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福岡のおすすめ絶品ご当地グルメ10選!福岡にしかない名物から人気の名店10選も紹介

「福岡ブラックホール説」があるほど、住みよい街として知られている福岡。転勤してきた人や出張者が帰りたがらないことでも有名です。その理由の一つに「食の美味しさ」があります。

全国的にも知名度が高いとんこつラーメンやもつ鍋、水炊きなどのB級グルメをはじめ、新鮮な魚や歴史ある甘味も楽しめる福岡。今回は、そんな福岡でおすすめの絶品ご当地グルメを10個紹介します。あわせて『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人に愛されるご当地グルメの名店も旅サラダPLUS編集部がセレクト。福岡でしか食べられないおすすめのグルメ店が満載ですので、出張や旅行の際の参考にしてください。

福岡のおすすめ絶品ご当地グルメ10選

1. とんこつラーメン

写真提供:PIXTA

福岡県久留米市で生まれた「とんこつラーメン」。福岡を中心に、九州ではラーメンといえば豚骨と言われるほど、「とんこつラーメン」が主流です。特に福岡では久留米ラーメン、博多ラーメン、長浜ラーメンが有名で、博多ラーメンは日本三大ラーメンにも数えられ、全国的にも名が知れています。

豚骨からとった濃厚な旨みが特徴の白濁としたスープと、細麺の相性が抜群の「とんこつラーメン」は有名人にもファンがいるほどの美味しさ。トッピングはネギやチャーシュー、煮卵などあくまでシンプルです。お店によっては卓上に紅生姜や辛子高菜、にんにくが置かれており、途中で味変も楽しめます。

麺の硬さを選べるのも福岡の「とんこつラーメン」の特徴。各店舗によってトッピングやスープの味、麺の太さなどが違ってくるので、ぜひお気に入りのお店を見つけてみてください。

◆福岡名物のとんこつラーメンが食べられるお店『博多元気一杯!!』

看板も暖簾もないラーメン店「博多元気一杯!!(はかたげんきいっぱい)」は、一見ラーメン店とは分かりづらい外観ですが、全国のラーメン通が通う知る人ぞ知る名店です。一度はお店を閉めようと看板を下ろしたことで、不思議に思った常連客が次々に訪れるようになり、そこからは一見ではなく、常連客を大事にしようというスタンスに変更。現在も看板は下ろしたまま営業しています。

独学で開発した「博多クリーミー豚骨ラーメン」は、豚骨の頭のみを炊いたとろみのある濃厚スープが特徴的。程よい甘さと奥深いコクに食通も唸ります。替玉にはオリジナルカレールーをかける「カレー替玉」がおすすめ。ミシュランガイドにも掲載されており、ラーメンの常識を覆す新感覚を味わえます。

博多元気一杯!!

2. もつ鍋

写真提供:PIXTA

元々は捨てられる部位だったホルモンを、食糧難時代にあり合わせの野菜と一緒に鍋で食べたことから誕生した「もつ鍋」。とんこつラーメンと同じく、福岡生まれのB級グルメです。

しょうゆ味のスープをベースに、もつ、キャベツ、ニラ、にんにく、豆腐などの具材が入っており、お好みで鷹の爪を入れて食べます。プリプリとした食感のもつはコラーゲンたっぷり。お酒に合う鍋として男性から好まれる印象がありますが、コラーゲン豊富なもつと、野菜もたくさん食べられることから美容を気にかける女性にもおすすめのグルメです。

◆福岡名物のもつ鍋が食べられるお店『博多もつ鍋 前田屋』

「博多もつ鍋 前田屋」は、地元民を中心に有名人や野球選手も足繁く通う超人気もつ鍋専門店です。目利きの店主が厳選した国産和牛の最高級もつを使用。スープはあっさり上品な味わいで、もつ本来の甘みと旨みが凝縮した絶品のもつ鍋を堪能できます。

テイストはオリジナルブレンドの味噌を使用した「みそ味」をはじめ、数種類の厳選しょうゆを合わせた「しょうゆ味」、前田屋秘伝の辛味噌をベースに数種類の唐辛子をブレンドした「辛もつ鍋」から選べます。博多店ではランチ営業もしているため、夜はもちろん昼呑みにもおすすめのお店です。

博多もつ鍋 前田屋

3. 水炊き

写真提供:PIXTA

骨付の鶏肉を長時間煮込んだ白濁としたスープに、ぶつ切りの鶏肉やキャベツなどの野菜、豆腐が入った博多の「水炊き」。水と昆布からベースを作る一般的な水炊きと比べ、博多の水炊きは鶏の旨みが凝縮されているため、スープとしてそのまま飲める美味しさです。

具材を入れるたびに深まるスープのコクを味わうために、スープを飲む用の器が用意されているのも博多「水炊き」の特徴です。鍋をひとしきり楽しんだあとは、締めの雑炊でその美味しさを余すことなく堪能できます。

4. ごまさば

写真提供:PIXTA

福岡グルメといえば、とんこつラーメンやもつ鍋、水炊きなどがいの一番に思い出されますが、玄界灘の新鮮な魚介による海鮮グルメも楽しめます。その一つが「ごまさば」です。九州沿岸で獲れるサバは太平洋沖で採れるサバと比べて、寄生虫のアニサキスの身への移行率が100分の1と安全性が高いことから、昔からサバを刺身で食べる文化があった福岡ならではの郷土料理です。

サバの刺身を醤油、みりん、いりごまで和えた「ごまさば」は、そのままはもちろん、わさびやもみ海苔などの薬味を加えて温かいご飯のうえに乗せて食べたり、お茶漬けにして食べたりとさまざまな楽しみ方が可能。

サバは年中採れる魚ですが、特に海水温が下がる秋から春先にかけては脂のりが一段とよくなります。この時期の「ごまさば」は、お酒やご飯が止まらない絶品おかずなので、ぜひ食べてみてください。

◆福岡名物のごまさばが食べられるお店『はじめの一歩』

地元漁師との交流が深く、天候に関係なく独自ルートにより食材を確保できることから、いつでもリーズナブルに新鮮な魚を食べられるお店として知られる「はじめの一歩」。特におすすめなのが、人気No.1の「ごまさば」です。花びらのように美しく並べられたごまさばは、食べるのが惜しくなるほど。脂の甘みと新鮮な鯖の弾力を味わえます。ほかにも明太子が2分の1腹乗った「ごまさば明太丼」があり、1食で贅沢にも2品の福岡グルメを堪能できます。

はじめの一歩

5. 焼きカレー

写真提供:PIXTA

北九州・門司港を代表とする「焼きカレー」は、昭和30年代に栄町銀天街にあった喫茶店・山田屋で、余ったカレーをオーブンでドリア風に焼いてまかないに出したことがきっかけで誕生したグルメです。

ご飯のうえにカレールーとチーズをベースに、お店によってはさらに卵を乗せてオーブンで焼く「焼きカレー」。とろりとしたチーズとまろやかな卵がカレーのスパイシーさを引き立てます。門司港レトロ地区周辺ではレストランや喫茶店、専門店など、30店舗以上で「焼きカレー」を味わえます。店舗によって見た目や味に違いが出るので、食べ比べてみるのもおすすめです。

◆福岡名物の焼きカレーが食べられるお店『伽哩本舗 門司港レトロ店』

関門海峡を眺めながら焼きカレーを味わえる「伽哩本舗 門司港レトロ店」。丁寧に炒めたブラウンルーと、自家製ブイヨンの深い味わいが特徴の欧風カレーを使用した焼きカレーは、昔ながらの味そのもの。40年変わらぬ、どこか懐かしいカレーを楽しめます。

焼きカレーのメニューは「牡蠣の焼きカレー」や「スペアリブの焼きカレー」、「シーフードの焼きカレー」など、5種類。注文はタブレットで、トッピングや辛さも選べます。予約は不可で、休日は行列必至の「伽哩本舗 門司港レトロ店」。お昼どきよりも少し早めに訪問するのがおすすめです。

伽哩本舗 門司港レトロ店

6. 鉄なべ餃子

写真提供:PIXTA

北九州市と福岡市を中心に親しまれる「鉄なべ餃子」。鉄なべで提供される一口サイズの餃子は、薄皮でパリッとした食感と溢れる肉汁のジューシーさを味わえる一品です。九州では一般的な調味料である柚子胡椒を付けて食べるのも「鉄なべ餃子」の特徴。柚子の爽やかさと、唐辛子のピリッとした辛さにご飯やお酒が進みます。

柚子胡椒を付けなければ、お子さまも食べやすい「鉄なべ餃子」。小さめでパクパク食べられるので、注文の際は多めに頼むことをおすすめします。

◆福岡名物の鉄なべ餃子が食べられるお店『博多衹園鉄なべ』

開店前から行列ができる人気店「博多祇園鉄なべ」。皮から手作りする餃子は当日仕込み、お店でのみ提供するため、ここでしか食べられない味です。1人前8個入ですが、小ぶりサイズで飽きのこない味は、1人1人前では足りないほど。追加注文はできないため、はじめから2~3人前と多めに注文しておくのがおすすめです。

お客さんが多いため、ゆっくり食事を楽しむ雰囲気ではありませんが、大衆店ならではのにぎやかな風情を楽しめます。行列に並んででも一度は訪れたい名店です。

博多衹園鉄なべ

7. 博多やきとり

写真提供:PIXTA

人口10万人あたりの店舗数が全国1位を誇る博多のソウルフード「博多やきとり」。地元産の高品質な鶏肉を炭火で絶妙に火入れしたやきとりは外はカリッと、なかはジューシーな旨みが保持されており、ビールを煽る手が止まりません。

そんな「博多やきとり」ですが、一番人気は意外にも「豚バラ」。注文と同時に出てくる酢ダレキャベツを箸休めにすれば、無限ループに突入です。多くのお店でキャベツはおかわり自由。脂っぽいのは苦手という人でもぜひチャレンジしてほしいグルメです。また、ひとりでも入りやすいので、一人旅の際にもおすすめのディナーです。

◆福岡名物の博多やきとりが食べられるお店『博多とりかわ大臣 住吉串房』

「博多とりかわ大臣 住吉串房」は、とりかわをメインに豚バラやとり身、なんこつなどの焼き鳥、一品料理を味わえるお店です。看板メニューのとりかわは、やわらかくクセのない首の皮を使用。串に巻きつけて刺し、下焼きを行ったあとに特製のタレに漬け込みさらに下焼きを重ねて脂を落とします。最後に秘伝のタレにくぐらせ炙り焼きすれば、外はカリッと中はジューシーなほかにないとりかわの完成です。

とりかわと言えど、複数回の下焼きで脂が落ちており、ヘルシーなため女性にもおすすめ。塩とタレの食べ比べも必須です。

博多とりかわ大臣 住吉串房

8. ごぼう天うどん(博多うどん)

写真提供:PIXTA

福岡はうどん発祥の地と言われており、ラーメンよりもうどんの方が県民から愛されていると言われています。コシのない柔らかな麺と上品なしょうゆ味のスープは、福岡ならでは。その博多うどんのトッピングの定番が「ごぼう天」です。

福岡のうどん屋さんには必ずといっていいほど定番メニューの「ごぼう天うどん」。うどんやスープはもちろん、1本の長いごぼう天が乗っていたり、スライスしたごぼう天が乗っていたりとお店によってごぼう天にも違いが見られます。来福の際には、通が注目する隠れご当地グルメ「ごぼう天うどん」もご賞味ください。

◆福岡名物のごぼう天うどん(博多うどん)が食べられるお店①『大地のうどん 博多駅ちかてん』

揚げたての特大ごぼう天が自慢の「大地のうどん」。ピーラーで薄く削られたごぼうをとぐろを巻くように丸くしたごぼう天は、器からはみ出ており、思わず写真を撮りたくなる大きさです。注文を受けてから揚げるので、サクサク食感を楽しめます。

博多駅前の地下にあるため、多くの観光客が立ち寄る「大地のうどん」。しばしば行列ができるため、時間に余裕を持って訪問することをおすすめします。

大地のうどん 博多駅ちかてん

◆福岡名物のごぼう天うどん(博多うどん)が食べられるお店②『かろのうろん』

「かろのうろん」は、博多っ子なら誰でも知っていると言われるほど有名な老舗のうどん屋さんです。明治15年創業、約140年の歴史を持つ「かろのうろん」。生粋の博多弁では「た行」を「ら行」で発音することから、「うどん」ではなく「うろん」という表記にしています。

前日に手打ちして一晩寝かせたうどん麺は、やわらかくモチモチでツルっとした喉ごしが特徴。北海道産の羅臼昆布といりこ、かつおぶしでとったスープは、薄口なのに奥行きのある優しい味を楽しめます。おすすめはごぼう天うろんの明太子トッピング。1杯で福岡の食文化を存分に堪能できます。麺がなくなり次第、営業を終了するので、訪問予定がある人は早めに行動しましょう。

かろのうろん

9. 海鮮グルメ

写真提供:PIXTA

玄界灘や壱岐対馬など、世界有数な漁場が近いことで新鮮で良質な魚介類が集まる福岡。古くから魚食文化が根付いており、鮮度を保ち、旨みを引き出す技術も発達したことから、B級グルメと並び魚が美味しい街としても知られています。

居酒屋などのお店では、先に紹介した「ごまさば」をはじめ、イカの活け造りや刺身盛りなど、新鮮だからこそ食べられる「海鮮グルメ」を堪能可能。その新鮮さはコリコリとした食感にも現れます。食感以外にも福岡の「海鮮グルメ」で特徴的なのが、甘めの醤油です。お醤油にまで現れる食文化の違いにも注目しながら、福岡ならではの美味しい魚介を使用した「海鮮グルメ」を味わってみてください。

◆福岡名物の海鮮グルメが食べられるお店『御宿はなわらび』

約2,800坪の敷地の広大な自然のなかにある「御宿はなわらび」。四季を通して玄界灘で獲れた新鮮な魚介料理を楽しめます。宿泊はもちろん、食事での利用も可能。2023年3月のリニューアルでは、宗像大社の建築も手がけた宮大工が携わっており、木のぬくもりを感じながらゆっくり食事ができます。

活き作りのイカ膳をはじめ、うに・いか丼、鯛茶膳、とらふぐ御膳など、多種多様で新鮮な海鮮を用意。3つ星ホテルのレストランで、ちょっと贅沢な海鮮料理に舌鼓を打ってはいかがでしょうか。

御宿はなわらび

10. 川端ぜんざい

写真提供:PIXTA

「日本一甘い、ぜんざい」と称された「川端ぜんざい」。一口食べるごとにたくあんやお茶を口にしないと食べられないほど甘いぜんざいを提供していたお店は、残念ながら昭和60年に閉店しています。しかし、その後、「川端ぜんざい」を懐かしむ声が高まり復活。現在は、当時の3分の1ほどに抑えられた甘さの「川端ぜんざい」を週末限定で食べられます。

北海道産の大納言小豆を使用した粒あんのぜんざいのうえに、香ばしくやいた小ぶりなお餅が2個入った「川端ぜんざい」。しっかりと甘さのある温かいぜんざいは、ほっと懐かしい味がします。年中飾られている博多祇園山笠の八番山笠を間近に、目から口から博多の文化に触れてみてはいかがでしょうか。

◆福岡名物の川端ぜんざいが食べられるお店『川端ぜんざい広場』

「川端ぜんざい広場」は、博多の守り神を祀る櫛田神社の奉納神事「博多祇園山笠」の八番山笠が1年中飾られている広場です。山笠期間中(7月1日~14日)は毎日、それ以外は金土日の週末と祝日、商店街のイベント開催時限定で、辛子明太子、水炊きと並ぶ博多の三大名物・川端ぜんざいを味わえます。

八番山笠以外にも山笠の儀式等に着用する当番法被(一名長法被)の図柄が壁面タイルに染め付けられていたり、山笠を舁く際に担う棒(かき棒)が飾られていたりと、博多山笠の雰囲気を味わえる「川端ぜんざい広場」。甘いぜんざいと一緒に山笠の情緒を感じてみてはいかがでしょうか。

川端ぜんざい広場

まとめ

食の都の異名を持つ福岡には、とんこつラーメンややきとりなど、全国的に有名なB級グルメから食通が唸るグルメまで、歴史が培ってきた食文化による多種多様なグルメが堪能できます。まだまだ多くのグルメがありますが、福岡での取材を数多く重ねてきた旅サラダから厳選して紹介しているので、福岡グルメに迷った際にはぜひ本記事を参考にしてみてください。

※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年2月に作成しました。

※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際に店舗に行かれる際には在庫の有無等のご確認をお願いします。

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