【ロコレコ】新しい発見と変わらない懐かしさ思い出の“みなとまち”を巡る旅路
2025.07.19
「きりたんぽ鍋」や「稲庭うどん」など、全国的にも名の知れた名産品にあふれている秋田県。ご当地グルメから銘菓、伝統工芸品まで、秋田にはまだまだ魅力的なお土産がたくさんあります。
今回は秋田のお土産から、旅サラダPLUS編集部おすすめの23種類をセレクト。この記事を参考に、秋田の伝統や食文化を感じる旅を楽しんでみてください。
※営業時間や価格は、すべて取材当時のものです。
出典:くら吉
くら吉の「ウィッチ」は、濃厚なクリームをサクッと香ばしいタルト生地でサンドしたモダンな人気スイーツ。そんなウィッチシリーズのひとつ「善兵衛栗 マロンウィッチ」は、仙北市特産の優良品種の“善兵衛栗”を使った、マロン好きにはたまらない一品です。
タルト生地にサンドされたマロンクリームには、細かく刻んだ善兵衛栗のマロングラッセがゴロゴロ。マロンの優しい甘味が口いっぱいに広がります。常温で30日持ちますが、冷やしてから食べることで、生地とクリームのおいしさがより引き立ちます。
出典:金萬
「金萬(きんまん)」は、70年以上にわたり秋田県民に親しまれてきた銘菓です。小判型のフォルムが印象的なカステラまんじゅうは、はちみつと卵を贅沢に使ってふんわりと焼かれたカステラ生地に、たまご入りの白あんがぎっしりと詰まっています。
カステラ生地と白あんの上品で素朴な甘さが、世代を超えて愛される理由です。お茶やコーヒーともよく合います。2021年からはシェアがしやすい個包装タイプが新登場し、日持ちも延びたことでお土産にしやすくなりました。
出典:川口屋
川口屋の「金のバターもち」は、「JR東日本おみやげグランプリ2019」にて特別賞を受賞した、秋田の隠れた名品です。バターの香りが口いっぱいに広がるバターもちは、少しひねりのあるお土産がほしい人にぴったり。餅の原料には米粉を使用せず、秋田県産のもち米を米粒から使うため、米が持つ本来の味やコシを楽しめます。
もっちり、なめらかな食感で、噛むほどにほんのりと甘みも感じられます。焼かずにそのまま食べられる手軽さも魅力です。
出典:さいとう
「きりたんぽ鍋」は、雪深い秋田で生まれた郷土料理として全国的にも知られています。そしてもうひとつ、秋田の冬に欠かせない郷土料理が「だまこ鍋」。つぶしたお米を焼いて棒状にしたものが「きりたんぽ」ですが、「だまこ」はつぶして丸めたお米です。
さいとうの「だまこ餅入り秋田きりたんぽ鍋」は、きりたんぽ鍋とだまこ鍋が両方味わえるお得なセット。出汁のきいた比内地鶏スープに、鶏肉や野菜、きのこなどのお好みの具材を入れるだけで、秋田の郷土料理が手軽に味わえます。賞味期限が長いためギフトにもおすすめです。
出典:伊藤漬物本舗
燻製干しのたくあんの漬物で、サクサクの歯ごたえとスモーキーな味わいが人気の秋田名物「いぶりがっこ」。伊藤漬物本舗の「いぶりがっこのタルタルソース 燻」は、いぶりがっこの旨味を存分に活かした個性派のタルタルソースです。
いぶりがっこの旨味を引き立てるのは、刻まれた燻製玉子の風味と玉ねぎの甘み、マヨネーズの酸味。パン、サラダ、肉料理など、さまざまな料理に合う万能なソースです。約100日と長く日持ちするため、一個常備しておけば食卓の強い味方になるでしょう。
出典:八朗めん
八郎めんの「秋田比内地鶏らーめん」は、秋田を代表する名物「比内地鶏」の出汁を活かしたラーメンです。スープと麺がセットになったインスタントラーメンで、秋田の味を自宅でも手軽に堪能できます。
比内地鶏のガラを丁寧に炊き上げ醤油味に仕立てたスープは、あっさりとしていながら、奥底から上品な鶏の旨味を感じられます。小麦が香る、細ちぢれ麺との組み合わせも絶妙です。常温で30日と長めに日持ちするので、手土産にもどうぞ。お好みの具材をのせて、自宅で本格ラーメンを楽しんでみてください。
秋田に訪れたら手に入れておきたいのが、名物の「いぶりがっこ」です。雄勝野きむらやで作られる「いぶりがっこ」は、伝統の製法を守りながら、米ぬかと塩を主体に漬け込み、長期間にわたって熟成・発酵します。無添加にすることで、より焚き木干しのスモーキーな香りと風味が引き立っています。
パッケージの開封後は、洗わずに薄くカットして食べましょう。ご飯やお酒のお供にも、料理に混ぜてアレンジも楽しめます。120日と長く日持ちするため、毎日のご飯のアクセントになります。
出典:秋田県漆器工業協同組合
「川連漆器(かわつらしっき)」は、鎌倉時代から800年以上の歴史を持つ湯沢市の伝統工芸品です。国産の木材を使った粗挽きの木地に煙を当て、時間をかけて乾燥させたあとに漆を塗る、昔ながらの製法で作られています。つるっとしたなめらかな質感で、一つあるだけで食卓を上品にしてくれます。
軽くて丈夫なうえ断念性に優れ、保温性、抗菌力もあるなど、普段使いしやすいのが特徴です。お手入れが簡単なところも魅力。毎日使うことで艶が増して長持ちするため、大切に使ってみてください。
「樺細工」は、秋田県の仙北市角館町で作られる木工工芸品です。山桜の樹皮の光沢や風合いを生かした味わいのあるアイテムたちは、古くから地元の人たちに親しまれています。
1851年から続く角館伝四郎の「葉枝おき」は、葉の形をした優しい雰囲気の箸置きです。矢羽根貼りした桜皮や木が、葉脈を表現しています。一つ一つ葉の表情や色合いが微妙に異なるのも面白いポイント。水拭き、軽い手洗いでお手入れができます。自然素材からできたナチュラルなアイテムが、テーブルを彩ってくれるでしょう。
出典:大館曲げわっぱ協同組合
木目の美しさと秋田杉の香りが特徴の「大館曲げわっぱ お弁当箱」。秋田県大館市で生産される伝統工芸品で、唯一国からの指定を受けています。
見栄えのするお弁当が作れるのはもちろん、吸湿性に優れた秋田杉により冷めてもご飯がふっくらしたまま食べられる「大館曲げわっぱ お弁当箱」。汚れや傷みが出た場合には修理も可能と、長く愛用できる逸品です。
出典:くら吉
江戸時代に藩主に献上したところ、「諸々を超えるほどに風味よし」と評価されたことからその名が付いた秋田銘菓・もろこし。くら吉の「生あんもろこし」は、昔ながらのもろこしをベースに創意工夫を込め、現代風にアレンジして食べやすくしています。
柔らかく口どけのよい「生あんもろこし」。スタンダードな「生あんもろこし」「西明寺栗」「甘酒」に加えて、「花見あん」や「清涼あん」など季節限定テイストも販売されます。ころんとした見た目とほんのり色づく淡い色味が可愛らしい「生あんもろこし」。特に年配の方向けにおすすめのお土産です。
出典:進藤冷菓
秋田県を代表するシャーベット状のアイス「ババヘラ・アイス」。地元農家の奥様方が、時間が空いたときにアイスを売り歩いたのがその始まりとされています。
イチゴ風味のピンクとバナナ風味の黄色が可愛らしい「ババヘラ・アイス」。どこか懐かしい味にふるさとのぬくもりを感じられます。ソフトクリームタイプをはじめ、タッパーやキャンディータイプ、カップタイプの販売もあるため、お土産にもおすすめです。
出典:蕗月堂
秋田犬のおしりを想像させる「もふどら」。薄茶色をベースにした生地に、ベージュで尻尾のような模様が描かれた可愛らしい蒸しどら焼きです。皮はもふもふ、なかの自家製餡がほろほろほどける食感は軽くてペロリと1つ食べられます。
粒あんのほかにマーガリン入りもあり、マーガリンの塩気と粒あんの甘みがベストマッチ。可愛らしい秋田犬のパッケージが目を引く商品です。
日本三大うどんの一つとして有名な、秋田が誇る名産品「稲庭うどん」。佐藤養助の「稲庭干温飩(いなにわほしうどん)」は、門外不出の職人技によって、現在でも機械に頼らず完全手作業で作られています。専用粉を練り続けるところから、熟成を繰り返して乾燥するまで、全ての工程で3日間にも及びます。
丹念に仕上げた乾麺は、ゆで上がりは艶のある美しい乳白色。コシが強く、喉越しはなめらかです。2年以上と長期保存ができるところもポイント。2人前の食べきりサイズ(140g)は、手軽に試すにはぴったり。
出典:田沢湖ビール
20年以上、地元で愛される秋田発の地ビール「田沢湖ビール」。豊富なラインナップの中で一番人気を誇る「Alt(アルト)」は、国内外のビールの品評会で数々の受賞歴があります。
伝統的なドイツスタイルの製法で醸造されたビールは、爽やかなホップの苦み、麦芽の風味がするビターテイスト。滑らかな口当たりで、肉料理をはじめ食事中にもよく合います。2種類あるラベルのうち、リアリティのある“なまはげ”が描かれた「なまはげラベル」は、インパクトがあってお土産にぴったりです。
出典:ツバサ
「きりたんぽカップスープ」は、きりたんぽが入ったインスタントスープです。きりたんぽ以外にもはるさめが入っているため、満足感の高い「きりたんぽカップスープ」。比内地鶏ガラが効いた醤油味の比内地鶏醤油味、魚介類の旨みが味わえる海鮮ブイヤベース風、唐辛子ソースがピリリと効いたピリ辛チゲ味など、5種類のテイストがあります。
調理時間はたったの4分。きりたんぽをレンジでチンして、お湯を注ぐだけで完成するため、忙しい日や帰りが遅くなった日に重宝します。
出典:晩梅
創業寛政8年(1796年)の老舗菓子店「晩梅(ばんばい)」で、地元民や観光客から愛され続けている「ル・デセール」。ココアとクルミが入ったふわふわのスポンジ生地に、ビターなチョコレートをかけた手のひらサイズのチョコレートケーキです。
サクサクとしたクルミの香ばしさ、チョコレートの上品な甘さが口の中で溶け合います。包装を開けると、爪楊枝が入っている気遣いにもほっこりします。夏は冷蔵庫に入れて冷やすと、チョコレートがパリッとなり、さらにおいしさがアップ。40日と長持ちするほか、レトロな黄色いパッケージもお土産に適しています。
出典:まちのお菓子屋 にこり
秋田市八橋にある、まちのお菓子屋にこりで人気の「なまはげのおくりもの」は、秋田らしさあふれるお菓子です。男鹿市の伝統行事で神の使いとして現れる“なまはげ”のお面をモチーフにしたお米のサブレで、大潟村産米粉を使用しています。
赤色のプレーン味は、最中のふわふわ食感とサブレのサクッと軽い食感がマッチし、胡麻の香りを楽しめます。青色は男鹿半島の塩とアーモンドが入った塩キャラメル味。どちらも食べ飽きない、やさしい味わいです。縁起のよいお土産なので、年齢問わず喜ばれそう。
創業100余年を誇るかおる堂の「秋田県産りんごを使ったパイ」は、りんご産地として知られる平鹿のりんごで作ったアップルパイです。「あきた食のチャンピオンシップ」では最優秀賞の受賞歴があり、秋田の新たな銘菓として注目されています。
サクサクとしたパイ生地にたっぷりと包まれたりんごは、ほどよい甘さで、シャキシャキとした楽しい歯応え。りんごの風味を大切にした上品な味わいなので、つい次々と手が伸びます。30日と長めに持つのも魅力。一個ずつ購入できるほか、大人数に配るときは箱入りもおすすめです。
出典:お菓子のセキト
「だまこ餅®」は、秋田県の北部・能代市にある「お菓子のセキト」を代表する銘菓です。秋田産のうるち米で作った一口サイズのお餅の中には、とろとろのゴマだれが入っています。
お米は使用する分だけ前日にしんこ(お米の粉)にすることで、出来立てのおいしさに。厳選されたゴマを使用したゴマだれは、香り高く、あっさりとした後味です。添加物を一切加えず丹念に作られているため、お米とゴマそのものの味わいが楽しめます。冷凍で30日持ちますが、生菓子のため早めに食べるのがおすすめです。
出典:一乃穂
年齢と問わず幅広い人におすすめのお土産が、秋田米で作った「秋田しとぎ菓子」を手掛ける菓子店、一乃穂の「しとぎ豆がき」です。
温かみあふれる素朴な見た目の「しとぎ豆がき」は、黒豆の入った餅をからりと焼き上げたおかき。軽い口当たりのおかきは、香ばしくほどよい塩気。黒豆の香りも豊かに感じられます。60日と長めに日持ちするのもうれしいポイント。お茶菓子として常備しておきたい一品です。20枚入りの袋は、配りやすい個包装になっています。
出典:菓子舗榮太楼
榮太楼の秋田銘菓「さなづら」は、見た目にも涼しげなゼリー状の新感覚スイーツです。秋田県の山葡萄を表す方言からつけられた「さなづら」は、ぶどうを濃縮ジュースにしてから独自の技術でゼリーに仕上げています。
美しい紫色のなめらかなゼリーは、ワインのような深い味わいで、甘酸っぱく濃厚。口に入れた瞬間から、ぶどうの芳醇な香りが鼻を抜けます。そのままではもちろん、カットしてヨーグルトに添えたり、牛肉料理にトッピングしたりと、アレンジは自在です。40日と長持ちするため、ぜひいろんな人におすそ分けしてみてください。
出典:三松堂
大正・昭和から受け継がれるレトロ菓子を作る三松堂では、 “和菓子の価値はあんこで決まる”という思いのもと、おいしさに徹底してこだわり、手作りした自家製のあんこが自慢です。そんな自慢の自家製あんで作る「あんドーナツ」は、お土産として人気です。
北海道産とよみ大納言の粒あんは、適度な粒感のある上品な甘さのあんこです。あんこを包み込む、しっとりとしたドーナツ生地との相性もぴったり。コーヒーや紅茶のほか、ほうじ茶にもよく合います。玉子ケースをモチーフにしたトロ感たっぷりのパッケージは、お土産に最適です。
秋田駅周辺にはおみやげ処こまち苑やさいとうトピコ店(秋田駅前店)、秋田ステーションビル トピコ/アルスなど、多彩なお土産店が揃っています。秋田県産のお土産を網羅しているので、秋田ならではのお土産を購入したい場合は秋田駅周辺に立ち寄ってみてください。
秋田空港内には秋田空港おみやげ広場 あ・えーるやANAFESTAなどのお土産を購入できる店舗が入っています。秋田土産の有名どころを取り揃えているため、空路での秋田旅を考えている場合は、空港で購入してそのまま帰宅するのがおすすめです。
秋田駅や秋田空港ほどではありませんが、なまはげ館や千秋公園、田沢湖などの主要観光地の周辺にもお土産を購入できるお店があります。そこでしか購入できない珍しい品もあるので、主要観光地に行く際にはお土産品もチェックしてみましょう。
「きりたんぽ鍋」や「稲庭干温飩」をはじめ、「いぶりがっこ」やなど、秋田ならではの郷土料理は手に入れたいお土産のひとつ。“なまはげ”をイメージした地ビールやお菓子は、秋田らしさを感じたい人におすすめです。手元に残るお土産なら、伝統的な「川連漆器」や「曲げわっぱ」などの伝統工芸品も見逃せません。
秋田を旅する予定がある方は、ぜひ今回の記事を秋田のお土産選びの参考にしてみてください。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年4月に更新しました。
※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際に店舗に行かれる際には在庫の有無等のご確認をお願いします。
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