現地を知り尽くした旅サラダガイドおすすめ!韓国・済州島の観光スポット3選
2025.08.01
韓国最大の島・済州(チェジュ)島は「韓国のハワイ」とも呼ばれるリゾート地です。海や山などの自然に恵まれた済州島には、新鮮な魚介類のほか、自然の中でのびのびと育った黒豚など食材が豊か。そのため、他では味わえないユニークな郷土料理がたくさんあります。今回は済州島のなかでも、北部と東部にある魅力的なグルメを韓国在住のガイドに紹介していただきました。済州ならではの料理が堪能できるため、ぜひ済州島の旅の参考にしてください。
— 韓国在住ガイドの紹介 —
キム・ミニョンさん
韓国でのロケ、撮影、取材などテレビ番組や各種メディアのコンテンツ制作を支援するスバルコリア株式会社所属。ガイド歴は3年で、『朝だ!生です旅サラダ』の担当も。
旅行者におすすめしたい韓国料理は海鮮ビビンバ。
— 韓国・慶尚南道エリアMAP —
済州空港近くにある、早朝から行列必至の人気店。済州産のワラビと柔らかい牛肉を煮込んだユッケジャンで、済州を代表する郷土料理「コサリユッケジャン」を味わえるお店です。済州ではワラビ(コサリ)を貴重な食材として大切にし、ワラビを使ったスープを作る文化が根付いています。コサリユッケジャンは、昔から済州の人々の日常食や、祭事・大切な行事のときに振る舞う料理として親しまれてきました。
「ウジンヘジャングク」は観光客だけではなく、地元の人からも「行列に並ぶ価値があるお店」と評価されています。
コサリユッケジャンは、済州で自生または採取されたワラビを、たっぷりの牛肉とともに濃厚なサゴル(牛骨)スープでじっくりと煮込んだ一品です。済州産のワラビは柔らかく弾力のある食感で、深い旨味と香ばしさのあるスープによく合います。
ソウル式のユッケジャンは比較的さらっとしたスープが多いですが、コサリユッケジャンのスープはお粥のようにとろみが強く、濃厚な味わいが特徴です。地元では、ワラビの解毒作用、サゴルの栄養、牛肉のタンパク質が合わさっていることから、お酒を飲んだ翌日の解酒(ヘジャン)スープや、滋養食(健康食)としても親しまれています。
ワラビを細かく刻み、じっくり煮込んで溶け込ませたスープは、一般的なユッケジャンよりも辛さ控えめであっさりとした味わいです。サゴルの香ばしさとワラビの風味、牛肉の旨味がバランスよく調和し、後味がすっきりしているのも魅力です。サラサラと食べられるので、二日酔いのときや朝食にもぴったり。店が空港から近いため、旅行のスタートや締めくくりに味わうグルメにも最適です。
「ウジンヘジャングク」はとても人気があるため、オープン直後の朝6時でもすでに行列ができ、特に9〜11時、夕方は1時間以上待つのが当たり前なので、足を運ぶときは時間に余裕を持つのがおすすめです。
「ソンサン黒豚ドゥルチギ 城山日出峰店」は、済州産黒豚専門のドゥルチギ(甘辛炒め)を味わえるお店です。店を構えるのは、世界遺産の岩山・城山日出峰から歩いて約9分の場所で、観光の前後に立ち寄るにはぴったりの好立地。味とコスパともに評判が良く、地元民・観光客問わず「リピートしたい」と好評です。
この店のドゥルチギは、一般の豚肉に比べて脂が少なく、肉質が柔らかく香ばしい済州産の黒豚のみを厳選して使用しています。看板メニューの「100%済州黒豚三合ドゥルチギ」は、黒豚と一緒に新鮮なアワビやイカが楽しめる贅沢なセットです。新鮮な食材には、辛さと甘さのあるヤンニョムがたっぷりと絡まっています。
ドゥルチギのタレには黒豚の牛骨スープを長時間煮込んだ出汁が使用され、旨味が濃厚! 柔らかなアワビ、青ネギやナムル、春雨、モヤシなどが入った具沢山で、ピリ辛・香ばしさ・あっさり感の全てが調和した味わいです。2人前でも十分なボリュームがあり、肉も野菜もたっぷりで食べ応えは抜群。食事の最後には、残ったタレで焼き飯(ポックムパッ)にするのが定番で、これを目当てにリピートする人も多いのだとか。
また、ドゥルチギと一緒に提供される「モムグク」も人気のメニューです。モムグクは済州で食べられている郷土料理で、モム(ホンダワラ)という海藻と豚肉、スンデ(血腸)を煮込んだスープのこと。ピリ辛のドゥルチギと濃厚なモムグクの組み合わせは、お酒を飲んだあとの締めや、しっかりとお腹を満たしたいときのどちらにも最適です。店の周辺には観光地が多いため、1日の旅行プランにぜひ組み込んでみては?
済州市の中心部に位置する「ホグンドン」は、市庁近くにあるローカルな食堂です。外観、内装ともにレトロな老舗スタイルで、ノスタルジックな雰囲気が漂っています。地元の中高年層に人気で、夕方以降はお酒を楽しむ人たちで賑わう知る人ぞ知る一軒です。
代表メニューのひとつ「トンベコギ」は、済州産の黒豚を大きな鍋でじっくりと煮込んだあと、まな板(トンベ)にのせて厚めにカットした料理です。黒豚肉本来の旨味とジューシーさ、脂の甘みを余すことなく堪能できます。シンプルな料理のため、醤油ベースのタレや塩、サムジャン(韓国風味噌)などをつけ、キムチやニンニクと一緒に食べるのが地元流。サイズは小・大があり、人数に合わせて注文が可能です。
もう一つの代表メニュー「モムグク」は、豚肉を煮込んだときにできるスープにモズクを加えた一品です。海の恵みと豚肉が一度に味わえるほか、海藻の旨味と豚の出汁がしっかりと効いて栄養満点です。ほかにも、スンデ盛り合わせやキムチチゲなど、お酒に合うメニューがたくさんあるので、仲間とシェアして食べるのもおすすめ。
地元の人たちからは、会食や飲み会の場としても人気の「ホグンドン」。周辺にはカフェや海辺の観光スポットがあり、観光の合間にも立ち寄りやすいロケーションです。
食材が豊富な済州島では、島ならではの独創的な郷土料理が発展しています。そのどれもが、一度食べたらリピートしたくなるものばかり。今回は、現地を知り尽くしたガイドに済州島で人気のグルメと、地元で愛される名店を紹介してもらいました。済州島を訪れる際は、今回の記事で紹介したグルメをぜひ味わってみてください。
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