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島根観光1泊2日のモデルコース!人気の観光スポット・名所を満喫できる王道の旅程を紹介

ヤマタノオロチや因幡の白うさぎなど古事記に登場する数々の神話の舞台でもあり、縁結びのご利益で有名な出雲大社、夕景が美しい宍道湖など、一度は訪れてみたい観光スポットが目白押しの島根エリア。山陰の海や汽水湖の宍道湖でとれる魚介類や、一般的なそばよりも黒いことで有名な出雲そばなど豊かな食材を生かしたグルメ、発祥地とされる日本酒など、魅力的なグルメにも出会える場所です。

そこで今回は、島根エリアの魅力を満喫しつくす1泊2日のモデルコースを紹介します。TV番組『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人や観光客に愛されるおすすめの観光地についても紹介しているので、旅行の際の参考にしてください。

※当モデルコースは一例であり、行程を保証するものではありません。各スポット情報や移動時間については取材・執筆時のもので、ご利用時と異なる場合があります。ご旅行時にはご自身でのご確認をお願いします。

【1日目】島根観光のモデルコース

【09:30】出雲縁結び空港スタート

1泊2日という限られた時間で、東西に長い島根をアクティブに観光するなら、飛行機の利用が便利です。出雲空港は、宍道湖の西岸、松江市と出雲市の中間に位置しています。2010年10月1日から出雲縁結び空港という愛称が付けられました。空港周辺にはレンタカーのお店も複数あり、さらに出雲大社への直行バスや、松江市内・出雲市内への連絡バスもあります。

欲張りな旅を実現するため、空港周辺でレンタカーを借りたら、まずは宍道湖を背にして西へ。神々の国と呼ばれる出雲の地を巡る旅は、まずは出雲大社を訪れて、島根の旅の安全と道中や、旅の後にもいいご縁があるように参拝しましょう。出雲大社までの広い空の下に広がる田園風景に癒されながら、島根の旅がスタートします。

出雲縁結び空港

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【10:30】出雲大社|神々の国、出雲の象徴に参拝

縁結びの神様として名高い、神話のふるさと出雲を象徴する出雲大社。祀られているのは大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)です。因幡の白うさぎを助けた神として知られ、縁結びや五穀豊穣、商売繁盛のご利益があるとされています。10月は全国の神々が出雲に集まることから一般的には神無月と呼ばれますが、出雲では神在月と呼んでいます。10月は、男女の縁に限らず、さまざまな縁を結ぶ「神議り」が行われると伝わります。

出雲大社の参拝では4つの巨大な鳥居をくぐって、参道を歩くことで、心が清められ、神聖な気持ちになると言われています。出雲大社は、参拝方法が一般的な神社と異なり「二礼四拍手一礼」。お辞儀を2回、拍手を4回、お辞儀を1回行います。

また境内には、たくさんの小さなお社があるので、お賽銭用の小銭を多めに用意しておくことをおすすめします。

出雲大社

▼出雲縁結び空港から出雲大社への行き方

 

出雲大社の厳かさを目にしたあとは、拝殿周辺からほど近い摂社、命主社にも参拝しましょう。移動時間は徒歩で約5分です。

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【12:00】命主社|命を司る慈悲深い神様のいるパワースポット

出雲大社にたくさんある摂社・末社の中でも、強力かつ隠れたパワースポットといわれる命主社(いのちぬしのやしろ)。正式名称は「神魂伊能知奴志神社(かみむすびいのちぬしのかみのやしろ)」です。

祀られているのは神産巣日大神(かみむすひのおおかみ)。大国主大神が八十神(やそがみ)たちから迫害を受けて生死の境にあるとき、何度も救うなど、大神の国づくりの大事業を護った神とされています。

お社の前には、樹齢千年といわれる椋木(ムクノキ)が立っています。太く立派な根が地上へ剥き出しになっていて、「島根県の名樹」に指定されています。

命主社(神魂伊能知奴志神社)

出雲の神様にごあいさつしたら、出雲大社周辺でランチをいただきましょう。

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【12:30】出雲大社周辺でランチ|出雲そば・伝統食「うず煮」などの郷土料理

古くから出雲大社に参拝する人で賑わう参道の神門通りその周辺。食事処も豊富で、特に出雲そばの有名店はいくつもあります。

出雲そばは日本三大そばの一つで、出雲地方を代表する食文化です。一般的なそばと比べて見た目が黒っぽいという特徴があります。これはそばの実を皮ごとひいているため。コシがあり香り高く、また栄養価にも優れ、風味と食感のよいそばになります。出雲そばには、三段に重ねられた赤くて丸い器に入った冷たい「割子そば」と、ゆでたそばを水洗いせずゆで湯ごと丼に盛る「釜揚げそば」があります。どちらも食べる時にそばつゆをかけていただきます。

また、出雲大社・出雲国造家に代々伝わる伝統的なおもてなし料理、「うず煮」を提供するお店もあります。出雲でしか食べられない伝統の味を頂いてみましょう。

神門通り

お腹を満たして、心身ともにパワーがみなぎったら、出雲日御碕灯台に向かいましょう。移動時間の目安はレンタカーで30分ほどです。

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【14:30】出雲日御碕灯台・日御碕神社|白く美しい灯台と煌びやかな神社

青い海と空に映える白く美しい出雲日御碕灯台は1903(明治36)年に設置され、「世界の歴史的灯台百選」にも選ばれています。真っ白な外壁は、松江市美保関町で切り出された硬質の石材、内壁はレンガ造りで、外壁と内壁の間に空間を作った特殊な二重構造になっています。

灯台の内部には163段のらせん階段があり、灯台上部の展望台へ上がることができます。展望台からは目の前に日本海が広がり、晴れた日にははるか北方に隠岐島が見え、さらに南の山々が連なる360度のパノラマ風景を楽しむことができます。

出雲日御碕灯台の手前にある日御碕神社にも、ぜひ立ち寄りましょう。神社は天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る上の宮「神の宮(かみのみや)」と、素盞嗚尊(すさのおのみこと)を祀る下の宮「日沉宮(ひしずみのみや)」の2社からなります。現在の本殿は江戸幕府3代将軍徳川家光の命によって建造されました。鶴亀、松竹梅などの植物、龍などの想像上の生き物が100以上彫刻されていますが、すべてデザインが異なるそうです。潮風を感じながら、お気に入りのデザインを見つけてみては?

出雲日御碕灯台

日御碕神社

▼出雲大社から出雲日御碕灯台への行き方

海に映える灯台と朱色の神社の美しさと歴史を堪能したあとは、宿のある玉造温泉に向かいます。移動時間の目安はレンタカーで1時間20分ほどです。

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【17:30】玉造温泉|高級化粧水レベルともいわれる美肌の湯でしっとりすべすべ

玉造温泉は、中央を流れる玉湯川周辺に16軒の温泉宿があります。奈良時代に開湯した日本最古の温泉の一つで、約1300年の歴史を持つ温泉街です。玉造の地は、その名のとおり、古代から勾玉(まがたま)や各種玉類の一大生産地としても知られてきました。温泉街にも、あちこちに勾玉のモチーフが置かれて、勾玉橋という名前の橋にも大きな緑色の勾玉がデザインされています。

玉造温泉のお湯は一度入れば化粧水がいらなくなるといわれる程の美肌の湯。泉質調査では高級化粧水レベルという評価を得ているそうで、しっとり、すべすべを体感できます。宿にチェックインしたら、ゆっくり温泉を楽しみましょう。

玉造温泉

▼出雲日御碕灯台から玉造温泉への行き方

温泉と湯上がりの肌の感触を楽しんだら、宿でお待ちかねのディナーをいただきましょう。

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【19:00】玉造温泉の宿でディナー|山陰島根の豊富な幸を存分に味わう会席スタイル

旅先のディナーは、地元の幸をいろいろ味わいたいもの。歴史ある玉造温泉の旅館でも、山陰の恵まれた食材を使った料理がいくつも楽しめる会席料理が提供されています。

シーズンや宿にもよりますが、脂ののったノドグロの塩焼き、脂があっさりしたしまね和牛のステーキや鉄板焼き、紅ずわい蟹を丸ごと1匹提供する姿蟹など、山陰地方自慢の食材が主役です。他にも宍道湖七珍(しっちん)料理と呼ばれる汽水湖特有の海の幸で作る、シラウオの酢味噌、アマサギの照焼きなどが並ぶこともあって、地元の味を堪能できます。

実は島根県は日本酒発祥の地で、弥生時代から酒造りが行われていたと考えられています。現在も、島根県酒造組合には28の酒蔵が登録されて日本酒づくりをしています。お酒が好きな人は、ぜひ島根のお酒も堪能しましょう。ディナーの後は、出発が早かった1日目の疲れが癒せるように、ゆっくりとおやすみなさい。

【2日目】島根観光のモデルコース

【9:00】玉造温泉を出発

玉造温泉で迎える2日目の朝。時間があれば、朝風呂に入って、もう一度、肌がスベスベになるお湯を堪能しましょう。早起きが得意なら玉湯川沿いの散策路を歩いて、川沿いに並ぶ神話の神様のオブジェを見たり、名物の縁結びスポットを訪れてみるのもおすすめです。源泉かけ流しの温泉水がテイクアウトできる手湯スポットもあります。

朝食後は、レンタカーを走らせて松江市内に向かいます。緑に囲まれた緩やかな坂道を下っていくと、進行方向に宍道湖が見えてきます。宍道湖に沿った国道9号線を右折して、右側に宍道湖を見ながら進むと松江の市街地に入ります。最初の目的地は国宝の松江城です。

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【9:15】松江城|現存天守の上から松江を一望

松江のシンボル、松江城は、「千鳥破風(はふ)」と呼ばれる屋根の装飾があったことから別名「千鳥城」とも呼ばれています。全国に12城しか残っていない現存天守の1つです。彦根城、姫路城と並び、近世城郭最盛期を代表する天守として、2015年に国宝に指定されました。

松江城は実戦本意の設計で、天守内には今も井戸が残っています。天守は5階まであり、築城時からある桐の階段を登っていきます。桐を階段に用いたのは、敵が攻めてきた際に階段を取り外せるように、軽い素材を選んだからともいわれています。

天守最上階は天狗の間と呼ばれ、眼下に松江市街や宍道湖が広がります。殿様になった気分で、城下町、松江を眺めてみましょう。

松江城

▼玉造温泉から松江城への行き方

天守の各所に備えをしていた松江城から市内を眺めたら、次は小泉八雲旧居と小泉八雲記念館に向かいます。徒歩で約15分の移動です。

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【11:30】小泉八雲旧居・小泉八雲記念館|文豪が愛した庭とその生涯に想いを馳せる

小泉八雲旧居は、ラフカディオ・ハーン、日本名小泉八雲が1891(明治24)年6月から11月までの5ヶ月間、妻のセツと暮らした旧松江藩士の武家屋敷です。松江ではハーンは「ヘルン」と呼ばれており、小泉八雲旧居は「ヘルン旧居」とも言われています。

八雲は美しい庭を特に気に入り、帰宅すると和服に着替え、三方に庭が見える部屋から眺めていました。八雲が書斎として使っていた部屋には、愛用の机と椅子のレプリカが置いてあり、訪問者も座って八雲の視線を体感することができます。

小泉八雲旧居の隣には小泉八雲記念館があり、写真やパネルなどでその生涯を知ることができます。また八雲が執筆に使った机と椅子、喫煙小物など、さまざまな愛用品やゆかりの品々が収蔵されています。

小泉八雲旧居(ヘルン旧居)・小泉八雲記念館

▼松江城から小泉八雲旧居への行き方

外国人ながら日本を愛した文豪の生涯に思いを馳せたら、次は水の都松江を川や堀から眺める堀川遊覧船へ。乗船場への移動時間は、徒歩で約10分です。

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【11:45】堀川遊覧船|小さな船で水の上から松江散策

松江城を取り囲む、内堀と外堀を屋根つきの小さな船でめぐる遊覧船です。船頭さんはガイドだけでなく、民謡を披露してくれるなど、旅の情緒たっぷりの時間が過ごせます。遊覧船は大きく分けて3つのエリアを巡ります。1つは、石垣や武家屋敷が見られ、松江城の撮影にぴったりなポイントもある「歴史地区」。レトロモダンな建物が立ち並び、今の松江が見える「市街地区」。 「自然地区」では、松江の豊かな自然の中で、水鳥の姿にも癒されます。


コースには個性豊かな17の橋があり、一部の橋では堀川遊覧船名物の「屋根下げ」が行われます。屋根を低くして橋をくぐる間は乗船客も頭を低くしなくてはならないなど、エンターテインメント性も十分です。夏場は風鈴船、冬場はこたつ船で運航するといった季節ごとの楽しみも用意されています。

堀川遊覧船

▼小泉八雲記念館から松江堀川ふれあい広場(黒田町)への行き方

松江の情緒を船の上から堪能したあとは、松江城周辺でランチにしましょう。

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【13:00】松江城周辺でランチ

松江城から南に500メートルほどの東本町周辺に飲食店が多くあります。夜も賑わう一画ですが、ランチには昼食にぴったりな郷土料理、鯛めしを提供する料理店もあります。

全国各地に鯛めしはありますが、松江の鯛めしはお茶漬け風です。ご飯の上に鯛や卵、大根おろし、ネギなどの具材をのせ、熱い出汁をかけて味わいます。松江藩中興で、不昧公とも呼ばれる松平治郷が好んで食べた「汁かけご飯」を元に松江の老舗旅館が考案し、郷土料理として広まったといわれています。鯛は蒸したあとそぼろ状にし、卵も黄味と白身に分けて裏ごしされていて、食べやすい鯛めしです。

他にも、日本海や宍道湖、その東にある中海などの新鮮な魚介を使った郷土の味や蒸し寿司など、松江でしか食べられない味との出会いを楽しみましょう。

松江市東本町

▼松江城から東本町への行き方

城下町、松江の味に舌鼓を打ったら、占いで有名な八重垣神社に向かいましょう。移動時間はレンタカーで約20分です。

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【14:50】八重垣神社(鏡の池参拝)|池に紙を浮かべて良縁占い

八重垣神社は、ヤマタノオロチ退治の後、素盞嗚尊(すさのおのみこと)と稲田姫(いなたひめ)がこの地で結ばれたという伝承を持つ神社です。出雲の縁結びの大親神として、夫婦円満や良縁結びにご利益があると伝わります。

裏手にある鏡の池は、素盞嗚尊と稲田姫が結ばれる前に稲田姫命が八岐大蛇の難を避けるため、八重垣に隠れた時に飲み水とし、また姿を写したと伝わります。この鏡の池で行う占いが女性に大人気です。その占いとは、神社の授与書で受けた占い用紙を浮かべ、十円玉か百円玉をそっとのせて、沈む早さや位置で占うもの。15分以内に沈めば縁が早く訪れ、30分以上かかって沈むようならと縁が遅くなり、近くで沈むと身近な人、遠くで沈むと遠方の人と縁があるというものです。「鏡の池」には小泉八雲の妻、セツも訪れました。

八重垣神社

▼松江城から八重垣神社への行き方

八重垣神社の次は、宍道湖湖岸に移動します。所要時間は、レンタカーで約15分です。

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【16:00】宍道湖|目に焼きつけたい「日本の夕日百選」の美しい夕景

松江市と出雲市にまたがる宍道湖は、周囲約47km。日本で7番目の大きさを持つ汽水湖です。宍道湖の名物は、夕景です。宍道湖は、幻想的な夕日の景観がすばらしいと「日本百景」や「日本の夕日百選」に選ばれています。特に夕陽が沈んでいく中、宍道湖唯一の島である嫁ケ島がシルエットのように浮かび上がる様子が見られる東岸のスポットが人気です。

宍道湖の夕日を撮影できるスポットとして整備された「宍道湖夕日スポット とるぱ(撮るパーキング)」は、湖沿いを歩ける歩道や、腰掛けて夕日を楽しむことが出来るテラス、もちろん駐車場もあります。他にも、松が多く植えられた白潟公園、宍道湖の東端にかかる宍道湖大橋、ガラス張りの館内から夕陽が見られる島根県立美術館などが人気の夕景スポットです。


日没の時間と帰りの飛行機の時間をチェックしつつ、旅の締めくくりとして宍道湖の夕景を目に焼き付けましょう。

宍道湖夕日スポット とるぱ

▼八重垣神社から宍道湖夕日スポット とるぱへの行き方

宍道湖の美しい夕景に癒されたら、そろそろ空港に向かいましょう。出雲縁結び空港まではレンタカーで約30分の道のりです。

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【18:00】出雲縁結び空港|お土産購入、解散

レンタカーを返却して空港へ。2階には、土産物を扱うショップに島根の名物がずらり。定番の「出雲そば」や、茶人だった松平不昧公が好んだ松江銘菓の数々、因幡の白うさぎを模った「因幡の白うさぎ」まんじゅうに、「のどぐろ一夜干し」や島根が発祥地の日本酒など、伝説や歴史や恵まれた風土を感じさせるお土産物が並びます。

カプセルトイコーナーには島根のゆるキャラとして人気のしまねっこをモチーフにしたグッズがあったり、有料の特製絵馬があったりと、旅の思い出になるだけでなく、また島根を訪れたくなるような仕掛けもいろいろ。旅の締めくくりも充実させて、帰路につきましょう。

▼宍道湖夕日スポット とるぱから出雲縁結び空港への行き方

旅サラダで取材した島根のおすすめ観光スポット

ここからは今回のモデルコースには含まれていませんが、テレビ番組「朝だ!生です旅サラダ」で実際に取材した島根のスポットの中から、編集部が特におすすめしたい観光地をご紹介します。時間に余裕がある方は、ぜひ旅のプランに加えてみてください。

1. 島根県立石見美術館

石見地域の芸術文化拠点、島根県芸術文化センター「グラントワ」の中にある美術館です。テーマ性をもった質の高い常設展示のほか、幅広い視野の多彩な企画展、美術に関する理解を深めるための講演会やワークショップなどを開催しています。設計を東京メトロ銀座線渋谷駅の設計にも関わった建築家の内藤廣が手がけ、彫刻家の澄川喜一やデザイナーの森英恵など、石見出身の巨匠が関わっています。

美術館は、地域や分野、年代にとらわれず、古美術から現代美術まで、幅広く優れた国内外の作品を収集しています。地元石見の美術品や、島根県津和野出身の森鷗外と交流があった美術家たちの作品、概念を広く捉えたファッションにまつわる作品なども収蔵しています。

島根県立石見美術館

2. 松江フォーゲルパーク

32万m2もの敷地に、4つの温室がある花と鳥のテーマパークです。島根半島の宍道湖北岸を走る出雲縁結び街道(R431)の中ほどに位置しています。

国内最大級の花の展示温室「センターハウス」では、ベゴニアやフクシアなど色あざやかな花が1年中咲き乱れます。鳥たちは、水鳥温室、熱帯鳥温室、ふれあい温室の3つを中心に、約90種類が飼育されています。ペンギンのお散歩、フクロウショーなどが行われるなど、間近で鳥たちのかわいらしい姿が見られます。

花の温室と2つの鳥温室をはじめとする施設は、屋根のある回廊でつながっているので、荒天時も十分楽しめます。また園内はバリアフリーになっているので、子どもからお年寄り、車椅子の方まで安心して利用できます。

松江フォーゲルパーク

3. 足立美術館

世界的にも認められた日本一の庭園と、日本庭園と日本画の大家「横山大観」作品のコレクションが有名な美術館です。地元出身の実業家・足立全康が収集したコレクションをもとに1970(昭和45)年に開館しました。足立全康は幼少の頃より日本画に興味を持ち、美術品収集を行い、さらに若い頃から庭造りに高い関心を持っていました。71歳の時、郷土への恩返しと島根県の文化発展のためにと開いたのが足立美術館です。

横山大観のコレクションは120点を数え、庭園は枯山水庭や白砂青松庭など多様で、季節ごとに美しい姿を見せています。2020(令和2)年にオープンした魯山人館では、北大路魯山人の陶芸も多く展示。さまざまな日本が誇る美に触れられる美術館です。

足立美術館

4. 出西窯

1947(昭和22)年創業の日用品の中に美しさを見出す民藝運動の志を受け継ぐ窯元。地元の幼馴染だった若者5人が焼き物作りの経験がない状態から始めました。民芸運動の中心人物、柳宗悦やバーナード・リーチとも交流し、現在につながる出西窯の器ができていきました。

現在も、石州瓦の赤茶色の屋根が美しい工房で、陶工1人に1台ずつ、ろくろを用いて、それぞれが成形から釉掛けまでを行なって陶器を製作しています。工房の東側には、6連房の大きな登り窯があり、現在も年3~4回の窯焚きを行われます。これほど大きな登り窯を使う窯元は、全国的にも珍しくなっています。工房や登り釜は見学可能です(団体は要予約)。

隣接する複合施設、くらしのViLLAGEには、ショップやベーカリー&カフェがあり、出西窯の器で食事ができます。

出西窯

5. 玉若酢命神社

隠岐の島で玉若酢命(たまわかすのみこと)を祀る由緒ある神社です。玉若酢命は隠岐の開拓にかかわったとされています。本殿は隠岐の島町にある神社の中で最古のものとされ、1793(寛政5)年に建てられたものです。屋根は、茅葺き、千木、堅魚木のうえに雀踊(すずめおどり)とよぶ横木が置かれています。

本殿の前には、樹齢2000年を越えるとされる杉の木、八百杉があります。この木を植えたのは、若狭の国からやってきて、人魚の肉を食べて不老不死を得たとされる伝説の海士、八百比丘尼だと伝わることから、八百杉と呼ばれるようになったのだとか。

毎年6月5日、水若酢命神社では御霊会風流(ごれえふりゅう)には独特な馬入れ神事が行われます。それぞれ6人の引き手によって、8頭の神馬が随神門前から社頭へ一気にかけぬける姿は勇壮そのものです。

玉若酢命神社

6. 壇鏡の滝

日本の滝百選・全国名水百選に選ばれている壇鏡の滝は隠岐の島町の壇鏡神社境内にあります。壇鏡神社は、屏風のような岩壁にあり、その両側から水が落ちていきます。その落差は40メートルと豪快です。この水は日々の暮らしや農業にも利用されてきましたが、同時に霊験あらたかな滝とされ、島の闘牛大会や隠岐古典相撲大会の前夜には、この水で身を清める風習があります。

駐車場には壇鏡の夫婦杉がそびえ立ち、鳥居をくぐり滝まで続く参道は、杉の老木が立ち並んでいて、その景色は幻想的です。渓流には、隠岐4島の中でも島後のみにいるオキサンショウウオが生息しています。

壇鏡の滝

まとめ

今回ご紹介したモデルコースでは、神の国とも呼ばれる島根の歴史ある神社やパワースポット、松江城の城下町の風情、そして宍道湖や玉造温泉など土地の風土など、島根エリアならではの魅力を余すことなく楽しめます。さらに足立美術館や隠岐島の玉若酢命神社や壇鏡の滝など、ちょっと足を伸ばしてでも行きたい、文化と自然が感じられるスポットも見逃せません。

まだまだ魅力的な観光地が点在しており、何度訪れても新しい発見に出会える島根エリア。今回のモデルコースを楽しんだ次は、また別の季節・スポットへも訪問して、島根エリアの魅力にどっぷりハマってみてください。

※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2026年2月に作成しました。

※当モデルコースはあくまで一例であり、行程を保証するものではありません。各スポット情報や移動時間については取材・執筆時のものであり、ご利用時と異なる場合があります。ご旅行時にはご自身でのご確認をお願いします。

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