03.

洋館から歩いて1分
和も洋も、桃仕立て

LOCORECO
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続いてやって来たのは、1883年建築の旧伊達郡役所。現存する郡役所建築として最大規模を誇る、国の重要文化財です。「すごい素敵な建物ですね。洋風の中に、和の雰囲気もあって。窓のガラスがカラフルで綺麗です」と矢吹さん。西洋の建築を手本にしながら、日本の大工が自分たちの技で建てた。そんな明治ならではの意匠に、思わず見とれます。

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かつて会議などにも使われた館内は、明治の面影をそのまま残す、まちのランドマーク。歩くたびにきしむ床も「歴史を感じますね」と、愛おしそうな様子。2階のベランダに出れば、桑折町のまちなみが一望できます。

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ここで出会ったのが、3人目のロコレコさん、和泉 真司(いずみ まさし)さん。桑折町商工会青年部の部長です。ベランダからまちを眺めながら「向かう先は、あそこです」と指さしたのは、「昔からお世話になっている先輩のスイーツ店。うちは6人家族で、年に6回あそこで誕生日ケーキを買うんです」という自慢のお店です。

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歩くこと約1分。たどり着いたのは、1950年(昭和25年)創業の「手作り菓子工房 大野屋」。
ほんのり桃色の外観に、「桃の町だからでしょうか」と、入る前から心が躍ります。

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迎えてくれたのは、和泉さんの小中学校の先輩でもある3代目の大野 雅史(おおの まさふみ)さん。
和菓子と洋菓子の両方を手がけるお店で、「店内が和菓子と洋菓子で分かれてるんですね!」とさっそく気づく矢吹さん。ちなみに和菓子側の人気No.1は、あんぱんなんだとか。そしてこの夏のお目当ては、桑折町の桃を使った手づくりお菓子たちです。

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まずは、桑折町産の桃がゴロゴロ入った「桑折桃ふく」。「持っただけで、もっちもち。白あんがすごく上品な甘さ。桃でさっぱりしますね。すごくいい塩梅!」と矢吹さん。大きな果肉は「柔らかすぎず、コリッとした食感がアクセントになっています。クリームも白あんも桃も、全部おいしいものが集まって!最高です!和も洋も、見事な融合ですね」と、あっという間に完食です。

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続いては、山のような形がユニークな「クラシックショコラ」と、夏の名物「もものかき氷」。「ビジュアルが完璧!初めて見る形です」というクラシックショコラは、ベルギーチョコの生地に自慢の生クリームをたっぷりサンド。「甘すぎないビターなチョコに、口どけのいい生クリーム。いくらでも食べられます」と矢吹さん。和泉さんも「ホールで作ってもらったことがあるくらい大好き」という逸品です。かき氷は、夏の初めに穫れる「はつひめ」を1個半も使った贅沢な1杯。
白ワインとレモン、バニラビーンズで甘く煮た桃と手作りの練乳が、ふわふわの氷に層をなします。「口に入れた瞬間、桃の丸絞りジュースのようで!桃の実もゴロゴロ入っていて、宝探しみたい」とスプーンが止まりません。

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「クセがないのに、ここでしか食べられない特別なおいしさがある」、旅を終えた矢吹さんがそう振り返った、大野屋の味。「愛されている理由が分かりました」。和と洋、伝統と新しさがひとつにとけあう、桑折町の甘い底力を感じた時間でした。

手作り菓子工房 大野屋
(てづくりかしこうぼう おおのや)

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1950年(昭和25年)、初代の大野 寛男さんが創業した和洋菓子店。旧伊達郡役所からは歩いて1分、JR桑折駅からは15分ほどの町なかにある。桑折町産の桃をゴロゴロ入れ、上品な白あんと生クリームをくず粉入りの生地で包んだ「桑折桃ふく」。山のような形が目を引くベルギーチョコの「クラシックショコラ」は、たっぷりの自家製生クリームを抱いた人気者だ。夏には桃を1個半も使う「もものかき氷」があり、人気のあんぱんも並ぶ。和も洋も手作りにこだわる、懐の深い1軒。こだわりが詰まったメニューはどれも必食!

INFORMATION

住所 | 福島県伊達郡桑折町字本町3
電話番号 | 024-582-3165

in KOORI TOWN

和泉 真司さん

Profile

有限会社ゑびやの常務取締役。桑折町商工会青年部の部長として、まちを盛り上げる仕掛け人でもある。

MOVIE

和菓子も洋菓子も桃づくしスイーツ

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