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最高のお酒を味わい尽くす
ゆったり過ごしたい癒やし空間

LOCORECO
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今回、矢吹さんが最初に訪れたのは、久留米百年公園です。色とりどりのツツジが咲き誇る園内を楽しんでいると、出会ったのは1人目のロコレコさん・荒巻優子さん。昼はカフェメニュー、夜はアルコールメニューも提供するカフェバーのオーナーです。

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しばし、ふたりでお散歩をします。荒巻さんによると、久留米百年公園は、1989年に久留米市が市制100周年を記念してできた公園。春の園内には久留米市の花であるクルメツツジをはじめとするツツジが咲き誇ることが有名で、年間を通して様々な催しが開催されているんだそうです。

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荒巻さんがレコしてくれるのは“久留米の自然が生み出した最高のお酒”とのことで、やってきたのは1898年創業の酒造所「杜の蔵」です。なかでも今回はお酒の試飲やスイーツ、おつまみなどを楽しむことができる「杜の離れ」にやってきました。2020年、酒蔵に併設する母屋の一部を改装しオープンした人気のスポットです。

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こちらで迎えてくれたのは「杜の蔵」5代目の森永一弘さん。地元産の酒米と清く軟らかな味わいの高良山(こうらさん)の伏流水を使用し初代から親子4代にわたり100年以上、三潴杜氏(みづまとうじ)の技術を 受け継いでこられました。

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荒巻さんが「まずは飲んでほしい」と頼んでくれたのは久留米市の米、米麴、久留米市は高良山の伏流水のみを原料とした純米づくりメイドイン久留米のお酒「純米吟醸 翠水(すいすい)」です。
第六回福岡県酒類鑑評会にて金賞を受賞したという「翠水」は優しい香りと上品な甘さで女性にも人気の一杯。

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さっそくいただきます。「優しくてフルーティーな香りと飲み口です」とその美味しさに魅了されます。「みどりと水がきれいなこの街で育ったお酒なので“翠水”という名前なんですが“スイスイ”飲めてしまうのも名前の由来なんですよ」と森永さんが教えてくれました。矢吹さんも荒巻さんも納得の表情でした。

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すると荒巻さんから「お酒だけでなくお酒に適したスイーツもおすすめなんですよ」とオーダーしてもらったのは「翠水」を使用しているという「フォンダンショコラ」です。「チョコとお酒の香り、本当に相性が良いですね」と笑顔の矢吹さん。「お酒好きでもスイーツ好きでも、それぞれが楽しめる本当におすすめの場所なんですよ」と荒巻さんも笑顔です。

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「実はもうひとつ紹介したいお酒があるんです」と荒巻さんがオーダーしてくれたのは吟醸酒を絞ったあとの酒粕を使用して作られた酒粕焼酎「吟香露(ぎんこうろ)」です。森永さんによると「杜の蔵」では酒粕を肥料として米作りを行う“循環”という手法をとっています。なかでも同蔵の製法は米をつくり日本酒をつくり、そこから出た酒粕で焼酎を作り、焼酎を蒸留した後にできるものを肥料として、また米を作るという珍しいもの。

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「こんな焼酎は初めて飲みました。フルーティーな香りの中にお米の香りもして、すごく飲みやすいです」と矢吹さん。「ゆっくりとしたい時にふらっと立ち寄ることができる癒やしの場所なんですが、気に入っていただけて嬉しいです」と荒巻さん。楽しい会話は続いたのでした。

杜の蔵 杜の離れ

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1898年に創業の酒造所「杜の蔵」が2020年にオープンしたのが「杜の離れ」。酒蔵に併設する母屋の一部を改装しており日本庭園を眺めながらお酒を楽しむことができるほか、定番のお酒や季節のお酒、杜の離れ限定酒などを購入することができる。お酒とおつまみのお得なセットにくわえ、お菓子と八女産の緑茶・和紅茶を楽しめるセットもあるので、お酒に弱い人やドライバーも安心です。

INFORMATION

住所 | 福岡県久留米市三潴町玉満2773
電話番号 | 070-4351-6939

in KURUME CITY

荒巻 優子さん

Profile

café&bar 「LEGATO」オーナー店長。「杜の蔵」との出会いは学生時代のボランティアがきっかけ。

MOVIE

久留米の自然が生み出す地酒

LOCORECO
02.LET’STRAVEL

美しく緻密につむぐ
やさしくて深い“あい”

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