体感できる神事!
鎌倉時代からの伝統



次にやって来たのは「正法寺」。境内の至る所にカエルの置物があり「こがえるでら」の愛称で親しまれています。SNSスポットやパワースポットとして、県内外から注目されているお寺です。


「こがえるでら」名物ともいえるシャボン玉に迎えられ出会ったのは3人目のロコレコさんの杉村 美穂さんです。「杉村さんは観光協会で働かれているんですね?では、色々な場所をご存じですよね?そんな杉村さんが紹介してくださるのは、どんな所ですか?」と伊原さん。すると「鎌倉時代から伝わる神事を紹介します」と杉村さん。「神事?すごく気になります」と移動することに。


やってきたのは「乗馬クラブピント」。「馬がいっぱいですね。ここで乗馬を体験するんですか?」と伊原さん。「いえ、実は伊原さんに体験していただきたいのは流鏑馬(やぶさめ)なんです」と杉村さん。
「なるほど!鎌倉時代からの神事は流鏑馬なんですね!でも、そんなのできるんでしょうか!」と伊原さん。

なんでも杉村さんによると、クラブのオーナーである上野 公逸さんが源氏の末裔で、ご先祖がこの地に流れ着いたこともあり、“源頼朝が始めた流鏑馬”を飯塚で受け継いでいるんだそうです。「ここの乗馬クラブでは、流鏑馬の体験ができるんですよ。六花ちゃんもやってみてください」と笑顔の上野さん。「本当にできるんでしょうか?」と少し不安気味の伊原さんです。


まずは、弓を射る練習から。小笠原流流鏑馬の宗家、上野さんのお弟子さんである高山 裕章さんに教えてもらいます。流鏑馬を体験してみたかったという伊原さん、「なんだかすごく楽しくなってきました」と興味津々です。姿勢も美しく弓を射る姿はとても様になっていました。


続いては、木馬にのって弓を射る練習。こちらは、回転する木馬に乗って、バランスをとりながら、的を射る練習です。杉村さんや師匠の高山さんにも褒められるほど上達してきました。


練習を終えた伊原さん、正装に着替えていざ実戦です!おとなしく揺れにくいという日本の在来馬である“和駒”の虎王丸(とらおうまる)が相棒です。早速、虎王丸に乗って3本の矢を打つことに。1周につき1本の矢を射っていきます。

なんと3周中3本の矢を命中させる皆中(かいちゅう)の快挙。しかも最終の一矢は的の真ん中を射抜きました。これには大喜びの伊原さん。

「3本とも命中できました!」と笑顔の伊原さん。「センスが良いですね!素晴らしいです」と上野さん。「すべて命中させるなんてさすがです」と杉村さんも喜びます。素晴らしい結果に笑顔で体験を終えた伊原さんでした。
こがえるでら 正法寺(しょうほうじ)

乗馬クラブピント

乗馬クラブピントは、自然豊かな緑に囲まれた会員制の乗馬クラブ。場内馬場での乗馬はもちろん、馬の世話を通し、馬と触れ合うこともできる。
また乗馬クラブに隣接する敷地内に「小笠原流流鏑馬稽古所」があり、乗馬の経験レベル、弓道の経験レベルに合わせた流鏑馬体験をすることもできる。



杉村 美穂さん
Profile
飯塚市観光協会で働いている。生まれも育ちも飯塚市の杉村さんは飯塚市の事をなんでも知っている。
MOVIE
自然の中で体験する鎌倉時代の神事
家族や仲間と楽しみたい
フレッシュな極上スイーツ
