Today’s LOCORECO trip!

日本神話の舞台に息づく、古代のロマンと現代のグルメ。奈良盆地の中央に位置する橿原市は、日本で初めて都が築かれた「日本国はじまりの地」。歴史が刻まれた町並みと、地元に愛されるとっておきのお店が共存するこの街に、俳優・伊原 六花さんがやってきました。笑顔と驚きに満ちた忘れられない旅が始まります。

(文/兼子 雄治・写真/鈴木 大喜)
※営業時間や価格は、すべて取材当時のものです。

walking_locoreco
thumb_decor
thumb_decor
LOCORECO LOCORECO
SCROLL
目次へもどる
content_map

奈良県橿原市について

人口:117,968人
面積:39.56km²
2026年1月1日現在)
豆知識:
2月11日の建国記念の日、その舞台となるのが橿原市。日本書紀によれば第一代天皇・神武天皇が橿原宮で即位した日が、日本の元年とされる。橿原神宮では毎年盛大な「紀元祭」が行われ全国から多くの参拝者が日本のはじまりに思いを馳せに訪れる。

content_map

奈良県 / 橿原市KASHIHARA CITY

大和三山(香具山・畝傍山・耳成山)に抱かれた橿原市は、第一代天皇・神武天皇の即位された地に橿原神宮が鎮座する、歴史と文化の薫り高い街。古代の息吹を今に伝えるスポットが市内のあちこちに点在し、訪れるたびに新しい発見がある場所。
なかでも注目を集めているのが、持統天皇が造営した日本初の都“藤原京”の中心の宮殿跡・藤原宮跡。律令制度による国家の仕組みはここから始まったとされ、後の平城京・平安京のモデルとなった。藤原宮跡は、現在、「飛鳥・藤原の宮都」として2026年夏の世界遺産登録を目指しているとあって、いま世界からも熱い視線を集めている。
また、室町時代後期から続く重要伝統的建造物群保存地区「今井町」や360年以上の歴史を誇る老舗お酢メーカー、地元食材を活かした個性豊かなグルメなど、橿原市には歴史と現代が交差する魅力が詰まっている。

  • location
  • location
  • location

INTRODUCTION

img_profile
img_profile_top
img_profile_top

伊原 六花いはら りっか

Profile

1999年6月2日生まれ、大阪府出身。
2018年に俳優デビュー。主な出演作に、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』、ドラマ『マイ・セカンド・アオハル』『肝臓を奪われた妻』、映画『少年と犬』『栄光のバックホーム』、舞台『台風23号』『ヴォイツェック』などがある。 2025年にはフジテレビ系ドラマ『パラレル夫婦 死んだ”僕と妻”の真実』、日本テレビ系ドラマ『恋愛禁止』にて、2クール連続で主演を務めました。

01.

江戸の面影残る町並みで
練りたての味覚に心ほどける

LOCORECO
wakayama wakayama
fuji
fuji

橿原市には、天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒のために建立を始めた本薬師寺跡や文武天皇ゆかりの大官大寺跡など、飛鳥時代の遺跡が数多く点在しています。なかでも持統天皇が完成させた日本初の計画都市「藤原京」の宮殿「藤原宮(ふじわらのみや)」は、国会・霞が関・皇居が一体となったような、かつての日本の中枢。「日本国はじまりの地」とも呼ばれるここ橿原市は、藤原宮跡(ふじわらきゅうせき)をはじめ隣接する桜井市と明日香村の遺跡とともに2026年夏の世界遺産登録を目指しています。
※写真提供:橿原市

fuji
fuji

そんな「藤原宮跡」で声をかけてくれたのが、1人目のロコレコさんの吉田 奈央(よしだ なお)さん。橿原市観光親善大使「さらら姫」16代目として、市の歴史と文化の魅力を広く発信する活動をされています。「さらら姫」とは、藤原宮を造営した持統天皇の幼名「うののさららのひめみこ」に由来しているそうです。そんな吉田さんが紹介してくれるのは「隠れ家カフェのトロトロ和菓子」とのことで期待がふくらみます。

fuji
fuji

吉田さんに案内されてやってきたのが室町時代に寺内町(じないまち)として成立した「今井町(いまいちょう)」。今も江戸時代の町家が約500棟も残る、橿原市が誇る重要伝統的建造物群保存地区です。通りに踏み入れた伊原さん、「写真にも収めたいし、目にも焼き付けたいし。見てるだけで日常の喧騒を忘れられる気がします。室町時代後期からの町並みに今も人々が住まれているのがすごく素敵」と時間が溶けるような感覚に浸っているとたどり着いたのは「茶寮 百代(さりょう はくたい)」です。

fuji
fuji

「のれんがで出ていますけど、看板はないんですね」と伊原さん。「そうなんです。だから隠れ家なんですよ」と吉田さん。
今井町の町並みに静かに佇む古民家カフェ「茶寮 百代」は、昨年5月にオープンしたばかりのお店。「古民家っぽさもあるんですが、すごく綺麗ですね!」と伊原さんが目を輝かせます。おとなの隠れ家として話題を集めている、今井町で注目のお店です。

fuji
fuji

迎えてくれたのはスタッフの竹園 清加(たけぞの さやか)さん。「昔からあるものを今も大切にしていきたい、という想いで、この場所を継承する形で守らせていただいています」とのこと。ここで味わえるのは奈良・吉野から届く本葛100%の葛もち。注文を受けてから丁寧に練り上げる珍しいスタイルです。「恥ずかしながら、初めての葛もちかもしれないです」という伊原さんに、吉田さんも「美味しいですよ!私も何回もリピートしてるんです」と笑顔で応えます。

fuji
fuji

まもなく運ばれてきたのが、吉野産の本葛100%、特製の葛もち。スタッフの竹園さんは、葛の歴史・製法・調理法を幅広く習得した「葛ソムリエ」で、吉野本葛の魅力を伝える”葛の伝道師”として、奥深い世界をわかりやすく教えてくれます。竹園さん特製の練りたて葛もちの艶やかな姿に「もはや溶け出してるような見た目ですね」と伊原さん。桜の塩漬け、黒蜜、きなこも添えられていました。

fuji
fuji

まずは何もつけずにプレーンのまま、ひと口いただいた伊原さん「すごく優しい!ほんのりと自然な甘みが広がって、おいしい!しかも、びっくりしたんですが温かいです!」と表情がほころびます。さらに食感を言葉で探して「チュルルーンかも!歯ごたえがない訳ではないけど、溶けていってくれる感じ」とにっこり。「その温かさと食感が練りたてならではなんです」と竹園さんも笑顔に。続いて桜の塩漬けをのせると、「桜の香りとほんのりした塩味が最高!春がきましたよね」とうっとりします。

fuji
fuji

最後に黒蜜ときなこをたっぷりかけていただきます。「幸せです。毎日食べられますね、何個でもいける!」と満面の笑みの伊原さん。練りたてならではのなめらかさと本葛の優しい甘みが重なった一口に、笑顔がこぼれます。奈良の伝統と、それを守り継ぐ人々の誇りを感じた、橿原の旅の幸先良いスタートとなりました。

茶寮 百代(さりょう はくたい)

tsalad

今井町の歴史ある町並みにひっそりと佇む古民家カフェ。白いのれんが目印で、看板はなし。奈良・吉野産の本葛100%を使い、注文ごとに丁寧に練り上げる葛もちは、桜の塩漬けや黒蜜・きなこと合わせて楽しめる。今回メディア初登場の知る人ぞ知る隠れ家的名店。

※葛もちを手ですくっている写真はイメージです。普段の調理時は手袋をして行っています。

INFORMATION

住所 | 奈良県橿原市今井町3-8-29

in KASHIHARA CITY

吉田 奈央さん

Profile

橿原市観光親善大使「さらら姫」16代目。橿原市の歴史と文化の魅力を広く発信する活動を行っている。

MOVIE

練りたてあったか和スイーツ

LOCORECO
02.

360有余年の伝統から
生まれた、新しい一杯

LOCORECO
wakayama wakayama
fuji
fuji

続いてやって来た橿原神宮前駅に到着早々、迫力満点の銅像に「すごい!」と足を止めた伊原さん。格闘ゲーム「ストリートファイター」の「エドモンド本田」の銅像です。カプコン創業者の出身地である橿原市にはリュウや春麗(チュンリー)、ケンの像も点在しています。「ファンにはたまらないですよね!」と伊原さん。そこへ声をかけてくれたのが、2人目のロコレコさん・稲上 文子(いながみ ふみこ)さん。橿原市の文化遺産の保全に携わる専門家・ヘリテージマネージャーをされています。

fuji
fuji

稲上さんが連れてきてくれたのは、橿原市内に構える1658年からお酢づくりを続ける老舗お酢メーカー「ミヅホ株式会社」。国の登録有形文化財にも指定された風格ある蔵が並ぶ敷地に足を踏み入れると、歴史の重みがひしひしと伝わってきます。「伝統の技から生まれた新感覚ドリンクを紹介したいんです!」という稲上さんの言葉に、伊原さんも楽しみな様子です。

fuji
fuji

こちらで「伊原さん、稲上さん、こんにちは」と出迎えてくれたのは工場長の谷下 利幸(たにした としゆき)さん。「代々この蔵で、伝統の製法でお酢を作り続けています」とのこと。吉野杉の木桶が80樽以上ずらりと並ぶという蔵の中へ案内してもらうことになりました。

fuji
fuji

蔵の中には、吉野杉で作られた大小の木桶がたくさん並んでいます。現代的な機械タンクと違い、木桶は空気をほどよく通すため、独特で複雑な風味が生まれるとのこと。温度や湿度が自然に調整される環境の中で、ゆっくりと時間をかけて育てられます。「木の温かみが伝わってくる特別な空間ですね」と伊原さん。芳醇な香りが漂う蔵の中で、360年以上変わらぬ製法が今日も息づいていました。すると特別に木桶の中の様子をみせてもらうことに。

fuji
fuji

木桶の中をのぞかせてもらうと、表面が一面真っ白な膜に覆われていました。これは酢酸菌と呼ばれる菌の膜で自然にアルコール分を酢にかえていく役割があるそうです。「この白い子たちが頑張ってくれるってことですね」と目を細める伊原さん。「木桶越しに呼吸してると思うと」という感慨深そうな様子です。昼も夜も休まず発酵が続く木桶の中に、360有余年受け継がれてきた命が宿っていました。

fuji
fuji

見学をした後は出来立てのお酢を試飲させてもらうことに。ひと口いただいた伊原さん、「私が知っているお酢特有のツンとする酸っぱさがないです。旨味やコクがひろがる感じがします。その後はさっぱりフルーティーな感じと木の香りも。美味しい!2口目、3口目って続けたくなる後味です」と目を輝かせます。「思っていたお酢と全然違います。こんなに美味しいんですね」と驚きを隠せない伊原さんでした。

fuji
fuji

蔵から場所を移動して、稲上さんが「ハマっちゃいますよ!」と紹介してくれたのが、このお酢から開発されたクラフトビネガードリンク「SAKU(サク)」。ノンアルコールながら深みのある味わいは、お酒を飲む方にも飲まない方にも人気の逸品です。「おしゃれなお酒みたいな瓶ですね!」と伊原さん。案内してくれたスタッフの榎本 裕輝(えのもと ゆうき)さんが、開発にかけた想いを笑顔で話してくれました。「伝統を大切にしながら、新しいことにも挑戦したかったんです」とのことでした。

fuji
fuji

まず試したのは、純米酢にフルーツエキスを加えた「Komezu Fruity(コメズ フルーティー)」。ひと口いただいた伊原さん「甘さに酸味が優しく包まれてる感じ。まろやかで最高においしい!」とにっこり。フルーツのやさしい甘みとお酢の爽やかな酸味が絶妙に溶け合った味わいに「飲みやすいです!日常的に飲みたいな」と喜びます。稲上さんも「本当に美味しいですよね!」と笑顔になります。

fuji
fuji

続いていただいたのは、黒酢にスパイスを加えた「Kurozu Spicy(クロズ スパイシー)」。「これもおいしい!温泉に入った後に飲みたい感じで、くっといきたいです!」と大絶賛の伊原さん。稲上さんも「私はスパイシーの方がより好みなんです!」と笑顔。スパイスの刺激とお酢の深みが一体となった、おとなのビネガードリンクです。

fuji

「昔ならではの製法で作られたお酢や、新しいビネガードリンク、たくさんの人に知ってほしいです」と稲上さん。「お酢のイメージが変わりました。色々な可能性がありそうですね」と伊原さんも目を輝かせます。360有余年の長い歴史が生んだ新感覚の味わいに、橿原市が持つ確かな伝統を”つなぐ力”を改めて実感したのでした。

ミヅホ株式会社

tsalad

1658年から酢づくりをしている360年以上の歴史を誇る老舗お酢メーカー。奈良・吉野杉の木桶を用いた昔ながらの製法で醸造されたお酢は、人気の商品。また、その蔵を含む建造物が国の登録有形文化財にも指定されている。連綿と続く酢づくりから生まれた革新のクラフトビネガードリンク「SAKU」は、ノンアルコールながら深みのある味わいが話題を集めている。

INFORMATION

住所 | 奈良県橿原市中町267
電話番号 | 0744-22-3317

in KASHIHARA CITY

稲上 文子さん

Profile

建築士。ヘリテージマネージャーとして、国登録有形文化財を守り活かす専門家として活動。橿原市の文化遺産の保全と活用に尽力している。

MOVIE

お酢蔵が生んだ新しい一杯

LOCORECO
03.

橿原神宮に参拝して
土鍋ご飯でおかわり連発!

LOCORECO
wakayama wakayama
fuji
fuji

続いてやって来たのは第一代天皇・神武天皇をまつる「橿原神宮(かしはらじんぐう)」。大きな森に囲まれた長い参道が印象的な、日本の「はじまり」を感じられる地です。実は伊原さん「私、毎年来てますね、年末年始は」となじみの場所。参拝を終えると晴れやかな笑顔を見せます。「いっぱい食べて幸せに生きる決意を述べてきました」という伊原さんらしいお参りスタイル。

fuji
fuji

参拝を終え周囲を散策する伊原さんに声をかけてくれたのが3人目のロコレコさん・タカさん。橿原市を中心に夫婦で奈良のグルメ情報を発信する人気YouTuberで、これまでに紹介したお店はなんと700軒以上! 地元奈良の食を知り尽くしたタカさんが案内してくれるのは「炊き立て土鍋ごはんのおかわりが止まらなくなるお店」とのこと。「ごはん大好きです!」と伊原さん。活動12年間で700軒超というタカさんのイチ押しに期待が高まります。

fuji
fuji

向かったのは橿原市の中心地である大和八木駅から徒歩約1分の場所。「元々カメラ屋さんだった古民家をリノベーションして昨年5月にオープンした「土鍋ご飯とおばんざい 米土(まいど)」です」とタカさんが紹介してくれます。
「米の土と書いてまいどって読むんですね、絶対お米がおいしいお店ですよね」と胸が高鳴る伊原さん。

fuji
fuji

出迎えてくれたのは店長の中田 奈都子(なかた なつこ)さん。フレンチ出身の料理人で、「ジャンルレスに、和洋中関係なく美味しいものを出せたら」という想いで店を切り盛りされています。実は中田さん、伊原さんのドラマの大ファンで「最近の作品を3本くらい見ました!」という言葉に「本当ですか!嬉しい!」と伊原さんもパッと笑顔に。席に並ぶ湯のみやお茶碗は、オープン時に中田さんが手作りしたもの。細部にまで温かさが宿るお店です。

fuji
fuji

席で待っていると、いよいよ炊き立ての土鍋ごはんが登場。中田さんが蓋を開けると、ふわっと白い湯気が立ち上ります。「湯気とともにお米の香りがすごくします!」と伊原さんが声を上げます。毎日店内で精米した奈良県産「ヒノヒカリ」を注文が入ってから1組ごとに土鍋で丁寧に炊き上げるこだわりの一品。器からあふれる湯気と炊きたての香りに、思わず笑顔があふれます。

fuji
fuji

まずは白ごはんだけでひと口。「ふわふわですね。その後から、優しい甘さがくる感じ。おいしい!噛めば噛むほどとは、このことですね」と目を細める伊原さん。「私もおうちで土鍋なので、土鍋ラバーとしては最高です」と伊原さん。「妻と2人で来ると3合くらい食べます。もう、止まらなくなります」とタカさん。炊きたてならではのふっくらした粒立ちと甘みに、自然とおかわりに手が伸びます。

fuji
fuji

続いては定番のごはんのお供といただきます。中でもタカさんのオススメは「自家製 蟹味噌バター」。熱々のごはんの上でゆっくりと溶かしていただきます。「口に入れた瞬間、蟹味噌の香りがふわっと。濃厚なんですけど、優しい。まろやかで後味までおいしいです!」と伊原さん。バターのコクと蟹味噌の風味が溶け合い、白飯をさらに引き立てます。おかわりが止まらなくなってしまいました。

fuji
fuji

続いて運ばれてきたのが、フレンチ出身の料理人・中田さんが手がける「米土の肉じゃが」。「見た時にえっ何これ?って驚く様な肉じゃが」とタカさんが力説していた一品。「初めてみるお料理です!お肉がとろっとろで、なんてリッチなお味!しかも食べてみると、本当に肉じゃがのお味。これは、ごはんが止まらないです。おかわりお願いします!」と大満足の伊原さんでした。

fuji

「どれを食べても本当に美味しくて。まだまだおかわりしたいくらい!」と満面の笑みの伊原さん。フレンチの技と美味しい食材が溶け合う土鍋ごはんの食事。ふっくらのご飯と丁寧に作られたお料理に、中田さんの想いと食の豊かさが詰まっていました。タカさんのイチ押しを心ゆくまで楽しんだのでした。

土鍋ごはんとおばんざい 米土(まいど)

tsalad

奈良県産「ヒノヒカリ」を毎日店内で精米し、オーダーを受けた後に1組ずつ土鍋で丁寧に炊き上げる「土鍋ごはん」が看板メニュー。元々カメラ屋さんだった趣ある空間で、フレンチ出身の料理人が手がける和洋融合のおばんざいと合わせて楽しめる。大和八木駅から徒歩約1分の好立地も嬉しい。

INFORMATION

住所 | 奈良県橿原市内膳町1-5-14
電話番号 | 0744-48-0409

橿原神宮(かしはらじんぐう)

tsalad

奈良県橿原市、畝傍山(うねびやま)のふもとに鎮座する橿原神宮。日本書紀で「第一代天皇である神武天皇が橿原宮で即位した」ことが記されたその地に1890年に創建された。神武天皇と皇后をご祭神に仰ぎ、約16万坪におよぶ広大な神域は深い森に包まれている。日本の「はじまりの地」として知られ、初詣には全国から多くの参拝者が訪れる。

INFORMATION

住所 | 奈良県橿原市久米町934
電話番号 | 0744-22-3271

in KASHIHARA CITY

タカさん

Profile

橿原市を中心に夫婦で奈良のグルメ情報を発信する人気YouTubeチャンネル「ナラコミ Naracomi」を運営している。これまでに700軒以上のお店を紹介している。

MOVIE

絶品できたて土鍋ご飯

LOCORECO
04.

古民家イタリアンで
愛情パスタに夢中になる

LOCORECO
wakayama wakayama
fuji
fuji

続いてもタカさんから、もう1軒おすすめをご案内いただきます。「ご夫婦でやっている古民家イタリアン、地元食材の愛情たっぷりパスタが食べられるんです」とタカさん。「イタリアン大好きです。行っちゃいますか!」と即答した伊原さん。タカさんとともに向かったのは「tomato monkey(トマトモンキー)」です。

fuji
fuji

2年前に古民家を改装してオープンしたこのお店、「オシャレなお家みたいですね。古民家の感じが残ってて、あったかい感じもする」と伊原さん。店内に入った途端に「なんだか初めてじゃない感じがします。実家みたいな、ただいまって言いたくなりますよね」と伊原さん。出迎えてくれたのはオーナーの杉田ご夫婦。ご主人の英照(ひであき)さんがお店の代名詞とも言えるソースを中心に料理を担当し、奥様の留美(るみ)さんがメニュー考案・盛り付けまで手がけるチームワークが光ります。

fuji
fuji

気になる店名「トマトモンキー」の由来を聞くと「旦那がソースを作っている姿が、トマトを持ったお猿さんに見えて。それでトマトモンキーです」と奥様の留美さん。「すごくオシャレな名前だなと思いましたけど、理由を聞くとおふたりらしさがあって!」と伊原さんが笑います。まずオーダーしたのはタカさんおすすめの「小松菜のジェノベーゼ」。奈良の農家さんから直送された新鮮な小松菜をたっぷり使った、ここでしか味わえないメニューです。

fuji
fuji

運ばれてきた「小松菜のジェノベーゼ」に「びっくりするくらい美味しい!ジェノベーゼなんですけど、新しいです。小松菜の風味もするし、シャキシャキしてます。えぐみとか苦味とかあまり感じないですね」と伊原さん。農家さんから直送の野菜を手でカットして食感を残すこだわりを聞いて、「良い意味で不揃い感、ちゃんと歯ごたえが残ってる。小松菜を提供している農家さんも嬉しいですよね!」とご満悦です。

fuji
fuji

続いては「和牛のボロネーゼ×和牛ハンバーグ」。「全然先ほどの雰囲気と違いますね。パスタも見えないくらい具だくさんのソース。フレッシュなトマトと和牛の旨みが合わさって、めちゃくちゃ美味しい!」と大絶賛。タカさんが「一目惚れした一品!」だというキッシュも「口に入れた瞬間に溶けました。甘味が最高!」と伊原さん。すると「実は、このキッシュ、ニンジンのペーストがたくさん入っているんです。ニンジンの甘味が伝わって嬉しいです」と英照さん。「ニンジンなんですね!口溶けがなめらかで、おいしくてクセになります」と大満足。

fuji
fuji

最後は奥様手作り「季節の酵素ドリンク」をいただきます。「しっかりフルーツの甘いジュースです。これで酵素まで摂れるなんて嬉しい」と驚きの声を上げる伊原さん。旬のフルーツをたっぷり使って手作りされる酵素ドリンクは、甘くてフルーティーで体にも優しい一杯。料理だけでなくドリンクまで丁寧に手作りされるご夫婦の愛情に、お客様も何度も通いたくなる理由が分かりました。

fuji

「このお店が近所にあったら絶対常連になります!お店の裏に住みたいくらい」とお気に入りの様子の伊原さん。古民家の温もりの中でご夫婦が丁寧に作り上げる、奈良の食材と愛情あふれる一皿。旅の締めに相応しい、心も体も満たされるひとときとなりました。

tomato monkey(トマトモンキー)

tsalad

「パスタソース専門店」としてスタートした同店。「パスタ屋さんを開いてほしい」というお客様の声に応えてオープンした古民家レストラン。地元・奈良の食材をふんだんに使ったパスタはジェノベーゼや和牛ボロネーゼなど種類豊富で、毎月かわる季節のパスタも楽しめる。自家製天然酵母と国産小麦のパンや酵素ドリンクも好評。

INFORMATION

住所 | 奈良県橿原市一町65-1
電話番号| 0744-55-5266

MOVIE

一口でハマる愛情パスタ

LOCORECO

SPECIAL旅を振り返って

Special Interview伊原 六花

行ったところすべてで
地元の友達ができたみたいな感覚になれました

Special Interview
fuji
fuji

橿原市には、古き良きものがたくさんある、ということは知っていたんですけど、こんなにも歴史や伝統あるものを大切にしていて、その受け継いできたものを広めたい、つないでいこうという気持ち、それだけでなく新しいことにもチャレンジするっていう活気も皆さんにすごくあって。そこが本当に好きだなと思いました。

fuji

やっぱり地元の人に聞かないとわからないことってすごくあると思っていて。そこにフォーカスするのがロコレコなんですけど。私も色々な人から教えてもらった魅力を伝えたくなるし、ちょっとツウな所を知っている気がして嬉しくなったりして。

fuji
fuji

私が行かせていただいた場所すべてに友達ができたみたいな感覚があります。皆様と触れ合っているとなんだか、訪れた場所の核となる部分みたいなもの・思いとか、気持ちに触れられた気がしました。「ロコレコしてるな」って今回も感じることができて、本当に楽しかったし、学びの多い旅でした。

fuji

伺わせていただいた皆様、本当にありがとうございました。どこに行っても本当に温かく、活動や歴史に誇りを持ってお話してくださる姿がかっこいいなと思って、すごく刺激を受けました。
ロコレコを見ているよって声をかけてもらえるのも、すごく嬉しかったです。また必ず遊びに来ますね!
その時には——よろしくお願いします、皆様!

thumb_location

撮影・取材協力 奈良県橿原市