梅酒で乾杯!
推しの1杯に出会う場所
続いてやって来たのは、JR紀伊田辺駅前広場です。「弁慶さんがいますよ!すごい迫力ですね」と弁慶像を見上げる矢吹さん。
源 義経に仕えた伝説の豪傑・武蔵坊弁慶。その幼少期にまつわる史跡や生涯をしのんで植えられたという“弁慶松”などが残っている田辺市は、生誕の地として有力視されており、弁慶は地元の英雄として親しまれています。
弁慶像をながめていると「奈子さん、こんにちは!」と声をかけてくれたのが、2人目のロコレコさん、田中 裕子(たなか ひろこ)さんです。「素敵な髪色ですね!」と矢吹さん。「遠くから見てもらっても気づいてもらえるようにしています」と笑う田中さん。田中さんは文具店「寒川紙店(そうがわかみてん)」のスタッフで、空き家を使った地域貢献活動でも活躍しています。また田中さんは田辺市の特産品、梅農家の娘さんでもあります。
田辺市は黒潮の影響で温暖な気候、長い日照時間、ほどよい雨量という気候的な条件に恵まれており、梅の生産量、梅製品の出荷量はともに全国トップクラスを誇ります。多く栽培されている梅の品種は「南高梅」。皮が薄く、果肉が厚く、種が小さい南高梅は、梅干しに最適の品種です。また、梅酒や梅ジュースに使われる「古城(ごじろ)梅」など、様々な品種が栽培されています。
※1枚目写真提供:田辺市
そんな日本を代表する産地の梅農家育ちである田中さんがレコしてくれるのは「140種類以上の梅酒の飲み比べができる梅酒専門店」との事。お酒が好きだという矢吹さん、期待が高まります。
連れてきてもらったのはJR紀伊田辺駅から徒歩1分の「梅酒おたのしみ処 うめ子」です。
「こんなにたくさんの梅酒があるんですね?どれにするか迷っちゃいます」と矢吹さん。
「もちろん単品で頼む事もできるんですが、様々な梅酒を色や香り、梅の品種や熟成度合いなどテーマに沿って3種類ずつセレクトした飲み比べのセットも提供しているんですよ」と田中さんに教えてもらいます。
それを聞いて矢吹さんが選んだのは、田辺市にゆかりのある梅を使用した『「梅」くらべ ~まさに田辺編~』のセットです。
「実は田辺市には、梅酒で乾杯条例があるんです。会のはじめや食事のスタートに紀州梅酒や梅ジュースによる乾杯が奨励されているんですよ。私たちも乾杯しましょう」と田中さん。
田辺市発祥の古城梅(ごじろうめ)を使用した定番の味わいの「むかし梅酒」、南北朝時代からあった鶯宿梅(おうしゅくばい)を使用した香高く力強い味わいの「鶯宿梅酒」、パープルクィーンという平成生まれの品種を使用した鮮やかな赤色が特徴の「ロゼ梅酒」をいただきました。
最後に田中さんおすすめの梅酒「とろこく桃姫」をいただく事になりました。「和歌山県産の桃と完熟南高梅を使ったジュース感覚で楽しめる梅酒です」と田中さん。
「とろみがあってすごく美味しいです!たくさんの種類があって、こんなに梅酒って奥が深いんですね!本当に楽しかったです。ありがとうございました」と大満足な様子の矢吹さんでした。
梅酒おたのしみ処 うめ子
田中 裕子さん
Profile
田辺市特産品である梅農家の娘さん。おじいさまが始めた文具店「寒川紙店(そうがわかみてん)」で働いている。
MOVIE
推しの梅酒に出会えた!
200の店舗がひしめく
夜の美味しい飲食店街