貧女の一燈 お照の墓

白神山地
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高野山奥の院にある燈籠堂には千年近くも灯り続ける燈籠があり、これを「貧者の一燈」という。この燈籠はかつて養父母の菩提を弔うため、お照という少女が自分の黒髪を売って献じた燈籠と言われる。かつらぎ町天野の里の一角にそのお照を祀る小さな墓と石碑が残っている。供養塔は天和2年(1682)妙春尼によって建立。貞受5年(1688)には天野の僧侶浄意が女人の苦しみを救うために代受苦の行を十年間勤め、その後に碑が作られたと伝わっている。

INFORMATION

住所 和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野
駐車場 あり(50台)
※丹生都比売神社駐車場をご利用ください。

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