伝統の技を体験!
世界にひとつの作品を




つづいて伊原さんがやってきたのは“嬉野の台所”とも呼ばれるほどに地元の方に愛される惣菜や季節の野菜、果物などを扱う「食菜市場きはら」です。「すごい!新鮮なものが安いです!」と興味津々の伊原さん。


数々の人気惣菜のなかでも、人気が高いという“手づくりよもぎ団子”をいただくことに。午前中に売り切れるほどで、全て自家製で作られている。「めちゃくちゃおいしい!ずっしりあんこが入っています」と楽しみます。

「こんにちは!よもぎ団子、本当に美味しいですよね」と声をかけてくれたのは、5人目のロコレコさん・松本聡子さんです。松本さんは普段、「うれしの元気通信」というサイトの編集長をしていて「嬉野市の観光情報や街づくりの取り組みをしている」そうです。


「この世界にひとつだけの食器を作れる場所に案内します」という松本さんに連れられ、やってきたのは「新日本製陶」です。「嬉野にはお茶や温泉以外にも肥前吉田焼という陶器をつくる窯元があるんです。それがこちら新日本製陶さんです」と松本さん。新日本製陶の峰松さんに案内されながら肥前吉田焼の作品をみてまわります。


「かわいい食器、たくさんありますよね。ここでは、自分でデザインした世界にひとつだけの食器を作る体験ができるんですよ」と松本さん。「新日本製陶では絵を貼り付けて焼き物をつくっているんです。その体験をこちらでしてもらいたいと思っています」と峰松さん。「それは楽しみです。そういうの大好きです」とテンションが上がります。


好みのデザインを貼り付けた後は色を入れることもできます。伊原さんの表情は真剣そのもの。「絵は普段から好きなんです。だからこういった作業すごく楽しかったです。焼き上がりが楽しみです」と満足そうな伊原さん。


後日、送られてきた完成商品はこちらです。ポイントは裏面にもデザインされた猫が足跡をつけてお皿の上を歩いているところです。「400年以上もの歴史を持っている肥前吉田焼をぜひ知ってほしいと思って紹介しました。楽しんでいただけて嬉しいです」と松本さん。旅の思い出を作品に込め感慨深そうな伊原さんでした。
食菜市場 きはら

新日本製陶株式会社




松本 聡子さん
Profile
嬉野の魅力を発信するため、自身の感覚でリサーチを行い、取材&撮影編集を行っている
MOVIE
オリジナルの絵付け体験
旅を振り返って…
