Today’s LOCORECO trip!

淡路島は瀬戸内海東部に位置し、日本で最初に生まれた島といういわれから「国生みの島」とも呼ばれています。
本州からは明石海峡大橋を渡って行くことができ、都心部からアクセスも良く、観光地としても人気がある島。
今回、そんな淡路島を旅するのは、俳優の伊原 六花さんです。

(文/兼子 雄治・写真/鈴木 大喜)
※営業時間や価格は、すべて取材当時のものです。

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兵庫県淡路島について

人口:119,162人(3市推計人口)

面積:約592k㎡(2025年11月1日現在)
豆知識:
「おのころ島」はイザナギ・イザナミの2神が最初に作ったとされる神聖な島。淡路島周辺にはその伝承地が点在しており、伊原さんが訪れた「絵島」は“おのころ島伝承地”の1つとされている。

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兵庫県 / 淡路島 AWAJISHIMA

淡路島は北から淡路市、洲本市、南あわじ市の3市で構成され、瀬戸内海の東端に位置、東は大阪湾、紀淡海峡を隔てて大阪府、和歌山県に、西は大鳴門橋で徳島県に、北は明石海峡大橋で神戸市に隣接している。 「記紀」の日本列島、国産みの神話では、淡路島は伊弉諾尊(イザナギノミコト)、伊弉冉尊(イザナミノミコト)が日本列島中、最初に創造した島であるとされている。 また、温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、淡路玉ねぎや淡路ビーフなどの特産品や、渦潮、温泉、歴史、神話スポットなども多く、見どころ・グルメ・遊びが満載の人気の観光地である。

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INTRODUCTION

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伊原 六花いはら りっか

Profile

1999年6月2日生まれ、大阪府出身。
2018年に俳優デビュー。主な出演作に、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』、ドラマ『マイ・セカンド・アオハル』『肝臓を奪われた妻』、映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』、『少年と犬』『栄光のバックホーム』、ミュージカル『ダブリンの鐘つきカビ人間』、舞台『台風23号』などがある。 2025年にはフジテレビ系ドラマ『パラレル夫婦 死んだ”僕と妻”の真実』、日本テレビ系ドラマ『恋愛禁止』にて、2クール連続で主演を務めました。

衣装協力:MUSUBORE、LA BELLE ETUDE、HEIREN

01.

淡路のロマンをたどる道
新しい自分に会える秘境へ

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淡路島の旅、最初に訪れたのは、淡路島の玄関口にかかる「明石海峡大橋」です。明石海峡を横断し本州と淡路島を結ぶ、全長3,911m、世界最大級の吊り橋は、交通インフラとしての役割のみならず、淡路島のシンボルとして人々に親しまれています。「私も実家から何度も通ったことがありますが、近くでみると圧巻ですね!気持ちの良い天気ですごく楽しみです!」とテンション高く旅のはじまりです。

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明石海峡大橋のふもとでは、淡路島の名産品やグルメがそろう「道の駅 あわじ」があり旅気分を盛り上げてくれます。淡路島産玉ねぎを使用したお土産や、名物「生しらす丼」をはじめ、旬の魚介を使った海鮮丼や天ぷら、淡路牛のすき焼き重や穴子重といった地元の名産品を使った料理を楽しむことができます。

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「道の駅 あわじ」で散策を楽しんでいると「六花さんこんにちは!」と声をかけてくれたのが、この旅最初のロコレコさんのムーサ・フルさんと竹谷 富士子(たけたに ふじこ)さんです。おふたりは淡路島の観光ガイドには載っていない秘境や貴重な絶景などを案内するネイチャーガイドとして活動されています。

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「私たち地元の人も知らない様なレアな絶景スポットを案内したい」と竹谷さんに誘われ、とある山深い場所にやって来ました。「山の中を歩いていたら、見つけた特別な場所にご案内しますね!まだ、誰もお連れしていない場所なんですよ」とムーサさん。「まだ誰も行ったことがないとか、知らないスポットとか、すごくワクワクします!」と伊原さんも楽しみな様子です。

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「淡路島には神話の頃からの歴史がたくさん残っていて、山の中にはこちらの様な古道がたくさんあるんです。淡路島の地質は、多様な地層や岩石で構成されており、それが風土や産業に深く関わっているんですよ。こちらの古道の両端は壁がえぐられた様になっているんですが、切り出した岩石を牛が運んでいたので、跡がついたみたいなんですよ」とムーサさん。
「そうなんですね!歩いているだけでは、気づくことができなかったですが、牛が一生懸命岩を運んでいたと考えるとなんだか、感慨深いですね」と伊原さん。

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目的地に到着する前に小休憩です。なんと、おふたりがたき火で焼いてくれていた“焼き芋”と“スイートポテト”をいただくことになりました。「私、さつまいもノートを作ってるくらい、さつまいも大好きなんです!本当にトップレベルに美味しい!焼き芋ももちろんですが、スイートポテトも最高に美味しいです!すぐにでもお店ができちゃいそうなレベルの美味しさですね!」と大喜びの伊原さん。パワーをチャージして再出発です!

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「こちらが今日の目的地で、最後の難関です」と竹谷さん。「こちらの岩の間をのぼっていきます。胎内くぐりの様な感じですね。のぼって美しい景色を眺めたら新しい自分に出会えると思います」とムーサさん。
「私、割とこういうの得意なので頑張ります!」と岩の上を目指してのぼっていきます。

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到着した先には美しい景色が広がっていました。
「美しい!海も街も見渡せて紅葉もキレイ!ここをくぐって来た甲斐がありました!淡路島の絶景を独り占めって感じがします!」と笑顔の伊原さん。「新しい自分に出会えましたね」と竹谷さんも笑顔です。

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「おふたりにお会いできて、淡路島の歴史を感じて、この美しい景色をみられることができて、本当に心に残る素敵な体験ができました!」と伊原さん。
歴史のロマンと新しくリセットされた様なスッキリとした気持ちを胸に、淡路島をゆっくりと見渡したのでした。

道の駅 あわじ

道の駅 あわじは、兵庫県淡路市岩屋に位置する「明石海峡大橋に日本一近い」道の駅。 明石海峡大橋を真下から望む大迫力パノラマが魅力で、絶景を眺めながら季節限定の生しらす丼をはじめとする淡路島の旬の魚介を使った海鮮丼や淡路牛バーガーなど、淡路島ならではのグルメを味わえる。地元の食材を中心としたお土産物や、地元農家さんの朝どれ野菜やフルーツなどの購入もできる。

INFORMATION

住所 | 兵庫県淡路市岩屋1873-1
電話番号 | 0799-72-0001
in AWAJISHIMA

竹谷 富士子さん
ムーサ・フルさん

Profile

淡路島の観光マップには載っていないスポットを中心にネイチャーガイドを行っている。

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絶景秘境ハイキング

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02.

思い出いっぱいの空間で
ずっと愛される女将の味

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続いてのロコレコさんに会いにやって来たのは、「道の駅 あわじ」から車で約3分ほどの岩屋港周辺。昭和レトロな街並みやクルージングを楽しむことができる人気の観光エリアとなっています。また、2020年3月にオープンした2つのレストラン、4つのフードコート、売店からなる総合商業施設もあり、地元内外から人々が集まるスポットとなっています。

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“国生み神話”に登場する“おのころ島”伝承地の1つとされている「絵島」にやってきた伊原さんが出会ったのは、2人目のロコレコさん、吉田 光祐(よしだ こうすけ)さんです。吉田さんは、1958年からのおじいさまの代から続く「寿司割烹 源平」の大将で、生まれも育ちも淡路島。

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そんな淡路島を知り尽くす吉田さんがレコしてくれるのは、「時間ができると必ず行くお好み焼き屋さんで、名物のお母さんがいる」というお店とのこと。「地元の皆さんに愛されているお店なんですね!すごく楽しみです!」と伊原さん。

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ノスタルジックな街並みを抜けてやってきたのは、お好み焼き店「紋六」です。同店は1940年のオープンから85年の歴史を持つ老舗中の老舗。店内は大きな鉄板のあるカウンターと4人用のテーブル席が1卓あるアットホームな雰囲気。港が近いことから、漁師さんも多く訪れるそうです。

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「いらっしゃい!」と優しい笑顔で迎えてくれたのは、2代目女将の松林 陽子(まつばやし ようこ)さん。岩屋エリアみんなのお母さん的な存在とのこと。「話していても話していなくても、この空間にいるだけで、すごく落ち着くことができるんです。人生相談もたくさんさせてもらいました。私にとって特別な場所です」と吉田さん。

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「たくさんの思い出が詰まったこのお店で、吉田さんのオススメをぜひいただいてみたいです!」と目を輝かせる伊原さん。「ここに来たら私は必ず食べるのが“ネギ焼”なんです。しかも食べ方にこだわりもあるんですよ!」と吉田さんが応えます。そうこうする内に淡路島岩屋産の“ネギ”と淡路牛の“すじ”がたっぷり入った「ネギ焼(すじぶた)¥660」が焼きあがりました。

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「これこれ!本当に美味しいんですよ!薄い生地で食べやすいから、私たちはおやつでも食べるんですよ!ぜひ召し上がってください!」と吉田さん。「これは、かつお節とお醤油で食べてみてね」と女将さんに促され焼きたてをいただきます。
「美味しい!ネギの味が口いっぱいにひろがります!トロトロで甘味が強い!醤油もネギに合います。1枚ペロリと食べられちゃいそうです」と大満足な伊原さん。

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「味変に一味をかけるのも美味しいんですよ」と吉田さんに教えていただきました。「一味がかかるとまた雰囲気が変わります。お酒もすすみそうです」と伊原さん。「私にとっての世界一のお好み焼き屋さんに案内できて良かったです」と吉田さん。
「大切な場所を教えていただいて本当にありがとうございました!私も通いたいです!」と温かい空間とソウルフードを味わい、ほっこりとした気分の伊原さんでした。

紋六

岩屋エリアで85年もの長きにわたり愛されているお好み焼き店。リーズナブルなお値段と女将の優しい人柄でおなかも心もいっぱいになると淡路島内外からファンが訪れる銘店。11時から17時までの営業で定休日は木・金曜日。淡路島のソウルフードと女将とのお話を味わいに訪れてみては!?

INFORMATION

住所 | 兵庫県淡路市岩屋1335
電話番号 | 0799-72-3825
in AWAJISHIMA

吉田 光祐さん

Profile

1958年創業の「寿司割烹 源平」大将。自然の近くで生活できる淡路島が自慢。

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お好み焼き

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03.

クルージング気分で味わう
絶品ブランドふぐ料理とは!?

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続いてのロコレコさんに会いにやって来たのは「兵庫県立公園 あわじ花さじき」です。「あわじ花さじき」は神戸淡路鳴門自動車道「淡路IC」から車で約10分、淡路島北部の丘陵地域の頂上部に位置しています。大阪湾に面したなだらかな高原には季節の花々が美しく咲き誇り人気のスポットとなっています。この時期は淡路島名産の「ストック」を楽しむことができます。

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こちらで出会ったのは、1875年の創業から150年を迎えた淡路島の酒蔵「千年一酒造」で蔵人(くらびと)として働く栖原 孝自(すはら たかじ)さんです。大阪出身の栖原さんは前職で10年間担当していた淡路島に魅力を感じ、前職定年後も淡路島に住み「千年一酒造」で働いているのだそうです。
そんな淡路島の魅力をよく知る栖原さんがレコしてくれるのは「まるで豪華客船の中で味わう絶品のフグ」とのこと。期待が高まります。

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「豪華客船と聞いていたんですが、海から離れてきましたよ」という伊原さんに「こちらのホテルの形が豪華客船なんです!今年の8月に、淡路クルージングをテーマにリニューアルされたばかりの「亀の井ホテル 淡路島」さんです」と栖原さんに紹介していただきました。
「本当だ!船の形をしていますね!なんだか、すごくワクワクしてきます!」と楽しそうな伊原さん。

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ホテル内に入ると迎えてくれたのは支配人の森野 貴志(もりの たかし)さん。7年前の転勤より淡路島に住んでおり、淡路島の歴史、文化、雑学を毎日勉強されているそうです。淡路島は雄大な景色と夕日がみられ、大阪や神戸からのアクセスも良く、食べ物がおいしいところが魅力だそうで、そのオアシスに訪れたお客様に癒やされて欲しいという思いを持っているそうです。

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そんな森野支配人が、まず見て欲しいと案内してくれたのは、広々としたロビーからみる景色です。淡路島西海岸沿いでも高台にあるという同ホテルは、瀬戸内海や淡路島の市街地が一望できるロケーション。運の良い人はイルカもみられることがあるそうです。「海の方から離れていたのでドキドキしましたが、綺麗に海がみられました。豪華客船、納得です」と満足そうな伊原さん。

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「お部屋からの景色も素敵なんですよ!支配人ぜひお願いします!」と栖原さんに促され客室にやって来ました。「淡路島名物といえば夕日です。この美しい風景をじっくりみてくださいね」と森野支配人。
「開放感があってすごく癒やされるお部屋ですね!」と伊原さん。「朝も漁船が往来して違った雰囲気が見られるのも良いんですよ」と栖原さん。
「本当に美しい景色をみられて船旅に来ている気持ちになれました!」と絶景を堪能する伊原さん。

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「そろそろおなかが空いてきませんか?淡路島三年とらふぐづくし「極み会席」を準備してもらいましたので、食べに行きましょう」と栖原さんに誘われ、夕食の会場にやってきました。最初にいただいたのは、食前酒の「三年とらふぐひれ酒」。「実は、お酒は弊社のお酒を使っているんですよ」と栖原さん。
「ここで栖原さんのつくったお酒が飲めるんですね!ひれ酒初めてなのですが、すごく香ばしくて美味しいです!ちょっと大人になった気がします!」と伊原さん。

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つづいては「三年とらふぐ てっさ」をいただきます。「豪快に召し上がってください。三年とらふぐの美味しさが感じられると思います」と森野支配人。
「すごく歯応えがあります。そして食べれば食べるほど甘味と旨味を感じます!」と伊原さん。

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つづいては、亀の井ホテル 淡路島オリジナルのメニュー「三年とらふぐ山椒塩オリーブオイル焼き」をいただくことになりました。
ちなみに“三年とらふぐ”は淡路島の 希少なブランドふぐで、通常のふぐが2年養殖のところを3年かける長期育成が特徴。立派な体格と、歯応え、身の甘さと旨味が凝縮されるそうです。

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焼きあがった「三年とらふぐ山椒塩オリーブオイル焼き」をいただきます。
「ふぐの身と身皮(みかわ)が食べられるんですが、最高に美味しいんですよ」と栖原さん。森野支配人によると、ふぐの“皮”は“てっぴ”と呼ばれ、外側から“鮫皮(さめがわ)”、“とおとうみ(皮下組織)”、“身皮(みかわ)”の3層構造になっており、“身皮”は特に美味しい部分なんだそうです。
「シンプルな味付けなので、旨味がダイレクトに伝わってくる感じがします!すごい食べ応えです!」とお味を楽しむ伊原さん。

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「もう一品オリジナルのメニューを食べて欲しいんです!」と栖原さん。すると「三年とらふぐ白子玉締め オニオンコンソメ仕立て」が運ばれてきました。
「白子を茶碗蒸しにしてオニオンスープをかけたってことですよね?淡路島が盛りだくさん!旨味が凝縮されています!どこを食べても美味しいです!」と伊原さん。
「淡路島に来たからこそ食べられるグルメ、素晴らしい景色と空間、素敵な体験をさせていただきました」と大満足の様子でした。

亀の井ホテル 淡路島

2025年8月1日に、客室、レストラン、温泉を改装リニューアルオープンした同ホテル。それぞれ客室は淡路の海を旅する“客船”をイメージ、レストランは豊かな食の魅力を五感で楽しむレストランに、温泉は展望大浴場のリニューアルおよび露天風呂の誕生と大きく姿をかえた。また、アクティビティとして淡路島に残る貴重な酒蔵「千年一酒造」の見学、100を年を超える歴史を持つ薫寿堂でのお香づくり体験、濱田ファームでのたまねぎ収穫体験など淡路島ならではの体験をすることもできる。

INFORMATION

住所 | 兵庫県淡路市富島824
電話番号 | 0799-82-1073

兵庫県立公園 あわじ花さじき

淡路島北部丘陵地域の頂上部、標高298~235mの海に向かってなだらかに広がる高原に四季折々の花畑が広がっている。明石海峡、大阪湾を背景に季節により変わる花々が人々を魅了する。眼下に広がる花の絨毯を楽しめる極上の見物席として「あわじ花さじき」と命名されており、自由に散策して自分の席を見つけることができる。

INFORMATION

住所 | 兵庫県淡路市楠本2805-7
電話番号 | 0799-74-6426
in AWAJISHIMA

栖原 孝自さん

Profile

「千年一酒造」の蔵人。栖原さんにとって、ほっこりできるのが、淡路島の魅力。

亀の井ホテル 淡路島より6組12名様にプレゼント!

「亀の井ホテル 淡路島」より本記事をご覧の方から、1泊2食(夕食・朝食)付きペア宿泊券を6組様にプレゼント!
瀬戸内海を望み癒やしの時間を体験するチャンスです!
ぜひご応募ください!

応募詳細は下記URLをクリック‼
https://tsplus.asahi.co.jp/articles/travel/107530/
ご利用期限は2026年2月1日(日)~7月17日(金)まで
※2026年4月29日(水)~5月6日(水)はご利用日対象外とさせて頂きます。

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亀の井ホテル

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04.

ここでしか味わえない!
新風巻き起こす島のワインと食

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この旅、最後のロコレコさんに会いにやって来たのは、神戸淡路鳴門自動車道「東浦IC」から車で約10分ほどのエリア。ゆったりと散策をしていると「六花さんこんにちは!」と伊原さんを呼ぶ声が。

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ひときわ目立つ青と黄色の建物の前で出会ったのが、この旅4人目のロコレコさん、村田 晋二(むらた しんじ)さんです。村田さんは、国内で製造される吹き戻しの約80%を作る「吹き戻しの里」代表。こちらの施設は日本で唯一の吹き戻しの製作体験と工場見学ができる人気観光スポットです。

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「すごくゆったりとした雰囲気で気持ちの良い場所ですね!ここで村田さんがレコしてくださるのは?」と伊原さん。
すると「この近くに淡路島唯一のワイナリーができたんですけど、そちらでイタリアンのコースが食べられるんです。すごく素敵な場所なのでぜひ紹介したいです!」と村田さんが応えます。

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やってきたのは、醸造施設、レストラン、ショップを併設し、2024年にオープンしたばかりの「淡路島ワイナリー」。ワイナリーオリジナルのワインをはじめ淡路島の食材をふんだんに使ったイタリア料理が食べられる注目のグルメスポットです。

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店内に入るとさっそく村田さんオススメのランチメニューをいただくことに。
迎えてくれたのは、料理長の小森 弘雅(こもり ひろまさ)さん。まずは前菜をいただきます。自家製のモルタデッラ(ボローニャソーセージ)をはじめ、淡路島の野菜や魚介を使った美しい一皿です。
「見た目も美しいし、最初に色々なお味がいただけるのがすごく楽しいです!」と伊原さん。

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つづいては「モンゴウイカと淡路野菜のオイルパスタ」です。「イカも菜の花もパスタもすべて淡路島産なんですよ」と小森さん。
「このパスタ美味しい!細いのにモチモチでしっかりしてる!」と伊原さん。
村田さんによるとこちらのパスタは淡路島の生パスタブランドとして有名な淡路麺業のものだそうです。

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そして、お楽しみ。レストランの隣で醸造されたワインをいただくことになりました。
「2024 Petilles~ペティーユ マスカットベリーA・ロゼ微発砲」という「淡路島ワイナリー」が初めて仕込んだファーストリリースワインです。かなり人気なため希少で、飲食店ではこちらでのみ、いただくことができる逸品です。
「すごく軽やかでキリっとしていて美味しい!華やかでスッキリとした味わいがお料理にも合いそう!」と伊原さん。

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つづいては、近くの仮屋漁港でとれたばかりのタイを使ったメインメニュー「仮屋のタイのポワレー」です。
「タイとイカの下にはイカスミを使ったリゾットが入っておりまして、ある程度召し上がっていただいたらスープをかけて味変ができます」と小森さん。
「そのまま食べても皮目がパリッと身はふんわりと最高のお味です!リゾットも美味しくて参りました。スープをかけるとまた全然違って、昆布とタイの香りがふんわり香る中にスダチがしめてくれて、美味しすぎます!」と大絶賛の伊原さん。

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「もう、ずっと楽しくて、ずっと美味しいです!ワインもお料理とすごく合っていて教えてくれてありがとうございます」と笑顔の伊原さん。
「すごく喜んでいただけた様で本当に嬉しいです」と村田さんも笑顔です。
楽しく美味しい時間は続いたのでした。

淡路島ワイナリー

淡路市北部の山間に広がる仁井エリアで「島のテロワールを感じる“食”と“ワイン”で顧客の感動を創造する」をコンセプトに、2024年3月オープンしたレストラン併設の島内初ワイナリー。島のワインと食を提供するレストランは、食材のほぼ全てが淡路島産のもので季節の旬と豊かな食材が楽しめる。

INFORMATION

住所 | 兵庫県淡路市仁井1438
電話番号| 090-2700-1438

吹き戻しの里

1938年の創業から紙製品を取り扱っており、1960年から吹き戻しの製造・販売を始めた同社。懐かしの玩具にとどまらず、近年はリハビリやトレーニング目的で医療、介護、美容などの用途でも使われているんだとか。こちらの施設は、製作体験と工場見学をメインに国内唯一の“吹き戻し体験施設”として人気の観光スポットとなっている。

INFORMATION

住所 | 兵庫県淡路市河内333-1
電話番号| 0799-74-3560

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村田 晋二さん

Profile

1938年創業「吹き戻しの里」代表。新しい発見があって刺激的な淡路島を愛している。

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イタリアン・ワイナリー

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SPECIAL旅を振り返って

Special Interview伊原 六花

割と知っていると思っていたけど、
まだまだ知らない魅力がいっぱいありました!

Special Interview
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最初に行った秘境は、まだ誰も知らないけど、そこまでの道のりの古道や大きな石や岩への特別な思いがあったりと、たくさんの知らなかったことを教えてもらって、連綿と受け継がれた歴史や文化を感じることができました。体を動かしたり自然や風土に触れることが、すごく好きなので、ワクワクして楽しめました。
それから、今の時代では体験することがなかなかできない様な雰囲気のお店に行って、みんなに愛され続けるグルメとお母さんの温かさを感じて、前半は淡路島の歴史をたどってきた様な気持ちにもなりました。

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ホテルでは、客室やお料理も素材だけの素晴らしさだけに甘んじることなくオリジナリティとサプライズ感、新しい発見があって本当に楽しかったです。スタッフの皆さんも、すごく細やかな気遣いをしてくださって、すぐに声をかけてくれたり目配りをしてくれているのを感じました。いただいた“三年とらふぐ”も本当に美味しくて今までいただいたものと全然違って驚きました!ワイナリーでいただいたお料理もすごく丁寧なサービスとお料理で人柄と品があって本当に居心地が良かったし、貴重なワインも飲めて大満足でした。

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お土産もたくさん買いましたよ。玉ねぎ2キロ、玉ねぎスープ、玉ねぎチップス、わかめ、日本酒も買いましたし、初めて見たシャルドネビールやホテルに置いてあった美しいお香も7種類ほど購入しました!もちろん、吹き戻しも買いました!
淡路島は割と来ていたし知っていると思っていたんですけど、昔からあるものも新しいものも知らないものばっかり!まだまだ魅力がたくさんあるんだなって感激しました。地元の方に教えていただけるのが、やっぱり一番ですね。また、遊びに来ます。本当にありがとうございました!

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