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旅サラダガイドおすすめ!カナダの秘境「ニューファンドランド島」の観光・グルメ・お土産

“北米最後の秘境”と呼ばれる、カナダ最東端の大西洋に浮かぶニューファンドランド島。海岸には北極から流れつく氷山や巨大なザトウクジラが出現したり、世界遺産の「グロス・モーン国立公園」があったりと、雄大な自然を感じる見どころがいっぱい! 今回はニューファンドランド島の魅力的なスポットを、北米全域でメディアの撮影をサポートしている現地ガイドがご紹介します。初めての人にも、リピーターにもおすすめの観光・グルメ・お土産を厳選しているため、ニューファンドランド島への旅を計画している方はぜひチェックしてみてください。

— カナダ在住ガイドの紹介 —

八木一仁(Kazuhito Yagi)さん・撮影コーディネーター

カナダ・バンクーバーを基点にアメリカを含む北米全域において、CM、ドラマ、テレビ番組などあらゆるメディア撮影のコーディネートサービスを提供するmotion pla-net productionsの代表。カナダ北極圏からグリーンランド、南極に至るまで数々の僻地でのロケを含む撮影コーディネート歴は30年。

— カナダ・ニューファンドランド島エリアMAP —

1. ニューファンドランド島のおすすめ観光スポット「Western Brook Pond Day Hike」

写真提供:courtesy Newfoundland and Labrador Tourism / Tom Cochrane

「Western Brook Pond Day Hike」は、カナダの世界遺産「グロス・モーン国立公園」にある淡水湖「ウエスタン・ブルックポンド」を巡る、日帰りのハイキングツアーです。カナダの絶景ポイントとして有名なウエスタン・ブルックポンドは、なんと面積約23㎢、長さ約30kmと、富士五湖がすべて入るほどの広大さ! ツアーでは、湖の両岸にそびえ立つ高さ600mもの断崖をはじめ、氷河によって削られてできたフィヨルド、美しい滝つぼや独特な岩層など、手つかずの大自然を余すことなく体感できるスポットと出会うことができます。

写真提供:courtesy Newfoundland and Labrador Tourism / Barrett & MacKay Photo

所要時間約10~12時間におよぶ本格的なハイキングには、4つの段階があります。まずは、緩やかなウォームアップのルートからスタート。広大な草原と原生林の小道を歩き、やがて巨大な岩場に出ます。岩場からは、標高が上がるにつれてより困難なルートに。足場は概ね整備されていますが、不安定で歩きにくいところも多いため、岩から岩へと飛び移るときには特にバランス感覚を研ぎ澄まして。

岩場を抜けたら、次は川床を渡るルートへ。時には膝まで浸かる深さの川を渡るため、集中力と忍耐力が必要です。ここから先は森林を進むにつれて地形がますます険しくなるため、滝の下で休憩を取ってから再出発します。最後の難関は、急勾配の登り坂。比較的短距離ですが、今回のハイキングでは一番過酷なルートです。全身をフルに使い、山頂を目指して登りましょう。ハイキング中は、経験豊富なガイドによる自然や地形の解説があるため、景色を楽しみながら知識も深まります。

写真提供:courtesy Newfoundland and Labrador Tourism

そしてついに、山頂に到達! 眼下にはウエスタン・ブルックポンドの壮大な谷と、うねるフィヨルド、切り立った崖といった北米随一の絶景が広がっています。過酷なハイキングを乗り越えた分、感動もひとしおです。一日を通してたっぷりと自然を満喫できるツアーは、忘れられない思い出になるはず。

2. ニューファンドランド島のおすすめ観光スポット「アイスバーグビール」

写真提供:courtesy Newfoundland and Labrador Tourism / Quidi Vidi Brewery

豊かな大自然が魅力のニューファンドランド島ですが、一歩街に出れば、カラフルな建物が立ち並ぶ個性的な街並みが出迎えてくれます。クラフトビールのブルワリーも多く、英国風のパブやバーではさまざまなビールを楽しめます。その中でも、セント・ジョンズの「Quidi Vidi Brewery(キディビディ醸造所)」が手掛ける「アイスバーグビール」は、2万年前のグリーンランドの氷山から溶け出した水を原料として作られた、島を代表するクラフトビールです。

写真提供:courtesy Newfoundland and Labrador Tourism / Quidi Vidi Brewery

氷山が描かれたブルーのボトルは、洗練されたデザインが印象的。純粋な氷河水を採取して醸造されたラガービールは、グラスに注ぐと美しい黄金色をしています。驚くほど滑らかな舌触りと、爽やかながらも風味豊かな味わいで、一度飲んだら虜になる人が続出! さっぱりとした味わいはシーフードとの相性も抜群で、地元の人からも大人気のビールです。

写真提供:courtesy Newfoundland and Labrador Tourism / Quidi Vidi Brewery

ニューファンドランド島を象徴する「氷山」の名を冠したビールは、お土産にもぴったり。島内にある多くのレストランやパブで飲むことができるため、ニューファンドランド島に訪れたら一度は味わっておきたい一品です。

3. ニューファンドランド島のおすすめ観光スポット「ジャンピング・ビーン・コーヒー・カンパニーのニューファンドランド・スクリーチ(ラム酒)フレーバーのコーヒー」

ニューファンドランド島では、古くから「スクリーチ」と呼ばれる強いラム酒が製造されています。その昔、ニューファンドランド島の漁師は干し塩ダラを作ってカリブ海で交易をしていました。その際に持ち帰ったラム酒から、島でのラム酒製造の歴史が始まったと言われています。そこからニューファンドランド島では、島外から来た人々を仲間として歓迎する儀式として、ラム酒を飲み干して冷凍タラにキスをするというユニークな儀式「スクリーチ・イン」が根付きました。

そんなニューファンドランド・スクリーチのフレーバーを手軽に楽しめるのが、ジャンピング・ビーン・コーヒー・カンパニーが販売するスクリーチフレーバーのオーガニックコーヒーです。スクリーチの上品な香りと力強い味わいが、新鮮なコーヒー豆に凝縮されています。アルコールが含まれていないため、ラム酒を飲めない方でも安心して楽しめるのが魅力です。

南米、中米、アフリカ、インドネシアから調達されたコーヒー豆は、芳香豊かなアラビカ豆のみを焙煎。中程度のコクと豊かな味わいは、エキゾチックなラム酒のほのかな香りと調和し、芳醇なブレンドを生み出しています。カフェイン含有量も程よいので、モーニングや夜のリラックスタイムなど、どんなシーンにもマッチしてくれるはず。

コーヒー豆はジャンピング・ビーン・コーヒー・カンパニーが運営するカフェをはじめ、カナダ全土の小売店、お土産ショップなどで購入できます。コーヒー好きな方へのお土産にぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

カナダの主要都市・トロントから飛行機を使って約3時間でアクセスできるニューファンドランド島は、ダイナミックな自然に冒険心と好奇心が刺激されます。かつて漁村だった街では人懐っこい地元の人々が温かく迎えてくれるほか、野生のクジラや海鳥との出会いもこの島ならではの魅力です。さらに、世界最古級の地層やバイキングの遺跡など、歴史とロマンに満ちたスポットもたくさん! カナダに訪れる際は、ぜひ旅の候補として参考にしてみてください。

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