昔懐かしの大人のおやつ!?
地元で愛され続けたソウルフード



金沢市の旅、最初にやって来たのは卯辰山公園見晴らし台です。「金沢市が一望できます。こんな風に見渡せるなんて最高です。人気観光地、金沢市の更なる魅力を存分に紹介したいと思います」とやる気まんまんの伊原さん。


金沢市の旅、1人目のロコレコさんに会いにやって来たのは“にし茶屋街”。ひがし茶屋街や主計町(かずえまち)茶屋街と同じく江戸時代から続く歴史ある茶屋街のひとつです。こちらで出会ったのは富田二朗さん。二朗さんは、自らを“自由人”と呼ぶ笑顔が素敵なロコレコさん。伊原さんともすぐに意気投合していました。


そんな二朗さんがレコしてくれるのは「すごく美味しい大人のおやつ!昔懐かしの蒲焼なんだよ!うまいよー!」とのこと。「蒲焼ってウナギですか?おやつって、どういうこと?」と困惑気味の伊原さんが連れてきてもらったのは自然豊かな鈴見町エリアで2023年にオープンした「らく翔(らくと)」です。

二朗さんと一緒にお店の裏手にある生簀へ向かいます。「どーもー!お客様を連れてきたよー」と二朗さんが声をかけると迎えてくれたのが、代表の小坂 圭太さんです。「二朗さんから昔懐かしい大人の蒲焼があると聞いてきたんです」と伊原さんに「この生簀にいるドジョウの蒲焼がウチの名物なんですよ」と小坂さんが教えてくれます。「私、ドジョウ食べるのももちろん、見たのも初めてかもしれません!」と伊原さん。


「ドジョウは、このあたりでは昔から当たり前の様に食べていたんだけど、随分減ってしまったんだよ。小坂さんは、そんなソウルフードを残したいって、こちらのお店をオープンしてくれたんだよ。私はここのファンで常連です」と二朗さん。「せっかくだからドジョウを捕まえてみよう!」と二朗さんに誘われ、ドジョウをすくってみることに。小坂さんにコツを聞きながら「初めての体験でしたが、うまくいきました!」と笑顔の伊原さん。


新鮮なドジョウを1匹ずつ丁寧に処理し、串にさして蒲焼にしていきます。それを秘伝のタレにくぐらせ、炭火の遠火で、じっくりと火を通します。「身が小さいので繊細に焼かないといけないみたいなんだよ。良かったら焼いてみてよ?」と二朗さん。普段は焼き場に入ることはできない特別な体験ということで、緊張していた伊原さんでしたが、丁寧に焼きあげることができました。「ドジョウを初めてみたのに、さらにお料理するなんて未知の体験すぎます!」と伊原さん。


焼きたての“ドジョウの蒲焼”をいただきます。「初めていただいたんですが、すごく美味しい!臭味や苦味があるかと思っていたんですが、全くなくて。程よく入っている骨の食感も良いし、尻尾までおいしく食べられます」とお気に入りな様子の伊原さん。

「子供の頃は、親戚の集まりなんかはもちろん、学校の帰り道に食べたりしたんだよ」と二朗さん。
「最近は、あまりみかけなくなったので、この懐かしくて素朴なソウルフードを、ずっと残していきたいと思っているんですよ。純粋に美味しいから好きなだけなんですけどね」と小坂さん。地元を愛する熱い思いを聞きながら楽しい時間を過ごしたのでした。
らく翔(らくと)

ドジョウの蒲焼きや唐揚げを楽しめる専門店。
新鮮な国産のドジョウを使用し、肝を丁寧に抜いていることから、臭みがないのが特長。炭火の香りと秘伝のタレをまとい、パリッとした食感が心地よく、噛むほどにどじょうの旨みが広がる。低カロリーでありながら、ミネラル、たんぱく質、ビタミンD、鉄分、カルシウムといった栄養価が高いのも嬉しいポイント。



MOVIE
昔懐かしい大人のおやつ
発見して体感する魅力!
旅するアートとは!?
