水が育む、うまさがある。
水が呼ぶ、出会いがある。
2026 Apr.
Today’s LOCORECO trip!
澄み渡る空と、山々が育む清らかな湧き水——自然の恵みと歴史が重なる、山梨の宝箱。南アルプスと八ヶ岳を望む北杜市は、日本屈指の日照時間を誇り、江戸時代から続く宿場町の面影が今も色濃く残る「水と光の郷」。豊かな自然と地元の食文化が共存するこの街に、俳優・大友 花恋さんがやってきました。笑顔と感動に包まれた、忘れられない旅が始まります。
(文/兼子 雄治・写真/鈴木 大喜)
※営業時間や価格は、すべて取材当時のものです。
山梨県北杜市について
人口:44,672人
面積:602.48km²(2026年4月1日現在)
豆知識:全国に100ヵ所選ばれた「名水百選」のうち、2ヵ所が北杜市に集中している。同一市内に2ヵ所以上選ばれるのは全国でも極めて珍しく、それだけこの街に湧き出す水の豊かさと質の高さは際立っている。ふたつの山系から長い年月をかけて浸透した水が、今も市内のあちこちで静かに湧き出し続けている。
山梨県 / 北杜市HOKUTO CITY
高原に広がる山梨県北杜市は、南アルプスと八ヶ岳のふたつの山系に挟まれた、全国でも珍しい地形を持つ街。夏は涼しく冬は厳しく冷え込む高原性気候がもたらす大きな寒暖差が野菜や果物の甘みと旨みを引き出し、農業県・山梨のなかでも豊かな食の産地として知られている。 北杜市を語るうえで欠かせないのが、水の存在。ふたつの山系に降った雨や積もった雪が長い年月をかけて地中にゆっくりと浸透し、各地で湧水となって地表に現れる。その数と水質から、名水百選に2ヵ所が選ばれるほど。年間を通じて水温がほぼ一定のこの湧水は古くから農業用水として人々の暮らしを支え、現在も地域の食と産業の根幹を担っている。 江戸時代には主要街道の宿場町として栄え、今も老舗の菓子店や酒蔵が当時の面影を伝える。近年はその豊富な魅力に移住者や事業者が増え続けており、長い歴史を持ちながらも新しい風が吹き込む、活気ある街へと進化し続けている。
INTRODUCTION
大友 花恋おおとも かれん
Profile
1999年10月9日生まれ、群馬県出身。 2012年に俳優デビュー。近年の主な出演作は 、ドラマ「正しい恋の始めかた」(EX系/ 2023年)、「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(KTV・CX 系/2025年)、公開中の映画『教場 Reunion/Requiem』(2026年)など。 現在放送中のドラマ「あざとかわいいワタシが優勝」(TOKYO MX)では、主演の松嶋琴音を演じている。その他、バラエティ番組にも多数出演し、人気番組の「今日、好きになりました。」(ABEMA)では2022年からレギュラー見届け人を務めるなど、活躍の幅は多岐にわたる。
プロアスリートと行く
南アルプスの秘境へ!
最初に大友さんがやって来たのは、南アルプスの名峰・甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)を望む風光明媚な高原の町・明野町(あけのちょう)です。「山と緑に囲まれて気持ち良いです!今日はここ、山梨県北杜市で、どんな人やどんな物との出会いがあるのか、探していきます!」と元気いっぱい旅のスタートです。
大友さんが絶景を楽しんでいると、桜並木の奥から全力疾走でこちらに向かってくる人影が。この旅最初のロコレコさんでトライアスロンなどで活躍するプロアスリートの栗原 正明(くりはら まさあき)さんです。「僕のいつもの練習ルートなので全力で走ってきました! この北杜市をアスリートとして盛り上げている、地域密着型プロアスリートのエース栗原と申します!」と栗原さん。
13年前に北杜市へ移住し、10年前に地域密着型プロアスリートとなった栗原さん。「この美しい景色の数々が、僕のアスリート人生を開花させてくれたんです。今日は北杜市に数ある絶景の中でも特に神秘的で僕が大好きな絶景スポットを紹介します」と熱く語ります。「走っていきますよ!」というお誘いに「走って!?速すぎです!」と驚く大友さん。スピードに翻弄されながら連れてきてもらったのは、甲斐駒ヶ岳のふもとに広がる尾白川渓谷の入口でした。
渓谷に足を踏み入れると、山奥から響く川音が体を包みます。目に飛び込んできたのは、深く透き通ったエメラルドグリーンの流れ。「水の音がしますね」と思わずつぶやく大友さん。「甲斐駒ヶ岳の伏流水が地表に湧き出て流れてきていて名水百選にも選ばれています。この水が人々の文化や暮らしを育んできたんです」と栗原さん。
「まだ先があります」と栗原さんに促され、渓谷のさらに奥へ。美しい風景に見惚れながら進みます。「すごく清々しい空気ですね」と大友さん。「この奥に私の大好きな絶景ポイントがあるんですよ」と笑顔の栗原さんです。
岩場を越えた先に、息を呑む光景が広がりました。南アルプスの雪解け水が刻んだ神秘の淵「千ヶ淵」(せんがぶち)です。水面が、木漏れ日を受けてきらめいています。「本当に美しいですね」と大友さん。「夏場は涼しくて、たくさんの人々でにぎわうんですよ」と栗原さんが教えてくれます。
千ヶ淵の透き通った水面と、北杜市をこよなく愛するエース栗原さんの情熱。この渓谷の絶景が、大友さんの心に深く刻まれました。「水がすごく綺麗で!本当に、水に恵まれている素敵な街なんですね」と、言葉が自然とこぼれます。北杜市の、底知れない大自然の魅力を体いっぱいに感じた時間でした。
尾白川渓谷 (おじらがわけいこく)
甲斐駒ヶ岳を源流とする清流の渓谷。名水百選に選ばれており、「サントリ ー天然水」の採水地としても有名で、エメラルドグリーンに輝く淵や、花崗岩の白と緑のコントラストが美しい、甲斐駒ヶ岳の登山口でもありハイキングや観光に人気の名所。家族連れにも人気で夏場、河原や千ヶ淵周辺は水遊びスポットとして親しまれている。
栗原 正明さん
Profile
プロアスリート “エース栗原”。13年前に北杜市に移住。トライアスロン等の大会に出場しながら、北杜市ふるさと親善大使として地域の魅力を発信。
MOVIE
神秘の清流を訪ね
湧水が育てた食材を
古民家イタリアンで
続いてやって来たのは、地元の人々に愛されるスーパー「ひまわり市場」です。「スーパーで待ち合わせって、あんまりないですね。珍しい」と大友さん。「地元のスーパーに来ると、地元の人の食生活がよりよく見えるから、ちょっと楽しみですね」と大友さんの目が輝きます。
店に入るや否や、威勢の良いマイクパフォーマンスが聞こえてきました。その声の主は、2人目のロコレコさん、ひまわり市場の社長・那波 秀和(なわ ひでかず)さんです。「いらっしゃいませ! 本日は特別に『朝だ!生です旅サラダ』から大友 花恋さんがご来店! さあ、いろいろ見ていってちょうだい!」と那波さん。「さすが普段からマイクで喋ってらっしゃるから、言葉が上手すぎます」と大友さんも驚きます。
たくさんのこだわり商品が棚に並ぶ店内で那波さんが真っ先に案内してくれたのが「歴史的メンチカツ」。「松阪牛7割と鹿児島の黒豚3割。チャンピオンクラスのお肉2種が、相撲のようにぶつかり合っているんですよ」と那波さん。油を一切足さないため、お肉の旨みがダイレクトに伝わります。土日限定・1日100個、しかも約1分で完売するという驚異の人気とそのお味に、大友さんも感激です。
ひまわり市場でもうひとつ目を引いたのが「八ヶ岳湧水鱒(やつがたけゆうすいます)」。「1972年創業の『川魚専門店 みやま』という養魚場で育てられたマスなんです。北杜の湧水で育てているんですが、水温が年間通して11℃と冷たい。そこでゆっくり育つから、身が締まって臭みがないんです。こちらも人気商品のひとつです」と那波さん。「すごく色が濃いですね」と大友さん。「この鮮やかな身の色が、北杜市の清らかな水が育てた証なんですね」と感心します。
「先ほど紹介した『八ヶ岳湧水鱒』を使った、とっておきの料理を出してくれるお店が北杜市には、およそ20店舗もあるんです」と那波さん。北杜市の食材を知り尽くした那波さんが、その中でも太鼓判を押す名店を紹介してくださることに。「普段よくいただくのは海のサーモンなので、北杜市のキレイなお水で育った鱒がどんなお味なのか、本当に楽しみです」と大友さん。期待に胸を膨らませながら、たどりついたのは「ふらここ食堂 fracoco italian(ふらここしょくどう ふらここいたりあん)」です。
築およそ170年の古民家を改装したイタリアンレストラン「ふらここ食堂 fracoco italian」。「一見するとイタリアンな感じではないですね」と大友さん。木の温もりが漂う空間に足を踏み入れると「なんだか癒やされますね」とつぶやきます。迎えてくれたのはオーナーシェフの高橋 昭浩(たかはし あきひろ)さん。シェフのコンセプトは「素材の味を生かすこと」。ひまわり市場で仕入れた地元野菜と湧水鱒が、こだわりの一皿に姿を変えます。
席に着くとさっそく運ばれてきたのは「八ヶ岳湧水鱒のマリネ 季節野菜ぞえ」。お店の庭で採れた野草も添えられた、目を惹く一皿です。「マス、全然臭みがないですね。すごく爽やかで、身が締まってます! 食感がしっかりしてる!」と大友さん。「お野菜もみずみずしくてシャキシャキ! 海のサーモンとはまた違う淡白さがある分、いろんな料理を引き立ててくれる印象があります」とその味を楽しみます。
続いて登場したのは、シェフが手打ちしたパスタを使用した「八ヶ岳湧水鱒とアスパラのタリアテッレ」。生クリームを使わず、アスパラそのものをソースにした渾身の一皿です。「緑とオレンジのコントラストが輝いている!」と目を輝かせた大友さん。「火を入れたものもまた美味しい!食感がほぐれる時の爆発力がすごい! うま味がふわっと広がる感じで、さっきのマリネとは、また別物ですね。ここに来ないと食べられない!」と大満足の様子。
「美しい水に育まれた素材がなせる技ですよね」と大友さんの口から自然と言葉がこぼれます。「美味しいものがいっぱいある北杜市で、お店に迷っちゃうので本当に嬉しいです。また家族でも来たい味です!」と大友さん。「八ヶ岳湧水鱒はほかのお店でも楽しめますので、ぜひ八ヶ岳湧水鱒めぐりも」と那波さんも笑顔です。北杜市の清らかな水が育てた食の豊かさを全身で感じた時間でした。
ふらここ食堂 fracoco italian
(ふらここしょくどう ふらここいたりあん)
ひまわり市場
那波 秀和さん
Profile
ひまわり市場社長。全国から選び抜いた食材と地元農家の新鮮な食材が並ぶ、北杜市の食の発信基地を運営。那波さんによる店頭でのマイクパフォーマンスも名物。
MOVIE
湧水で育んだ美味食材
あの天然水の工場へ!
南アルプス水の旅
続いてやって来たのは、甲州街道の宿場町として江戸時代から栄えた「台ヶ原宿(だいがはらじゅく)」。古い街並みが今も残るその通りで出会ったのは3人目のロコレコさんの小澤 瞳(おざわ ひとみ)さんです。小澤さんは農業を営みながら4人の子どもを育てるママさん。種からこだわった農業を行っています。江戸の面影が漂う趣ある通りに、「この建物も素敵ですね」と大友さんの目が輝きます。
最初に案内してもらったのは北杜市を代表する老舗酒蔵「七賢(しちけん)」。「すごい! 棚にお酒の瓶がたくさん並んでいます。お客さんがたくさんいらしてますね」と大友さん。「水が綺麗だから、クリアでキレのある味わいで、いくらでも飲めちゃう感じのお酒です」と笑顔の小澤さん。さらに、小澤さんのお父様が育てたお米がこの七賢のお酒になることもあるという地元ならではの深い縁も教えてくれました。
続いてやって来たのは、1902年創業の老舗和菓子店「台ケ原 金精軒(だいがはら きんせいけん)」。黒蜜ときな粉をたっぷりと絡めた風味豊かな信玄餅は、長年にわたって地元の人々から観光客まで幅広く愛されてきました。また、消費期限が極めて短く現地でしか味わえない「生信玄餅」も取り扱っており、通常よりもっちりとした食感と豊かな香りが楽しめる、ここならではの一品として知られています。
「大人も子どもも楽しめる、水のスポットに連れていきますよ!」という小澤さんにつれて来てもらったのは南アルプスの麓に広がる「サントリー天然水 南アルプス白州工場」です。「 サントリーの天然水の工場? 日常にいつでも寄り添ってくれてます。楽しみです」と大友さん。こちらでは工場見学ツアーが体験できると聞いた大友さん、興味津々です。「何回も子どもと来てます。実は昨日も来ました」という小澤さんの言葉に、その魅力の深さが伝わります。
工場の敷地内にある「バードブリッジ」から雄大な八ヶ岳の絶景と、鮮やかな緑に囲まれた「白州の森」のパノラマを楽しみます。「素晴らしい自然に囲まれているんですね。なんだか、心も体も癒やされていくのを感じます」と大友さん。
「バードブリッジ」とともに2024年にリニューアルされた野鳥保護エリア「バードサンクチュアリ」に入ります。このエリアでは、「サントリー天然水」のパッケージにも描かれた「ルリビタキ」をはじめ年間約50種類の多種多様な野鳥に出会うことができます。「森の音を聞いてみましょう」という声に促され、耳を澄ます大友さん。「森の小さな風の音や、遠くで鳥のさえずりも聞こえます! 」と大友さん。「子どもと一緒に来ると、自然に触れるいいきっかけになりますよ」と小澤さん。
そして、お待ちかねの工場見学ツアーがスタート。案内係の方と合流したおふたりに、「役割カードをお渡しします。水と森です」とカードが手渡されます。「これからご紹介する各パートで、クイズに答えていただきます」という案内に「楽しみだ! 私は水について答えていきたいと思います!」と大友さん。2026年3月にリニューアルされたばかり、南アルプスの自然と水のつながりを学ぶ体験型ツアーの幕開けです。
最初のクイズは「地球がこのサイズだったとして、今すぐ使える水はどのくらいだと思いますか?」といったもの。地球の模型を目の前に「お風呂いっぱい分くらい……?」と首をかしげた大友さん。正解は驚くことなかれ。水滴1滴分。「少ない!」と思わず声が上がります。「当たり前のようにペットボトルの水を飲んでましたけど、すごいことなんですね」と、水の大切さが胸に刺さります。
「このクイズ、子どもたちがすごく楽しんでいて、いつもワクワクして聞いてます」と小澤さん。「クイズで勉強できると、すごく楽しいし、頭に入ります! 大人もハッとする発見がいっぱいあると思います」と大友さんも納得の表情。「大人も子どもも、家族みんなで楽しめますね」と笑顔です。自然と水の大切さをクイズや体験を通して学べるこの施設は、子ども連れのおでかけにも、大人だけの訪問にも応えてくれる場所でした。
ツアーのハイライトのひとつが、巨大スクリーンで観る映像体験。南アルプスの雪が溶けて地中にゆっくりとしみ込み、長い年月をかけておいしい天然水ができるまでの壮大なプロセスが、迫力満点の映像で紹介されます。「天然水の森へようこそ」という言葉とともに広がる大自然の映像に、大友さんも思わず前のめりに。知ることで、いつもの1本がもっと特別に感じられます。映像観賞を終えると、巨大スクリーン横の壁が開きます!「え!すごい!こっちはどんなエリア?」とテンションが上がる大友さん。
次のエリアは実際に商品の製造過程が見られる天然水の包装ラインでした。
ペットボトルにラベルが巻かれ、次々と箱詰めされていく工程を間近に見学。「見どころがありすぎます! 箱になったものが進んでいくのも面白いし、ラベルが巻かれていくのもすごい!」と大友さん。機械が正確に稼働しながら、清潔でクリーンな環境で天然水が届けられる仕組みの徹底ぶりに深く感心します。
工場見学ツアーでは通常VTRでしか紹介されない「官能検査員」の方が、今回は特別に登場してくれました。機械に頼らず五感で天然水の品質を守るプロフェッショナルです。その能力を問うクイズが出題され、「バケツ1杯?お風呂1杯?」と選択肢が広がるなか、正解は25メートルプール1杯分の水から1滴分の匂い成分を感じ取れるというもの。「びっくりしました! そんなことが可能なんですか⁉」と大友さん。機械化が進む工場の中で、最後の砦として人の五感が品質を守っていることに深く感じ入った様子でした。
工場見学の締めくくりに訪れたのは、敷地内に併設された「Hakushu Terrace」(ハクシュウテラス)。南アルプスの緑を望む開放的なテラスで、白州の自然を感じながらゆっくりとくつろげる特別な空間です。天然水をベースにしたドリンクが楽しめるこのテラスは、見学後に立ち寄るスポットとしても人気。大友さんも、大自然の中に広がる洗練された空間に思わず深呼吸します。
「Hakushu Terrace」で大友さんが味わったのは、天然水を使用した水出しコーヒー。一口飲んだ瞬間「苦味もあるんですけど、後味が美味しい! スッと苦みの波が引いて、ふわっとコーヒーのいい余韻が残る感じ。お水が美味しいからこその美味しさですね」と大友さん。「酸味があるわけでもないし、すごく飲みやすい。すっきりしてますね。もっと飲みたいです!」と小澤さんも応えます。コーヒーにも宿る天然水の美味しさを味わいました。
「どこの場所も水を中心に広がっているというか、美味しいご飯も、景色も、綺麗な天然水と一緒に北杜市があるんだなと感じました」と大友さん。「ありがたみが増しました」という一言が、この体験の豊かさを表していました。入場無料で子どもから大人まで楽しめる工場見学は、大型連休のおでかけにもぴったり。北杜市が誇る水の文化を丸ごと体感できる、忘れられないひと時でした。
サントリー天然水 南アルプス白州工場
南アルプス・甲斐駒ヶ岳の麓、山梨県北杜市に広がるサントリーの複合施設。南アルプスの雄大な自然が天然水を育む様子を映像や製造ライン見学で体感でき、出来立ての「サントリー 天然水」の試飲も楽しめます。工場見学ツアーは無料(要予約)。同敷地には、1973年創業のシングルモルトウイスキー「白州」を生む「白州蒸溜所」も隣接しており、有料の蒸溜所ツアーでウイスキー造りの奥深い世界も堪能できる。豊かな森と清澄な水が生み出す味わいを、ひとつの場所でめぐることができる北杜市を代表する体験スポット。
小澤 瞳さん
Profile
北杜市在住の農家で「星空ファーム」を営んでいる。固定種という種からこだわった幻の古代種ブランド野菜を育てている。
MOVIE
南アルプス水の旅
幻の米から生まれた
心もとろける和洋菓子
この旅の最後にやって来たのは、北杜市が誇る名水スポット「三分一湧水(さんぶいちゆうすい)」。名水百選にも選ばれた清水が地中から湧き出す静かで美しい場所です。「すごく透明なのがよく見えます」と目を細める大友さん。この湧水の特徴は、1ヵ所に集まった水が三方向へ等しく分かれていくこと。かつて水をめぐる争いがあった際に、3つの村へ平等に分配するために造られたそうです。数百年前の知恵を今も目にすることができます。
湧水を眺めていると1人の女性が颯爽と現れました。北杜市の魅力をSNSで発信している地元インフルエンサーのMomoka(ももか)さんです。「私は北杜市の情報をSNSで発信しています。今日はぜひ、北杜市の魅力を大友さんにもっとお伝えしたいと思って」と笑顔で挨拶。「北杜市は綺麗なお水が有名で、そこから作られるお菓子がとっても美味しいお店があるんです! ぜひ紹介したいです」と、Momokaさん。とっておきのお店への期待が高まります。
Momokaさんが案内してくれたのは、手作り和洋菓子のお店「秋月(しゅうげつ)」。「私もプライベートでよく買いに来るお店です。何を食べても美味しくて大ファンなのですが、お土産や贈り物にもぴったりで、よく利用させてもらっています」とMomokaさん。「和洋菓子! とっても気になります」と大友さん。テンションが上がります。
店内で温かく迎えてくれたのは、お店を営む柏木ご夫妻。すると「私、花恋さんと同じ群馬県出身なんです。大ファンなんです!番組もずっと見てます」と奥様の晴美(はるみ)さん。嬉しい告白に「ありがとうございます!すごく 嬉しいです!」と大友さんの顔が一気にほころびました。
秋月のお菓子には特徴があります。それは「農林48号」通称「よんぱち」と呼ばれる幻のお米を使用していること。「栽培がすごく難しくて、希少なお米です。とても美味しいんです」とMomokaさん。地元でもほとんど出回らない希少米だそうです。「武川産米 農林48号100%使用は当店だけ。機械だと粘りがすごくて、くっついてしまうので、手作りで頑張っています」とご主人の則仁(のりひと)さんが教えてくれます。「このお米を使ったお菓子なんて、すごく贅沢ですね!ぜひいただきたいです」と大友さん。
柏木ご夫妻のご厚意で特別に店内でスイーツをいただくことに。最初に出していただいたのは、Momokaさん一押しの「よんぱち焼きだんご」。幻のお米「武川産米 農林48号」を使用した同店のオリジナルスイーツです。一口食べた大友さんの目が大きく開きます。「口に入れた瞬間に溶けます! 幻を体感してますね今!」「もちもちって食感もあるんですけど、トローンと溶けていくような、フニャーンみたいな感じ! こんなの初体験です!」と興奮が止まりません。「この上品なみたらしが甘すぎないので、絶妙な味わいをうんでますよね。甘さがくどくないし、スルリと喉越しがよくて、いっぱい食べたくなります!」と大絶賛!
続いて登場したのが「よんぱちぷりん」。表面にはよんぱちの粒がトッピングされ、プリン全体にも米粒が点在。そして一番底には、よんぱちがたっぷりと詰まっています。「小さな子どもさんにも食べられる様にカラメルをお米に置き換えたんです」とご主人。冷やしても硬くならない、よんぱち特有の性質があるからこそ実現した、他のお米では作れない一品です。「濃くて滑らかなプリンを食べていると、お米の粒の食感がダイレクトに口に伝わってきます! 新しい食感で本当にプリンとよく合います」と大友さん。
「こんなに喜んで食べてくださる方は初めて見たかもしれないです」とMomokaさんが目を細めます。夫婦二人三脚で守り続ける手作りのこだわりと、幻のお米が生む奇跡の食感。大友さんの心にしっかりと刻まれた味でした。「いろんな方にこの味を知ってもらいたい」というご夫婦の思いが、一口一口に込められた「秋月」。北杜市の清らかな水と希少なお米が出会って生まれる、ここにしかない美味しさを堪能したのでした。
手作り和洋菓子 秋月
(てづくりわようがし しゅうげつ)
北杜市武川町に佇む、地元素材にこだわった手づくり和洋菓子の店。看板商品は、栽培の難しさから一度は市場を去った幻の米・武川産米「農林48号」を100%使用した「よんぱち焼きだんご」。粘りが強すぎて機械では作れず、ひとつひとつ手作りで仕上げる逸品で、口に入れた瞬間トローンと溶ける食感が話題を呼ぶ。冷えても硬くならない「よんぱち」の特性を活かした「よんぱちぷりん」も必食。表面にのった米粒のトッピングから、底にたっぷり詰まったお米まで、滑らかなプリンとの絶妙なコントラストが楽しめる。店主夫婦が丁寧に作り上げる菓子は、子どもからお年寄りまで幅広く愛されている。
MOVIE
幻のお米とスイーツの出会い
Special Interview大友 花恋
美しい水を中心に街が輝いているようでした!
本当においしいものをたくさんいただきました。あまりマスを食べた経験が無かったのですが、湧水鱒、うまみがすごかったです!シェフ特製の手打ちパスタとの相性も最高でした!自然の味を活かしたグルメ、季節が変わるごとに食べに来たいと感じました。
綺麗なお水で育まれたお米を使ったお菓子も一押しです!ここへきて出来立てを食べて欲しいです!とろけます!
私自身、自然の多い場所で育ったんですが、今回うかがった渓谷は水が特別キレイだと思いました。
川底まではっきりとみえて。どこか神秘的だと感じました。すごく印象的な場所で自然が贅沢なものだと再認識できました。
サントリーの工場見学ツアーも本当に楽しかったです!エンタメ要素いっぱいで、色々な方法で天然水が手に届く所まで教えていただきました。みんなで楽しめて深く学べる。全世代が集まって体感・共感できる素敵なスポットでした。大型連休にうかがうのも良さそうです!
工場見学をして、これから「サントリー天然水」を手に取る時は、特別な思いが宿ると思います。
こんなに水も空気も自然も美しい場所に来れて幸せでした。ロコレコさんも、みなさん楽しくしてくれて!
なんだか人の心まで美しい素敵な場所なんだなと感じました!本当にみなさん、ありがとうございました!