自然と歴史とグルメと人と…
江ノ電でめぐる魅惑の湘南・鎌倉の旅
2024 Mar.
Today’s LOCORECO trip!
江ノ電沿線は、湘南・鎌倉エリアと呼ばれる都心からも気軽にアクセスしやすい観光地として人気のエリア。海や山の自然、寺社仏閣、オシャレなカフェや美味しいグルメと楽しみ方は多岐にわたります。また、アニメやドラマの舞台になることも多く、聖地巡礼に日本のみならず海外からも人々が訪れます。そんな江ノ電沿線を旅するのは山之内 すずさんです。
(文/兼子雄治・写真/鈴木大喜)
※営業時間や価格は、すべて取材当時のものです。
江ノ島電鉄線の豆知識
全日共通ダイヤであるが、平日は7時頃から18時頃までのすべての列車が4両編成、それ以外の時間帯は一部の列車が2両編成で運転される。
また多くの観光地が沿線上にあるため、沿線を旅する時には江ノ電の電車全線で、1日何度でも、どの駅でも「のりおり」ができる乗車券「のりおりくん」の購入がおすすめ。
江ノ電沿線FUJISAWA CITY , KAMAKURA CITY
江ノ島電鉄線は、神奈川県藤沢市の藤沢駅から江ノ島駅を経て鎌倉市の鎌倉駅に至る、江ノ島電鉄株式会社の鉄道路線。「江ノ電」という呼称で広く親しまれている。都心からも日帰りで気軽に行ける江の島や鎌倉方面は観光地として人気のエリアで、海も山も、古都の雰囲気も味わえる江ノ電沿線。風情のある街が多く、グルメに観光に見どころいっぱいです。
INTRODUCTION
山之内 すずやまのうち すず
Profile
2001年10月3日 兵庫県神戸市生まれ。 2019年AbemaTVの恋愛リアリティーショー「白雪とオオカミくんには騙されない♡」の出演をきっかけに芸能界デビュー。 SNS総フォロワー数は110万人を超え、現在ではTVCM、地上波テレビ番組、更に女優として映像作品にも活動の幅を広げている。
仲間との熱い絆!
思いやりのスポーツを体験
今回、江ノ電沿線の旅で山之内さんが最初にやってきたのは、江ノ電藤沢駅です。元気に江ノ電へ乗り込みます。しばし電車に揺られ景色を楽しんでいると「すずちゃん、はじめまして。栗原です」と声をかけてくれたのが、この旅はじめてのロコレコ・WEBエンジニアの栗原恵介さんです。
「今回、江ノ電沿線をめぐるということで、おすすめのアプリがあるんです」と栗原さん。日本全国すべての鉄道駅や街の魅力を教えてくれるアプリ”ekinote“(エキノート)を紹介してくれました。「これは電車旅にぴったりですね」と応える山之内さん。”ekinote“はユーザーからの投稿機能もあり、栗原さんが投稿したという“フレスコボール”というスポーツの記事を見せてもらいました。
そうこうしているうちに目的の鵠沼駅に到着しました。栗原さんがレコしてくれるのは老若男女が楽しめるスポーツ“フレスコボール”です。「以前にフレスコボールをやったことがあるので知っています。“思いやりのスポーツ”って呼ばれているんですよね」と山之内さんが言うように“フレスコボール”は2人一組でラリーを楽しむのが特徴。相手が打ちやすいように返球するため「思いやりのスポーツ」と呼ばれています。
鵠沼駅から歩いて鵠沼海岸にやってきました。「これですね。みなさん、めちゃくちゃ上手!」とその光景と活気に驚きます。「ここにいるみんなが、僕も所属しているチーム“湘南鵠沼フレスコボールクラブ”です。日本代表に選ばれた選手もいるんですよ」と栗原さんが教えてくれます。「“フレスコボール”を湘南から盛り上げていきたいと思っています」と熱い思いを語ってくれました。
さっそく山之内さんも体験してみることに。お二人とも着替えて準備万端です。今回、山之内さんに教えてくれるのは日本代表にも選ばれた外山祐次さんです。「わたし、以前にフレスコボールをやった時は、なかなかうまくできなくて…」と言う山之内さんですが、外山さんと栗原さんの分かりやすい指導でみるみる上達していきます。
だいぶ上達してきた山之内さんをみて「ここからは試合形式でやってみましょう」と栗原さんが誘います。“1分間に二人で40回ラケットに当てる”ことを目標に掲げ、いざ実戦です!チームの仲間が見守るなか回数を重ねていきます。「なんだかできてる気がする。楽しい!」と笑顔の山之内さん。
終わってみると目標の40回をはるかに越え、60回打つことができました。これにはチームの仲間も大喜び。みんなでハイタッチをかわしました。「海でやる気持ちよさと、みんなで思いやりながらやるというチーム感、とても大好きになりました。すごく楽しかったです」と楽しそうな山之内さん。みんなで記念写真も撮りました。
「そうだ。いま体験したことも”ekinote”に投稿できるんですよね?せっかくなので、投稿してみようと思います」と“フレスコボール”の魅力を投稿しました。「本当に楽しかったしリフレッシュできました」と大満足の山之内さんでした。
湘南鵠沼フレスコボールクラブ(SKFC)
コミュニケーションデザインスポーツ ”フレスコボール” の国内の普及活動を行っている日本フレスコボール協会・JFBA公認地域クラブである湘南鵠沼フレスコボールクラブ。鵠沼海岸の鵠沼サーフビレッジやその周辺海岸を拠点に活動中。週末に行われる鵠沼海岸での練習会では、体験に自由に参加することができる。問い合わせはインスタグラムのDMにて。
栗原 恵介さん
Profile
湘南のエンタメ総合 WEBメディア「Locomo」を運営。地元を盛り上げるために日々活動中。
MOVIE
湘南ビーチでフレスコボール
ロマン溢れる街並みに
見つけた癒やしの隠れ家
つづいてのロコレコさんに会いにやってきたのは江ノ電長谷駅です。ロコレコさんとの待ち合わせは御霊神社(ごりょうじんじゃ)ということで「御霊神社、どんなところですかね?」と慣れた手つきで”ekinote”を見てみます。
御霊神社は、長谷駅から徒歩5分ほどの場所にあり、平安時代末期には存立していた、といわれる古い神社です。江ノ電の線路沿いにあり、鳥居の目の前を江ノ電が通過する景色はこの場所ならではで、社殿も荘厳で雰囲気があるとのこと。
神社を散策していると2人目のロコレコ・鈴木早織さんに出会いました。「素敵なお召し物ですね。パンツスタイルですがお着物ですよね?」と興味津々の山之内さん。「実は私、着物活動家として活動していまして古着物を使ってオリジナルの商品を作っています。すずちゃんにも着物を着てほしくて、いくつか持ってきました」という鈴木さんにすすめられ、試着してみました。「テンション上がるねー」と笑顔のおふたり。着物を着て歩くことに。
「私の大好きな長谷は街と海、山も近くて大仏やお寺もあって、着物で歩くのにもすごく良くて…なかでも特に好きな場所があるんです。まるで、おばあちゃんの家にきたような優しい感覚に包まれるカフェを紹介しますね」と鈴木さんが連れてきてくれたのが「てぬぐいカフェ 一花屋(いちげや)」です。築約90年、趣のある古民家におじゃまします。
迎えてくれたのはオーナーの瀬能笛里子さんです。店内にはてぬぐい、和雑貨、陶器などがならび購入することもできます。もともと江戸時代の質素ながら豊かな庶民生活に憧れがあり、そうした暮らしの延長線上にあるお店として、庶民的な暮らしを象徴する“てぬぐい”をテーマにしたカフェを始めることにしたのだとか。
店内の客席は庭に面した縁側と、そこにつづく広い座敷に設けられており、縁側のちゃぶ台と座布団がレトロな雰囲気を感じさせてくれる癒やしの空間。「なんだか“おばあちゃんの家にいるみたい”って言ってた意味が分かります。ほっこりしますね」と山之内さんもお気に入りの様子です。
「本当に落ち着く空間ですよね。今日はいつも食べている“おむすびのプレート”も食べてもらいたいんです」と鈴木さん。「こういうワンプレート大好きです」という山之内さん、食が進みます。自家製の梅干しや鎌倉のわかめを使ったおむすびをはじめ、かき菜の発酵しいたけソース和え、沖縄で旧正月に出されるターンムアーギーと呼ばれる田芋を揚げてから煮る料理、豆腐で作った自家製タルタルソースをかけた車麩のカツなど、体にも優しく安心なこだわりの一皿です。
「ボリュームもちゃんとあって、おなかいっぱいにもなるし、健康にも気をつかえるなんて最高ですね。特に初めて食べたターンムアーギー、くせになりそうです。じゃがいもと里いもの中間みたいで、ねっとり感とホクホク感が最高でした」とお食事も大満足の山之内さん。癒やしの空間でしばし女子トークを楽しんだのでした。
てぬぐいカフェ 一花屋(いちげや)
鈴木 早織さん
Profile
着物活動家。日常でもとり入れやすい着物のアイデアを発信している。
MOVIE
築90年の古民家てぬぐいカフェ
連綿と続く優しい味
名物おかみに逢いに行く
次なるロコレコさんに会いに来たのは、江ノ電鎌倉駅。こちらで出会ったのは、鎌倉の情報を発信するWEBサイト「かまくらいふ」編集長のひとみさんです。「鎌倉のことならなんでも知っていますよ。このあたりは小町通りといって“THE鎌倉!”といった雰囲気ですが、今日はディープな鎌倉を紹介しますね」とひとみさん。期待が高まります。
たどりついたのは、小町通りとは駅をはさんで反対側のエリアにある昭和レトロな商店街“丸七商店街”です。飲食店や精肉店、洋菓子店、雑貨店など18店舗が軒を連ねています。「映画のセットみたいで渋くて格好良いです。焼き鳥屋さんにカヌレ屋さんに雑貨屋さん。ワクワクします」と目を輝かせる山之内さん。ひとみさんに案内されたのは「野分 本店(のわき ほんてん)」です。
店内で迎えてくれたのは、この道58年「元気に仕事ができることが最高!」と笑顔いっぱい御年80歳のママさんです。同店はディープな鎌倉好きの常連さんに愛される銘店。「最高に美味しいおでんが食べられます」と鎌倉愛あふれるひとみさんも太鼓判です。
まずはお通しとして「おでんのスープ」をいただきました。50年以上、ママさんが研究に研究を重ねたこだわりのスープは醤油を一切使用せず、おかかとこんぶと塩のみを使用。「最高です。このスープを使ったおでん食べたいです」という山之内さんにママさんが笑顔で、おでんをみつくろってくれました。「丁寧なお出汁だから素材も喜んでいます」と舌鼓を打つ山之内さんに「このお出汁を使った焼酎の出汁割りも飲んでみませんか?」とひとみさんが誘います。出汁割りもお口にあった様子の山之内さん、おでんを味わい尽くしました。
「実は、もう一品、食べてほしいものが“もつ煮”なんです」というひとみさん。「野菜を入れると甘味がですぎちゃう…」というママさんこだわりの“もつ煮”は豆腐とこんにゃくともつのみ。やわらかい味噌味と少しパンチのきいたニンニク風味の絶妙の味付けは企業秘密。「すごい美味しい。ニンニクがきいているけど、まったくもつの臭みがなくて、ずっと食べられちゃう」と山之内さんもお気に入りです。「毎週食べたい」という山之内さんに、ママさんは「毎週おいで」と笑顔です。
おなかいっぱい食べた後はママさんの話に耳をかたむけます。「鎌倉は、山もある。海もある。そして良い人ばっかり。本当に良い街よ。飲食は素人ではじめたけど、みんなが支えてくれたの」とママさん。「ママさんも優しいから、みなさんが集まってくるんですね。わたしも、ここに来れて、もっと鎌倉が好きになりました」と感動の山之内さんでした。
野分 本店(のわき ほんてん)
「家庭的なお店」をテ-マに鎌倉で50年以上飲食店を営んでいるママさん。そのママさんが丸七商店街に同店をオープンしてから13年目を迎えた。姉妹店には、同商店街内に「焼き鳥 天昇」、裏小町と呼ばれるエリアの御成町に「野分」がある。また「野分 本店」のおでんの具で人気の一品が“トマト”。優しい出汁とブラックペッパーの刺激が食欲をそそります。
INFORMATION
ひとみさん
Profile
「かまくらいふ」編集長。観光で訪れた鎌倉に魅了され、北海道から約4年前に移住。
MOVIE
鎌倉の超ディープなおでん屋さん
漁師町ならでは!
魅惑のグルメに舌鼓!
続いてのロコレコさんとの待ち合わせは藤沢市と鎌倉市の市境にある鎌倉市は腰越エリア。“ekinote”で腰越駅について調べる山之内さん。「鎌倉行き先頭車両に乗ると…ホームがなくて、ドアが開きません」という投稿を見つけ、急いで後方車両に移動します。江ノ電腰越駅はホームが短く、ドアを開けられない車両があるのです。
先頭車両から後方車両に移動し、無事、腰越駅に到着しました。「危うく乗り過ごすところでした…こういう投稿は助かりますね!」と山之内さん。気をとりなおして待ち合わせ場所の海へ向かいます。腰越は海が近く、江ノ電区間で唯一路面に電車が走る情緒豊かな地域です。
海に到着すると、なにやら海藻が天日干しされていました。「なんだろう?ワカメかな?」と不思議そうな山之内さん。腰越エリアで有名なシラス漁が、例年3月上旬に解禁されるより一足先に、もうひとつの名産生ワカメ漁が解禁されます。この時期はワカメを天日干しする様子が風物詩です。
海を歩いてロコレコさんを探していた山之内さんに、海からあがり声をかけてくれた女性が4人目のロコレコ・かおかおパンダさんです。腰越を中心にアーティスト(画家)として活動するかおかおパンダさんは、小さなイラストから壁画など大きな作品まで手がけています。「THE湘南の女性って感じです!」と山之内さんが評するかおかおパンダさんは、なんと北海道出身。大のサーフィン好きで、波の良さ、住む人の良さ、住みやすさから約20年前に腰越に移住してきたそう。
かおかおパンダさんは、アクリルやクレヨンを使い、抽象的な絵の中にキャラクターが点在するカラフルな作品を描くのが特徴です。「かわいいサーフボードですね」と山之内さんが気になっていたイラストももちろん彼女の作品。また壁画なども得意としており、依頼のあった民家の壁などへのイラストも手がけています。ちなみにかおかおパンダさんは、腰越が好きで、腰越のために何かをしたいという地元民が集まって、皆を笑顔にすることを目標としイベント企画や各種プロジェクトを行う“チーム腰越”のメンバーのひとりでもあります。
一度、着替えをしてくるという、かおかおパンダさんとあらためて待ち合わせの約束をしたのは江ノ電線路沿いににあるシャッターアートの前。もちろんこちらも彼女の作品です。腰越アートストリート実行委員会(江ノ島電鉄株式会社・腰越協栄会・チーム腰越による協働)の「腰越の街のあたたかさをアートを通して伝えたい」というプロジェクトの第1弾として、かおかおパンダさんのシャッターアートが地域の幼稚園や賛同者とともに完成しました。
そんな腰越愛あふれる、かおかおパンダさんがレコしてくれるのは、漁師町でもある腰越で大好きなグルメが食べられる場所なんだとか。訪れたのは、江ノ電腰越駅目の前のパン屋さん「Boulangerie Le beau temps(ブーランジェリー ル・ボートン )」です。
2018年にオープン。種類豊富でなんと約150種類にものぼる商品があるんだそうです。海が近い町・腰越ならではの海鮮を使ったパンの数々も人気商品。「たくさん種類があって楽しいです」という山之内さんに「特におすすめのパンがあるので、お店の前で江ノ電をみながら食べましょう」とかおかおパンダさん。
最初に食べたのは、同店で一番人気という「茎わかめパン」。「めちゃくちゃずっしりしていて想像以上に茎わかめがたっぷり。辛みのあるマヨネーズも絶妙です。茎わかめって、こんなにパンと合うんですね」と感銘を受ける山之内さんに「この茎わかめパン目当てで早朝からお店に行く方も多いんですよ。早く行かないと売り切れちゃうので…私もそのひとりです」とかおかおパンダさんが説明してくれます。
次にいただいたのは旬のしらすをたっぷりと使用した「湘南しらすのカスクート」です。「しらすがすごい!ギリギリまでいっぱい入っています。アボカドと大葉ともすごく合う。一口目からすべての具材が入ってきます。これはたまらん…」と腰越ならではの海鮮パンを楽しみました。
「実は、さらにもう1軒紹介したいところがあるんです」と、かおかおパンダさんに連れてきてもらったのは「腰越漁業協同組合直売所」です。「この“朝どれフライ”って“ekinote”でみたやつだ!来てみたかったんです」と喜ぶ山之内さん。さっそく今日の朝どれフライ3種をオーダーしました。
同店のメニューは、その日の朝にとれた海鮮のフライのみ。ただし、アルコール類やごはんなどを持ち込むことができ、思い思いにフライを楽しむことができます。「お好きだと聞いたのでレモンサワーを持ってきました。あと、ごはんも」と笑顔のかおかおパンダさん。さっそく運ばれてきたフライを前に乾杯です。
この日の朝どれフライは「アジ」「サバ」と「めかぶの天ぷら」です。「すごい!ボリューム!わんぱくな感じですね」という山之内さん。まずは「サバ」をいただきます。「ジューシーでふわふわです」と嬉しい笑顔。つづいては「アジ」。「これは大きい。そして美味しい」とのこと。そして、かおかおパンダさんも「天ぷらは初めて」という「めかぶの天ぷら」。「これは新食感!大好きなレモンサワーがすすみます」と食事を楽しみます。
「私が大好きな腰越は、漁師町でもあるので、美味しい海鮮をつかったグルメがたくさんあるんですよ。普段通っているお店が、すずさんに喜んでもらえて、すごく嬉しいです」とかおかおパンダさん。「新鮮な海の幸がいただけて幸せです」と応える山之内さん。酒席はつづいたのでした。
Boulangerie Le beau temps
(ブーランジェリー ル・ボートン )
横浜のパン屋さんで修行をした鎌倉出身の店長が、腰越に戻り2018年にオープンした同店。約150種類にものぼる多種多様なメニューと港町ならではの海鮮を使ったパンの数々で地元腰越っ子に人気を博す銘店。お店の前にある椅子に座り江ノ電をながめながらパンをいただくのもおすすめ!
腰越漁業協同組合直売所
季節の旬のものや、その日に入荷された朝どれの海鮮をその場でフライにしてくれるお店。持ち帰りももちろん、店内で揚げたてを食べることもできる。また、店内で食べる際は、お酒やごはんなど、持ち込み自由。店外から見える江の島の景色も良い人気スポット。
INFORMATION
かおかおパンダさん
Profile
札幌市出身、腰越在住のアーティスト。腰越を盛り上げる「チーム腰越」の一員でもある。
MOVIE
漁師町・腰越の絶品グルメ!
地元で愛される名店
とっておきの春コーデ
この旅最後のロコレコさんに会いに来たのは、江ノ電藤沢駅です。“ekinote”を開き藤沢駅を調べます。「たくさん情報が載っていますね。グルメもあるし、すごく綺麗な市役所の情報も載ってる。どんなロコレコさんと会えるんだろう?」と山之内さん。
藤沢駅で声をかけてくれたのは、5人目のロコレコさんで、藤沢出身のアーティスト の乙部 遊(おとべ ゆう)さんです。「アーティストさんなんですか?」と目を丸くする山之内さんに「もともと絵描きなんですが、ニューヨークで活動した後に、いまは神奈川に戻ってきています」と乙部さん。
「実は、藤沢駅もそうなんですが、江ノ電の6駅にアートを描かせてもらったんですよ」という乙部さん。湘南・藤沢エリアを盛り上げるため、「わくわく はっけん ぼうけん えのでん」をテーマに乙部さんのチーム「EASTSIDE TRANSITION」が2023年3月より5月にかけて、江ノ電の駅「藤沢」「石上」「柳小路」「鵠沼」「湘南海岸公園」「江ノ島」のホームや駅舎にウォールアートを施したそうです。
藤沢市出身の乙部さん、江ノ電でのウォールアート施工はとても嬉しかったそうで、「子供の頃から使っていた江ノ電の駅に描けたのは幸せでした」とのこと。そんな生粋の藤沢っ子・乙部さんが今回レコしてくれるのは、「こちらも江ノ電と同じように子供の頃から、藤沢の人ならみんながお世話になっているお店」なんだとか。たどり着いたのは古着屋「SEGAL」でした。「ええ!古着屋さんですか?私もよく行くので楽しみです」とテンションが上がる山之内さん。
「遠足の前の日などにオシャレをするために子供のころから、みんな通っていた」という同店。アメカジをメインに90年代のヴィンテージ古着が幅広く取り揃えられています。「藤沢出身の人で知らない人はいない」というほどに地域に根付いた古着屋です。「すごいたくさんある!種類やテイストごとにならべてあって見やすいです」という山之内さん。乙部さんと店内を物色します。
今回、春のコーディネートを2種類組むことになり真剣な眼差しでセレクトする山之内さん。「衣装と私服は変わりますか?」という乙部さんの質問に「だいぶ違うと思います。最近は着ている人も多くて流行っていると思いますが、オーバーサイズのものが好きで。私服になると、あまり気づかれなかったりすることもあります」とのこと。そうこう話している間に“湘南春コーデ”が出来上がりました。
まずは、「湘南でのおさんぽをイメージしたカジュアルコーデ」だという1セット目のコーディネートです。「のんびり気ままにおさんぽをするのにぴったりの服装だと思います。ポイントはオーバーオールのチャックの緑とシャツの緑です」とのこと。このコーディネートに乙部さんは「さすがです。可愛いらしい雰囲気で本当にお似合いです」と太鼓判です。
つづいては、少し雰囲気をかえて“女の子っぽい”コーディネートです。「見てほしいのはワンポイントのキリンです!」と自信満々の山之内さん。乙部さんも「たしかにキリン目立ちますね。これはデートとかに着ていったら話のきっかけにもなって良さそうですね」と笑顔です。「服を選んでいてすごく楽しかったし、なんだか一点一点に愛がある感じがして、地元の方に愛されるお店って分かる気がしました」と楽しんだ様子でした。
SEGAL(シーガル)
1988年創業の古着屋。アメカジをメインに90年代のヴィンテージ古着が幅広く、常時1万点以上取り揃えている。若い方が多く訪れる藤沢本店に加え年齢層が高めの方向けに江ノ電長谷駅至近・長谷店もオープンさせている。地元に愛されているうえスタイリストも多く訪れるという名店。
乙部 遊さん
Profile
藤沢市出身のアーティスト。高校の同級生でもある野崎良太さんとともに「Eastside Transition」として活動中。
MOVIE
地元で愛される古着の名店
Sponsored by 三菱電機株式会社
取材協力:江ノ島電鉄株式会社
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