商店街で生まれた
新名物とは⁉




2人目のロコレコさんとなってくれた中島さんとやってきたのは、嬉野温泉の中心にある商店街のお店。「山下呉服店・うれし庵。と看板にありますが、呉服屋さんですか⁉」と伊原さん。中に入ると「呉服店とはすこし雰囲気がちがいますね」と不思議そうです。


「こちらのお店は“うれし庵”というスイーツのお店なんです。呉服店の中で営業しているんですよ」と中島さんが説明してくれました。店主の澤野さんが「ここでしか食べられないものを作りたい」と嬉野市の特産品「嬉野茶」を使ったスイーツの開発をしているんだそうです。そして2017 年 6 月に呉服店内をリニューアルし、イートインスペースを併設したとか。


「嬉野茶を使ったスイーツがこちらのお店の名物なんですよ」と中島さん。さっそくお店の一番人気だという「お濃茶モンブラン」と「うれしの緑茶」をいただくことになりました。「甘すぎなくて最高」と伊原さんもお気に入りの逸品は、嬉野ほうじ茶と抹茶のスポンジに渋皮の栗、生クリームを白あんベースの抹茶入り栗クリームで包んだ上品なお味です。「濃厚なモンブランのお味に、うれしの緑茶のスッキリさが嬉しいです」と伊原さん。


「もうひとつの名物“もちもっち”も美味しいですよ」と中島さんに促され、ムースとスポンジケーキとクリームを、もちもちの求肥に包んだ新感覚スイーツ“もちもっち”もいただくことに。抹茶味をいただいた伊原さん「新食感です。本当にもちもちしてて美味しい。お茶の爽やかさも感じます」と楽しみます。


「この商店街にもうひとつ新名物があるんです」という中島さんに次に連れてきてもらったのは「嬉野温泉select fashion Asahiya」です。「今度は洋服屋さんですか?」とまたも不思議そうな伊原さんを迎えてくれたのは店主の赤沢侑子さんです。なんでも「創業80年を超えるもともとは呉服店“旭屋”が、時代を経て、現在のような洋服店になった」んだそうです。


「こちらが新名物・お茶っティーのコーナーです」と連れてきてもらった一角には頭に急須、手にはお茶を持ち鎮座するキャラ“お茶っティー”グッズがたくさんありました。「こちらアサヒヤさんで生まれたのが、お茶っティーなんですよ」と中島さん。「えー!ゆるくてかわいい!」と喜ぶ伊原さん。当時小学2年生の長女のお絵描きから 5年前に生まれた非公認キャラクターなんだとか。現在仲間のキャラや商品の開発をメインで行っている次女の颯來(そら)ちゃんも加わり、お茶っティーについての話に花が咲きました。


嬉野市から「市の公認キャラクターに」と提案があるほど、じわじわと人気を得ているものの、ゆっくりと自分たちのペースで“お茶っティー”を育てていきたいという思いで非公認にしているそうです。売り上げの3%を娘さんたちに渡し、納品やポップ作りなどを行い働くという部分を経験できるようにしているんだとか。そんなお茶っティーの新商品「はしおきカプセルトイ」を楽しむ伊原さん。最後まで“お茶っティー”に魅了されたのでした。
うれし庵

嬉野温泉select fashion Asahiya




中島 絵美さん
Profile
有限会社一粒5代目オーナー。フラダンス講師でもある。
MOVIE
呉服屋にスイーツ店!
体感!アクティビティ
うれしの茶とその街を感じる
