韓国・済州島(南西部)の穴場観光スポット3選|現地を知り尽くした旅サラダガイドが厳選
2025.08.08
神戸牛(神戸ビーフ)や明石焼など、全国的にも知名度が高いグルメを要する兵庫県。温暖な気候と豊かな自然に恵まれているからこそのグルメを堪能できます。
そこで今回は、兵庫に行ったら食べたいご当地グルメメニューを17品紹介します。また、『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人に愛されるご当地グルメの有名店や穴場のお店も12店舗セレクトしています。兵庫でしか食べられないおすすめのグルメ店が満載ですので、出張や旅行の際の参考にしてください。
※メニューや価格、営業時間等はすべて取材当時のものです。
兵庫県北部の但馬地方で古くから飼育されてきた「但馬牛」。江戸時代から現在までに、黒毛和牛種のなかでもとくに優れた純血の血統を守り続ける兵庫県産牛の総称です。そのなかでも世界一厳格な基準をクリアした但馬牛が「神戸牛」です。正確には「神戸牛」という牛はおらず、出荷の際に認定されるため、神戸肉や神戸ビーフと言ったほうがわかりやすいでしょう。
神戸牛も但馬牛も霜降りによるとろけるような舌触り、深い甘みが特徴ですが、とくに神戸牛は名だたる高級和牛のなかでも群を抜いた美味しさ。せっかく兵庫に来たなら味わっておきたいグルメです。
大正12(1923)年創業の4代続く老舗洋食店「伊藤グリル」。名物の神戸ビーフシチューは、初代から受け継がれる伝統の味です。玉ねぎの甘みとトマトの酸味、ワインの深いコクを感じられる濃厚なソース、口のなかでほろほろとほどける柔らかなビーフは至福の逸品。思わず目を閉じて、じっくり味わいたくなります。
神戸ビーフシチュー以外の料理も絶品と好評。特別な食事処を探している方におすすめの場所です。
「たじま高原植物園 ツリーハウスレストラン」は植物園に併設された、但馬牛を食べられるレストランです。地域を盛り上げるために建てたレストランでは、但馬牛をはじめ地元の野菜や肉を使用しています。セルフサービスのお水も近くのカツラの木から流れる湧水を使用しており、豊かな自然を感じられます。
名物は但馬牛の食べ比べセット。12部位、41部位、61部位から選べ、贅沢な焼肉を楽しめる「たじま高原植物園 ツリーハウスレストラン」。但馬牛の食べ比べをしてみたい人におすすめです。
「グランドシェフ」は、地元名産の但馬牛を鉄板焼きで堪能できる人気店です。お店はコンテナを改装しているため、鉄板焼きとはいえカジュアルさがあり気軽に入れるのも嬉しいポイント。希少部位を楽しめるお店としても知られており、ザブトンやマルカワなど、12種類以上ある部位から1つ選んで焼いてもらいます。
お客さんが多いときは待ち時間が発生しますが、その間もスープやサラダなどの前菜が出たり、シェフが目の前で焼いてくれるスタイルなので見ているだけで楽しい気分になれます。
穏やかな太陽の下、潮風が運ぶミネラルを豊富に含んだ淡路の大地で生まれ育った但馬牛のなかでも、厳しい認定基準をクリアした牛肉「淡路牛(淡路ビーフ)」。
霜降りは人肌で溶けるほど融点が低く、口にいれた瞬間にとろける食感。肉繊維にきめ細かい筋肉が入っているため、舌触りがよく上品な甘みと風味が広がります。神戸牛とあわせて食べておきたい兵庫グルメの一つです。
「ぐりるエイト」は、淡路牛とシーフードを鉄板焼きでいただけるお店です。有名ホテルのフランス料理と鉄板焼き部門、ステーキハウスで修行されたご主人が目の前で焼いてくれるライブ感が売り。ご夫婦2人で切り盛りしており、アットホームな雰囲気でゆったりと食事を楽しめます。
カウンター8席・テーブル8席と、こぢんまりとしたお店のため、飛び込みで行くと入れないことも。地元の方からも人気のお店なので、予約してから訪問するのがおすすめです。
但馬牛をルーツに持つ神戸牛や淡路牛など、銘柄牛の産地として知られる兵庫県では、牛肉を使った料理が多く存在します。そのなかでもとくに地元民に馴染み深いのが、「ビフカツ」です。
「ビフカツ」は、衣を付けて揚げた牛肉にデミグラスソースをかけるのが一般的なスタイル。定食として提供されるほか、パンに挟んでビーフカツサンドとして提供されるお店もあります。しっかりと火を通すトンカツに対して、牛肉を使用するためお肉のレア感を楽しめる一品です。
白と赤の合わせ味噌をベースとした出汁で猪肉と季節の野菜を煮込んだ「ぼたん鍋」。兵庫県丹波篠山市の郷土料理です。お肉をお皿に盛り付けた様が、牡丹の花を彷彿とさせることから、その名が付いたと言われています。
猪肉の旨みがたっぷりとしみ出している「ぼたん鍋」。主に寒い季節や正月の来客時におもてなし料理として提供していたことから、冬に食べるのがおすすめです。珍しい猪肉を食べられる貴重な機会として、ぜひ兵庫県丹波篠山市に足を運んだ際には「ぼたん鍋」を食べてみてください。
「武田尾温泉 紅葉舘 別庭 あざれ」は、関西の奥座敷・武田尾温泉の源泉かけながし湯と美食の隠れリゾート施設です。施設内にある12部屋はすべてが離れの戸建てになっており、贅沢な宿泊体験が可能。夕飯には、季節の食材を使用した創作会席料理に舌鼓を打てます。冬季限定でぼたん鍋も登場。昼食利用のみでも可能ですが、事前予約が必要です。
「香住ガニ」は、兵庫県香美町にある香住漁港で水揚げされる紅ズワイガニのブランド名です。身が詰まっており、瑞々しく甘みが強い味わいが特徴です。
香美町はカニ料理発祥の地とも言われており、茹でガニしかなかった昭和初期に「かにすき」を考案・大ヒットさせた歴史があります。また、炭で甲羅ごと香ばしく焼く「焼きガニ」や「蒸しガニ」、「かにみそ」など、さまざまな調理法でその美味しさを堪能できます。
「KAN-ICHI」は、香住で獲れる魚介を使った創作料理レストランです。日本海を眺めながら食事ができる開放感あるお店は、店内も広々としておりベビーカー利用も可能です。
使用する魚介は毎朝、香住港で直接仕入れているため新鮮。お米や野菜はできるだけ自家製のものを使用するこだわりっぷりです。香住ガニの漁は9月頃に解禁されるため、香住ガニを目当てに行く場合は9月以降の訪問がおすすめです。
「カニ工房 まるや」は、香住漁港にある水産加工会社マルヤ水産直営のお食事処です。海鮮丼などの魚介料理をはじめ、店内の炉端スペースでは、同じく店内で販売されているカニや魚介を焼いて食べられます。
食事処は土・日曜日の限定営業で、多くの人が来訪するため、飛び込みでのランチは待ち時間必須。メニューによっては予約が必要なため、香住ガニ含めお目当てのメニューがある場合は事前に電話確認をしておくことをおすすめします。
瀬戸内海に面した姫路では、かつて「あなご」がたくさん捕れていたこともあり、「あなご」が郷土料理の一つとして根付いています。とくに播磨(はりま)灘で獲れる「あなご」は、冬は伝助穴子と呼ばれ、身が柔らかく脂がのっており、焼き穴子や煮穴子、天ぷらなど、さまざまな料理で楽しまれています。
一方で夏に獲れる「あなご」は真穴子と呼ばれ、あっさりとした味わいが特徴です。「あなご」は淡泊な味が好まれることから夏が旬です。夏場に、兵庫県の姫路を訪れる際には、ぜひ絶品の穴子料理を堪能してください。
「穴子・活魚料理 でん助」は、明石海峡で獲れる300g以上の大型あなご「伝助穴子」を使ったメニューをメインに提供するあなご料理専門店です。お造りやしゃぶしゃぶ鍋、肝煮付けなど、定番料理からアイディア創作料理までさまざま料理を提供しており、肉厚でプリプリなあなごを楽しめます。脂がのった伝助穴子はほんのり甘みを感じる美味しさです。
ビタミンAやE、Dなどの栄養素が豊富に含まれており、疲労回復やスタミナ増進に役立つあなごは夏バテ防止にも最適。夏場に兵庫に旅行の際は、夏バテ予防にぜひお立寄りください。
「出石そば」は、5枚1組を一人前として出石焼の小皿に盛りつけた皿そばを徳利に入ったつゆと薬味で何枚も食べる様式のそばです。豊岡市出石町の郷土料理で、宝永3(1706)年に長野県(信州)の上田から国替えで来た藩主が連れたそば職人がはじめたとされています。
直径約13cmの小皿で提供される理由は、幕末の頃に屋台で提供するのに持ち運びが便利だったことから。町内には出石そばを提供する飲食店が40店舗以上あるとされており、気軽に立ち寄れます。
「さらそば甚兵衛」は創業以来、受け継がれてきたそばつゆのベース・かえしを使っている出石そばのお店です。約40店舗ある蕎麦店のなかでも、ミシュランガイドで紹介された名店でもあります。
国産そば粉と少量のつなぎ、出石の美味しい水を使った手打ちそばは、新そばの時期は香りを堪能できるように太め、喉ごしを意識した夏は細めと時期によって麺の太さを変えています。そばを食べると、お皿に描かれたユーモラスな絵と文字が出てくるのもご愛嬌。食べ進める楽しさも味わえる名店です。
創業以来26年、伝統的な出石そばが食べられる「正覚 田中屋」。昔ながらの町家を再現した店内では、風情ある落ち着いた雰囲気のなかゆっくり出石そばをいただけます。床の間や個室もあるため、お子さま連れにもおすすめ。さらそば甚兵衛と同じく、ミシュラン掲載店です。
石臼で丸引きした粉で打っているためそばは黒く、本来の味・風味が際立ちます。男性20皿、女性15皿完食すると記名帳に名を残せるとともに通行手形をもらえます。ぜひ通行手形をもらえるようにチャレンジしてみてください。
「播州ラーメン」は、兵庫県西脇市を中心とした北播磨地域で食べられているご当地ラーメンです。兵庫県を代表するラーメンとして注目を集めている「播州ラーメン」は、鶏ガラや豚骨、野菜などを煮込んだ醤油ベースの甘めのスープが特徴。細めのちぢれ麺とよく合います。
チャーシューやネギ、もやし、海苔など、シンプルなトッピングもその特徴です。兵庫に来たなら、一度は食べておきたいご当地ラーメンです。
言わずと知れた兵庫県は神戸市の名物「豚まん」。神戸でもとくに中華街・南京町を中心に、多くの中華料理店や専門店が「豚まん」を販売しています。地元の人にとっては豚まんを求めて観光客が列をなす光景は見慣れたもの。お土産用の購入はもちろん、食べ歩きのお供にもおすすめです。
お店ごとに味付けや具材の配合を工夫しており、ひと言で「豚まん」と言っても違った味わいを楽しめます。複数人で旅行する場合は、別店舗で購入した「豚まん」を分け合って食べるのも想い出になるでしょう。
「神戸の中華街・南京町といえばここ」と言われるほど、南京町の有名店になっている「老祥記」。大正4(1915)年創業の老舗豚まん専門店です。麹を使ったもっちりとした食感の皮に、しっかりと味付けられた肉汁たっぷりの餡が特徴の「老祥記」の豚まんは、コショウがききつつも甘めの味付け。
一日1万3,000個を売り上げる人気店ゆえにいつでも長蛇の列ができている「老祥記」。並んででも食べておきたいおすすめの豚まんです。
「すじ焼き」は、牛すじ肉とこんにゃくを甘辛く煮込んだ「ぼっかけ」または「すじこん」をトッピングしたお好み焼きの一種です。兵庫県神戸市長田区を中心に親しまれているご当地グルメで、卵を入れず、生地を混ぜない薄く焼いた生地とトロトロに煮込まれたぼっかけの組み合わせにより、外はカリっと、なかはトロッとした食感を楽しめます。
関西風とも広島風とも違う、「すじ焼き」。お好み焼きの新たな発見ができるため、ぜひ食べてみてください。
「ぼっかけ」は、牛すじとこんにゃくを甘辛く煮込んだ兵庫県神戸市長田区の郷土料理です。戦後の食糧難の時代に、廃棄されていた牛すじを美味しく食べるために考案されたことが発祥とされています。
神戸のソウルフードとして親しまれている「ぼっかけ」。現在ではうどんやそば、焼そば、お好み焼などにトッピングされるアレンジ料理も生まれています。
「にくてん」は、甘辛く煮込んだじゃがいも、牛すじ、こんにゃく、キャベツなどを、薄くのばしたお好み焼き生地にトッピングして甘めのソースをたっぷりかけて半分に折って食べる、兵庫県高砂市のご当地グルメです。おでんで残った具材をアレンジしたのがその始まりと言われているため、ちくわや平天などが入ることもあります。
折ったあとにも甘めのソースをかけるのが、高砂風。前項で紹介したすじ焼きと合わせて食べておきたいグルメです。
お客さんからの注文をきっかけに生まれた「そばめし」。焼きそばとご飯の組み合わせが珍しいB級グルメは、ソースの香ばしさと味、独特の食感が特徴です。
兵庫県はとくに神戸市長田区で親しまれており、お店によってはぼっかけをトッピングすることもあります。誕生当時は裏メニューとして親しまれていた「そばめし」。口コミで広がった人気メニューをぜひご賞味ください。
兵庫県明石市のご当地グルメとして知られている「明石焼」。小麦粉と卵、だし汁を混ぜた生地にタコを入れて焼き、温かいだし汁につけて食べます。たこ焼と似ていますが、卵を多く使用すること、小麦粉から精製したじん粉を入れることで、たこ焼よりもとろけるようなふわふわ食感になる点が異なります。
また、ソースではなくだし汁につけて食べるのもたこ焼と異なる点です。明石市では「玉子焼」の愛称で親しまれている「明石焼」。全国的にも名の知れたグルメであり、兵庫に来たら外せない一品です。
「加古川かつめし」は、名前のとおり兵庫県加古川市のご当地グルメです。ご飯のうえに牛または豚のカツレツが乗っており、デミグラス系のソース、茹でキャベツの付け合わせが特徴です。
戦後間もない頃に考案されたと言われており、手軽に食べられる洋食としてナイフとフォークではなくお箸で食べるのが一般的。肩肘張らないちょっぴりB級な洋食グルメをお探しの方におすすめです。
辛子ではなく生姜醤油をかける、またはつけて食べる「姫路おでん」。ベースとなる味は、関東風の濃い味付けと薄味がありますが、いずれも生姜醤油で食べるものであれば、「姫路おでん」と呼ばれます。
大根や玉子、こんにゃく、牛すじなど一般的なおでんの具材に加えて、姫路名産のかまぼこや地元で水揚げされたタコなどが入ることもある「姫路おでん」。隣接する龍野市が醤油の産地であり、姫路の浜手地域で生姜が多く生産されていたことで、生姜醤油で食べる習慣が生まれたと言われています。生姜醤油で食べる珍しいおでんは、まさにここでしか食べられない味です。
年間通して平均気温が16度前後と温暖な気候の中、お米が作られた田んぼで栽培される「淡路島玉ねぎ」。玉ねぎ作りに最適な土壌、気候が揃っていることに加えて、およそ7か月と時間をかけて育てることで、辛みが少なく、甘みの強い玉ねぎとなります。
一般的な玉ねぎの糖度が5%前後なのに対して、「淡路島玉ねぎ」の糖度は10%前後。高いもので15%にもなるものもあり、フルーツ並みの糖度を備えています。生食でも加熱しても甘みが際立つ「淡路島玉ねぎ」。飲食店ではサラダやスープ、炒め物等で提供されています。
昔ながらの手打ちうどん専門店「麺乃匠 いづも庵」。創業100年の名店は、リピーターの方が多く、とくに週末は多くのお客さんでにぎわっています。
おすすめは、淡路島特産の玉ねぎを丸ごと天ぷらにした「玉ねぎつけ麺 華」。低温で10分間じっくりと揚げることで、外はカリカリ、なかはトロトロ食感です。玉ねぎの旨味がしみ込んだ鰹仕立ての出汁がコシのある細うどんと相性抜群。淡路島玉ねぎはもちろん、うどんの美味しさにも驚くこと間違いなしです。
海や山の恵みによるグルメが満載の兵庫。全国的になB級グルメから食通が唸るA級グルメまで、歴史が培ってきた食文化による多種多様なグルメが堪能できます。まだまだ多くの魅力的なグルメがありますが、観光の途中で「何を食べようか」と迷った際にはぜひ本記事を参考にしてみてください。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年6月に作成しました。
※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際に店舗に行かれる際には在庫の有無等のご確認をお願いします。
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