【ロコレコ】豊かな自然と海の幸 五感で体感!アジな旅!
2025.08.16
美しい自然と温暖な気候に恵まれ、そこから生まれる豊かな食文化が魅力の一つである宮崎県。地元で採れた新鮮な食材を使用した料理はもちろん、宮崎県民がこよなく愛するソウルフードや全国的に有名なグルメなど、多種多様なグルメが満載です。
そこで今回は、宮崎に行ったら食べたいご当地グルメメニューを15品紹介します。また、『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人に愛されるご当地グルメの有名店や穴場のお店も13店舗セレクトしています。宮崎でしか食べられないおすすめのグルメ店が満載ですので、出張や旅行の際の参考にしてください。
※メニューや価格、営業時間等はすべて取材当時のものです。
宮崎県は延岡市が発祥の「チキン南蛮」は、昭和30年代に延岡市内の洋食店の賄い料理として出されたのがそのはじまりと言われています。
鶏肉に小麦粉をまぶし、卵液にくぐらせてから油で揚げ、甘酢に浸した「チキン南蛮」。タルタルソースをかけるチキン南蛮と、甘酢ダレで食すチキン南蛮の2大系統があります。ほかにも鶏肉に胸肉を使うお店ともも肉を使うお店があったり、オリジナルソースをかけるお店やカレーに添えるお店もあるなど、店舗ごとに趣向を凝らしたチキン南蛮を楽しめます。
1964(昭和39)年創業の「直ちゃん」は、チキン南蛮発祥のお店の一つと言われている洋食店です。延岡市にあった洋食店・ロンドンで修行していた初代が、まかないで食べた鶏肉のから揚げに甘酢をかけた料理に着想を得て考案したのが「チキン南蛮」です。
タルタルソースのないチキン南蛮の元祖でもある「直ちゃん」。油ぽっさがなくあっさり食べられるので、女性や年配の方からも好まれています。宮崎県内でも有名なお店で、食事時はいつも行列ができているので、早めの訪問が吉です。
1956(昭和31)年創業の「味のおぐら」は、チキン南蛮2大系統の一つ、タルタルソースのかかったチキン南蛮発祥のお店です。
醤油とお酢を合わせ、野菜を煮込んで作った秘伝の南蛮酢は甘みが際立つ濃い目の味付け。独自製法で毎日手作りされるタルタルソースには、ピクルスや玉ねぎ、にんじん、パセリなどが入っています。家庭料理としても愛されるチキン南蛮の元祖の味「味のおぐら」。宮崎旅行・出張の際に訪れたい名店です。
宮崎県が誇る極上の和牛ブランド「宮崎牛」。豊かな自然環境と厳格な飼育基準で育てられる「宮崎牛」は、極上な肉質ときめ細やかなサシが特徴。 柔らかな食感と滑らかな舌触り、濃厚なうまみはまさに絶品のひと言です。
5年に一度開催される和牛のオリンピックこと「全国和牛能力共進会」で最高栄誉・内閣総理大臣賞を史上初の4大会連続受賞するなど、高い評価を受けた「宮崎牛」。ほのかな甘みと芳醇な香りが広がる、宮崎自慢の和牛をぜひご賞味ください。
「焼肉・鉄板焼ステーキ 橘通りミヤチクAPAS」は、1971(昭和46)年創業の宮崎を代表する鉄板焼きの名店です。宮崎牛を製造・販売している株式会社ミヤチクが運営しており、鉄板焼きでは目の前で宮崎牛を焼いて出してくれます。焼き肉メニューもあり、こちらは好みの焼き加減で宮崎牛を堪能可能。ランチメニューにはサラダやスープも付いてくるお得感のあるお昼ご飯を食べられます。
一本一本こだわり釜で丁寧にじっくりと炊き上げられている焼肉のタレが有名な焼肉店「堀川レストランとむら」。新鮮なりんごとバナナを使用したフルーティーな風味が特徴です。「堀川レストランとむら」では自社牧場で育てた宮崎牛を提供しており、新鮮なお肉を食べられます。
そのままでも美味しい『宮崎牛』と『とむらのタレ』のコラボレーションはご飯が止まらない美味しさ。お昼時には手軽な値段で丼などのランチも楽しめるので、ぜひ訪問してみてください。
宮崎の郷土料理の一つ「地鶏の炭火焼き」は、宮崎県産の地鶏・みやざき地頭鶏(じとっこ)の鶏もも肉を炭火の直火で豪快に焼き上げた料理です。味付けはシンプルに塩こしょうのみ。黒い見た目のとおり、スモーキーさが特徴で、一口噛むと程よい弾力のなかから鶏の旨みが凝縮された肉汁があふれ出します。
真空包装による、お土産品も人気の「地鶏の炭火焼き」。ビールや焼酎など、お酒が進む逸品です。
「とり乃屋」は、1979(昭和54)年創業の地鶏の炭火焼き(鶏もも焼き)専門店です。地元産を中心に店主が厳選した鮮度抜群の鶏肉を使用。鶏のもも足を1本丸ごと炭火焼きにしており、歯ごたえのある食感を楽しめます。
木のぬくもりを感じられる和風テイストな落ち着いた雰囲気のなか、絶品の「地鶏の炭火焼き」を食べられる「とり乃屋」。満席になることも多いため、予約してからの訪問がおすすめです。
「冷や汁」は、焼きみそをのばした汁に、ほぐした焼きあじやいわしなどを、とうふやきゅうり、大葉などの薬味と一緒にアツアツのご飯にかけた宮崎の郷土料理です。
黒潮に面した日向灘で採れる新鮮な海の幸と、太陽の恵みを受けた野菜や作物などの山の幸を美味しく食べるために考案されたと言われています。とくに食欲の落ちる夏の暑い日に食されている「冷や汁」。冬場も暖房で火照った身体を落ち着けるのにおすすめのグルメです。
1987(昭和62)年に宮崎で生まれた「辛麺」。鶏ガラをベースににんにくと唐辛子が利いたスープは、辛さのなかにも旨みが感じられるクセになる味です。溶き卵やニラ、ひき肉、ニンニクが入っており、スープの辛さを緩和してくれます。
麺は小麦粉やそば粉、塩などで作られたつるつるモチモチ食感が特徴のこんにゃく麺が一般的。通常の麺よりも伸びにくいため、最後まで美味しく食べられます。食べたそばから一気に汗が噴き出す「辛麺」。ストレス発散にもおすすめです。
辛麺ブームの火付け役として知られる「元祖辛麺 桝元」。「辛いけど旨い」スープが特徴で辛さは30段階から選べます。0辛であれば辛みがないため、お子さまでも食べられるでしょう。メニューは元祖辛麺、トマト辛麺、白い辛麺、カレー辛麺、みそ辛麺の5種類。麺はベーシックなこんにゃく麺をはじめ、ちぢれ麺、生麺、ちゃんぽん麺から選べます。また、量もレギュラーとレディースがあり、好みに合わせてカスタマイズできるのが嬉しいポイントです。
「肉巻きおにぎり」は、その名のとおりご飯にお肉を巻いた宮崎のB級グルメです。三角形ではなく、俵型なのは食べやすさを追究した結果。肉の塊に見えることもあり、インパクト大のグルメです。
多くのお店では宮崎県産のお米と豚肉が使用されており、醤油ベースの甘辛タレに漬け込んだ豚モモ肉の薄切りをおにぎりに巻いてこんがりと焼き上げます。焼き上げる過程でご飯にもタレが染みこむため、どこを食べても美味しい「肉巻きおにぎり」。食べ歩きにもおすすめです。
「美味しく野菜が食べられてヘルシーなお寿司を作ろう」と試行錯誤を重ねて生まれた「レタス巻き」。宮崎の「レタス巻き」は、海苔に酢飯、レタス、海老、マヨネーズを巻いたシンプルな巻き寿司です。
カニカマやツナマヨを使用するサラダ巻きと似ていますが、サラダ巻きよりもシンプルな具材であるのが特徴。レタスのシャキシャキ感と海老のプリプリ感を同時に味わえる郷土料理です。
「釜揚げうどん」は、釜で茹でたうどんをツユにつけて食べるうどんです。宮崎市近郊で100軒以上の「釜揚げうどん」を食べられるお店がある宮崎。うどん文化が定着しており、食事としてはもちろん、お酒を飲んだあとの締めの一杯としてもよく食べられています。
麺を食べ終わったあとはツユにうどん湯を入れて割り、飲むのが宮崎ならでは。昆布、カツオ節、イリコ、干しシイタケなどから出た出汁は、風味豊かでほっとする味です。旅の途中の疲れを癒すのにおすすめです。
「天領うどん」は、宮崎県内に8店舗を展開するローカルフードチェーン店です。名物の天領うどんは、鹿児島の枕崎産の鰹節、北海道産の真昆布、宮崎産の干ししいたけを使ったこだわりのツユに、ツルツルシコシコの細麺をつけて食べる釜揚げうどん。
ツユに浮かんでいるのは天かすではなく、天領うどんが独自の製法で作った揚げ玉です。遠心力で油分を吹き飛ばしており、一般的な天かすよりも低カロリーでヘルシーなので女性にもおすすめです。
宮崎釜揚げうどんの一番の老舗である「重乃井」。創業50年を超える釜揚げうどん専門店は、野球のオフシーズンに開催される宮崎キャンプの際に、各球団の選手が訪れる人気店でもあります。
麺は小麦粉と塩と水などの材料を合わせ、ビニールを被せたうえから足で踏んで作ります。最低でも1時間半は踏み続け、一晩寝かせたあとにさらに翌朝踏んで伸ばして完成した麺は、透明感のある美しさ。出汁にもこだわりがあり、北海道産の昆布2種類と鰹節、サバ節、干ししいたけを使用。醤油とみりんを加えたツユは出汁の旨みが凝縮されており、ついつい飲み干す美味しさです。
素朴でも美味しさが詰まった味をぜひご賞味ください。
「宮崎ラーメン」は、博多系統の豚骨ラーメンです。スープは豚骨ですが、九州の他県の豚骨ラーメンのように特有の濃厚さはなく、あっさりしているのが特徴です。しかしながら薄いわけではなく、あっさりしたなかにも旨みを感じられるスープは思わず飲み干したくなるほど。
加水率の高いつるつるの中太麺に、茹でモヤシや豚バラのチャーシューがトッピングされてるお店が多く、卓上には味変用のニンニク醤油ダレが置かれています。つきだしにたくあんがで出てくるお店が多いのも宮崎ラーメンならではです。
1998(平成10)年創業の老舗ラーメン店「拉麺男(ラーメンマン)」。店名はそのまま「ラーメンを作る男」という意味があり、また国民的人気漫画キン肉マンの登場人物ラーメンマンともかけているそうです。
常連客からの「夜勤明けにラーメンが食べたい」というリクエストに応えて朝6時から開店しており、店内は夜勤明けの常連客を中心に早朝から賑わいます。『あっさりとんこつ』の宮崎ラーメンをはじめ、『こってりとんこつ』や『しお』、『中華そば』などメニューも豊富です。
おすすめはやっぱり豚骨ベースに数種類の野菜と鶏の骨などを加え、6時間ほど煮込んだ『あっさりとんこつ』です。宮崎特有の豚骨ラーメンをぜひご賞味ください。
餃子といえば栃木県宇都宮市のイメージが根強いですが、全国消費量No.1は意外にも南国宮崎県です。そんな宮崎県の餃子は「宮崎餃子」とも呼ばれますが、その定義は明確ではありません。そのため、店舗によって皮に使用する素材や餡の配合比率、焼き方はさまざま。各店舗、独自の製法やアイディアを提案しており、個性的な餃子を楽しめます。
「屋台骨」では、餃子餡にさっぱりとした上品な味わいの宮崎県産のまるみ豚を使用。厳選素材を使用した皮は、ラードで揚げ焼きにすることで外側はパリッと、なかはもちもち食感を追求しています。丁寧に包みあげているため、口に含むと濃厚でジューシーな野菜と豚肉のスープがじゅわっとあふれ出します。
鮮度にこだわり毎日仕込む「屋台骨」の宮崎餃子。風味豊かな香りとジューシーな味わいは、ビールのお供に最適です。家族連れはもちろん、ひとりディナーにもおすすめです。
南国宮崎の太陽をたっぷりと浴びた宮崎の「マンゴー」。宮崎県が発祥の、完熟するタイミングを見極めて収穫する方法によって収穫されたマンゴーは、芳醇な香り、濃厚な甘さ、ねっとりとした食感を楽しめます。
そのなかでも糖度15度以上、重量350g以上、表皮の2/3以上が赤色のすべてをクリアしたマンゴーは「太陽のタマゴ」と呼ばれ、2玉50万円もの金額が付いたこともある高級品です。香り、味、食感すべてパーフェクトな宮崎の「マンゴー」。宮崎に来たら、味わいたいグルメの一つです。
地元の旬の野菜や果物、生鮮品、味噌、漬物、惣菜などの加工品を販売している「JAみやざき 八菜館 ひゅうが店」。宮崎県は0~1,000mの標高差があるからこそ、野菜や果物を時期をずらして栽培できる環境が整っており、年間通して多種多様な農作物が豊富に揃います。宮崎マンゴーは、4~7月にかけて出荷されるため、この時期を狙って訪問するのがおすすめです。
「日向夏」は、宮崎県で発見された品種の柑橘です。地域によっては「ニューサマーオレンジ」や「小夏」と呼ばれることもあります。
県の特産柑橘にもなっている「日向夏」は、果汁が多く、酸味と甘さがほどよく、皮の内側の白い部分まで甘いのが特徴です。そのため、白皮を残すようにむいて食べるのが一般的。果色・果肉・香り・味のすべてにおいてほかの柑橘に類をみない独特なものを持つ「日向夏」。世界でも珍しい宮崎県特有の柑橘をぜひご賞味ください。
「魚(ぎょ)うどん」は、宮崎県日南市のご当地グルメで、地元で水揚げされる新鮮なトビウオのすり身を麺状にしたうどんです。米や小麦などの主食が不足していた戦後の食糧難の時代に生まれた料理で、豊かな時代になり一旦その歴史に幕を閉じていますが、昭和50年代に日南市漁協女性部が復活させたことで現在に至っています。
小麦主体の麺と異なり、魚のすり身がベースの「魚うどん」は、煮込めば煮込むほど濃厚な出汁が出るため、味付けは醤油を少し加えるだけで味わい深いツユになります。喉ごしがよく柔らかい麺は伸びることもないため、最後まで美味しくいただる「魚うどん」。一風変わったうどんは一食の価値ありです。
日本有数のカツオやマグロの水揚高を誇る油津港の目の前にある「びびんや」は、100種類以上の地元産の魚料理が食べれるお店です。魚のすり身で作られた魚うどんは、1998(平成10)年のオープン当初から提供していたメニューです。
やや褐色に色づいた麺は、魚の旨みが凝縮されています。ガツンと旨いというよりも、しみじみとホっとする美味しさが売りの「びびんや」の魚うどん。メディアで取り上げられたことで一躍有名になり、今でも全国から足を運ぶ人が絶えない名店にぜひ訪問してみてください。
「おび(飫肥)天」は、油津漁港で水揚げされた魚をすりつぶし、豆腐や黒砂糖、塩、酒、味噌を入れてよく練り、手の平でたたきながら舟や木の葉の形にして油で揚げた揚げかまぼこです。見た目はさつま揚げに似ていますが、豆腐が入ることでさつま揚げよりも柔らかく、ふんわりとした食感が特徴です。
少し甘めで独特な味わいのある「おび天」。加工地である飫肥地区では「おび天」定食を提供する飲食店もあります。
江戸時代に飫肥藩の藩役所が置かれた建物・長倉を店舗として使用している「郷土料理おび天蔵」。店内では、名物のおび天の実演販売コーナーがあり、揚げたてを食べられます。
江戸時代から続く製法を守りながら揚げられるおび天は、黒砂糖が入っているため少し甘めの香り。入り口で実演販売しているため、店舗に近づくにつれて胃袋を刺激する甘い香りが鼻をくすぐります。できたてだからこそ味わえるふんわりと優しい味わいをぜひ。
めひかりとは和名アオメエソという魚で、延岡市の沖合、日向灘の水深300m前後の場所で獲れる小魚です。体長5~15cmほどで、大きな目が青くキラキラと輝いて見えることからその名が付いたと言われています。
めひかりは白身の魚で脂肪分が多い割に淡泊な味。骨が柔らかいため、唐揚げにしても気にせず食べられます。子どもにも人気の高い「めひかり唐揚げ」。お酒が進むおつまみとしてはもちろん、お子さまの食事やおやつにもおすすめです。
海や山の恵みによるグルメが満載の宮崎。全国的に有名なB級グルメから食通が唸るA級グルメまで、歴史が培ってきた食文化による多種多様なグルメが堪能できます。まだまだ多くの魅力的なグルメがありますが、観光の途中で「何を食べようか」と迷った際にはぜひ本記事を参考にしてみてください。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年3月に作成しました。
※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際に店舗に行かれる際には在庫の有無等のご確認をお願いします。
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