鳥取県は、日本海に沿って砂の海岸線が長く続き、そのすぐ背後に中国山地が迫る土地。海と山の距離が近く、短い道のりで異なる風景を行き来できるのが魅力です。

今回、ゲストの伊藤淳史さんが旅するのは鳥取。雄大な鳥取砂丘や、日本海の幸がそろう海鮮市場、三朝温泉の木造りの宿、断崖絶壁に建つ国宝・投入堂など、鳥取のおすすめ観光スポットとご当地グルメをご紹介します。

鳥取砂丘

10万年という長い年月をかけて作りあげられた、鳥取を代表する景勝地です。東西約16km、南北約2.4kmにわたって砂の大地が広がり、山陰海岸国立公園に含まれるほか、国の天然記念物にも指定されています。風が砂の表面に描く風紋など、季節や時間によって表情を変えるのも砂丘ならではです。

中央にそびえる「馬の背」は標高約47m。登りきった頂上からは、日本海を一望できます。砂丘内の「らくだや」では、ラクダに乗っての散歩や記念撮影も体験できます。

らくだや

鳥取港海鮮市場かろいち

鳥取港のすぐ近くにある海鮮市場です。鳥取産をはじめ日本海の海産物を取りそろえ、毎日港から届くとれたての鮮魚を販売しています。冬の松葉ガニをはじめ、モサエビや天然岩ガキ「夏輝」など、季節ごとの魚介が店頭に並ぶのも港町の市場ならでは。鮮魚店に加えて飲食店も入り、買い物と食事の両方を楽しめます。

場内の「JF鳥取県漁協 かろいち店」は、四季折々の旬の海の幸が購入できる漁協の直営店です。白いかや岩ガキ、角アゴなど、その日の水揚げに応じた魚介との出会いが待っています。

JF鳥取県漁協 かろいち店(じぇいえふとっとりけんぎょきょう かろいちてん)

宇倍神社

648年の創建と伝えられる因幡国の一宮です。御祭神の武内宿禰命は360歳まで生きたと伝えられ、日本一の長寿の神として信仰を集めてきました。

明治31年に完成した社殿は、翌32年、全国の神社で初めて御祭神の姿とともに五円紙幣の図柄に採用されました。以後も大正・昭和と何度も紙幣に描かれています。こうした縁から、いつの頃からか商売繁盛や金運上昇のご利益があると言われるようになり、今も全国から参拝者が訪れています。

木造りの宿 橋津屋

山陰屈指の名湯・三朝温泉に建つ温泉宿です。江戸時代の創業以来、長きにわたり宿泊客をもてなしてきました。畳敷きの本館は全10室、少し離れて建つハイグレードな別邸「月代」は4室。それぞれ趣の異なる木造りの空間が魅力です。

湯は自家源泉からのかけ流しで、大浴場のほか蔵造りの離れ湯や貸切の露天風呂も備わっています。夕食には、山陰の豊かな山海の幸を堪能できる彩り華やかな会席料理を味わえます。

三徳山三佛寺 投入堂

標高899.9mの三徳山の中腹にある、日本屈指の山岳寺院です。慶雲3年(706)、修験道の開祖・役行者が開いたと伝えられています。奥院の投入堂は断崖絶壁のくぼみに建ち、役行者が法力で投げ入れたという伝説からその名が付けられました。平成13年の年輪年代測定により、建立は平安時代後期と判明しています。

参拝では輪袈裟を掛け、険しい行者道を投入堂の手前まで登ります。参拝するのが「日本一危険な国宝」と言われるのは、この道のりの厳しさゆえです。三徳山は国の名勝・史跡にも指定されています。

北条ワイン醸造所

1944年創業、中四国で最も歴史のあるワイナリーです。鳥取県中部に広がる北条砂丘でブドウを栽培し、土壌づくりから商品の発送までを手作業で行っています。この地のブドウ栽培は、1856年に甲州種がもたらされたのが始まりと伝わります。砂丘地育ちのブドウで仕込むワインは、辛口で熟成感のある味わいが特徴です。

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