焼津の魅力ここにあり
みんなの想いと海の幸!



3つの港があり、水揚げされる魚の種類が豊富で新鮮な海産物が手に入る場所として全国的にも有名な焼津市。そんな「さかなのまち」を代表する港のひとつ小川港にやってきました。
「今、朝の6時です。港に船が帰ってきましたよ。たくさん漁師さんたちが、いらっしゃいますね。どんなお魚が獲れてるんだろう?」と興味津々の山之内さん。


活気ある水揚げの様子を眺めていると、元気に声をかけてきてくれたのが、1人目のロコレコさん、生まれも育ちも焼津市の尾原 桃さんです。尾原さんは焼津市をもっと多くの人に知ってもらいたいと、SNSでその魅力を発信している専業主婦。
「焼津市の魅力は魚。その魚があるのも漁師さんたちのおかげです。ここに来たら魚にも漁師さんにも会えて、焼津の魅力が全てつまってると思うんですよ」という尾原さん。なんと多い時は週3回も漁港に通っているそうで、漁師さんたちと一緒に漁に出ることもあるそうです。

「桃さん、素敵なシャツを着ていらっしゃいますね?」と尾原さんが来ていたシャツが気になります。すると尾原さんに誘われ山之内さんも着てみることになりました。こちらのシャツは“魚河岸シャツ”といって、元々は漁師さんや水産加工業者が手ぬぐいをシャツに仕立てたのが発祥。焼津市の洋品店で購入することができ、市民には夏の普段着として老若男女に愛されているそうです。


魚河岸シャツに着替えた山之内さんに、尾原さんがレコしてくれるのは「焼津市の魅力が全てつまっている、この風景です」とのこと。尾原さんの案内で漁港内を見学してみることになりました。この日の漁獲量は、なんと24トンほど。カツオだけでもおよそ20トンも獲れたそうです。獲れたて大漁のソウダガツオを船から引き上げる作業を見学しました。
「大漁!これ見たかったんです!漁師さんたち、かっこいいですね。この風景を生で見られるのは感激です」と山之内さん。


漁港に足しげく通う尾原さんには、たくさんのお知り合いが。その中の1人、船から戻ってきた漁師の池田 敏恒さんにお話をうかがうことになりました。
「たくさん獲れていましたが、今日はどんな種類が多かったんですか?」と山之内さん。「今日はソウダガツオが多かったんですが、この船はたくさんの種類の魚が獲れるんです。大きさや量だけでなく、どの魚も私たちにとってはメインなんですよ」と笑顔の池田さん。
「池田さんは、“魚を大事にしないヤツは、良い漁師になれない”と、おっしゃっていて、すごくかっこいいんです」と尾原さんが教えてくれます。
「そんな心持ちの漁師さんたちが魚を獲ってきてくれるなんて、本当に素敵ですね」と山之内さんも目を輝かせます。


つづいてお話を聞いたのは漁港で働く大島 直樹さん。
「漁師さんたちが大切に運んできてくれた魚たちは港町・焼津のプライドです。生きたままの新鮮な魚を漁港に持ってくるのは難しいんですが、それを叶えている焼津の魚たちは本当に美味しいんですよ」と大島さん。
「私も獲れたての魚をよくいただくんですが、最高ですよ」と尾原さん。
「焼津市で獲れた魚たちは、北は北海道、南は福岡まで翌朝には全国に出荷されます。みなさんに、できるだけ新鮮に、できるだけ美味しく食べて欲しいと思っています」と大島さん。


漁港で働く方々に話を聞いて「みなさん、本当に素晴らしい思いを持っていらっしゃって。私もぜひいただいてみたいです」と山之内さん。
すると「ぜひ、すずさんにも堪能してもらいたいです」と尾原さんに連れてきていただいたのが、朝7時から営業している「小川港魚河岸食堂」。こちらは、漁港のすぐ目の前にあり、漁師さんたち漁港関係者はもちろん、観光客や地元民にも人気な食堂です。
「漁師さんたちが通っているなんて、絶対に美味しいですよね」と期待が高まります。

広々とした店内では、焼津であがる新鮮な魚を素材に使ったメニューが豊富に揃っています。
刺身の定食や海鮮丼、焼き魚や煮魚、フライや天ぷらをはじめ、カレーやラーメンなど、約50種類以上ものメニューから楽しむことができます。
「どれも美味しそうですごく迷ってしまいます」と山之内さん。


おふたりがオーダーしたのは「寒さば焼き定食(税込830円)」。
「小川港はサバも有名で美味しいですよ」と尾原さん。
「サバは家に常備していて、よく食べるんですが、身がギッシリで、ふわふわしていて本当に美味しい。理想の朝食です」と山之内さん。「ただ食べるだけでなく、働いてる人の姿や実際に揚がった魚、そんな漁港の風景をみてから食べると一層、美味しさが増しますよね」と笑顔の尾原さんに山之内さんも笑顔です。焼津の美味しい魅力を堪能しました。
小川港魚河岸食堂

小川魚市場の組合小川支所建物内にある食堂。組合員の朝食や昼食を提供している。もちろん組合員以外の人の利用も可能で、市場に水揚げされたばかりの新鮮な魚を使った料理など、魚河岸食堂ならではの様々なメニューが揃ている。自動販売機で購入した食券の番号が呼ばれ、食べ終わったらカウンターまで運ぶセルフスタイルで、壁一面に掲載されたメニューは初めてでも利用しやすい。



MOVIE
魚のまちの玄関口
自分で焼いて食べる!
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