04.

昼とは違う夜の顔
光と花の美しい饗宴

LOCORECO
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さて、この旅最後のロコレコさんに会いにやって来たのは、1974年創業、切りバラ農家の「神生(かのう)バラ園」です。迎えてくれたのは神生バラ園代表の神生 潤一さんです。こちらのバラ園では約1,400坪のガラス温室でおよそ30種のバラを育てているそうです。ビニールハウスではなくガラス温室であることで日光の透過の具合が良くバラの生育に良い環境を作れるそうです。

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年間でおよそ45万本のバラを出荷しているという同農園。オランダなどをはじめ各国で数万もの種類が毎年増えていく中で、神生さんのセンスで最新のバラを取り入れ、生産されています。また神生さん自身も新品種を発表しています。可憐な花姿と茶色を含んだニュアンスカラーが特長の「シュバルツシルト」(写真1枚目)という品種は神生さんが名付け親だそうです。また、淡いピンクが可愛らしいバラ(写真2枚目)は、まだ名前がついていない新品種だそうです。

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バラ園の見学を終えると、今回誕生日が近かった大友さんに神生さんがバラの花束を贈ってくれました。「バラの花束をもらったのは初めてです。しかもこれ25本!私の年齢と一緒です」と目を輝かせます。「おめでとうございます!ケンジントンガーデン、ミントティー、ピーチアバランシェの3種類25本のバラを使って大友さんをイメージして、作りました」と神生さんに祝ってもらいました。そんな神生さんがレコしてくれるのは、「昼とは違った幻想的な“いばらきフラワーパーク”」とのこと。「お誕生日を祝ってもらったうえ幻想的な景色もみられるなんて幸せです」と大友さんも楽しみな様子。

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夜になり、ライトアップされた「いばらきフラワーパーク」にやってきました。「昼間の景色とは本当に違いますね!昼間はお花がカラフルで楽しいですけど夜はゴールドの光が幻想的です。雨上がりだから路面も輝いてステキです!」と大友さん。「昼とは違った表情で幻想的な光と花の空間をお見せしたかったんです」と神生さんに案内してもらいエントランス入ってすぐのバラと光のトンネルに向かいます。「このトンネルのバラは日本で生まれたもので、“ユイットカンパーニュ”という“いばらきフラワーパーク”のために作られたバラなんですよ」と教えてもらいました。

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神生さんによると、今の季節は「フラワーイルミネイト」というイベント期間で6,000平米のバラテラスに咲き誇る2,000株2万輪のマリーゴールドと800品種の秋バラがシャンパンゴールドの灯りでライトアップされているんだとか。また2024年11月30日からはシーズン2として「ウィンターイルミネイト」というイベントにかわりライトアップも変更。2025年1月13日まで幻想的な空間で、光と花の饗宴を楽しむことができるそうです。

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また、園内では花とイルミネーションだけでなく様々な楽しみ方ができました。レストラン「ローズファームハウス」前では焚火台が設置され、例年大人気のマシュマロや、カマンベールチーズ、茨城県産のほしいも、石岡産弓豚を使用した自家製ベーコンなど、串物メニューを味わえます。大友さんはマシュマロをチョイスしました。

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ほかにも、園内にある木製ブランコはイルミネーション期間中、星空ブランコとして、夜空をより近くに感じる幻想的な時間を過ごすことができました。また、光の演出を自身で楽しめる仕掛けも園内には準備されており「ひかりとつながるデッキ」では、QRコードカードをボックスにかざすとバラテラス全体に光と音の演出が出現しました。「美しい光や音の中で色々な体験をしながら、昼とは違うお花の表情をみられて幸せでした。全身余すところなく五感で楽しむことができました」と笑顔で旅を締めくくったのでした。

神生バラ園

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1974年に生産をスタートした切りバラ農家・神生バラ園。1400坪のガラス温室で約30種類以上のバラを年間通し、主に水耕栽培で育てている。事業者向けへの卸しを行っていたが、2020年4月よりオンラインショップで個人向けの販売もしている。

INFORMATION

住所 | 茨城県石岡市吉生3113
電話番号 | 0299-44-0333
in ISHIOKA CITY

神生 潤一さん

Profile

お父様の代からバラ農園をやっており、今年で50年目を迎えた神生バラ園代表。

MOVIE

いばらきフラワーパークは夜もキレイ!

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05.LET’STRAVEL

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