Today’s LOCORECO trip!

嬉野市を代表する“嬉野温泉”は江戸時代には宿場町として栄え、肥前国風土記にも記されている歴史深い温泉。また嬉野名産の茶畑が広がり、塩田川沿いには温泉宿が立ち並んでいます。
そんな情緒あふれる街を旅したのは女優・伊原六花さんです。


(文/兼子雄治・写真/鈴木大喜)
※営業時間や価格は、すべて取材当時のものです。

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佐賀県嬉野市について

人口:24,494人(2024年7月31日時点)
面積:126.41k㎡
豆知識:“嬉野”という地名は、傷ついた兵士が温泉に癒やされる様子を見た神功皇后が「あな、うれしの」と発した言葉 に由来するとも言われている。

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佐賀県 / 嬉野市URESHINO CITY

嬉野市は佐賀県南西部の長崎県との県境に位置し、唐泉山等の緑あふれる山々に囲まれた嬉野盆地と市中央部を流れ、有明海へと注ぐ塩田川下流の平野部等からなる自然豊かな町。
日本三大美肌の湯として知られる“嬉野温泉”をはじめ“うれしの茶”や“肥前吉田焼”などの特産物を有し、長崎街道宿場町の面影を残す町並み「塩田津」などの多彩な観光資源にも恵まれている。

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INTRODUCTION

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伊原 六花いはら りっか

Profile

「バブリーダンス」で注目を浴びた大阪府立登美丘高校のダンス部元キャプテン。 2018年TBS「チア☆ダン」で女優デビュー。
近年の主な出演作に、【舞台】『ダブリンの鐘つきカビ人間』【ドラマ】『肝臓を奪われた妻』『ブギウギ』【映画】『リゾートバイト』などがある。
MBSラジオ『伊原六花のヤングタウン』では金曜パーソナリティを務めている。
また今年10月に公演を控える舞台『台風23号』に出演が決まっている。

衣装協力
AULA AILA

01.

こだわりの味を
心ゆくまで堪能!

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今回、最初に訪れた立岩展望台は、嬉野市が一望できる絶景スポットです。「めちゃくちゃきれい!圧巻です。360°美しい風景が見渡せます」と気分上々のスタートです。

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市を代表する特産物「うれしの茶」の茶畑がひろがる景色の中、出会ったのは1人目のロコレコさん・荒木眞衣子さんです。荒木さんは地元の旅館を改装したカフェを営んでいます。

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荒木さんが紹介してくれるのは、嬉野市の大自然で育った“お米”。「昔ながらの製法で作られている美味しいお米が食べられる場所を紹介したい」という荒木さんに連れられてやって来たのは「一粒茶屋すいしゃ」です。

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店内で迎えてくれたのは、「一粒茶屋すいしゃ」取締役の中島絵美さんです。店内は和洋折衷のオシャレな雰囲気。ジャズが流れる居心地の良い空間です。第一土曜日の夜には音楽ライブの開催もされているそうです。そんな店内で「すごくかわいい内装ですね」と伊原さんもご満悦です。

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「こちらに昔ながらの製法の秘密があるんです」と荒木さんが連れてきてくれたのがお店の奥にある精米所です。「水車の動力でお米を精米しているんですね。お店の名前の水車が本当に動いている」と伊原さん。「石臼と杵で5時間かけてゆっくり精米することで熱が発生せずお米本来の美味しさが味わえるそうですよ。その後、2日間寝かせてモチっとした食感になるそうです。」と荒木さんが教えてくれました。

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水車でお米の美味しさを引き出した「熟成すいしゃ米」として販売もしているお米屋さん運営の「一粒茶屋すいしゃ」で一番人気だという「ミルフィーユ御前」をいただくことになりました。「六花さんにこれを食べていただけるなんて嬉しいです」という荒木さんの言葉に「すごく楽しみです!見た目も華やかで美味しそう!」とテンションが上がる伊原さん。

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まずは同店自慢のお米から。「食べる前の見た目から分かるくらい、もっちり感がわかります」と伊原さん。一口食べて「口に入れた瞬間からお米の香りと甘味がひろがります。本当に美味しいです!そして、見た目通りもちもちです」とご満悦の様子。

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つづいていただいたのは「ミルフィーユかつ」です。「私、ミルフィーユかつをいただくのは初めてかもしれません。カツとチーズで重たいかと思ったんですが、大葉とオリジナルぽん酢の大根おろしでさっぱり!とても美味しいです」と伊原さん。「クセになりますよね?ごはんはおかわりも自由なんですよ!」と荒木さんも太鼓判です。

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美味しい食事を楽しんだおふたり。次のロコレコさんに会いに行こうとする伊原さんに「六花さん、次は私にレコさせてください。私が紹介したいのは嬉野温泉にある商店街で注目の新名物です」と中島さんに声をかけられました。「新名物⁉何だろう?すごく楽しみですね!行ってみましょう!」と伊原さん。次なる場所に向かいます。

一粒茶屋すいしゃ

一粒茶屋すいしゃは有限会社一粒が営む古民家風レストラン。元々は精米所として1901年に創業。4代目オーナーが、米屋として何か特別なものを提供したいという想いから、昔ながらの杵つき精米のお米を提供することに。幼少期から見ていた水車も再現されました。4代目が毎日汲んでくる天然水とかまどで炊くお米は唯一無二の美味しさ。また、敷地内のショップでは、佐賀県産の日本酒もおいてあり、その品ぞろえは県内有数。そちらも必見。

INFORMATION

住所 | 佐賀県嬉野市嬉野町下野甲5682-2
電話番号 | 0954-42-0001

心ここに在りき

シーボルトの湯、嬉野温泉公園のすぐそばにある橋立旅館という旅館だった建物で営業するカフェ・バー。築100年を越えるレトロな雰囲気は、どこか懐かしく落ち着く雰囲気です。忙しくて「心がここにない」と思うことがあったという荒木さんが、このお店にいるときは「心ここに在りき」でいたいという思いからつけた店名で、憩いの場となっています。

INFORMATION

住所 | 佐賀県嬉野市嬉野町大字下野甲9
in URESHINO CITY

荒木 眞衣子さん

Profile

「心ここに在りき」店主。ジャズシンガーの顔も持つ。

MOVIE

絶品すいしゃ米

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02.

商店街で生まれた
新名物とは⁉

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2人目のロコレコさんとなってくれた中島さんとやってきたのは、嬉野温泉の中心にある商店街のお店。「山下呉服店・うれし庵。と看板にありますが、呉服屋さんですか⁉」と伊原さん。中に入ると「呉服店とはすこし雰囲気がちがいますね」と不思議そうです。

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「こちらのお店は“うれし庵”というスイーツのお店なんです。呉服店の中で営業しているんですよ」と中島さんが説明してくれました。店主の澤野さんが「ここでしか食べられないものを作りたい」と嬉野市の特産品「嬉野茶」を使ったスイーツの開発をしているんだそうです。そして2017 年 6 月に呉服店内をリニューアルし、イートインスペースを併設したとか。

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「嬉野茶を使ったスイーツがこちらのお店の名物なんですよ」と中島さん。さっそくお店の一番人気だという「お濃茶モンブラン」と「うれしの緑茶」をいただくことになりました。「甘すぎなくて最高」と伊原さんもお気に入りの逸品は、嬉野ほうじ茶と抹茶のスポンジに渋皮の栗、生クリームを白あんベースの抹茶入り栗クリームで包んだ上品なお味です。「濃厚なモンブランのお味に、うれしの緑茶のスッキリさが嬉しいです」と伊原さん。

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「もうひとつの名物“もちもっち”も美味しいですよ」と中島さんに促され、ムースとスポンジケーキとクリームを、もちもちの求肥に包んだ新感覚スイーツ“もちもっち”もいただくことに。抹茶味をいただいた伊原さん「新食感です。本当にもちもちしてて美味しい。お茶の爽やかさも感じます」と楽しみます。

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「この商店街にもうひとつ新名物があるんです」という中島さんに次に連れてきてもらったのは「嬉野温泉select fashion Asahiya」です。「今度は洋服屋さんですか?」とまたも不思議そうな伊原さんを迎えてくれたのは店主の赤沢侑子さんです。なんでも「創業80年を超えるもともとは呉服店“旭屋”が、時代を経て、現在のような洋服店になった」んだそうです。

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「こちらが新名物・お茶っティーのコーナーです」と連れてきてもらった一角には頭に急須、手にはお茶を持ち鎮座するキャラ“お茶っティー”グッズがたくさんありました。「こちらアサヒヤさんで生まれたのが、お茶っティーなんですよ」と中島さん。「えー!ゆるくてかわいい!」と喜ぶ伊原さん。当時小学2年生の長女のお絵描きから 5年前に生まれた非公認キャラクターなんだとか。現在仲間のキャラや商品の開発をメインで行っている次女の颯來(そら)ちゃんも加わり、お茶っティーについての話に花が咲きました。

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嬉野市から「市の公認キャラクターに」と提案があるほど、じわじわと人気を得ているものの、ゆっくりと自分たちのペースで“お茶っティー”を育てていきたいという思いで非公認にしているそうです。売り上げの3%を娘さんたちに渡し、納品やポップ作りなどを行い働くという部分を経験できるようにしているんだとか。そんなお茶っティーの新商品「はしおきカプセルトイ」を楽しむ伊原さん。最後まで“お茶っティー”に魅了されたのでした。

うれし庵

嬉野温泉商店街に位置する山下呉服店の一角でスイーツを製造販売しているお店。地元住民から「お茶が飲めてゆっくり休めるスペースがほしい」との声から、イートインスペースを併設しており、美味しいスイーツを店内でゆっくり楽しむこともできる。

INFORMATION

住所 | 佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙769
電話番号 | 0954-42-0038

嬉野温泉select fashion Asahiya

「親子3代で楽しくお買物」というキャッチコピーで営業している同店。また嬉野温泉非公認ゆるキャラとして、じわじわと人気を博す「お茶っティー」の聖地としても有名で、お店の一角はそのコーナーがある。「西九州新幹線かもめ」や「靴下屋」とのコラボ商品を発表したりと、その人気はとどまるところを知らない。

INFORMATION

住所 | 佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙822-1
in URESHINO CITY

中島 絵美さん

Profile

有限会社一粒5代目オーナー。フラダンス講師でもある。

MOVIE

呉服屋にスイーツ店!

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03.

体感!アクティビティ
うれしの茶とその街を感じる

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次にやってきたのは、無料で利用できる足湯施設が設置されている「湯宿(ゆしゅく)広場」です。こちらで出会ったのは3人目のロコレコさん・北川健太さんです。北川さんは嬉野温泉で一番古い創業200年ほどの旅館大村屋の15代目。嬉野市を盛り上げるための活動も精力的にしています。そんな北川さんが入っているのは“足蒸し湯”という温泉ミストを使用した施設です。

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両足を穴に入れ、箱をひざにかぶせて10~15分程度蒸すという“足蒸し湯”を伊原さんも楽しみました。「嬉野温泉は、日本三大美肌の湯と言われているんです。足湯でも楽しんでみてください」と北川さんに教えてもらい堪能しました。

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足湯で嬉野温泉の魅力を体感した伊原さんに「嬉野を全身で感じるアクティビティを紹介します」と北川さん。連れてきたもらったのは「シモムラサイクルズ」です。「ちょっと変わったサイクリング体験をしましょう」と店内へ案内されます。

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趣味がサイクリングだという店長の下村宗史さんがオープンした自転車店。「こちらでは“茶輪(ちゃりん)”が楽しめるんですよ」と北川さん。「茶輪って何ですか?」と目を丸くする伊原さんに店長の下村さんが教えてくれます。「“茶を楽しむ空間”と“嬉野の観光地“を自転車で巡るショートトリップのことで、ボトルに茶葉と冷水を入れ、自転車の振動で水出しのお茶を作っていくんです」とのこと。

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「茶葉は嬉野市各店の茶匠がブレンドした 13 種類から選ぶんですよ。六花さんはどのお茶にしますか?」と北川さんに促され、「一番香りが落ち着き、お気に入り」だという茶葉を選ぶ伊原さん。水出しのお茶を作る準備をします。ボトルに冷水と茶葉を入れ準備万端です。

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準備したボトルを自転車にセットし、いざ出発です。「行ってきまーす!自転車に乗っていると風を感じて涼しいです」と意気揚々とこぎ始めます。「茶輪」での自転車は電動アシスト付きのスポーツタイプまたはシティサイクルタイプから選ぶことができ、ヘルメットの貸し出しもしてくれます。

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江戸時代は宿場町だったという雰囲気を残す街並みや、緑いっぱいの田園風景を楽しみながら進みます。電動アシスト付きのスポーツ自転車なので無理をせず気軽に楽しむことができるのもポイントです。

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目的地に到着したおふたり。水出しのお茶も仕上がりました。「風を感じられてすごく気持ちよかったです。色々な風景を楽しむこともできて嬉野の魅力を体感することができました」と楽しそうな伊原さん。

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到着したのは地元の方々が涼みに来たり、癒やされにくる人気スポット「轟の滝」です。水が流れ落ちる音が、雷が轟くようであることからこの名前がついたんだそうです。また周辺は公園になっており、北川さんも幼少期から訪れていたそうです。また現在ではお子様と一緒に遊びに来る場所でもあるんだとか。そんな“みんなの癒やしスポット”でゴールを祝して夕涼みしながらの乾杯です。

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「水出しのお茶もできあがってましたね。しっかりと味が出ていておいしいです。川の中に入っていると涼しくて本当に最高です」と伊原さん。「観光客があまり知らない場所なので、ここを紹介できてよかったです」と北川さんも笑顔でした。

シモムラサイクルズ

佐賀県西部初となるスポーツ自転車ショップ。店長の下村宗史さんは趣味がサイクリング。以前は佐賀市で IT 系の会社員をしていたが、嬉野の魅力に触れ、お店を 5年前に開店。スポーツ自転車だけでなく、シティサイクル、折り畳み自転車などの相談にも対応している。

INFORMATION

住所 | 佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙938-1
電話番号 | 0954-27-7733

旅館 大村屋

江戸時代に大村藩の脇本陣として生まれ嬉野温泉の中で一番古い歴史を有する温泉旅館。自家源泉からは日本三大美肌の湯と呼ばれる良質な温泉が湧き出ており
4タイプの貸切風呂やリニューアルした温泉付き和洋室では源泉かけ流しで楽しめる。コンセプトは「湯上がりを音楽と本で楽しむ宿」。
アナログレコードを鑑賞できる湯けむりラウンジやライブラリー湯上がり文庫など大村屋ならではの時間を過ごすことができる。

INFORMATION

住所 | 佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙851
電話番号 | 0954-43-1234
in URESHINO CITY

北川 健太さん

Profile

旅館大村屋の15代目。嬉野の暮らし・観光の魅力を伝える活動もしている。

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自転車でお茶作り!?

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04.

五感で楽しむ
お茶の新境地

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次なるロコレコさんに会いにやってきた場所で嬉野温泉街の景色を楽しむ伊原さん。すると「六花さん、こんにちは」と声をかけてくれたのが4人目のロコレコさん・北島航さんです。北島さんは訪問介護や障害者支援の仕事をしており、仕事がお休みの日にはDJとしても活動しているそうです。

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そんな北島さんがレコしてくれるのは「嬉野茶を堪能できる場所」なんだそうです。待ち合わせ場所から少し歩くとたどりついたのが「Chaya JIRO the BAR」です。「茶畑もたくさん見てきましたし、すごく気になります。こんな素敵な場所で嬉野茶をいただけるなんて、かなり楽しみです」と伊原さん。

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お茶の良い香りが漂う大人の空間に入ると迎えてくれたのはオーナーの松田二郎さんです。同店は嬉野温泉旅館「和楽園」の一角にあるお茶バーで2021年9月にオープン。茶農家でもある松田さんの畑で栽培したお茶や、そのお茶とお酒のブレンドを楽しむことができます。ちなみに北島さんと松田さんは嬉野DJチームのDJ仲間でもあります。

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「うれしの茶の旨味がつまった出汁の様なお茶を飲んでほしい」という北島さんにすすめられたのが「盃煎茶(さかずきせんちゃ)」です。「盃煎茶」を飲む専用に作られた出汁皿の様な形の盃でいただきます。冷水でお茶の旨味だけを抽出した逸品。「初めて出会いました。苦みはなくて本当に出汁という表現がぴったり」と驚く伊原さん。つづいて気になっていた「レモングラス緑茶」をいただきます。「わ!美味しい!レモングラスも緑茶も強すぎず、どちらも邪魔をせずレモングラスの味と緑茶の味がそれぞれします」とのこと。

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「お茶のスイーツもオススメです」という北島さんにすすめられ「チャフォガード」をいただくことになりました。「本来アフォガードはバニラアイスにエスプレッソですが、当店ではお茶に合うミルクアイスとお茶でお召し上がりいただきます」と松田さん。「幸せの味がします。濃いお茶の味と聞いてましたがミルクアイスとあいまって優しくてスッキリしています」と笑顔の伊原さん。

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上質な時間を味わったおふたり。「色々なお茶の楽しみ方があるので、もっとうれしの茶の良さを知ってほしいです」という北島さん。「この一瞬だけで、たくさん、うれしの茶の魅力を知ることができました。まるでコースをいただいたかの様な感覚です」と伊原さんも感銘した様子でした。

Chaya JIRO the BAR

嬉野温泉旅館「和楽園」の一角にあるお茶バーで 2021 年 9 月にオープン。オーナーの松田二郎(茶屋二郎)さんの畑で栽培したお茶とお酒のブレンドを楽しむことができる。メニューには茶屋二郎のお茶・お茶ラムラテ・ほうじ茶ハイボールなど、それぞれお茶に合った提供方法と香りや甘みを消さないように考えられたオリジナルなものが多い。北島さんもお気に入りだという「茶ビール」も人気商品のひとつ。

INFORMATION

住所 | 佐賀県嬉野市嬉野町大字下野甲33
in URESHINO CITY

北島 航さん

Profile

土日などのお休みの日に、DJ として近隣のイベントに参加している。

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概念が変わる!嬉野茶

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05.

伝統の技を体験!
世界にひとつの作品を

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つづいて伊原さんがやってきたのは“嬉野の台所”とも呼ばれるほどに地元の方に愛される惣菜や季節の野菜、果物などを扱う「食菜市場きはら」です。「すごい!新鮮なものが安いです!」と興味津々の伊原さん。

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数々の人気惣菜のなかでも、人気が高いという“手づくりよもぎ団子”をいただくことに。午前中に売り切れるほどで、全て自家製で作られている。「めちゃくちゃおいしい!ずっしりあんこが入っています」と楽しみます。

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「こんにちは!よもぎ団子、本当に美味しいですよね」と声をかけてくれたのは、5人目のロコレコさん・松本聡子さんです。松本さんは普段、「うれしの元気通信」というサイトの編集長をしていて「嬉野市の観光情報や街づくりの取り組みをしている」そうです。

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「この世界にひとつだけの食器を作れる場所に案内します」という松本さんに連れられ、やってきたのは「新日本製陶」です。「嬉野にはお茶や温泉以外にも肥前吉田焼という陶器をつくる窯元があるんです。それがこちら新日本製陶さんです」と松本さん。新日本製陶の峰松さんに案内されながら肥前吉田焼の作品をみてまわります。

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「かわいい食器、たくさんありますよね。ここでは、自分でデザインした世界にひとつだけの食器を作る体験ができるんですよ」と松本さん。「新日本製陶では絵を貼り付けて焼き物をつくっているんです。その体験をこちらでしてもらいたいと思っています」と峰松さん。「それは楽しみです。そういうの大好きです」とテンションが上がります。

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好みのデザインを貼り付けた後は色を入れることもできます。伊原さんの表情は真剣そのもの。「絵は普段から好きなんです。だからこういった作業すごく楽しかったです。焼き上がりが楽しみです」と満足そうな伊原さん。

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後日、送られてきた完成商品はこちらです。ポイントは裏面にもデザインされた猫が足跡をつけてお皿の上を歩いているところです。「400年以上もの歴史を持っている肥前吉田焼をぜひ知ってほしいと思って紹介しました。楽しんでいただけて嬉しいです」と松本さん。旅の思い出を作品に込め感慨深そうな伊原さんでした。

食菜市場 きはら

嬉野温泉商店街の本通りにあった木原青果店を移転し1970年にオープンした同店。旬の地の野菜や果物を毎朝、車で30分のところにある青果市場より仕入れている。また、仕入れた野菜を中心に自家製弁当や惣菜、漬物、お団子を販売している。

INFORMATION

住所 | 佐賀県嬉野市嬉野町大字岩屋川内甲74-2
電話番号 | 0954-42-0888

新日本製陶株式会社

1868年の創業以来、日用食器である、土瓶、急須、湯のみ、茶わん等に染付や銅版転写紙などの技法で製品をつくり上げている。工場内では窯元直売所や工場見学、大人気の貼り絵付け体験も楽しむことができる。

INFORMATION

住所 | 佐賀県嬉野市嬉野町大字下野甲2304-1
in URESHINO CITY

松本 聡子さん

Profile

嬉野の魅力を発信するため、自身の感覚でリサーチを行い、取材&撮影編集を行っている

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オリジナルの絵付け体験

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SPECIAL旅を振り返って

Special Interview伊原六花

自然や街並みの古き良きものを大事に
新しいものを発信していくパワーを感じました!

Special Interview
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まず、やはり印象に残ったのはグルメです。お米やお茶をはじめ手間ひまかけて丁寧に作られたものって本当に美味しいんだな!って感じました。素材の良さもあるんでしょうけど“人の温かさが通っている”っていうことが分かった気がしました。

街に寄り添う旅って、すごく心に残るんですね!

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嬉野ならではの体験やおもてなしを感じられたのも嬉しかったです。旅って、色々な楽しみ方があると思うんです。何も知らない友達同士で有名な場所を巡るのも楽しいですけど、今回の様に地元の方に教えてもらったり街に寄り添う事ができる旅っていうのは、また格別でした。

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みなさん、こだわりや熱量を持っている方が多くて、嬉野の魅力をもっと発信したい!嬉野が好きだから知ってほしい!というのが、すごく伝わってきて、たくさんのエネルギーを感じることができたことも印象的でした。

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「嬉野市」と聞いてイメージするものがあったんですけど、知らない魅力がたくさんあったので、もっと深堀りしてみたいと思いました。嬉野市のみなさん、ウェルカムの雰囲気で迎えてくださり本当にありがとうございました。また、ぜひ来てみたいです!

撮影・取材協力 佐賀県