03.

心奪われる瞬間

海の京都で絶景を

LOCORECO
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つぎに大友さんが訪れたのは、弥栄町和田野地区。この一帯は“丹後ちりめん”の生産地で、住居と機場(はたば)が一体となった機屋(はたや)や商家、三角屋根の織物工場により、まち並みが「歴史とロマン」を感じさせるエリア。こちらで次なるロコレコさんに会いに行きます。

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ロコレコさんがいるのは、こちら「だいまるしょうゆ」です。同店のある弥栄町は古くから美味しい湧き水が出るため、しょうゆ造りに適しており、しょうゆ製造が発展していったのだそう。現在は湧き水の使用はしていないものの、当時からの製造技術で、少人数の手仕事で製造。併設のカフェも営んでいるそうです。

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迎えてくれたのは「だいまるしょうゆ(旧・大下倉醬油醸造所)」4代目・カフェオーナーの平野 佐世子さん。約20年前に家業を継ぐために転入してきたという平野さんに「京丹後市ならではの魅力ってなんですか?」と聞きます。すると「やはり大自然ですかね。見せたい絶景があるので行ってみませんか?」と大友さんを誘ってくれました。

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平野さんが連れてきてくれたのは網野町三津。もともとは漁業で発展した漁村でしたが、現在ではマリンレジャーの拠点として。また、海と景観を地域資源として活用する試みが続けられているエリアなんだとか。こちらで珈琲店を営む澤さんと合流します。澤さんのお店のコーヒー片手に、いざ絶景へ向かいます。

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向かうは岬の先端にみえる赤い灯台・三津灯台です。歩きなれている平野さんと澤さんに遅れをとらないように歩きます。三津エリアの海岸線は隆起した地層や、波に浸食される崖を見ることができます。冬の荒波に打たれ砕けた三津港一帯の風景は、丹後半島の冬の海岸を象徴するものといわれているんだそうです。

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三津灯台のふもとに到着しました。「花恋さんに見せたかった絶景はここです。やはり京丹後といえば海。コーヒー片手にここからみる夕陽が最高なんですよ」という平野さん。

「ここに来たら小さいこととかあまり考えないかもしれないですね」と応える大友さん。

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しばし女子トークに花を咲かせたお三方。ゆっくりと暮れ行く絶景を眺めます。「すごく贅沢な景色ですね。ここでしか見られない景色、ステキです」と大友さん。美しい夕景と温かいコーヒーで心を癒した様子でした。

だいまるしょうゆ

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1908年創業の旧・大下倉(たかくら)醬油醸造所のブランド「だいまるしょうゆ」の名前を冠した醸造所でありカフェ。オーナーの平野さんは当時からの製造方法を受け継ぎ、4代目として今も昔と変わらない味・製法で醤油を製造しながら、カフェを営む。地元の野菜や果物を使用したランチやデザート、醤油ロールケーキなど醤油を使った人気メニューがある。

INFORMATION

住所 | 京都府京丹後市弥栄町和田野566
電話番号 | 0772-65-2405

三津の灯台珈琲

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網野町の三津漁港そばにあるカフェ。シーカヤック体験やハーバリウム作り体験を行う「翔笑璃(とびわたり)」の澤さんが2021年4月にオープンさせた。老舗珈琲店「六曜社」のオリジナルブレンドコーヒーやカフェオレなどを提供している。テイクアウトはエコのためタンブラーレンタルもしている。オリジナルタンブラーは購入も可能。

INFORMATION

※令和6年3月28日をもって閉店となりました。

in KYOTANGO

平野 佐世子さん

Profile

旧・大下倉醬油醸造所、現「だいまるしょうゆ」の4代目。古民家カフェも営んでいる。

MOVIE

三津灯台で日本海と夕陽

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04.LET’STRAVEL

地元みんなの味!
独特の新食感にハマる

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