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長崎のおすすめ絶品ご当地グルメ14選!長崎にしかない名物から人気の名店11選も紹介

古くから異国文化が交わる港町として栄え、独自の食文化が息づいてきた長崎。新鮮な海の幸をふんだんに使った料理や、江戸時代から伝わる郷土料理まで、歴史の詰まったグルメが多くあります。

そこで今回は、長崎の厳選グルメを紹介。『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人に愛されるご当地グルメの有名店や穴場のお店も旅サラダPLUS編集部がセレクトしています。長崎でしか食べられないおすすめのグルメ店が満載ですので、出張や旅行の際の参考にしてください。

長崎のおすすめ絶品ご当地グルメ14選

1. 長崎ちゃんぽん

写真提供:PIXTA

いわずと知れた長崎名物「長崎ちゃんぽん」は、1899(明治32)年に中華料理店『四海樓(しかいろう)』の店主が、中国人留学生に安くても栄養満点なものを食べさせようと、野菜や肉の切れ端を炒め、中華麺とあわせて濃いめのスープで煮込んで出したことがはじまりと言われています。

豚骨主体の白濁スープに、たっぷりの野菜がトッピングされた「長崎ちゃんぽん」。家庭料理でも定番のちゃんぽんの本場の味をぜひお試しください。

◆長崎名物の長崎ちゃんぽんが食べられるお店『めしどころ一楽』

「めしどころ一楽」は、平戸市のシンボルである幸橋の目の前にある食堂です。看板メニューは、長崎三大ちゃんぽんの一つである「平戸ちゃんぽん」。豚骨ベースの長崎ちゃんぽんとは異なり、鶏ガラスープのあっさり味が特徴です。濃いめのスープが苦手な人や、ヘルシーなちゃんぽんが食べたい人におすすめです。

食材はすべて平戸産のものを使用するこだわりよう。創業80年、老舗ならではの懐かしいちゃんぽんをぜひご賞味ください。

めしどころ一楽

◆長崎名物の長崎ちゃんぽんが食べられるお店『中華大八 駅前店』

1989(平成元)年のオープン以来、変わらぬ味を継承する中華料理店「中華大八」。毎日一から作るスープは豚骨と鶏ガラをベースに野菜の旨みがとけ出しており、すっきりとした味わいがあります。麺は平手打ちの少し硬め。たっぷりの野菜も相まって食べ応えがあります。

地元の方やサラリーマン、OLの方で賑わう「中華大八 駅前店」。食事時は混雑必至なので、早めに訪問することをおすすめします。

中華大八 駅前店

2. 皿うどん

写真提供:PIXTA

長崎ちゃんぽんに負けず劣らず知名度がある長崎グルメ「皿うどん」。その発祥は長崎ちゃんぽんと同じく中華料理店『四海樓(しかいろう)』です。汁なしちゃんぽんとして作られたもので、近年よく食される細揚げ麺ではなく、ちゃんぽんと同じ太めの麺を使用されていました。長崎県民のなかでは、「太麺皿うどん」と「細麺皿うどん」と区別しており、県内のお店ではそのどちらも食べられます。

とくに県外ではあまり見かけない「太麺皿うどん」がおすすめ。ウスターソースやお酢で味変しながら食べるのが通です。

◆長崎名物の皿うどんを食べられるお店『会楽園』 

長崎中華街の北門側にあり、店前の赤い柱が名物の「会楽園」は、1927(昭和2)年に創業した老舗の中華料理店です。100種類以上の単品料理とコース料理、ファミリーセットなどを用意。皿うどんは細麺・太麺が選べます。特性皿うどんではホタテやアワビ、蟹のツメなどがトッピングされていて豪華な見た目に驚きます。普通の皿うどんも美味しいですが、海鮮好きの人はぜひ特性皿うどんにチャレンジしてみてください。

会楽園

3. 五島うどん

写真提供:PIXTA

長崎県の最西端にある五島列島に古くからある特産品「五島うどん」。五島はかつて遣唐使船の寄港地であり、中国からさまざまなことを学んだ遣唐使がその原型を伝えたとされています。

定番の食べ方は、乾麺を鉄鍋で茹で戻し、五島沖で採れたトビウオを使用したアゴだしで食べる「地獄炊き」。細く丸くつるんとした喉ごし、シコシコとしたコシのある食感が特徴の「五島うどん」。日本5大うどんの一つをぜひお試しください。

◆長崎名物の五島うどんを食べられるお店『竹酔亭 本店』

「竹酔亭 本店」は、五島うどんの製麺所・ますだ製麺直営の飲食店です。数種類の小麦粉、五島の水、海塩、椿油を使い作られる五島うどんは細麺で、モチモチとした食感とコシの強さが特徴。客席でゆで上げ、あご出汁100%のつゆ、もしくは溶き卵と生醤油につけていただく地獄炊きが食べられます。

身体の芯に染み渡る上品なスープの味わいは、飲み干せるほど美味しいと評判です。地獄炊きは予約が必要なので、気になる方は忘れずに予約を入れておきましょう。

竹酔亭 本店

4. 島原手延べそうめん

写真提供:PIXTA

1637年から1638年の島原の乱後に、小豆島などから移住してきた人々によって製造がはじまったと言われる「島原手延べそうめん」。小麦、塩、綿実油、水を原料に12の工程を30時間かけて丁寧に熟成させながら作るそうめんは、伸びにくくしっかりとしたコシ、歯ごたえが特徴です。小麦の豊かな風味を楽しめる「島原手延べそうめん」。お店で食べるのはもちろん、お土産用の購入もおすすめです。

◆長崎名物の島原手延べそうめんが食べられるお店『麺商須川 面喰い』

1989(平成元)年から営業しているそうめん料理専門店「麺商須川 面喰い」。約30種類ものそうめん料理があり、温かいそうめん(にゅうめん)もあるため、冬季でも楽しめます。

さまざまな具材をトッピングしたメニューや味噌スープで食べるメニューなど、多種多様なメニューがあります。なかでも変わり種は、イタリアンから発想を得た「明太イカ墨そうめん」。イカ墨はそうめんに練り込んでいるので、口周りが汚れる心配はありません。季節によってメニューが変わるので、何があるかはお楽しみ。一風変わったそうめん料理を味わいにぜひ訪問してみてください。

麺商須川 面喰い

5. 佐世保バーガー

写真提供:PIXTA

佐世保市内で作られるハンバーガーの総称である「佐世保バーガー」。始まりは1950(昭和25)年頃に当時のアメリカ海軍から直接レシピを聞いて作ったことと言われています。佐世保バーガーの正式な定義はありませんが、「佐世保市内で作られている」「地元の食材を使用している」「作り置きをしない(注文を受けてから作る)」などがその特徴として挙げられます。

そのため、バーガーショップによって具材も味もさまざま。佐世保バーガーの審査基準をクリアしたお店には「佐世保バーガーボーイ」の看板が設置されているので、お店選びの参考にしてみてください。

6. トルコライス

写真提供:PIXTA

「トルコライス」は、デミグラスソースがかかったトンカツとピラフ、パスタなどをワンプレートに盛り合わせた料理です。名前の「トルコライス」の由来は、3つの料理が盛り合わせられていることから3つの色を表す言葉「トリコロール」から来ているなど諸説あり、よく分かっていないのが現状です。

トルコライスの定義はワンプレートに料理が盛り付けられていること以外曖昧で、トンカツの代わりにアジフライが載っていたり、ピラフの代わりにチャーハンが盛られていたりと各店舗によって内容が違ってきます。そのため、各店舗の違いを楽しむのもおすすめのグルメです。

7. レモンステーキ

写真提供:PIXTA

「レモンステーキ」は、佐世保生まれのB級グルメです。1955(昭和30)年頃から親しまれているグルメで、アメリカ基地ができた影響で早くからアメリカステーキが流行していたところ、「より日本人にあう味を」と、レモンでさっぱりさせたのがはじまりと言われています。

使用する肉は、すき焼き用の薄切り肉。焼きあがる直前にかけるレモン果汁入りの醤油ベースソースの味も相まってあっさりいただけます。肉を食べ終わったら鉄板のうえにご飯をのせて食べるのが地元流。美味しさを余すことなく堪能できます。

◆長崎名物のレモンステーキを食べられるお店『下町の洋食 時代屋』

「下町の洋食 時代屋」は、佐世保のソウルフード・レモンステーキ発祥の店です。柔らかいお肉に、何度も研究を重ねて作られた醤油ベースの甘酸っぱいオリジナルソースがよく合います。ご飯との相性も抜群で、箸を進める手が止まりません。

人気店なので、特に土日の食事時は混雑必至。平日昼間であれば比較的空いているので、ゆっくり食事を楽しみたい人は平日ランチどきに訪問することをおすすめします。

下町の洋食 時代屋

8. 角煮まん

写真提供:PIXTA

ふわっふわでほんのり甘い中華風の蒸しまんじゅうに、醤油と砂糖、味醂で長時間じっくり煮込んだトロトロの角煮を挟んだ「角煮まん」。そのまま食べても美味しいですが、和からしを付けて食べるのもおすすめです。中華街や専門店で購入でき、食べ歩きもできる「角煮まん」。お土産品も人気があります。

蒸したてはまた格別な味わいを楽しめるので、長崎市内を観光する際はぜひ食べ歩き用に購入してみてください。

◆長崎名物の角煮まんを食べられるお店『岩崎本舗 グラバー園店』

写真は白バーガー

岩崎本舗は、角煮まん発祥のお店です。「最高の材料で最高のものを作りなさい」という初代店主の言葉をきっかけに最高の材料で美味しいものを作ることにした2代目店主。幼い頃に母が作ってくれたごちそうの角煮を思いだし、ふわふわの中華風の蒸しまんじゅうに挟んだことで角煮まんが生まれました。

徹底管理され、美味しい水やえさを食べたアンデス地方の豚肉を使用し、極力添加物を使用しない角煮まんは極上の味。ぜひ元祖角煮まんの味をお楽しみください。

岩崎本舗 グラバー園店

9. ハトシ

写真提供:PIXTA

「ハトシ」は明治時代に中国(当時の清)から伝わった料理です。中国語では「蝦多士」と書き、「蝦(エビ)」のすり身を「多士(食パン)」で挟んで油で揚げた揚げサンドイッチです。かつては円卓で食事を囲む「卓袱(しっぽく)」のなかの料理の一つでしたが、次第に一般家庭や飲食店でも取り扱われるようになった「ハトシ」。四角い形で売られているものもあれば、ロール状の「ハトシロール」もあり、食べ歩きに最適なグルメです。

◆長崎名物のハトシが食べられるお店『山ぐち仕出し店』

すり身を作る手間などにより一般家庭に普及しなかったハトシを卓袱料理として提供したのが、大正10年創業、卓袱料理の仕出し店「山ぐち仕出し店」です。

海老の食感を残すため、すりつぶした海老にぶつ切りにした海老を加えており、ふわふわのなかにもプリプリ食感を楽しめます。店頭では揚げたても食べられ、お酒と一緒に食べればまた絶品です。食べ歩きにぜひお立寄りください。

山ぐち仕出し店

10. 卓袱(しっぽく)料理

写真提供:PIXTA

「卓袱料理」は、大皿に盛られたコース料理を円卓で楽しむ宴会料理の一種です。早くから開港していた長崎に唐人が伝えた接客料理を和風、中華風、ポルトガル風、スペイン風のアレンジを加え、長崎独自の料理に発展しています。

お鰭(ひれ)をはじめに食べる以外は、とくに順番はなく好きな料理を好きな順に食べられます。身分の上下に関係なく、卓を囲む「卓袱料理」。旅行仲間との仲を深めるためにもぜひ予定に組み込んでみてください。

◆長崎名物の卓袱料理を食べられるお店『坂本屋』

1894(明治27)年創業の料亭「坂本屋」。美しい和風建築の建物のなかで、長崎名物の卓袱料理が食べられます。個室によっては、山下清の書や日本庭園を眺めながらの食事が可能。全16種類のメニューのなかでも中国の詩人・蘇東坡が愛したことが由来である「東坡煮」と呼ばれる豚の角煮は脂身はとろとろ、身はほろほろとしていて絶品です。ディナーはもちろん、ランチでも卓袱料理を楽しめます。

坂本屋

11.茶碗蒸し

写真提供:PIXTA

寛政年間、京都・大阪ではじまり、江戸や長崎に広まっていった「茶碗蒸し」。長崎の「茶碗蒸し」では、長崎県産の海の幸、山の幸をふんだんに使用しています。海老や穴子などの海鮮に、たけのこや木耳、お麩などの豪華な具材が入った茶碗蒸しは、鰹や昆布出汁のほかに各素材からも出汁が出ておりほかにない味。丼サイズで提供されるため、食べ応えもばっちりの茶碗蒸し好きも大満足の逸品です。

◆長崎名物の茶碗蒸しを食べられるお店『吉宗(よっそう) 本店』

「吉宗(よっそう)」は、丼サイズの茶碗蒸し「吉宗の茶碗蒸し」を食べられるお店です。鹿児島県枕崎産の鰹、北海道利尻産の昆布、醤油、そして秘伝のタレなど、を使用した出汁たっぷりの茶碗蒸しは見た目の大きさに反してあっさり食べられる味。なめらかで優しい、ほっとする味わいを堪能できます。

穴子や海老、鶏肉、しいたけ、たけのこ、銀杏、きくらげ、蒲鉾、麩など、長崎ならではの海の幸、山の幸を一同にいただけます。具材も出汁も贅沢な「吉宗の茶碗蒸し」。長崎に来たら、味わいたいグルメの一つです。

吉宗(よっそう)本店

12.具雑煮

写真提供:PIXTA

「具雑煮」は、島原を代表する郷土料理の一つで、江戸時代初期に起こった島原の乱で、総大将の天草四郎が3万7,000人のキリスト教信徒たちと籠城した際に、長期戦の体力と気力を養うために食したのが、はじまりと言われています。

丸餅や鶏肉、白菜、人参、ごぼう、干し椎茸、高野豆腐などを、出汁の入った土鍋で炊き、そのまま食べるのが一般的。これを食べるためだけに島原を訪れる人もいるほどです。旧来は正月や祭礼の日など、ハレの日に食されることが多かった「具雑煮」。今ではレストランなどで時節問わずに食べられるようになっています。旅行の体力・気力を補充するためにも食してみてはいかがでしょうか。

◆長崎名物の具雑煮が食べられるお店『姫松屋 本店』

具雑煮発祥の店とされるのが『姫松屋 本店』。島原の乱の際に天草四郎とキリスト教信徒たちが食したとされる具雑煮をもとに、1813(文化10)年に同店の初代・椛屋善衛工門が考案しました。

2代目の姫松屋嘉久平により屋号を「姫松屋」に変更しましたが、「具雑煮」の温和な味は顕在。温かで優しい雑煮を楽しめます。

姫松屋 本店

13.白鉄火

一般的に鉄火巻きというとマグロの細巻きですが、長崎の鉄火巻きにはマグロの代わりにブリやハマチ、ヒラスなどを使用しています。見た目が白っぽいことから「白鉄火」と呼ばれており、脂の甘みが特徴的な赤身に比べて、白鉄火はあっさりとした口当たりで飽きがこない味。コリコリとした食感が長崎の人に好まれたことも名物となった一因のようです。九州ならではの甘めの醤油も、淡泊な白鉄火の味を引き立ててくれます。

14.長崎おでん

「長崎おでん」とは、アゴだしをベースに長崎のかんぼこ(かまぼこ)屋さんで作られた練り物を入れたご当地おでんです。練り物から出るコクと甘みがさらに旨みをプラス。具材に練り物のなかにゆで玉子が丸々一個入った「竜眼(通称ばくだん)」が入るのもその特徴の一つです。

かんぼこ屋さんの店舗数日本一の長崎県。九州名産の柚子胡椒を付けて食べると、甘さとピリッとした辛さの調和を楽しめます。

まとめ

海や山の恵みによるグルメが満載の長崎。全国的に有名なB級グルメから食通が唸るA級グルメまで、歴史が培ってきた食文化による多種多様なグルメが堪能できます。まだまだ多くの魅力的なグルメがありますが、「何を食べようか」と迷った際にはぜひ本記事を参考にしてみてください。

※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年3月に作成しました。

※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際に店舗に行かれる際には在庫の有無等のご確認をお願いします。

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