ブランド牛で福岡・宗像の味を発信。焼肉店店主が開発に2年をかけた「むなかた牛茶漬け」
2024.01.20
宗像市で育つむなかた牛。宗像市にある焼肉店『海風(かいふう)』の名物メニューは、そのむなかた牛を使った「むなかた牛茶漬け」です。和食の経験を持つ店主が創意工夫を重ねて誕生したオリジナルメニューで、地元宗像の素材を使って作っています。お土産や発送用にも商品化した「むなかた牛茶漬け」は、牛のアバラ肉が1食当たり100グラムも入って食べ応えもたっぷりです。
【コレうまポイント】
【コレうまポイント①】赤身の旨さに定評あり! ブランド牛、むなかた牛
むなかた牛は宗像の人たちが誇るブランド牛。柔らかく歯切れのよい食感、しっかりとした濃い旨みの赤身、甘みがあり雑味の無い脂が特徴です。味の秘密はおからや菜種油カス、自家製飼料用米などを乳酸発酵させた飼料を食べさせ、清潔で温度湿度の管理が行き届いた環境でストレスなく育てられていること。『海風』店主の小林慎二さんはいくつものブランド牛を食べ比べた結果、むなかた牛が美味しいと「むなかた牛茶漬け」に採用しました。
【コレうまポイント②】素材はすべて宗像づくし。生まれ育った土地の味を発信
「むなかた牛茶漬け」は、むなかた牛と宗像の味を発信したいと生まれました。そのため、むなかた牛の他にも、宗像市で作られている食材が使われています。牛肉の味を左右する塩は、『大島村商店』のもの。宗像市の離島、大島で昔ながらの製法で作られています。この塩が赤身の肉が持つほのかな甘さを引き出します。
醤油は昭和23年創業の『マルヨシ醤油』。大豆をはじめとする原材料を選んで、仕込みを行う昔ながらの製法で醤油を作ることで地元の人たちに愛されている醤油蔵です。
【コレうまポイント③】出汁の抽出から煮込みまで、すべて手作り・少量生産
「むなかた牛茶漬け」の開発には約2年もかかりました。何度も試作を重ねて完成したポイントは、薄すぎず、濃すぎもしない調味料の割合です。「コトコト煮込んだ牛肉をご飯の上にのせた状態でも美味しく、さらに出汁を加えると、いちばんおいしなるように作りました」と小林さん。
作業はすべて店主の小林さんによる手作業。しかも一度に作るのは20食から30食ずつです。「倍の量で作っても同じ味にはならないから、大量調理はしていません」と小林さんは話します。宗像の味を届けるため、丁寧な手作業で調理を行っています。
「むなかた牛茶漬け」は牛肉と出汁がそれぞれ別々にパックされています。食べ方は、それぞれ湯煎やレンジなどで温めて、ご飯にかけるだけ。初めのひと口は牛丼風に、ふた口目からは出汁をかけて食べてみてください。刻みのりと生わさびは付属していますが、ねぎやみょうが、青じそなど、季節の薬味を加えるのもおすすめです。
宗像の食材を集めて、簡単においしく食べられる「むなかた牛茶漬け」。5食入りなので、ご自宅ではもちろん、プレゼントとしても喜ばれそうです。