湧水が育てた食材を
古民家イタリアンで
続いてやって来たのは、地元の人々に愛されるスーパー「ひまわり市場」です。「スーパーで待ち合わせって、あんまりないですね。珍しい」と大友さん。「地元のスーパーに来ると、地元の人の食生活がよりよく見えるから、ちょっと楽しみですね」と大友さんの目が輝きます。
店に入るや否や、威勢の良いマイクパフォーマンスが聞こえてきました。その声の主は、2人目のロコレコさん、ひまわり市場の社長・那波 秀和(なわ ひでかず)さんです。「いらっしゃいませ! 本日は特別に『朝だ!生です旅サラダ』から大友 花恋さんがご来店! さあ、いろいろ見ていってちょうだい!」と那波さん。「さすが普段からマイクで喋ってらっしゃるから、言葉が上手すぎます」と大友さんも驚きます。
たくさんのこだわり商品が棚に並ぶ店内で那波さんが真っ先に案内してくれたのが「歴史的メンチカツ」。「松阪牛7割と鹿児島の黒豚3割。チャンピオンクラスのお肉2種が、相撲のようにぶつかり合っているんですよ」と那波さん。油を一切足さないため、お肉の旨みがダイレクトに伝わります。土日限定・1日100個、しかも約1分で完売するという驚異の人気とそのお味に、大友さんも感激です。
ひまわり市場でもうひとつ目を引いたのが「八ヶ岳湧水鱒(やつがたけゆうすいます)」。「1972年創業の『川魚専門店 みやま』という養魚場で育てられたマスなんです。北杜の湧水で育てているんですが、水温が年間通して11℃と冷たい。そこでゆっくり育つから、身が締まって臭みがないんです。こちらも人気商品のひとつです」と那波さん。「すごく色が濃いですね」と大友さん。「この鮮やかな身の色が、北杜市の清らかな水が育てた証なんですね」と感心します。
「先ほど紹介した『八ヶ岳湧水鱒』を使った、とっておきの料理を出してくれるお店が北杜市には、およそ20店舗もあるんです」と那波さん。北杜市の食材を知り尽くした那波さんが、その中でも太鼓判を押す名店を紹介してくださることに。「普段よくいただくのは海のサーモンなので、北杜市のキレイなお水で育った鱒がどんなお味なのか、本当に楽しみです」と大友さん。期待に胸を膨らませながら、たどりついたのは「ふらここ食堂 fracoco italian(ふらここしょくどう ふらここいたりあん)」です。
築およそ170年の古民家を改装したイタリアンレストラン「ふらここ食堂 fracoco italian」。「一見するとイタリアンな感じではないですね」と大友さん。木の温もりが漂う空間に足を踏み入れると「なんだか癒やされますね」とつぶやきます。迎えてくれたのはオーナーシェフの高橋 昭浩(たかはし あきひろ)さん。シェフのコンセプトは「素材の味を生かすこと」。ひまわり市場で仕入れた地元野菜と湧水鱒が、こだわりの一皿に姿を変えます。
席に着くとさっそく運ばれてきたのは「八ヶ岳湧水鱒のマリネ 季節野菜ぞえ」。お店の庭で採れた野草も添えられた、目を惹く一皿です。「マス、全然臭みがないですね。すごく爽やかで、身が締まってます! 食感がしっかりしてる!」と大友さん。「お野菜もみずみずしくてシャキシャキ! 海のサーモンとはまた違う淡白さがある分、いろんな料理を引き立ててくれる印象があります」とその味を楽しみます。
続いて登場したのは、シェフが手打ちしたパスタを使用した「八ヶ岳湧水鱒とアスパラのタリアテッレ」。生クリームを使わず、アスパラそのものをソースにした渾身の一皿です。「緑とオレンジのコントラストが輝いている!」と目を輝かせた大友さん。「火を入れたものもまた美味しい!食感がほぐれる時の爆発力がすごい! うま味がふわっと広がる感じで、さっきのマリネとは、また別物ですね。ここに来ないと食べられない!」と大満足の様子。
「美しい水に育まれた素材がなせる技ですよね」と大友さんの口から自然と言葉がこぼれます。「美味しいものがいっぱいある北杜市で、お店に迷っちゃうので本当に嬉しいです。また家族でも来たい味です!」と大友さん。「八ヶ岳湧水鱒はほかのお店でも楽しめますので、ぜひ八ヶ岳湧水鱒めぐりも」と那波さんも笑顔です。北杜市の清らかな水が育てた食の豊かさを全身で感じた時間でした。
ふらここ食堂 fracoco italian
(ふらここしょくどう ふらここいたりあん)
ひまわり市場
那波 秀和さん
Profile
ひまわり市場社長。全国から選び抜いた食材と地元農家の新鮮な食材が並ぶ、北杜市の食の発信基地を運営。那波さんによる店頭でのマイクパフォーマンスも名物。
MOVIE
湧水で育んだ美味食材
あの天然水の工場へ!
南アルプス水の旅