旬の味をギュッと凝縮!
地元の恵みを味わい尽くす



次にやって来たのは、JR石岡駅西口にひろがる市街地。こちらのエリアは瓦屋根の商家をはじめ、昭和初期の都市部で商店を建てる際に流行した建築様式のひとつである看板建築など、レトロな街並みが見られます。不思議な街並みの景観を感じながら街歩きを楽しみます。


こちらで出会ったのは、3人目のロコレコさん・原部 直輝さんです。原部さんは生まれも育ちも石岡市八郷エリア。八郷の良さを残し、地元の人たちがもっと生き生きと暮らせる地域にしたいという思いから八郷盆地で子ども向けの宿泊型自然体験「八郷留学」というプロジェクトを発足し、活動しています。(現在は事業改革のためプログラムはお休み中。来春にプログラムを再会する予定)


八郷エリアを愛する原部さんが連れてきてくれたのは、築50年の古民家をリノベーションして作ったカフェ。ブルーベリー農家の栗原さん夫婦が3年前にオープンしました。原部さんがレコしてくれるのは、地元の農作物を使ったジェラートだそうです。「実はこちらのオープン前から試作品を食べさせてもらっているくらい仲良くしているんですけど、ひいき目ではなく、本当に美味しいから是非大友さんにも食べてもらいたいです」と原部さん。


原部さんによると、筑波山麓の温暖な気候に恵まれた八郷地区は、豊富な水と温暖な気候があいまって、1年を通して色々な種類の果物が楽しめるそうです。また八郷エリアを縦断する道路は“フルーツライン”とよばれ、ブルーベリーやぶどうをはじめ、いちごや柿、梨など1年中フルーツ狩りを楽しめる観光果樹園が数多くあるんだとか。旬の恵みをジェラートで食べられるということで、楽しみに待ちます。


最初にいただいたのは、「柿のジェラート」です。石岡市の八郷地区は皇室献上柿を産出する柿の名産地で、富有柿をはじめ様々な品種が揃っているそうです。「こちらのジェラートは早熟な早生柿を使っているんですが、甘味もしっかりあるので美味しいですよ」と原部さん。「甘いけど、全然くどくないです。なめらかなんだけど、食感が残っているから柿の実を食べているみたいです」と大友さん。


続いては「焼き栗のジェラート」です。原部さんの同級生が経営する「あっちゃん農園」の直売所で人気商品となっている焼き栗を使用しているとのこと。「私、最近、栗にハマっていて、毎日、甘栗を食べているくらいなんです」という大友さん。「最初に少しの甘みが来て、後味にコクが残る!栗の食感も楽しめて、最高です。大人のジェラートですね」と旬の美味しさを楽しみました。


原部さんのお子様も同店のジェラートデビューを果たしたそうで、お気に入りなんだとか。「こんなに美味しいジェラートを楽しめるなんて羨ましいです」と大友さん。八郷の旬を凝縮したこだわりのジェラートをいただき大満足なおふたり。ゆっくりとした上質な時間を楽しみました。
古民家カフェ 岡野ファーム




原部 直輝さん
Profile
4年前に石岡市八郷地区にUターンし地元の活性化に尽力している。
MOVIE
焼栗をジェラートに⁉旬の美味が味わえるスイーツ
昼とは違う夜の顔
光と花の美しい饗宴
