ごはんにたっぷりのせて召し上がれ! 岸和田漁港に面した『きんちゃく家』の名物、新鮮な釜揚げしらすと生しらすのハーフ丼を自宅で!
2023.11.25
だんじりで有名な大阪府岸和田市は実は漁業が盛んな土地です。岸和田漁港で多く水揚げされるのが、いわしの稚魚、しらすです。漁港に面した食堂『きんちゃく家』では、新鮮な釜揚げしらすと生しらすのハーフ丼が名物。ランチタイムには行列ができています。新鮮さが命の人気メニュー、釜揚げしらすと生しらすのハーフ丼を自宅でそっくり再現できるセットを紹介します。
【コレうまポイント】
【コレうまポイント①】脂のりのよさが自慢。栄養豊富な大阪湾育ち
古くから「茅渟(ちぬ)の海」と呼ばれた大阪湾は今も水産資源が豊富です。日本最大の湖、琵琶湖を源とする淀川と、奈良県と大阪府にまたがって流れる大和川から栄養豊富な水が流れ込んでいます。その栄養がたくさんのプランクトンとなり、いわしやその稚魚であるしらすが大阪湾でたくさん獲れるのです。
プランクトンをたっぷり食べて育つ大阪湾のしらす。丸々と太って、脂もしっかりのっています。もちろん、旨みもカルシウムもたっぷりです。
【コレうまポイント②】岸和田が誇る地域ブランドとして新鮮さがウリ
かつて岸和田の漁業者が獲ったしらすは、大阪府外の加工業者に渡ってから流通していました。そのため、大阪湾で質のいいしらすが獲れることが一般には知られていませんでした。そして約10年前、しらすを岸和田の地域ブランドに育てようと、地元岸和田で水揚げや加工を行って大阪産を謳い始めました。
『きんちゃく家』ができたのはそのころ。目の前の海で揚がった新鮮なしらすが食べられると評判です。競り場は『きんちゃく家』からは目と鼻の先。入札したしらすを歩いて持ち帰って、発送用の生しらすは洗ってすぐ冷凍、釜揚げしらすもすぐに茹でて冷凍することで鮮度を保っています。そのおかげで海の近くに出向かなくても、新鮮な生しらすや釜揚げしらすが食べられるのです。
【コレうまポイント③】しらすとの相性ばつぐん! 出汁の効いたオリジナルのタレ
「冷凍パックになったしらすは、流水解凍がおすすめ。特に生しらすは解凍したらその日のうちに召し上がってください」と『きんちゃく家』を運営する『イカリフーズ』の前田綾子さん。
『きんちゃく家』の釜揚げしらすと生しらすのハーフ丼の作り方は、ご飯の上に釜揚げしらすと生しらすをたっぷりのせて、刻みのりと卵黄をトッピング。青じそやネギを加えたところに、今回のセットに含まれるオリジナルのタレを加えます。このタレは出汁が効いていて、醤油よりほんのり甘い味付け。しらすの塩味を引き立ててくれます。タレはしらす丼以外にも、お刺身や海鮮丼と合わせるのもおすすめです。
前田さんからしらすを使うとっておきのメニューを教えてもらいました。それはしらすトーストです。作り方は食パンに薄くマヨネーズを塗って、釜揚げしらすをのせ、ブラックペッパー、とろけるチーズをかけてトースターで焼くだけ。「しらすの塩加減が効いていておいしいですよ」と前田さん。ぜひ試したくなるレシピです。
大阪湾の豊かな恵みをそのもののような岸和田の生しらすと釜揚げしらす。岸和田のしらす漁は4月下旬から12月下旬まで行われているので新鮮そのものです。しらす丼はもちろん、アレンジを加えて召し上がってみてはいかがでしょうか?