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カナリア諸島(Islas Canarias)

カナリア諸島は、アフリカ大陸の北西沿岸に近い大西洋上にある8つの島からなるスペイン領の群島で、諸島全体でカナリア諸島自治州を構成している。大西洋のハワイと言われている常春の島。スペインの首都マドリードから南西へおよそ1,700km、飛行機でおよそ3時間の距離。最も近い大陸のモロッコ王国 からの距離はおよそ100~500km。

ラ・パルマ島(La Palma)

ラ・パルマ島は、カナリア諸島8島のひとつで、西北端に位置する。 昔から「美しい島(ラ・イスラ・ボニータ La isla bonita)」と呼ばれる、緑豊かなきれいな島。面積は708km2、奄美大島と同じくらいの広さの島に、約8万5千人が暮らす。最も高い地点は標高2,426mで、世界有数の天文観測所がある。様々な国の天文台の建物が並び、日本が関わる大型の望遠鏡もある。

サンタ・クルス・デ・ラ・パルマ(Santa Cruz de la Palma)

ラ・パルマ島の中心地。1493年に街ができ、アメリカ大陸とヨーロッパを結ぶ重要な港として発展。16世紀にはセビーリャ(スペイン本土)とアントワープ(現ベルギー)とともに、スペインの3大港の1つとして華やかな時代を迎える。今ではゆったりとした空気が流れる小さな町だが、美しい装飾や歴史的に重要な建物が多く残り、かつての栄華を感じることができる。

エル・サルバドール教会(Iglesia de El Salvador)

16世紀初めに設立した教会。長年、改築と増築を重ね、ムデハル様式や新古典式、バロック式などのさまざまな様式を見ることができる。教会前のスペイン広場、正面の市庁舎とともに、カナリア諸島を代表するルネサンス様式の建物。

カフェ・ドン・マヌエル(Café Don Manuel)

19世紀のおしゃれで歴史ある建物(カブレラ邸(Casa Cabrera))の中庭にあるカフェ。 スペインのコンクールで賞を取ったこともあるおいしいコーヒーを飲むことができる。

【料金】バラキート・エスペシアル(カフェオレ+コンデンスミルク+リキュール) €2.50(約360円)

市営市場(Mercado Municipal)

新鮮な野菜や魚介、肉、チーズ、スパイス、花や植物など色々な商品が揃い、地元の人も多く買い物に訪れる市場。ワインやチーズ、塩、お菓子など、この島の特産物もほぼここで買うことができる。

【料金】うちわサボテンの実 €4.50/㎏(約650円) グアラポ・デ・カーニャ・コン・リモン(さとうきび+レモンのジュース) €2.50(約360円)

レストラン・ラ・プラセタ(Restaurante La Placeta)

18世紀のカラフルな美しい建物にあるレストラン。 ラ・パルマ島の郷土料理をはじめとする数々の料理を楽しむことができる。

【料金】ケソ・アサード(チーズの鉄板焼き) €6.60(約950円) レホ・デ・プルポ・アサード(タコ足のロースト) €16.80(約2,400円)

新火山(タホガイテ)Tajogaite(先住民の言葉が由来)

2021年9月19日に噴火が始まり、約85日間の噴火活動の後に停止。人的被害は無かったものの、多くの人が避難し、いくつもの集落が溶岩の下に埋没。溶岩は海まで流れて島の面積を広げました。2023年1月現在も、高温で立ち入り禁止の場所もある。

エコフィンカ・プラタノロヒコ(Ecofinca Platanologico)

島の西部にあるバナナ農園。バナナを中心に、パパイヤなどの果樹をはじめ、さまざまな植物を育てている。ツアーを行い、バナナや植物の見学はもちろん、同じ地域の生物や植物がお互いに依存しながら生態系を維持していくエコシステムや火山など、色々な話が聞ける。2021年の火山噴火により畑が火山灰で埋もれてしまい、現在は再建中。ツアーは金曜の午前中に、希望者がある時に催行。ツアー費用は無料で、再建のための支援と寄付を募っている。

ロス・ティロスの森(Los Tilos)

ラス・ニエベス自然公園の中にあるロス・ティロスの森は、島の北東部に広がる照葉樹の森で、固有の動植物が生息。カナリア諸島に今も残る数百年前にヨーロッパ一帯にあった貴重な太古の森のひとつ。 全長24.5kmの森には絶好のハイキングコースがあり、湿度が豊かな森では、1年中水が流れ、水路の山腹にある壁に湧き出る滝の風景は絶景。