03.

久留米っ子のご褒美!

家族で食べるソウルフード

LOCORECO
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つづいて会いに来たロコレコさんは久留米市役所職員の秋山太さんです。秋山さんは地域福祉に携わりつつ久留米で頑張る人たちにフォーカスしたフリーペーパーを発行しています。取材から印刷・製本まですべてご自身の手で行っている熱心ぶり。そんな秋山さんがレコしてくれるのは「久留米市に根付いたソウルフード」とのこと。期待が高まります。

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久留米市の中心地にある繁華街「文化街」を歩いてやってきたのは「炭火焼ごとう」です。「かわいいちょうちんが目印ですね。炭火焼ですか?なんだろう?すごく楽しみ」という矢吹さんに「中に入ったらすぐに分かりますよ」と秋山さん。さっそく店内へ。

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「久留米市のソウルフードは“焼き鳥”です。大人がお酒を飲むときだけでなくて、運動会の後なんかに家族で食べに行くのも一般的なんですよ」という秋山さんに「そうなんですね。地域に根付いてるんだ。私も焼き鳥はよく食べますし大好きです」と矢吹さんが応えます。むかえてくれたのは大将の後藤成幸さんです。久留米焼き鳥の銘店で修行した大将が腕を振るう同店。数あるお店の中でも人気の一店です。

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「もともとは筑後川流域で工業が発展して、その工場で働く人たちのお腹を満たす料理として焼き鳥屋が増えたそうなんです。今では140軒以上あると聞いています」と秋山さん。「メニューもたくさんあるし楽しみです」ということで、まずは乾杯です。

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「最初に“豚バラ”を必ず食べます」と言う秋山さんに対して「焼き鳥だけど豚なんですね?」と不思議そうな矢吹さんです。「食材は鶏肉に限定されていなくて、串に刺して焼いたものすべてを久留米市では“久留米焼き鳥”と言うんですよ。昭和30年代の屋台での提供が発祥らしいんですが、豚が主体だったそうです」とのこと。

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「つぎに食べてほしいのは肉やベーコンで野菜を巻いた巻き物串です。巻物き串は久留米が発祥だと言われているんですよ」と秋山さん。トマト巻き、アスパラ巻き、ウズラ巻きをいただきました。「トマトとチーズは最高ですし、アスパラも歯応えが最高!でも一番びっくりしたのはウズラ巻き。梅肉につけて食べるのが新しくて美味しいです」と感激の様子でした。

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秋山さんから「では、これぞ久留米焼き鳥というべく“ダルム”も召し上がってください」と紹介を受け実食。「ダルムですか?初めて聞きました。表面はカリっと、中はふんわりで新食感!」と感激です。「ダルムの部位は“豚の腸”なんですが、ドイツ語で“腸”を“ダルム”って言うんです。久留米市は医者の街と呼ばれるほど医者や医学生が多くて、その人たちが“ダルム”と呼び始めたことがきっかけだそうです」とのこと。

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「大将!ダルム、美味しいです!」とにっこり笑顔の矢吹さん。「焼き鳥を食べに来て“とり”を食べなかったのは初めてでしたが、久留米の焼き鳥文化を知れて嬉しかったです。みんなに知らせて広めたいと思います」と“ならでは”のグルメを楽しんだ模様でした。

炭火焼 ごとう

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久留米随一の繁華街“文化街”に店を構える同店。大正の後藤成幸さんは、既に閉店した久留米の伝説的焼き鳥店「とり清(しょう)」で約17年間修行。自らが厳選した素材を一本一本丁寧に手打ちし、名店で鍛えた技を駆使し焼き上げている。高温で旨味を閉じ込める炭火を使った逸品の数々はヤミツキになること請け合いです。

INFORMATION

住所 | 福岡県久留米市日吉町12-59
電話番号 | 0942-35-1388

in KURUME CITY

秋山 太さん

Profile

久留米市役所で地域福祉をしながら「グッチョ」というフリーペーパーを発行している。「グッチョ」は「何かをし合う」という筑後弁。

MOVIE

久留米のソウルフード

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04.LET’STRAVEL

旬の味覚を贅沢に!
老若男女に愛される場所

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