沢栄一。
今回訪れた場所
LOCATION
高知/高知市・いの町
高知県といえば、幕末の英雄・坂本龍馬の生まれ故郷として有名です。他にも、三菱創業者・岩崎弥太郎や連続テレビ小説「らんまん」のモデルでもある植物学者・牧野富太郎といった歴史に残る偉人たちを多く輩出しています。
龍馬ゆかりのスポットはもちろん、カツオのたたきをはじめとする名物グルメや「仁淀ブルー」と呼ばれる国内屈指の清流などダイナミックな魅力がいっぱい詰まった夏の高知へ、あなたも出かけてみませんか?
高知県といえば、幕末の英雄・坂本龍馬の生まれ故郷として有名です。他にも、三菱創業者・岩崎弥太郎や連続テレビ小説「らんまん」のモデルでもある植物学者・牧野富太郎といった歴史に残る偉人たちを多く輩出しています。
龍馬ゆかりのスポットはもちろん、カツオのたたきをはじめとする名物グルメや「仁淀ブルー」と呼ばれる国内屈指の清流などダイナミックな魅力がいっぱい詰まった夏の高知へ、あなたも出かけてみませんか?
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SPOT 01.
桂浜/高知県立坂本龍馬記念館
|幕末のヒーロー・坂本龍馬
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SPOT 02.
高知城
|江戸時代の天守と本丸御殿
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SPOT 03.
土佐タタキ道場
|カツオのたたきを自分で作る
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SPOT 04.
ひろめ市場
|グルメ天国の高知名物が勢ぞろい
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SPOT 05.
仁淀川/にこ淵
|“水質日本一”の清流
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SPOT 06.
高知県立牧野植物園
|国内屈指の植物園
桂浜/高知県立
坂本龍馬記念館KATSURAHAMA / SAKAMOTO RYOMA KINENKAN
家族への手紙ににじみ出るナイーブで優しい素顔
龍馬ファンの聖地といえば、高知随一の景勝地・桂浜。太平洋に面して弓状に広がる海岸の東端・龍頭岬には、遥か海の向こうを眺める龍馬の銅像が。子どもの頃から憧れていたという山崎さんは、高さ13.4mの銅像を見上げて「やっとお会いできましたね」と、まるで初恋の人に再会したかのよう。
砂浜に降りると、一面に広がる紺碧の海に見惚れて波打ち際をぶらり。ちなみに桂浜は古くから月の名所として知られ、土佐民謡「よさこい節」にも唄われているほど。
桂浜には、2023年3月におみやげ屋や飲食店など10店舗が入る「桂浜 海のテラス」がグランドオープンしたばかり。ここでしか買えない龍馬グッズも充実しているので是非チェックを。
桂浜公園内にある坂本龍馬記念館は、龍馬ファンなら一度は訪れたいスポット。中でも山崎さんの目をくぎ付けにしたのは、龍馬が最愛の姉に宛てた全長3m以上に及ぶ手紙。大切なことは大きな文字で強調したり、漢字にはフリガナをふったり、龍馬の優しい心配りとユーモアいっぱいの表現力に「想像していたよりずっとナイーブで、愛嬌たっぷりな人だったんですね」と、改めて惚れ直したようです。
師匠・勝海舟との出会いなど歴史的な出来事を紹介するブースや、暗殺の舞台となった近江屋の再現展示など、龍馬ファンはもちろん歴史に詳しくない方でも楽しめる見どころいっぱいのミュージアム。旅の記念に、龍馬の手書き文字フォントで名刺づくりにも挑戦しちゃいました。
高知城 KOCHI CASTLE
最上部の望楼は高知の街を一望する大パノラマ
高知城は、日本百名城のひとつに数えられる高知市のシンボルです。大河ドラマ「功名が辻」で有名な戦国武将・山内一豊が1603年に築城し、現在の天守は1749年に建て替えられたもの。
ちなみに、江戸時代の天守が現存する城は全国に12城しかなく、その中で本丸御殿も残っているのは高知城ただひとつ。城内にある15棟の建物が国の重要文化財に指定されています。
城めぐりが大好きという山崎さんは、さっそく巨大な追手門をくぐって城内へ。行く手を阻むようにそびえる約13mもの高石垣を見上げながら、「これは自然石の形を活かした野面積みですね」と歴史ツウならではの一言。
さらに、独自の排水構造や侵入者を防ぐ鉄串などマニアックなポイントを次々と発見するたび、「すごい!」「珍しい!」と大興奮です。
息を切らせながら158段の石段を登り切って本丸にやってくると、高知名物「アイスクリン」の屋台を発見!シャリシャリとした食感のアイスでたっぷり充電した山崎さんは、いよいよ天守へ。
高知城の天守は、外観は4層に見せかけつつ中は6階建てという構造。急傾斜の狭い階段を登っていくと、各階には鉄砲で敵を狙うための小窓や石を落とすための穴など、防御の知恵がいっぱいです。
最上階まで辿り着いた山崎さんを待ち受けていたのは、高知の街を一望する大パノラマ!眼下に広がる高知城の広さを実感しながら「こんなに大きな城を造ってしまう昔の人って、気が遠くなるようなエネルギーですよね」と感心しきりでした。
INFORMATION
高知城(天守・懐徳館・東多門・廊下門
- 電話
- 088-824-5701
- 時間
- 9:00-17:00(最終入館16:30)
- 料金
- 420円(18歳未満無料)※高知公園は入園無料
- 休館日
- 年末年始(12/26-1/1)
MOVIESPOT 01.02
ドライブインかつお船
土佐タタキ道場TOSA TATAKI DOJO
藁の香りに包まれた本場の味を楽しむしあわせな時間
高知には新鮮な自然の恵みがいっぱい。特にカツオのたたきは全国にその名を知られる名物グルメ。市内では藁の炎で豪快に炙ったカツオを手軽に味わえます。中でも自分で藁焼きもできる人気スポットが桂浜近くにあるドライブインかつお船の「土佐タタキ道場」です。
「本場のカツオを食べるのが今回の旅で一番楽しみだった」という山崎さんは、早速カツオが刺さった鉄串を持ってスタンバイ。
スタッフが藁に火をつけるやいなや、想像を超える勢いで燃え上がり、思わず「こんなに炎が上がるんですか?」とのけぞるほど。炎の温度は、なんと800℃にもなるのだとか。
「はい、裏返して」「はい、OKです」と指示を受けながら約1分であっという間に焼き上がりです。
絶妙な焦げ目と藁の香りに包まれたカツオは、スタッフが見事な包丁さばきで約1.5cmの超厚切りに盛り付けてくれました。
まずはオススメの塩だけでパクリ。すると「今まで食べてたカツオは何だったの!」と美味しさに笑いが止まらない山崎さん。さらにワサビやミョウガなどの薬味や高知名物ゆずポン酢でアレンジしながら、脂が乗った肉厚のカツオをあっという間に完食し、「もう一本藁焼きしてもいいですか?」とまさかのおねだりです。
こちらのお店では、当日の朝に水揚げされたカツオだけを使用するため、その日の仕入れ分が売り切れた時点でオーダーストップになるのでくれぐれもご注意を。
INFORMATION
ドライブインかつお船 土佐タタキ道場
- 住所
- 高知県高知市仁井田201-2
- 電話
- 0120-119-213
- 時間
- 10:30-15:00
- 料金
- 鰹タタキ定食1,600円(税込/藁焼き体験を含む)
ひろめ市場 HIROME MARKET
約60軒がひしめく巨大フードコートで美食と美酒に酔いしれる
食材の宝庫で知られる高知市で人気No.1のグルメスポットといえば、平成浪漫商店街「ひろめ市場」。1998年に誕生した市場の中には飲食店を中心に60軒以上のお店がひしめいています。
場内には約430席のテーブルや椅子があちこちに用意されており、各店舗で購入したドリンクや料理を自由に持ち寄って飲食するフードコートのようなスタイル。朝から晩までまるで屋台村のような活気に満ちていて、昼酒を楽しむ人が多いのも高知ならではの光景かも。
居酒屋、肉バル、クジラ専門店、餃子店など多彩なジャンルの飲食店がひしめく光景に、山崎さんも「すごい賑わい!食のテーマパークに来たみたい」と興奮気味。迷路のような市場を探検しようとしますが、高知発祥の芋けんぴ屋さんで作りたてをつまみ食いしたり、地酒専門店で栗焼酎を試飲したりと、誘惑だらけでなかなか先へ進みません。
そんな中で山崎さんがチョイスしたのは、坂本龍馬の好物だったという軍鶏の焼鳥や、地元で愛されるウツボの唐揚げ、日曜市で人気のサツマイモのてんぷらなど、いずれも高知を代表する名物グルメばかり。海のギャングと呼ばれるウツボのタタキを恐る恐る口に入れてみると「皮の周りがプルプルしててめちゃめちゃ美味しい」と、どうやらお気に入りのよう。
「私、お酒は飲めるクチなんです」という山崎さんが選んだのは、龍馬が船上で新国家のあるべき姿を構想した「船中八策」の名を冠する地酒。きりりと冷えた超辛口の純米酒をグイっと飲んで、「最高ですね、これ」と、すっかりご機嫌でした。
INFORMATION
ひろめ市場
- 住所
- 高知県高知市帯屋町2-3-1
- 電話
- 088-822-5287
- 時間
- 月~土9:00-23:00/日7:00-23:00
MOVIESPOT 03.04.
仁淀川/にこ淵 NIYODO RIVER / NIKOBUCHI
水神伝説が息づく神秘のスポットで奇跡の絶景に出会う
四万十川などの清流で有名な高知県の中でも近年話題の仁淀川は、国土交通省が選ぶ水質ランキングで過去10年間のうち8回も1位に輝いた「日本一きれいな川」です。その美しさを象徴するのが「仁淀ブルー」という言葉。太陽の光を受けて変化する神秘的な青の水景に魅了される人が増えています。
念願の仁淀ブルーを求めて上流に向かう山崎さんは、道中でフォトジェニックな橋を発見。欄干のない沈下橋は雨の多い高知県ならではの橋で、映画やドラマの舞台としても使われる全長196mの名越屋沈下橋は今も地域住民の生活道路として利用されています。
山崎さんは、さらに上流の山間にある神秘的な滝壺「にこ淵」へ。ここはネイチャーカメラマン・高橋宣之氏が「この青こそが仁淀ブルー」と呼んだ場所。地元では水神の大蛇が棲む聖地として知られ、古くから大切に守られてきたのだとか。
切り立った崖に設置された急階段を下りていくと、声をかき消すほどの轟音を立てて流れ落ちる約10mの名もなき滝と、どこまでも透明な水を湛えるにこ淵を発見。「めっちゃくちゃきれい!なんでこんな景色ができるんだろう?」と山崎さんも大はしゃぎ。
水の色は季節や時間帯、光の加減で変化し、この日は美しいブルーグリーン。真っ青な仁淀ブルーは、夏から冬の晴れた日の正午前後が見ごろだとか。訪れるたびに違う表情に出会えるのも魅力です。
INFORMATION
にこ淵
- 住所
- 高知県吾川郡いの町清水上分1278
- 電話
- 088-893-1211(いの町観光協会)
名越屋沈下橋
- 住所
- 高知県高岡郡日高村名越屋/吾川郡いの町勝賀瀬
高知県立牧野植物園
3,000種類以上の草木に包まれる国内屈指の植物園
連続テレビ小説「らんまん」のモデルとなった高知出身の植物学者・牧野富太郎博士は、生涯で約40万を超える標本を収集し、1,500種類以上の植物に名前を付けた「日本の植物分類学の父」です。五台山の牧野植物園は、博士が亡くなった翌年の1958年に開園。東京ドームおよそ2個分の広大な園内には、3,000種以上の植物が四季を彩っています。
高知の豊かな自然を再現したアプローチを通って園内に入ると、時間がのんびりと流れる癒しの牧野ワールド。2019年にオープンした「ふむふむ広場」は植物と自由に触れ合える体験エリア。綿のようにフワフワした葉っぱに触ってみたり、ハーブをちぎって匂いを嗅いでみたり、普段はあまりできない体験につい時間を忘れちゃいそう。
南国の自然が再現された温室の中はまるでジャングル。バニラの花やグロテスクな食虫植物、葉の直径が2mにもなるオオオニバスなどと遭遇するたび、山崎さんは「へー!」「すごい!」と驚きの連続。
他にも、約80種類のアジサイの仲間や強烈な匂いの花を咲かせるトビカズラなど、個性豊かな植物が自然のままの姿で育てられている植物園では、水やりや除草作業などの手入れのため、スタッフの皆さんは早朝から閉園後まで大忙しなのだとか。
草木をこよなく愛し、植物採集に出かけるときはいつも恋人に会いに行くように蝶ネクタイとスーツ姿だったという牧野博士。園内の記念館には愛用道具や直筆の植物図、晩年の書斎を再現した展示などもあって見応えたっぷりです。
「植物への愛情や哲学がいっぱい詰まっていて、とても1日では見切れない」と山崎さん。自分の愛するものに生涯を捧げた博士の生き様にも、大きな刺激を受けたようです。
INFORMATION
高知県立牧野植物園
- 住所
- 高知県高知市五台山4200-6
- 電話
- 088-882-2601
- 時間
- 9:00–17:00(最終入園16:30)
- 料金
- 一般730円(高校生以下無料)
- 休園日
- 年末年始(12/27-1/1)、メンテナンス休園あり