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広島のおすすめ絶品ご当地グルメ15選!広島にしかない名物から人気の名店13選も紹介

瀬戸内の豊かな海によりもたらされる海鮮をはじめ、鉄を取り扱う工場が多く鉄板が手に入りやすかったことから発達したお好み焼き文化など、広島には数多くの魅力的なグルメがあります。

そこで今回は、広島の厳選グルメを紹介。『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人に愛されるご当地グルメの有名店や穴場のお店も旅サラダPLUS編集部がセレクトしています。広島でしか食べられないおすすめのグルメ店が満載ですので、出張や旅行の際の参考にしてください。

広島のおすすめ絶品ご当地グルメ15選

1. 広島お好み焼き

写真提供:PIXTA

「広島お好み焼き」はその名のとおり広島風のお好み焼きです。広島お好み焼きは薄く焼いた生地のうえにあらかじめ焼いておいた中華麺や千切りキャベツ、豚肉などを乗せ、さらに生地をかけて焼くため、一般的な関西風のお好み焼きはとは具材や焼き方などが大きく異なります。

焼き上がったら関西風と同じくソースとマヨネーズをかけますが、広島お好み焼きは甘口のソースを使用するのが一般的。鉄板のうえでヘラで食べるのもその特徴です。

2. カキ

写真提供:PIXTA

カキ生産量日本一で有名な広島。広島湾周辺にはカキの好物プランクトンが豊富にあり、程よい塩分濃度が保たれているなど、カキの養殖に理想的な環境と言われています。その環境で育ったカキは、殻の大きさに対して身が詰まっており、ぷりっとして濃厚。特に1~2月はカキの美味しさの元であるグリコーゲンが大量に蓄えられることから、最も美味しいカキを味わえます。

生カキはもちろん、カキフライや焼きガキ、カキめしなど、さまざまな種類の料理があるので、カキツアーを開催するのもおすすめです。

3. あなご飯

写真提供:PIXTA

広島の有名な観光地・宮島のご当地グルメ「あなご飯」。蒲焼き、または蒸したあなごを削ぎきりにし、出汁で炊いたご飯のうえに敷き詰めた料理です。お店によってはきざみ海苔やわさびが付いてくるので、自分好みの味に調整可能。年間通して食べられるグルメですが、特におすすめなのがあなごに脂が乗る7~8月、または11月です。

脂とろけるあなごと、タレがよく染みこんだ出汁ご飯の出会いに思わず感謝したくなるグルメです。

4. 呉海自カレー

写真提供:PIXTA

海上自衛隊では長期間の航行による曜日感覚を取り戻すために、毎週金曜日にカレーを食べる風習があります。海上自衛隊の5大基地のひとつ、呉基地がある呉市の飲食店では艦艇等で食べられているカレーが食べられます。

隊員の健康を第一に考えたカレーは、栄養満点。海上自衛隊の調理員直伝のこだわりの美味しさが詰まったカレーは、家カレーとは一線を画します。海上自衛隊員を支える、パワーの源をぜひご賞味ください。

5. 呉冷麺

写真提供:PIXTA

平打ち麺に甘酸っぱいスープ、きゅうり、チャーシュー、ゆで卵、海老がトッピングされている「呉冷麺」。ラーメンの売上が落ちる夏メニューとして考案された「呉冷麺」は、ご当地グルメブームにのって全国的な知名度を獲得しました。

見た目は冷やし中華そのものですが、バランスの取れた甘みと辛みに加えてしっかりと感じる鶏ダシスープは、冷やし中華とはまったくの別物。ほとんどのお店の卓上には酢辛子と黒酢があり、食べている途中で味変可能。酢辛子を加えればさっぱり味になり、黒酢を入れるとまろやかさが増します。

夏のイメージが強い冷麺ですが、「呉冷麺」は年中食べられます。酸っぱいスープは、広島観光で歩き疲れた身体の回復を促してくれます。

6. 尾道ラーメン

写真提供:PIXTA

80年以上の歴史を持つと言われている「尾道ラーメン」。鶏ガラと瀬戸内の魚介類から取ったダシに醤油を合わせたスープ、平打ち麺、上から背脂のミンチを散らしているのが特徴です。具は、チャーシュー、ネギ、メンマなど至ってシンプル。あっさりとしたスープと背脂ミンチのコクがクセになる味です。

ちなみに、「尾道ラーメン」は尾道市発祥のラーメンの総称です。ほとんどのお店で「中華そば」や「ラーメン」という表記されており「尾道ラーメン」というメニューはないことが多い点は、留意しておきましょう。

7. 汁なし坦坦麺

写真提供:PIXTA

その名のとおり、スープのない担担麺「汁なし担担麺」。今や全国どこでも食べられるようになったメニューですが、その発祥およびブームの火付け役となったのが広島県です。

広島の「汁なし担担麺」は辣油の辛さに加えて、中国山椒(花椒)のピリッとしたシビレが利いているのが特徴。肉みそや山盛りのネギを基本に、お店によっては温泉卵、白菜などがトッピングされています。広島では「汁なし担担麺」の専門店も多くあり、各店舗によって辛さの種類やトッピングが異なるので、お気に入りの味を見つけてみてください。

8. がんす

写真提供:PIXTA

玉ねぎと唐辛子を入れたすり身をフライにした広島県民のソウルフード「がんす」。広島の方言で「~でございます。」を意味する「~でがんす」に由来しています。丁寧な良い言葉を付ければ商品も良く成長するだろうという願いから名付けられた「がんす」。

一見、普通の魚のすり身フライですが、ジュワーっと魚の旨みが染み出たあとに、練り込まれた唐辛子の辛みと玉ねぎの甘みがベストマッチするほかにない商品です。他県ではほとんどお目にかかれない「がんす」は、広島でしか食べられない、まさにご当地グルメです。

9. 広島ラーメン

写真提供:PIXTA

ラーメン好きであれば尾道ラーメンとあわせてチェックしておきたいのが、「広島ラーメン」です。両者の大きな違いは、スープにあります。鶏ガラと魚介ダシに醤油を加えた尾道ラーメンの濃い澄んだ茶色のスープに比べて、「広島ラーメン」は豚骨と魚介類からなる白濁スープ。平打ち麺の尾道ラーメンに対して、「広島ラーメン」は細麺から中細麺のストレートが一般的です。

どちらかといえば博多の豚骨ラーメンに近い「広島ラーメン」。せっかく広島に行くなら、ぜひ尾道ラーメンと食べ比べてみてください。

10. 広島つけ麺

写真提供:PIXTA

一般的なつけ麺と異なり、中華麺とチャーシューに加えてキャベツやオクラ、もやしなどの茹で野菜がトッピングされている「広島つけ麺」。しょうゆベースのタレにラー油や酢、ごま、たっぷりの唐辛子を入れたスープが付いてきます。

たっぷりの茹で野菜がトッピングされていること、唐辛子に含まれるカプサイシンにダイエット効果があることもあり、ヘルシー志向の女性にも人気。辛みのなかに旨みを感じられるスープで、食が進みます。

11.美酒鍋

写真提供:PIXTA

「美酒鍋」は、鶏肉、砂ずり、豚肉、野菜などを塩こしょう、日本酒のシンプルな味付けで食べる鍋です。素材本来の味を楽しめる鍋は、酒造りの合間に空腹を満たすために作ったまかない料理が発祥とされています。

シンプルな味付けだからこそ感じられる野菜の甘みや肉の旨みが特徴。日本酒の香りが風味を引き立てます。食べる直前に多めにこしょうを入れると、ピリッとした辛みがアクセントになる「美酒鍋」。日本酒を入れているとはいえ、加熱でアルコール成分は飛ぶのでお酒が苦手な人やお子さまでも食べられるグルメです。

12.尾道焼き

写真提供:PIXTA

「尾道焼き」は、広島お好み焼きの一種です。クレープ生地と中華麺、千切りキャベツに加えて一般的な広島お好み焼きでは豚肉を使いますが、尾道焼きでは砂ずりとイカ天を入れます。砂ずりのコリコリ食感と、イカ天から出るジューシーな旨みを楽しめるお好み焼きです。

広島お好み焼きより知名度が低く、県外ではなかなか食べられないため、広島を訪れた際は食べておきたいグルメです。

13.呉細うどん

「呉細うどん」は、広島県呉市の郷土料理です。太さ3~4ミリメートルほどと、通常のうどんよりも細い麺が特徴です。明治期に時間がない旧海軍や工員たちに素早く提供でき、スープがより絡みやすくなるように細く細くしていったと言われています。

呉市におけるうどんは、基本的にこの「呉細うどん」を指しますが、その呼称は麺の細さに対してのもの。各店舗によるトッピングやスープの違いにも注目してみてほしいところです。

14.芸北そば

標高約800mに広がる八幡高原。毎年9月になると赤い花を咲かせた蕎麦の花畑が拝めます。通常、白い花を咲かせる蕎麦に対して、赤蕎麦は当初観賞用として扱われていましたが、品種改良を重ねた結果、「高嶺ルビー2011」という品種が誕生。この蕎麦から作られるのが「芸北そば(赤そば)」です。

免疫力を高めるアントシアニンというポリフェノールが豊富に含まれた「芸北そば」。もともと長野県で品種改良された蕎麦なので、長野県以外で食べられるのはなかなかないそう。全国的に珍しい蕎麦なので、ぜひ味わってみてください。

15.レモン鍋

写真提供:PIXTA

温暖かつ台風の襲来が少なく、雨も少ないことからレモンの栽培に適している広島。栽培面積・収穫量ともに日本一を誇ります。そんなレモンをふんだんに使用して鍋にしたのが、「レモン鍋」です。具材には、瀬戸内産の蛸やカキ、鯛などが入っており、広島を満喫できる鍋となっています。

レモンの爽やかな香りと酸味に食が進む「レモン鍋」。輪切りにしたレモンが見た目にも可愛らしいご当地グルメです。

広島の名物グルメが楽しめる人気店13選

越智お好み焼店

「越智お好み焼き店」は、因島の土生港の近くにある小さなお好み焼き店です。ここで食べられるのが通称「いんおこ」の愛称で親しまれている因島のお好み焼き。広島お好み焼きはそばが入りますが、「いんおこ」ではうどんが入るのが一般的です。ボリューミーな一方で、創業当時から使用している厚さ13mmの鉄板に、油を引かずに焼くためヘルシーです。

魚粉を2回ふりかけるのも「いんおこ」の特徴。豚玉でものしイカがトッピングされるので、海鮮の旨みを味わえます。

越智お好み焼店

かきの館 寺岩

カキ生産者が経営するかき直営店「かきの館 寺岩」は、浜焼きも楽しめるカキ専門店です。炭火で焼いたカキは、ぷりぷりでミルキー。ジューシーなカキエキスを堪能できます。

定食やカキフライなど、調理済みの料理も注文可能。宮島の美しい景色を眺めながら食事ができます。店内には、水槽が置かれており、いかだの下でカキがどうなっているのかを見られ、食育も可能。お腹を満たす以上に楽しめるお店です。

かきの館 寺岩

ふじたや

1910(明治43)年創業、2013年にミシュラン一つ星を獲得した老舗のあなご飯店です。行列が絶えないお店ですが、店先のボードに名前を書けば予約ができます。厳島神社の奥にあるため、待ち時間で参拝や宮島観光を済ませてからランチに訪問するとスムーズに旅行の行程を進行できるでしょう。

厳選された天然穴子を素焼きにし、注文を受けてから、醤油ベースの秘伝のたれを塗って焼いて、蒸したご飯に乗せて出してくれます。座席やテーブル、カウンター席もあるため、ひとりでも気兼ねなく入れるお店です。

ふじたや

いわべぇ

夫婦2人で40年近く、尾道焼きを焼き続ける「いわべぇ」。2013年版のミシュラン広島に掲載された年季の入ったお好み焼き屋さんです。 目の前の鉄板で焼いてくれるライブ感は、広島ならでは。店内には広島東洋カープのグッズが置かれており、広島に来たことを改めて実感できます。

カウンター席のみで席数が少ないので、時間帯によっては待ち時間が発生することも。興味がある方は早めに訪問することをおすすめします。

いわべぇ

しまなみドルチェ本店

「しまなみドルチェ本店」は、瀬戸田の豊かな自然に育まれた新鮮なフルーツをふんだんに使用したジェラートを食べられるお店です。農家から直接仕入れたフルーツをお店で搾るため、素材の味をそのまま楽しめます。

冬は比較的空いていますが、春から秋の観光シーズンは行列必至。シーズン中に訪問する場合は、待ち時間を念頭に行動することをおすすめします。

しまなみドルチェ本店

料亭旅館 魚信

約100年の歴史を持つ、尾道海峡を一望できる「料亭旅館 魚信」。最小限の改修によって維持されている趣のある建物は、CMや映画のロケに使用されたことも。部屋からはしまなみ街道の橋や瀬戸内が一望できます。

ミシュランガイド2013年広島特別版でおすすめの店として掲載された「料亭旅館 魚信」のイチオシは、天然の鯛。ほのかな甘みの天然鯛を、お造りや煮付けで食べられます。

料亭旅館 魚信

入江豊三郎本店

「入江豊三郎本店」は、1886(明治19)年創業の鞆の浦名産「保命酒」を作る醸造所です。生薬を含むことから「瀬戸内の養命酒」とも言われ、「ペリーが飲んだ保命酒」として有名。原料はもち米、麹米の焼酎でできており、ロック・水割り・お湯割り等、さまざまな飲み方で楽しめます。

試飲もできるため、購入前に味が気になる人は要チェック。保命酒入のアイスクリームもあるので、お酒が苦手な人でも楽しめるお店です。

入江豊三郎本店

汐ノ音 鞆の浦大福

2021年4月24日にオープンした大福専門店「汐ノ音 鞆の浦大福」。大福をはじめプリンやソフトクリームなどのスイーツを楽しめます。

なかでもおすすめなのはやっぱり大福。皮とクリームに瀬戸内海の海水から作られた塩を練り込んでいるため、一般的な大福よりもあっさりいただけます。塩クリーム大福やフルーツパフェ風の大福など、オリジナル大福を販売する「汐ノ音 鞆の浦大福」。鞆の浦の燈籠を眺められる場所に位置するため、写真映えする景色も必見です。

汐ノ音 鞆の浦大福

自由軒

1949(昭和24)年創業の地元民から愛される洋食屋兼大衆居酒屋です。入り口にかかるのれんには、「洋食」と「おでん」の文字。これだけでもおでんが美味しいことが伝わってきます。

自由軒のおでんは、ダシのみで煮込まれており、味はついていません。食べる際には、赤味噌、白味噌、鰹、昆布だし、ごま、青のりなどを合わせた特製味噌ダレか、しょうが醤油をかけて食べます。お酒との相性抜群のおでん。肩肘張らない気楽なディナーにおすすめです。

自由軒

おばんざい木むら

昭和初期の古民家を改築した「おばんざい木むら」。創業以来30年、おばんざいの名店として人気を博しています。瀬戸内の旬食材を和・洋・中で調理しており、家庭では味わえない創作料理を堪能できます。

「ミシュランガイド広島・愛媛2018特別版」で一つ星を獲得した名店ですが、座敷もあり子連れでもOK。家族連れでもゆっくりできる穴場のお店です。

おばんざい木むら

池口精肉店

福山市の精肉店で、和牛を中心としたお惣菜を取り扱っている「池口精肉店」。その代名詞とも言えるのが、1970年代の創業当時から変わらぬ味を提供し続ける人気No.1のミンチカツです。

黒毛和牛の旨みと大きめにカットされた玉ねぎの甘味が特徴で、黒コショウが効いたスパイシーな肉汁が溢れる一品。 2016年には揚げ物の大会「あげあげサミット2016」で、優勝したこともある実力派です。近くに寄った際には、ぜひ購入してみてください。

池口精肉店

からさわ

「からさわ」は、1939(昭和14)年創業の歴史あるアイスクリーム屋さんです。手作りアイスクリームを販売しており、なかでも先代が試行錯誤の末に完成させたフランス式アイス「たまごアイス」は、卵をたっぷりと使った濃厚さとなめらかな口溶けが好評を博しています。

店のイチオシ、最中種(皮)にアイスクリームを挟む「アイスモナカ」は注文を受けてから、作ってくれるため、パリッとした食感と香ばしさ、濃厚なめらかなアイスクリームの舌触りを楽しめます。

からさわ

御食事処ちどり

1965(昭和40)年創業の蛸料理専門店「御食事処ちどり」。瀬戸田が誇る名物の絶品蛸料理を食べられます。蛸料理に負けず劣らず人気なのが「レモン鍋」です。8個のレモンを使用した鍋には、瀬戸内産の蛸やカキ、鯛、豚肉に加えて野菜などの10種類の具材が入っています。一見食べきれるか心配になりますが、醤油ベースの出汁にレモンの酸味があり、さっぱりしているのでペロリといただけます。

店の前にある水車が風情ある「御食事処ちどり」。レモン鍋は予約が必要なので、気になる方は忘れずに予約しておきましょう。

御食事処ちどり

まとめ

海や山の恵みによるグルメが満載の広島。全国的に有名なB級グルメから食通が唸るA級グルメまで、歴史が培ってきた食文化による多種多様なグルメが堪能できます。まだまだ多くの魅力的なグルメがありますが、数多く広島での取材を重ねてきた旅サラダが厳選しているので、「何を食べようか」と迷った際にはぜひ本記事を参考にしてみてください。

※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年2月に作成しました。

※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際に店舗に行かれる際には在庫の有無等のご確認をお願いします。

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