03.

木のカフェの
ご褒美モンブラン

LOCORECO
wakayama wakayama
fuji
fuji

川上屋を出ると、笑顔の女性が待っていました。この旅3人目のロコレコさん、星谷 奈美(ほしや なみ)さんです。岐阜市の出身で、2年ほど前に中津川市へ移り住み、「ito+(イトプラス)」名義で木のアクセサリーなどを手がける木工作家。「ここに来るまで栗はそんなに得意じゃなかったんですけど、中津川市の栗で“こんなに美味しいのか”って気づいたんです」と笑います。

fuji

「和菓子の次は、栗の“洋菓子”を一緒に食べに行きませんか?」と星谷さんが連れてきてくれたのは、木を基調にした一軒のカフェ&ショップ「meet tree HITO to KI(ミートトゥリー ヒトトキ)」です。「わぁ、可愛いお店。それに、すごく新しい感じがしますね」と、外観を見上げる大友さん。木のぬくもりと洗練された佇まいが溶け合う外観に、栗のスイーツへの期待がふくらみます。

fuji
fuji

「実はこのお店、中津川市で100年以上続く木材会社が手がけているんです」と星谷さん。「木が印象的なお店という感覚は間違いじゃなかったんですね」と大友さんも応えます。2024年にオープンしたばかりで、店名の“ヒトトキ”には、「人」と「木」、そして漢字にすると“休”むという意味が。テーブルや食器にもヒノキが使われ、一歩入れば「ヒノキの香りに包まれて心地よいです」と大友さん。木曽ヒノキ(きそひのき)を育む、木のまちならではのお店です。

fuji
fuji

まず登場したのは、「栗のテリーヌ」。テリーヌとは、型に材料を詰めて固めた、フランス生まれの料理・菓子のこと。小麦粉を使わないグルテンフリーで、つなぎに頼らないぶん、断面には栗がぎっしり。栗をふんだんに使った贅沢な一品です。「本当だ、これはテリーヌだ。栗の実とそれ以外の部分、それぞれの輪郭が、しっかり強調し合ってる」と、うっとりの大友さんでした。

fuji
fuji

続いては、看板商品のひとつ「meet tree 中津川プレミアムモンブラン」(秋冬限定)。円筒状のヒノキの器に、ふわふわの栗粉(くりこ)が雪のように盛られています。使う栗粉は、なんと栗きんとんにすると3〜4個分。その下には、砕いたカステラ、自家製カスタード、生クリームがひそんでいます。仕上げは、意外にも抹茶塩です。かわいらしい見た目に興味津々な様子の大友さん。

fuji
fuji

星谷さんに促され、大友さんが木の枠をそっと真上へ——ふわり。「雪だ、粉だ、夢のような粉だ!」と大友さん。栗の雪山が現れました。ひとくち食べて、「ふわふわの栗粉が口に入った瞬間に溶けて、最後に抹茶塩がお茶の香りを残していく。なんて最新スイーツ!こんな幸せなモンブラン、あったんだ」と興奮気味です。

fuji

「栗の表現を、こんなにできるってすごいです!」と笑顔の大友さん。蒸したての栗にはじまり、栗きんとん、栗のテリーヌ、そしてモンブラン。同じ栗が、和菓子にも洋菓子にも、まるで違う表情を見せてくれました。ひとつの素材をどこまでも楽しむ。そんな中津川市の栗の奥深さを、心ゆくまで味わったひとときでした。

meet tree HITO to KI

ミートトゥリー ヒトトキ

thumb
  • thumb_item
  • thumb_item
  • thumb_item

中津川市で100年以上続く木材会社が、木の魅力を伝えるために開いたカフェ&ショップ。2024年オープンで、テーブルも食器もヒノキづくし、一歩入れば木の香りに包まれる。看板商品は、器を持ち上げて栗の雪山が現れる「meet tree 中津川プレミアムモンブラン」(秋冬限定)。1年を通して味わえる「モンブラン of ENA」も人気の逸品。店内には木の雑貨やヒノキ製品のショップも併設し、売上の一部を森の再生にあてる、サステナブルな一軒。

INFORMATION

住所|岐阜県中津川市駒場476-2

電話番号|0573-67-7727

in NAKATSUGAWA CITY

星谷 奈美さん

Profile

木を素材にものづくりを続ける作家。中津川市の自然と優しい人柄にひかれて暮らす。食いしん坊で好奇心旺盛、雨あがりに雲が山へのぼる景色が大好きだという。

MOVIE

木のカフェで頂く洋菓子

LOCORECO
04.LET’S TRAVEL

石畳の馬籠宿を
ぶらりと歩く

photo_next