今回、ゲストの津田健次郎さんが旅するのは岩手県盛岡市・一関市・平泉町。中津川のほとりに建つ、ツタに覆われた喫茶店や、盛岡冷麺発祥といわれる焼肉店、団子とお茶が空を飛ぶように届く甘味処、世界遺産の中尊寺など、岩手のおすすめスポットをご紹介します。

ふかくさ

盛岡市の中心を流れる中津川のほとりに、老舗喫茶店のふかくさはあります。建物を覆うツタと大きな木が特徴で、童話の世界のような佇まいです。レトロな店内では、四季折々の景色を眺めながら、コーヒーやケーキをゆっくりと楽しめます。

福田パン 長田町本店

盛岡のソウルフードとして親しまれる、1948年創業のコッペパン専門店が福田パンです。ここでは、ふんわりとした大きめのコッペパンに、あん・クリーム・惣菜などから好みのものを選び、その場で挟んでもらえます。

鈴木盛久工房

鈴木盛久工房の歴史は、1625年に南部藩の御用鋳物師として始まりました。鈴木家は南部家の本国である甲州から召し抱えられ、仏具や梵鐘の鋳造を担ってきました。400年以上続く南部鉄器の技を現在は16代目が受け継ぎ、現代の暮らしにもなじむ鉄瓶や鉄小物などを製造しています。

食道園

朝鮮半島北部出身の初代店主が、故郷の冷麺をもとに独自の味を生み出し、現在の盛岡冷麺の礎を築いたのが、1954年創業の焼肉店、食道園です。盛岡冷麺発祥の店として知られる食道園の冷麺は、手打ちならではのコシの強い麺に、牛骨などの旨みを生かしたスープを合わせた一杯です。

厳美渓

栗駒山から流れる磐井川が、長い年月をかけて岩を削ってできた渓谷、厳美渓。約2kmにわたって奇岩や滝、深い淵が続く景観は、国の名勝・天然記念物にも指定されています。川沿いを歩いていくと、水の流れが刻んだ岩の造形が次々と目の前に現れます。

郭公屋

明治末期創業の甘味処、郭公屋は、注文の仕組みがユニークで人気を集めています。渓谷の対岸からロープにつないだカゴにお金を入れ、木づちで板をたたいて合図すると、団子とお茶が空を飛ぶように届きます。

毛越寺

寺伝によると、毛越寺は850年に慈覚大師円仁が開いた寺院です。2011年には「平泉」の構成資産のひとつとして世界遺産に登録されました。

見どころは、平安時代の庭園様式を今に伝える浄土庭園(仏の世界を地上に表したとされる庭)。大泉が池を中心に、州浜や立石などの石組みが配されています。境内は、国の特別史跡と特別名勝の二重の指定を受けています。

中尊寺

中尊寺は平泉を代表する寺院で、850年に開山されたと伝わります。12世紀のはじめには、奥州藤原氏初代清衡公が大規模な堂塔を造営しました。2011年には世界遺産に登録されています。

1124年に清衡公が上棟した国宝・金色堂は、極楽浄土を具現化した、金箔に覆われたお堂です。堂内には夜光貝の螺鈿細工や象牙、宝石もちりばめられています。

津田健次郎さんがめぐった岩手県盛岡市・一関市・平泉町。見どころも味わいも詰まった旅先を、次の旅の候補に加えてみてはいかがでしょうか。

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