地元食材や生産者と出会うグルメ旅

韓国南部の美食エリアで

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Mokomichi Hayami

速水もこみち

韓国で食材探求の旅
~美食の宝庫を巡る

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雄大な自然に恵まれた
韓国の南部には、魅力的な食材がいっぱい。

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豊かな大地と美しい海に恵まれた韓国の南部は、美食大国の韓国でも随一を誇るほど多彩な食文化が発展しています。日本人にとってはまだまだ穴場ですが、知れば知るほど魅力にあふれるエリアです。

今回は速水もこみちさんが、自身が出演する番組「速水もこみちの食材探求ロードムービー 頂!キッチンSeason4 in韓国」で、韓国南部にある3つの都市へ食材探しの旅に出かけました。地元の食文化や現地の人たちに触れながら、地産地消のオリジナルメニューを生み出します。



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Profile

速水もこみち

1984年8月10日生まれ、東京都出身。2002年に俳優デビュー。
2005年放送のドラマ「ごくせん」第2シリーズで注目を集め、第30回エランドール賞新人賞に輝く。以降も、テレビドラマや映画など、俳優として活躍。
さらに、情報番組の人気コーナーで2000品以上の料理を生み出すなど、芸能界屈指の料理の腕前を誇る。
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韓国南部

LOCATION

光州・海南・木浦

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韓国の首都圏から、南部の中心地・光州(クァンジュ)までは電車で約2時間半。光州の名物は韓国式のハンバーグ「トッカルビ」や牛肉のチヂミ「ユクチョン」などの肉料理。 ほかにも「韓国の隠れたリゾート」と呼ばれる海南(へナム)、韓国屈指の港町・木浦(モッポ)など食材の宝庫といわれる街が点在する、美食巡りにぴったりのエリア。

韓国の首都圏から、南部の中心地・光州(クァンジュ)までは電車で約2時間半。光州の名物は韓国式のハンバーグ「トッカルビ」や牛肉のチヂミ「ユクチョン」などの肉料理。

ほかにも「韓国の隠れたリゾート」と呼ばれる海南(へナム)、韓国屈指の港町・木浦(モッポ)など食材の宝庫といわれる街が点在する、美食巡りにぴったりのエリア。

SPOT 01.

光州(クァンジュ)

「味の都」で名物ストリートや市場を散策
意外性のあるアート作品に触れて感性も豊かに
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速水さんが新たな料理を生み出すべくやってきたのは、韓国の首都ソウルから南へ300km離れた都市・光州(クァンジュ)。グルメが充実した「味の都」として名高いほか、アートやパフォーマンスの世界的イベント「光州ビエンナーレ」が開催されるなど、アートの街としても知られています。
最初に足を運んだのは、光州松汀(ソンジョン)駅から歩いて約5分の「トッカルビ通り」。韓国式のハンバーグ「トッカルビ」の専門店が軒を連ねる、光州を象徴するスポットです。速水さんは「どんな料理なんだろう」と想像しながら散策をスタート。

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トッカルビ通りを散策していると、ひときわ賑わう通りを発見した速水さん。そこで偶然開催されていたのは、5日ごとにしか開かれない市場「ソンジョン五日市場」です。地元ならではの肉や魚、野菜を販売する屋台が所狭しと並び、活気にあふれています。

赤、緑、黄色と色とりどりの大きな唐辛子を見て「立派だね!辛そう」と目を輝かせる速水さん。漢方のお茶を飲んだり、イカの天ぷらを試食したりと食べ歩きも楽しみます。市場の最後にたどり着いたのは、一軒のお肉屋さん。「これはなんだろう?さつま揚げのような、ハンバーグのような……」と速水さんの目に止まったのは、お目当てのトッカルビ。さっそく試食してみることに。「ハンバーガーのパテみたいな感じ。でもしっとりとしていて、ちゃんとジューシー。肉の旨味もしっかりと感じられます」と地元グルメに感動。多彩な韓国の食材を目にして、料理へのインスピレーションが湧いたようです。

INFORMATION

  • 光州松汀洞トッカルビ通り
  • 住所
  • 光州広域市光山区光山路29
  • 時間
  • 店舗により異なる
  • 定休日
  • 店舗により異なる
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今回速水さんが作る料理の主役となる食材は、肉料理が有名な光州でも特に人気の「黒豚」。黒豚を使った料理のヒントを得るため、生産者のもとへ向かいます。温かい笑顔で出迎えてくれたのは、農場を運営するキムさん親子。養豚場の中に案内してもらい、元気いっぱいに走り回る黒豚の姿を見て「すごい元気!」と速水さんも思わず笑顔に。

キムさん親子の養豚場では、約1000頭の黒豚を飼育しています。豚の飼料に梅を発酵させたエキスを混ぜることで、餌を消化しやすくなり、豚のストレスが減ることで肉が美味しくなるのだとか。韓国の子どもたちは、お腹が痛いとき母親に梅エキスを飲ませてもらうそうで「うちは家族のように豚を育てることを何よりも大切にしているんです」とキムさん。そんな自慢の黒豚を、キムさんおすすめの炭火焼でいただけることに。「噛み応えがしっかりしているし濃厚ではあるけど、後味がサッパリしていますね」と、速水さんは黒豚の美味しさにほれぼれ。キムさん親子のお話を聞き「愛情たっぷりで育てているのがすごく感じられました」と笑顔で農場をあとにしました。

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「アートにも興味がある」と話す速水さんは、光州のアートの街としての一面も知るべく「ペンギン村」を訪れました。1970〜80年代に使われていた日用品の廃材を利用したアートが並ぶ「ペンギン村」は、この辺りに暮らす高齢者の歩き方がペンギンに似ていたことから命名されたのだとか。

壁に飾られたアート作品をじっくりと鑑賞しながら「こういう作り方も面白いな」と目から鱗の速水さん。ハサミを魚の尾に見立てた作品など、使わなくなった道具を巧みに利用したアートに興味津々。数々の作品を見て「僕もボロボロになって使わなくなったキッチンツールをアートにしたら面白いんじゃないかな」と創作意欲が湧いたようです。

INFORMATION

  • ペンギン村
  • 住所
  • 光州広域市ナム区オギウォンギル20-13
  • 時間
  • 工房 10:00~20:00、団体工芸体験 10:00~17:00
  • 定休日
  • 月曜日(工房)、土日(団体工房体験)
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続いて「ペンギン村」から少し歩いてやってきたのは、地元出身のメディアアーティスト、イ・イナムさんの展示スペース兼スタジオ「LEE LEE NAM Studio」。彼の代表技法である「動きのある名画」をはじめ、メディアアートから彫刻に至るまでイ・イナムさんのさまざまな作品を鑑賞することができます。

1階のカフェテリアでは、デジタルで描かれた動く水墨画風の絵画が壁一面に。「アートの近くで飲食ができるのはすごいな」と感心する速水さん。その後も2、3階と上がるたび色彩豊かな作品との出合いが待っていました。イ・イナムさんの作品の世界にたっぷりと浸った速水さんは「見るもの全てがすごく新鮮で、収穫が大きかったですね」と大満足。

食とアートに触れた旅で、さまざまなインスピレーションを受けた速水さん。「3つくらいの要素を組み合わせた面白い料理を作ろうかな」とイメージは固まったようです。一体どんな料理が生まれるのでしょうか?

INFORMATION

  • LEE LEE NAM Stu dio
  • 住所
  • 光州広域市南区済中路47番ギル10 イ・イナムスタジオ
  • 時間
  • スタジオ 月~金 9:00~18:00
  • カフェ&ベーカリー11:00~21:00(土・日は10:00~21:30)
  • メディアアートミュージアム 11:00~21:00(土・日は10:00~21:30)
  • 定休日
  • スタジオのみ土・日
SPOT 02.

ポルケッタ
豚バラ肉の唐揚げ もこみちさんレシピ

韓国と日本の食文化がマリアージュしたポルケッタと
豚肉の唐揚げをピリ辛の韓国風に
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「今回は韓国と日本の要素を組み合わせ、それを洋風にアレンジした料理にしていきます」と包丁を握った速水さん。一品目に作るのは、光州の黒豚を使い、イタリアの伝統料理「ポルケッタ」をアレンジした一皿。黒豚農場のキムさん親子も招いて料理を振る舞います。

豚肉にコチュジャンを塗る様子を見たキムさんは「韓国ではあまりしません」と大胆な調理法に驚きました。肉をグリルで焼きながら、速水さんは「韓国にはコリアンBBQ、日本にはジャパニーズ焼肉があるので、それをマリアージュするイメージで炭火焼にしました」と話します。仕上げのソースにも、醤油を入れることで和のエッセンスを加えます。
完成したポルケッタを食べたキムさん親子は「本当に美味しい!」と大絶賛。「韓国で一度も食べたことがない味です。帰る前にレシピを教えてくださいね」とお茶目に笑います。

速水さんは「噛めば噛むほど甘みと旨みを感じられる黒豚はなかなかないと思うので、初挑戦ですけど美味しく仕上がって良かったです」と料理の出来ばえに満足。韓国と日本、イタリアという3つの要素を融合した自信作ができあがりました。

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《作り⽅》
1. 豚バラ肉に塩・胡椒をふる
2. フードプロセッサーに【A】を⼊れて細かく攪拌し、ごま油で軽く炒める
3. 1の豚バラ肉にコチュジャンをぬり、2を乗せたら端から巻いて、たこ⽷でしっかり巻く
4. 3を熱したグリルに置き、アルミシートを被せたら60分〜2時間弱⽕でじっくり焼く
5. ⼩さめのフライパンを熱し、バターを溶かしたらマデラ酒を加え、アルコールが⾶んだら、 バター、醤油、ブラウンシュガーを加え味を整える
6. ⽫に5のソースを注いだら、4の豚⾁を2cmの厚さに切ってのせる

INFORMATION

  • 《材料(2人分)》
  • 豚バラ塊肉 1kg
  • 塩 少々
  • 胡椒 少々
  • 【A】
  • にんにく 4かけ
  • ⽣姜 20g
  • えごま葉 5枚
  • ⾚唐⾟⼦(⽣) 3本
  • ⽟ねぎ 1個
  • ごま油 適量
  • コチュジャン 大さじ4
  • 【B】
  • マデラ酒 80ml
  • バター(無塩) 25g
  • ブラウンシュガー 大さじ1.5
  • 醤油 大さじ1
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2品目に作ったのは「豚バラ肉の唐揚げ」。日本人が大好きな唐揚げをバラ肉で作り、コチュジャンをベースにしたタレを絡めて韓国風に仕上げた一品です。油でカラッと揚げた唐揚げのサクサク食感と甘辛いソースが絶妙で「ご飯にもお酒にも合いますよ」と速水さん。
キムさん親子も「香ばしくて食感も良いですね!」と大喜び。「私達が愛情を込めて黒豚を育てているように、速水さんも愛情を込めて料理してくれたので本当に美味しくいただけました」と速水さんへの感謝を伝えました。
光州の黒豚を使った料理に初めて挑戦した速水さんは「黒豚が韓国のみなさんに愛される理由がわかったような気がします」と実感。食材だけではなく、その向こう側にいる生産者と触れあうことで思い出深い旅になったようです。

《作り⽅》
1. 豚バラ⾁に【A】の材料を加えてよく揉み、10分程置いておく
2. 【B】の調味料をボールに合わせておく
3. 1の豚⾁に⽚栗粉をまぶし、180℃熱した油でこんがり揚げ、バットに上げる
4. 2のボールに3を加えてよく絡める
5. ⽫にえごまの葉と4を盛り付ける

INFORMATION

  • 《材料(2人分)》
  • 【A】
  • 豚バラ⾁ 300g
  • 塩 少々
  • 胡椒 少々
  • 醤油 少々
  • 酒 大さじ1
  • にんにく(すりおろし)小さじ2
  • 生姜(すりおろし)小さじ2
  • 【B】
  • コチュジャン 大さじ4
  • 醤油 大さじ2
  • 酢 大さじ2
  • 白ごま 適量
  • 砂糖 大さじ2強
  • ごま油 大さじ2
  • その他
  • えごまの葉(千切り) 4枚
  • 片栗粉 適量
  • 揚げ油 適量
SPOT 03.

海南(へナム)

文化遺産で韓国茶を体験 キムチ作りやマッコリの飲み比べも!
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美しい海に囲まれた朝鮮半島最南端の地・海南(へナム)は「韓国の隠れたリゾート」と呼ばれる穏やかな街。農業に適した海洋性気候で、米やさつまいもなど特産品が豊富です。

旅の安全祈願をするため、速水さんが訪れたのは「大興寺(テフンサ)」。海南の名峰・頭輪山(トゥリュンサン)の中腹に位置し、2018年に「山寺・韓国の山地僧院」のひとつとして「ユネスコ世界文化遺産」に登録されたお寺です。門や本殿の鮮やかな色彩に、速水さんは「美しいですね」と目を奪われます。

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大興寺は、韓国の茶文化発祥の地とも言われています。そんな茶の聖地で速水さんも茶文化を体験することに。韓国茶はお湯の温度が高すぎると渋みが増して旨味を感じにくくなってしまうため、70〜80度のお湯で作るそう。茶碗に注がれたお茶は、日本茶よりも淡く透き通っています。お茶をそれぞれの茶碗に交互に3回ずつ注ぎ、お辞儀をしてからいただくのが習わしです。

「とてもおいしいですね。温度がちょうどいいので、香りとか旨味を感じられます」と本場の韓国茶をじっくり味わう速水さん。大興寺では一般の参拝客もお茶を飲むことができるほか、僧侶がお悩みなどを聞いてくれます。ぜひ貴重な文化遺産で韓国の茶文化を体験してみては?

INFORMATION

  • 大興寺
  • 住所
  • 全羅南道海南郡三山面大興寺キル400
  • 時間
  • 8:00~18:00(最終受付17:00)
  • 定休日
  • 無休
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次は地元の道の駅で、料理に使えそうな食材をリサーチ。店内には海南産の米をはじめ、多種多様な地元食材がずらりと並んでいます。速水さんは海南の特産品のひとつ「さつまいも」が気になった様子。「土が良いから蜂蜜のような甘さが特徴だよ」とお店の人に勧められ、箱いっぱいのさつまいもを購入しました。どのように料理へ生かされるのでしょうか?

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今回の料理のメイン食材は、海南を代表する名産品「白菜」です。速水さんは白菜のことをさらに知るべく、白菜農家のキム・グァンスさんのもとへ訪れました。目の前に広がる一面の白菜畑を見て「どこまで続いているんだろう」と心を躍らせます。

韓国一の白菜の生産地・海南で、年間450tもの白菜を生産しているキムさん。白菜畑の広さは5000㎡を誇ります。海風を受けて育った海南の白菜は、ミネラルなどの栄養が豊富。キムさんの農場では、マッコリで作った酢を白菜に撒くという独自の栽培方法で丈夫な白菜に育てます。硬くてぎっしり詰まった身と、濃厚な風味が特徴です。

収穫したばかりの白菜を食べた速水さんは「香りは強めで味が濃い。すごくシャキッとしていて、日本の白菜と食感が全然違う」と、海南の白菜ならではの美味しさを感じました。

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韓国では毎年11月頃に、春までのキムチをまとめて漬ける「キムジャン」という伝統行事が各家庭で行われます。速水さんも、キムさん一家のキムジャンに参加してキムチの作り方を教えてもらいました。

キムチは塩漬けにした白菜一枚一枚に、自家製のヤンニョムを丁寧に塗り込んで作ります。この時、葉の内側や根元までしっかり塗り込むのがポイント。キムジャンは家庭によって作り方がさまざまで、特にヤンニョムの配合にはその家の個性が出るそうです。
漬けたてのキムチを食べた速水さんは「漬けて間もないのにしっかりした味。時間が経っていくと味の変化を楽しめるのがいいですね」とキムチの奥深さを体感しました。

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海南といえば「マッコリ」も有名です。1927年に創業し約100年の歴史を誇る「海倉(ヘチャン)酒造」では、海南のもち米とうるち米を使用した自然な甘さのマッコリが人気。酒造に到着してすぐ、マッコリ特有の甘い香りにふわりと包まれます。

海倉酒造のマッコリは、もち米を蒸して1週間発酵させたあと、さらに休ませて計15日で完成します。原料はもち米8割、うるち米2割の割合。甘味料などは加えずお米の甘さだけで勝負します。今回、速水さんは9度と12度のマッコリを飲み比べしてみました。まずは9度のマッコリを一口飲むなり「おいしい!」と感激する速水さん。「甘みはもちろんフレッシュ感がある。酸味も全然強くなくてフルーティー」と感想を続けます。12度は「度数の高さは感じられるけど、ずっしりしているわけではない」とこちらも気に入ったようです。

マッコリの購入や試飲を楽しめる「海倉酒造」はお土産探しにぴったり。

INFORMATION

  • 海倉酒造
  • 住所
  • 全羅南道海南郡花山面海倉キル1
  • 時間
  • 9:00~18:00
  • 定休日
  • 無休
SPOT 04.

キムチのエチュベ~マッコリ・柿のソース
白菜とキムチのライスペーパー包み

キムチ×フルーツ×マッコリの新感覚レシピ
海南名産のさつまいもは絶品のライスペーパー包みに
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今回、速水さんが挑戦したのはキムチ×フルーツという珍しいテーマの料理。キムさんの農場で作られたキムチを、ヨーロッパ式のエチュベ(蒸し煮)という調理方法で仕上げます。ソースにも海南のマッコリと旬の柿を使い、地元食材の魅力をぎゅっと詰め込みました。

調理のポイントは、キムチを香ばしく焼いたあと鍋に蓋をして蒸すことで、白菜の旨味を存分に引き出すこと。また、マッコリ入りの酢を使って育てられたキムさんの白菜に、マッコリを使ったソースは相性抜群。キムチのまろやかな辛さと旨味をフルーティーなソースが引き立てることで、格別な味わいになります。絵画のような盛り付けは、海南の夜空に浮かぶ三日月をイメージしたそう。キムさんご夫婦も「キムチの新たな魅力を引き出してくれている」と喜んでくれました。

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《作り⽅》

1. キムチを半分に切る。柿は⽪を剥き、⼀⼝⼤に切り、フードプロセッサーに⼊れて撹拌する
2. ストウブ鍋にごま油を熱し、1のキムチを加え弱⽕で焼く。片面に焼き目がついたら火を止め、鍋に蓋をしてじっくり蒸す
3. ⼩鍋にマッコリを入れ煮詰めたら1の柿に加え、⽩ワインビネガー、オリーブオイルと一緒にブレンダーで攪拌しソースを作る
4.牛肉に塩、胡椒、白だしをかけ、炭火で焼く
5. 2の⽩菜と4の牛肉を⽫に盛り、3のソースを添える

INFORMATION

  • 《材料(2人分)
  • キムチ 1/2株
  • ごま油  適量
  • 牛肉 薄切り肉
  • 塩 少々
  • 胡椒 少々
  • 白だし 適量
  • 【A】
  • 柿 1・1/2個
  • オリーブオイル 大さじ2
  • ⽩ワインビネガー 小さじ2
  • マッコリ 50cc
  • 塩 少々
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2品目は牛ひき肉と白菜、キムチをたっぷり使ったライスペーパー包みです。具材のアクセントになるのが、道の駅で見つけた海南名物のさつまいも。コチュジャンで味付けしたピリ辛な具材に、さつまいもが優しい甘さを加えてくれます。ライスペーパーは二重にすることでサクサク感が増し、油でこんがり揚げることで香ばしさもアップ。海南自慢の食材を満喫できる楽しい食感の一皿です。速水さんいわく「ライスペーパーなしだとご飯の上にかけても美味しい」とのこと。

「さつまいもとキムチが一緒に入っているの?」と驚いたキムさん、一口食べて「これまでに1度も食べた事がない味だ」と、新鮮な味わいにさらに驚きます。仲良しなキムさんご夫婦を見て「お互いの愛情が白菜やキムチの美味しさに表れているんだと強く感じました」と笑顔で話す速水さん。海南の旅でも、地元食材の魅力を引き出す新たな料理が誕生しました。

《作り⽅》
1.  フライパンにごま油を熱し、【A】の牛ひき肉を炒め、にんにく、生姜を加えてよく炒め、 じゃがいも、人参、玉ねぎ、きのこ、白菜、キムチ、【B】の調味料を加えてしんなりするまで 炒めあわせる
2. ライスペーパーを2枚重ね、1の具材を巻く
3. 揚げ鍋に油を熱し、2を揚げる

INFORMATION

  • 《材料(2人分)
  • 【A】
  • 牛ひき肉 150g
  • にんにく(すりおろし) 小さじ1
  • 生姜(すりおろし) 小さじ1
  • さつまいも(細切り) ¼個
  • 人参(細切り) ¼本
  • 玉ねぎ(スライス) ¼玉
  • きのこ 50g
  • ごま油 小さじ2
  • 白菜(細切り) ½枚
  • キムチ(1⼝⼤に切っておく) 50g
  • 【B】
  • 醤油 小さじ1
  • 酒 小さじ1
  • コチュジャン 大さじ1/2
  • ライスペーパー 8枚
  • 揚げ油 適量