03.

連綿と続く優しい味
名物おかみに逢いに行く

LOCORECO
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次なるロコレコさんに会いに来たのは、江ノ電鎌倉駅。こちらで出会ったのは、鎌倉の情報を発信するWEBサイト「かまくらいふ」編集長のひとみさんです。「鎌倉のことならなんでも知っていますよ。このあたりは小町通りといって“THE鎌倉!”といった雰囲気ですが、今日はディープな鎌倉を紹介しますね」とひとみさん。期待が高まります。

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たどりついたのは、小町通りとは駅をはさんで反対側のエリアにある昭和レトロな商店街“丸七商店街”です。飲食店や精肉店、洋菓子店、雑貨店など18店舗が軒を連ねています。「映画のセットみたいで渋くて格好良いです。焼き鳥屋さんにカヌレ屋さんに雑貨屋さん。ワクワクします」と目を輝かせる山之内さん。ひとみさんに案内されたのは「野分 本店(のわき ほんてん)」です。

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店内で迎えてくれたのは、この道58年「元気に仕事ができることが最高!」と笑顔いっぱい御年80歳のママさんです。同店はディープな鎌倉好きの常連さんに愛される銘店。「最高に美味しいおでんが食べられます」と鎌倉愛あふれるひとみさんも太鼓判です。

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まずはお通しとして「おでんのスープ」をいただきました。50年以上、ママさんが研究に研究を重ねたこだわりのスープは醤油を一切使用せず、おかかとこんぶと塩のみを使用。「最高です。このスープを使ったおでん食べたいです」という山之内さんにママさんが笑顔で、おでんをみつくろってくれました。「丁寧なお出汁だから素材も喜んでいます」と舌鼓を打つ山之内さんに「このお出汁を使った焼酎の出汁割りも飲んでみませんか?」とひとみさんが誘います。出汁割りもお口にあった様子の山之内さん、おでんを味わい尽くしました。

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「実は、もう一品、食べてほしいものが“もつ煮”なんです」というひとみさん。「野菜を入れると甘味がですぎちゃう…」というママさんこだわりの“もつ煮”は豆腐とこんにゃくともつのみ。やわらかい味噌味と少しパンチのきいたニンニク風味の絶妙の味付けは企業秘密。「すごい美味しい。ニンニクがきいているけど、まったくもつの臭みがなくて、ずっと食べられちゃう」と山之内さんもお気に入りです。「毎週食べたい」という山之内さんに、ママさんは「毎週おいで」と笑顔です。

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おなかいっぱい食べた後はママさんの話に耳をかたむけます。「鎌倉は、山もある。海もある。そして良い人ばっかり。本当に良い街よ。飲食は素人ではじめたけど、みんなが支えてくれたの」とママさん。「ママさんも優しいから、みなさんが集まってくるんですね。わたしも、ここに来れて、もっと鎌倉が好きになりました」と感動の山之内さんでした。

野分 本店(のわき ほんてん)

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「家庭的なお店」をテ-マに鎌倉で50年以上飲食店を営んでいるママさん。そのママさんが丸七商店街に同店をオープンしてから13年目を迎えた。姉妹店には、同商店街内に「焼き鳥 天昇」、裏小町と呼ばれるエリアの御成町に「野分」がある。また「野分 本店」のおでんの具で人気の一品が“トマト”。優しい出汁とブラックペッパーの刺激が食欲をそそります。

INFORMATION

住所 | 神奈川県鎌倉市小町1丁目3-4
電話番号 | 0467-22-5039
in KAMAKURA CITY

ひとみさん

Profile

「かまくらいふ」編集長。観光で訪れた鎌倉に魅了され、北海道から約4年前に移住。

MOVIE

鎌倉の超ディープなおでん屋さん

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04.LET’STRAVEL

漁師町ならでは!
魅惑のグルメに舌鼓!

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