02.

幻のブランドガニを
フルコースで味わう!

LOCORECO
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つづいてやって来たのは、田園風景がひろがる丹後町大山エリア。京丹後市は海、山、川があるため市内だけで水系が完結しており良い環境で米作りができるそう。そのため極上米として名高い丹後コシヒカリの産地として有名です。「のどかな里山が美しいですね」と豊かな自然を見渡しながら次なるロコレコさんに会いに行きます。

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到着したのは、江戸時代から15代続く農家の加工場兼直売所「野木源」です。店内へ入ると2人目のロコレコ・奥田 幸子さんに出会いました。奥田さんは「京丹後を訪れる人々に癒しと感動を提供したい」という思いを持つ団体「京丹後龍宮プロジェクト」の理事で、いわば京丹後のスペシャリストです。

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「ちょうど、おもち用のもち米が蒸しあがっているみたいだから、食べさせてもらいませんか?」と蒸したてのもち米を試食させていただくことに。「キレイ!見た目もツヤツヤで美味しい」と大友さん。「小さい頃は、おもちをつく前のこの状態が特別感もあって、おもちよりも好きでした」と奥田さん。

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「美味しいから全部食べちゃいました」と完食し笑顔になった大友さんに「このもち米を使ったつきたてのおもちもいただいてみませんか?」と奥田さん。「ぜひ、いただきたいです」と応える大友さん。野木源特製のおもちは、あんこ、きなこ、砂糖醤油でいただくことができるそうですが、奥田さんおすすめの、あんこをいただくことに。「かわいい!かわいいから写真撮ってください」と喜びます。

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甘さ控えめの特製あんこを使用したおもちに「先ほど、蒸したてを食べたのでよくわかるのですが、もち米の甘味と甘すぎないあんこが素材の味を感じられて美味しい!」と感動の様子の大友さんでした。ちなみに野木源では、おもちの販売をしているほか、蒸したてのもち米を杵でつく“もちつき体験”が開催されることもあるそうです。

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野木源を出て「京丹後のまちは本当においしいものが沢山ありますが、もっと知りたくなってしまったので、ぜひレコしてくれませんか?」と奥田さんにお願いする大友さん。「それなら海のものをオススメします。カニマイスターの女将がいるお宿でカニをいただきましょう」と連れてきていただいたのは「うまし宿 とト屋」です。

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迎えてくれたのは女将・池田香代子さん。池田さんのおすすめで「間人(たいざ)ガニ」をいただくことに。「間人ガニ」とは間人港で獲れる松葉ガニ(成長した雄のズワイガニ)のことで、漁獲する漁船も少なく、荒波や寒さで出航できないことも多いため“幻のカニ”と言われるブランドガニ。ちなみに松葉ガニの中でも丹後の港で水揚げされたものには緑のタグが付けられ、間人ガニには「間人港」の文字と船名が書かれているんだそう。

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池田さんのこだわりは、オーダーを受け、食す30分前からカニをさばき、料理をふるまうこと。できたての間人ガニフルコースをいただきます。まずは「一番新鮮さが味わえる」という“カニ刺し”です。「キャー!初めてカニに使う言葉なんですけど、とろっとして溶けていきます…でも余韻が残ってる…」と笑顔がとまりません。

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つづいては“茹でガニ”です。「キレイに赤くなって。こんな次から次に幸せが舞い込んでくることって…年末だわ」と大友さん。「シンプルで美味しい食べ方なんですが、出来立てはまだ身に水分が残っていて、ミソも対流して泳いでいるので、より美味しい」と池田さん。「何も調味料つけていないのにミソとあいまって濃厚…繊維の一本一本の旨味を感じるくらい」と驚きの表情です。

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そして“焼きガニ”。「全然食べた感じがちがう!“焼きガニ”は旨味がぎゅっと味が濃縮された感じ」という大友さんに「お酒を飲む方にはもってこいのお味です」と池田さん。「では、お酒もぜひ」と京丹後市弥栄町の地酒をカニミソ入りの甲羅へ奥田さんにいれていただきました。「香りもよいし、お酒のふわっとしたアルコール感が熱とカニミソでやわらかくなって飲みやすくて美味しい」と大満足。

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さらに、京丹後のわかめと野菜がふんだんに入ったオリジナルスープでいただく“カニしゃぶ”を。「お刺身のぷりっとした感じと茹でたときの甘味、その良い所をとっている感じ」と楽しみます。ちなみに「とト屋」の“間人ガニ”は、江戸時代創業、100年以上もの間、間人で仲買業を営む「平七水産株式会社」から仕入れています。漁師、漁師のおかみさん、仲買人と厳しいチェックを受けたブランドガニの中のブランドガニなのです。

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締めは、旨味がたくさん入ったお出汁とカニミソと野木源の丹後コシヒカリでつくる“おじや”です。「カニミソしかいれてない旨味いっぱいのおじやですよ。幸せになれますよ」と奥田さん。「すごい!余すところなく全て食べられますね。濃厚で最高です。カニのポテンシャルがすごすぎる!感謝です」と間人ガニを味わい尽くし、幸せいっぱいの大友さんでした。

間人カニは、期間限定で京丹後市のふるさと納税返礼品としても味わうことができます!
詳しくはふるさと納税サイト「ふるラボ」から

株式会社 野木源(のぎげん)

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“からだの芯から健康になれる”をモットーにお米を中心に新鮮農産物を生産・販売している加工場兼直売所。お米のほかには、メロン、ブロッコリー、京野菜の堀川ごぼうなどにくわえ近隣の農家や漁業者と協力し地元・丹後の食卓を盛り上げている。もちや味噌、おこわなどの加工品も人気で、特に、つきたてのもちは必食。商品は右記URLから購入可能。

INFORMATION

住所 | 京都府京丹後市丹後町大山1011
電話番号 | 0772-75-1939

うまし宿 とト屋

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丹後半島立岩後ヶ浜海水浴場のすぐ近くにあるお宿。海・山・人・里と丹後町をテーマに“心をほどく体験と心が躍るカニと魚”で旅人を癒す。夏は丹後のイタリア「青の洞窟」や「定置網漁体験」など丹後ならではの体験を。冬は「幻の間人ガニ」でもてなしてくれる銘宿。

INFORMATION

住所 | 京都府京丹後市丹後町間人566
電話番号 | 0772-75-2639

in KYOTANGO

奥田 幸子さん

Profile

京丹後龍宮プロジェクト理事。元教師。地域で着物や音楽を教える活動もしている。

MOVIE

幻の間人カニ!

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03.LET’STRAVEL

心奪われる瞬間
海の京都で絶景を

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