韓国・済州島(南西部)の穴場観光スポット3選|現地を知り尽くした旅サラダガイドが厳選
2025.08.08
沿岸部ではホヤやあわびなど新鮮な海鮮が豊富に捕れる岩手県。米の収穫量が多い地域ですが、意外にも粉食文化が発達している県でもあります。こうした食文化を背景に、岩手にはさまざまなグルメが存在しています。
そこで今回は、岩手に行ったら食べたいご当地グルメメニューを14品紹介します。また、『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人に愛されるご当地グルメの有名店や穴場のお店も11店舗セレクトしています。岩手でしか食べられないおすすめのグルメ店が満載ですので、出張や旅行の際の参考にしてください。
※メニューや価格、営業時間等はすべて取材当時のものです。
「はい、じゃんじゃん」「はい、どんどん」のかけ声で、蓋を閉めるまでお椀に一口分のそばをつがれ続ける「わんこそば」。そのはじまりは、諸説ありますが江戸時代にお殿様にそばをだしたところ、何杯もおかわりしたことにあるそうです。
「美味しいものをお腹いっぱい食べてもらいたい」というおもてなしの心から生まれた「わんこそば」。誰が一番たくさん食べられるかを競うのも旅の楽しみの一つです。
「東家 本店」は、明治40(1907)年創業の岩手でも名の知れたわんこそばの名店です。お店は昭和初期に建てられた商家を改築した木造建築で、素朴ながらも温かみを感じる昔ながらの雰囲気の中、わんこそばをいただけます。
テーブル席はもちろん座敷もあるため、子連れにもおすすめ。お刺身や薬味など、豊富な種類の味変用の小鉢が付いてくるため、飽きずに食べ進められます。岩手に訪れる際にはぜひ胃袋の限界にチャレンジしに訪れてみてください。
「盛岡冷麺」は、小麦粉とでん粉を原料にしたコシの強い半透明の麺に、牛、豚、鶏が調和したコクのあるスープ、キムチやきゅうり、ゆで卵がトッピングされた盛岡名物の冷麺です。「盛岡冷麺」発祥の店・食道園の麺職人であった青木輝人氏が朝鮮半島に伝わる咸興冷麺と平壌冷麺を融合させ、創作したのがその始まりです。
麺のモチモチ感とスープの旨み、辛さと酸味のあるキムチが三位一体となった「盛岡冷麺」は、とくに夏場におすすめ。スープの冷たさと辛み、麺の喉ごしの良さに食が進みます。
盛楼閣は昭和58(1983)年創業の焼肉店です。焼肉が美味しいのはもちろんですが、ぜひ注文してほしいのが盛岡名物の盛岡冷麺です。創業当時から人気のあるメニューで、厳選素材で作る弾力のある手練り麺はコシがあり、つるっとした喉ごし。3日間じっくり煮込んだ牛ベースのコクのあるスープが美味しさを加速させます。人気店ゆえにご飯時は行列必至。早めの訪問がおすすめです。
わんこそば、盛岡冷麺に並び盛岡三大麺に数えられる「じゃじゃ麺」は、きしめんのような平打ち麺に肉味噌、薄切りきゅうり、長ネギなどがトッピングされた岩手の郷土料理です。
味付けは卓上にあるにんにくやラー油をお好みで。食後には卵を割り入れて作る、チータンタンというスープにしていただくのも「じゃじゃ麺」の魅力の一つです。毎回違ったアレンジを楽しめる「じゃじゃ麺」。まずはベースとなる好みの味を見つけてみてください。
「白龍」は、盛岡三大麺のひとつ、じゃじゃ麺を食べられる町中華のお店です。じゃじゃ麺の発祥店としても知られており、味噌をベースにひき肉、胡麻、椎茸など、10数種類の材料を炒めて寝かせた秘伝の味噌と、もちもち食感の平打ち麺が特徴。じゃじゃ麺を食べ終わったあとにはお決まりの卵スープ・チータンタンも人気です。岩手でも盛岡方面に来た際には、外せない名店の一つです。
「大船渡さんまら~めん」は、大船渡で水揚げされたサンマを使ったご当地ラーメンで、本州一のサンマの水揚げ量を誇る大船渡港ならではのアイディアグルメです。「大船渡産のサンマを使う」、「大船渡の宣伝を行う」、「価格は一律とする」の3つの定義を満たしていれば、「大船渡さんまら~めん」に認定されます。
そのため、サンマの開きを豪快にトッピングしているお店もあれば、スープにサンマ出汁を使用するに留めているお店もあり、ビジュアルも味も各店でバラバラ。同じ「大船渡さんまら~めん」でもお店によってまったく違った印象を受ける、面白いグルメです。
大船渡のソウルフード・大船渡さんまら~めんのお店「大船渡秋刀魚だし黒船」。おすすめは秋刀魚と地鶏の出汁が利いたスープに、岩手県産の小麦を使用した自家製麺、3種類のチャーシューがトッピングされた特製秋刀魚だしラーメン醤油です。
岩手のラーメン総選挙で優勝経験のある名店は、地元の人からも絶大な人気を誇り、岩手を代表するラーメン店の一つとまで言わしめるほど。あっさりとしているのに秋刀魚の旨みがぎゅっと詰まったラーメンは、まさに至福の一杯です。
「五右衛門ラーメン」は、岩手県遠野市民にこよなく愛されているご当地ラーメンです。細めの麺に鶏ガラスープ、豆板醤で炒めた豚肉や野菜がトッピングされているのが特徴です。辛さのなかにも旨みがあるため、あと引く味わいです。
名前の由来は石川五右衛門の釜ゆでの刑から。汗が出るほどの辛さはハンカチ、タオル必須です。内側から身体を温めてくれるため、とくに冬場に食べるのがおすすめです。
「京屋」は、遠野市民のソウルフード・五右衛門ラーメンの元祖の味を引き継いだお店です。野菜と鶏ガラでとった旨みたっぷりのスープに細めの麺、豚肉と野菜のピリ辛炒めがトッピングされています。
小上がり席があり、五右衛門ラーメン以外にも醤油ラーメンやあんかけラーメンなどのメニューがあるため、お子さま連れでも訪問しやすいお店です。
上質でキメ細かな霜降りが特徴の「前沢牛」。抜群に肉質の良い牛肉は、全国肉用牛枝肉共励会において最高位の名誉賞を6度も獲得し、「味の芸術品」という異名を持つ銘牛です。
口のなかに入れるととろける柔らかな肉質、上質な香りが特徴。焼く際の上等なバターのような香りは、食べる人だけでなく料理人にまでも幸せを与えてくれます。食べたら思わず顔がほころぶ「前沢牛」。旅行の良い想い出にぜひご賞味ください。
明治31(1898)年創業の精肉店が営む焼肉店「焼肉レストラン 米内(よない)」。岩手県産の黒毛和牛種をはじめ、日本三大和牛の一つである前沢牛を提供しています。
おすすめは前沢牛3点セット。キメ細かな霜降りと柔らかな肉質のしっとりとした食感は贅沢の極み。特別な旅行になること間違いなしです。人気店のため、開店前から列ができることも。スムーズに入店したい場合は、予約(2名以上のみ)したうえでの訪問がおすすめです。
ジンギスカンと言えば北海道が思い浮かびますが、岩手県遠野市もジンギスカンの町として知られています。盛んにジンギスカンが食される遠野市では、スーパーでも当たり前のように羊肉が売られており、「焼肉=ジンギスカン」と認識されていると言っても過言ではありません。
そんな「遠野ジンギスカン」の特徴は、ブリキのバケツを使って食べること。吸気口が空いた通称ジンギスカンバケツにジンギスカン鍋をはめ込むスタイルで楽しみます。スーパーや精肉店でも鍋とバケツが借りられるほど普及している「遠野ジンギスカン」。目新しいスタイルでジンギスカンを堪能してみてください。
「じんぎすかん あんべ」は、創業70年超の遠野ジンギスカン発祥のお店です。オーストラリア産の羊肉を鮮度を保つチルド状態で輸入しており、クセがなく美味しいお肉を提供しています。羊肉の美味しさを格上げしてくれるのが、初代から受け継がれている醤油ベースの自家製のタレ。その味が忘れられず、遠方から年に数回、足を運ぶ人もいるほどです。
併設されたお土産コーナーでは持ち帰り用のジンギスカンも販売されています。帰宅までの時間が短い場合は、ぜひお土産も購入してみてください。
世界三大漁場の一つ、三陸沖に面した岩手県では盛んに漁が行われており、さまざまな魚介類が獲れます。県内にはその海の恵みを提供しているお店も多く、中でも「海鮮丼」はネタが新鮮なことはもちろん、見た目にも豪華で好評を得ています。
とくにウニやホタテ、カニは濃厚で美味しいと評判です。お店によって趣向を凝らしたメニューがあり、使用される海鮮も異なるため、お店を変えて数日にわたって「海鮮丼」を楽しむのもおすすめです。
「丼の店 おいかわ 宮古市魚菜市場店」は、海鮮丼をはじめ、ラーメンや定食など、豊富なメニューを提供する食堂です。人気No.1は、宮古沖で獲れた新鮮な魚と岩手県産のお米を使った宮古海鮮丼。マグロやイクラ、イカ、サーモン、甘エビ、タコ、鯛などの海鮮に加えて、卵焼き、きゅうり、わかめなど具だくさんの海鮮丼です。
ネタは時期によって変わることもあり、そのときの旬の魚介をいただけます。ご飯は酢飯ではなく白ごはんなため、酢飯が苦手な人にもおすすめ。付け合わせの味噌汁も出汁の旨みたっぷりで美味しいと評判です。
「瓶ドン」は、牛乳瓶にミルフィーユ状に海鮮が詰められて提供され、お客さんがご飯のうえにかけて食べる体験型のご当地丼です。岩手県沿岸では獲れたてのウニを、殺菌処理した海水と一緒に牛乳瓶に詰めて保存する習慣があり、これをヒントに生まれたのが「瓶ドン」です。
宮古市内の数店で提供されており、それぞれに詰められているネタが異なり個性的な「瓶ドン」を楽しめます。宮古市を訪れる際には、ぜひ新たな食体験をしてみてください。
「浄土ヶ浜レストハウス 浜処 うみねこ亭」は、浄土ヶ浜を見渡しながら食事を楽しめるレストランです。三陸産の食材を使ったラーメンからカレー、瓶ドンをいただけます。おすすめはやはり瓶ドン。トラウトサーモンや生タラの瓶ドンがあります。お出汁も付いてくるため、海鮮丼からお茶漬けまで楽しめるお得さも嬉しいポイントです。
三陸地方の特産品「三陸あわび」。とくに日本一の生産量を誇る岩手のあわびは、昆布やワカメなどの海藻類が豊富に生い茂る環境で育ったこともあり、肉厚で歯ごたえが良いと好評価を得ています。
他県産の多くのあわびが夏に旬を迎えますが、岩手県のあわびは11~12月に旬を迎えます。この時期に岩手を訪れる際にはぜひ味わっていただきたいグルメの一つです。
マボヤを養殖・出荷している岩手県。その見た目から「海のパイナップル」の別名を持つ「ホヤ」は、甘みと苦み、磯の香りが漂う独特の風味が特徴です。
5~8月に旬を迎える「ホヤ」は、新鮮で旨味が強く、グリコーゲンやセレ二ウムなどの栄養価も高くなります。なかでも身が厚くなり旨味が一層増す7~8月が最も美味しい時期。お酒のアテに最適なため、とくにお酒好きにはたまらないグルメです。
煮干しや昆布の出汁が利いた醤油系の汁に、ゴボウや人参、しめじ、焼き豆腐などの野菜を加え、黒砂糖とくるみが入った団子・まめぶを入れた岩手県の郷土料理「まめぶ汁」。凶作続きの江戸時代に、ハレの日用の食事に入れる麺類の代わりに小麦粉にくるみを包んだ団子を食べたことがはじまりと言われています。
素朴で優しい汁に、まめぶの甘み、くるみの食感が独特の「まめぶ汁」。クセになる味わいは、ドラマ内で取り上げられたこともあり全国区となり、今では多くの観光客の舌を楽しませています。
「お食事処 おおみ屋」は、北三陸でとれた新鮮な魚介や旬の食材を使った郷土料理、天ぷら、そば、定食などを提供するお店です。おすすめは岩手の郷土料理・まめぶ汁。しょっぱい醤油汁に甘い団子の珍しい組み合わせは、食べてびっくり。意外にもマッチする相性にハマる人続出です。
120席ある広々とした空間で食事ができるため、お子さま連れにもおすすめ。まめぶ汁を試してみたい人はぜひ訪問してみてください。
米が不作な年でも安定的に食生活を送れるように、大麦、小麦、そばの生産も盛んだった東北地方。「ひっつみ」は米不足の際の主食として考案された郷土料理です。
小麦粉を水でこね、薄くのばした生地を手でちぎる(ひっつまむ)ことから、その名がついた「ひっつみ」。年間通して食されますが、身体を温めるため、とくに寒い冬の日におすすめ。寒さが厳しい冬に岩手を訪れる際には、ぜひご賞味ください。
盛岡のソウルフード「コッペパン」。横向きにカットされた「コッペパン」は、昭和初期のパン屋スタイルで好きなフィリングを挟んでくれます。
ふっくらと高さもボリュームもあるパンは、ただ柔らかいだけでなく弾力もある不思議な食感を楽しめます。食べ歩きや小腹が空いたときのおやつにおすすめの「コッペパン」。口いっぱいに頬張る幸せを感じられるグルメです。
「福田パン」は、盛岡市民のソウルフード・コッペパンの専門店です。甘い系から調理系まで、50種類以上のフィリング・トッピングメニューがあります。甘い系のフィリングは2種類の半々も可能。1つが大きくボリューム満点のため、フィリングで迷ったらお得感のある半々をおすすめします。
7時からオープンしており、朝から行列ができる人気店の「福田パン」。どこか懐かしく、幼少期を思い出すコッペパンは滞在中毎日でも食べたくなる味です。
海や山の恵みによるグルメが満載の岩手。全国的になB級グルメから食通が唸るA級グルメまで、歴史が培ってきた食文化による多種多様なグルメが堪能できます。まだまだ多くの魅力的なグルメがありますが、観光の途中で「何を食べようか」と迷った際にはぜひ本記事を参考にしてみてください。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年6月に作成しました。
※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際に店舗に行かれる際には在庫の有無等のご確認をお願いします。
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