和歌山県田辺市|道がつなぐ、過去と未来。再発見と新発見の待つ街へ
2026.01.31
鳴門の渦潮と祖谷の秘境が魅力的な徳島エリア。世界最大級の渦潮が巻くダイナミックな海の景色から、日本三大秘境に数えられる深い渓谷美、地元の食材を生かしたグルメまで、訪れるたびに新たな発見があります。
そこで今回は、徳島エリアの魅力を満喫しつくす1泊2日のモデルコースを紹介します。TV番組『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人や観光客に愛されるおすすめの観光地についても紹介しているので、旅行の際の参考にしてください。
※当モデルコースは一例であり、行程を保証するものではありません。各スポット情報や移動時間については取材・執筆時のもので、ご利用時と異なる場合があります。ご旅行時にはご自身でのご確認をお願いします。

今回の旅は徳島県の空の玄関口である「徳島阿波おどり空港」からスタート。空港内には阿波おどりの銅像や、名産の藍染めを用いた装飾、地元食材を楽しめる飲食店があり、到着直後から徳島の文化に触れることができます。
小休憩を挟んだら、最初の目的地・鳴門公園を目指します。徳島阿波おどり空港からは市内中心部や鳴門方面へのアクセスが良く、鳴門公園周辺まではレンタカーで約40分ほどで到着します。
鳴門海峡をまたぐ大鳴門橋のふもとに位置するこのエリアは、徳島観光のハイライトとして欠かせないスポットであり、旅のスタートに最適です。

「鳴門公園」は、瀬戸内海国立公園の一部であり、鳴門海峡や大鳴門橋を一望できる景勝地です。公園内にある「渦の道」は、大鳴門橋の橋桁内に設置された全長450メートルの海上遊歩道です。
海上約45メートルの高さに位置し、先端の展望室には床の一部が強化ガラスになった「ガラス床」が設置されています。ここからは、激しく渦巻く潮流を真上から見下ろすことができ、その迫力は圧巻です。
潮見表を確認して、大潮の満潮・干潮の時間帯に合わせて訪問すると、より大きな渦潮を観察できる可能性が高まります。屋根があるため、天候に左右されずウォーキング感覚で観光を楽しめる点も特徴です。
▼徳島阿波おどり空港から鳴門公園・渦の道 への行き方
上から渦潮の全体像を把握したら、今度はクルーズ船に乗ってその力強さを間近に体感しにいきましょう。

「観潮船クルーズ」は、鳴門海峡の渦潮を間近で体感できる人気のアクティビティです。
船は大鳴門橋の直下まで接近するため、渦が巻く音や潮の流れを全身で感じることができ、展望デッキからは迫力ある写真撮影が可能です。
所要時間は約20分から30分程度で、渦潮が発生するメカニズムや周辺の地理についてのアナウンスも行われます。海面に近い視点から見る渦潮は、陸上から見るのとはまた異なる臨場感があり、自然のエネルギーを肌で感じることができる貴重な体験となります。
▼鳴門公園から鳴門の渦潮 観潮船クルーズへの行き方
そろそろお腹が空くころなので、そのまま鳴門エリアでランチにしましょう。

鳴門エリアの飲食店は、鳴門海峡の激しい潮流に揉まれて育った新鮮な海の幸を提供しているのが特徴です。とくにブランド魚である「鳴門鯛」は、身が引き締まり歯ごたえが良いことで知られ、刺身や鯛めし、鯛しゃぶなどで楽しむことができます。
また、肉厚でコシのある「鳴門わかめ」も名産であり、うどんや味噌汁の具材として広く提供されています。海岸沿いには、海を眺めながら食事ができるレストランや、地元の漁師が営む食堂が点在しており、獲れたての魚介類をリーズナブルに味わえる点も魅力です。
徳島ならではの食材をふんだんに使った料理は、観光客だけでなく地元住民からも高い評価を得ています。
▼鳴門の渦潮 観潮船クルーズから鳴門エリアへの行き方
鳴門ならではの海鮮に舌鼓を打ったあとは、大塚国際美術館に移動します。移動時間は、レンタカーで約15分です。
「大塚国際美術館」は、世界26カ国・190余りの美術館が所蔵する約1,000点の西洋名画を、陶板で原寸大に再現して展示している日本最大級の常設展示スペースです。陶板画は、原画の色彩や質感を忠実に再現しており、数千年にわたって色褪せないのが特徴です。
地下3階から地上2階まで続く広大な館内には、バチカンのシスティーナ礼拝堂を再現した空間や、モネの「大睡蓮」を屋外に展示したスポットなどがあり、作品に触れたり写真撮影をしたりすることも可能です。
世界中の名画を1カ所で鑑賞できるため、美術ファンのみならず多くの観光客が訪れます。鑑賞ルートは約4キロメートルに及ぶため、歩きやすい靴での見学がおすすめです。
▼鳴門エリアの飲食店から大塚国際美術館への行き方
世界の多様な美術に感性を刺激されたあとは、本日の宿泊地・鳴門エリアに移動します。所要時間は、レンタカーで約20分です。

鳴門エリアには、鳴門海峡や大鳴門橋を望むオーシャンビューの客室を備えたリゾートホテルが数多く立ち並んでいます。多くの宿が、海を間近に感じられる露天風呂や展望風呂を完備しており、瀬戸内海の穏やかな景色を眺めながら旅の疲れを癒やすことができます。
また、鳴門の渦潮観光の拠点として利便性が高く、鳴門公園や美術館からのアクセスもスムーズです。施設によっては、阿波おどりのライブパフォーマンスを館内で開催しているところもあり、徳島ならではのおもてなしを体験できます。
静かな海沿いの立地を活かした落ち着いた雰囲気の宿が多く、家族連れからカップルまで幅広い層に対応した宿泊環境が整っています。
▼大塚国際美術館から鳴門エリアの宿への行き方
宿にチェックインしたら、晩ご飯を食べに夜の鳴門に繰り出します。

鳴門エリアのディナーでは、昼食とはまた一味違う、豪華な海鮮料理や徳島の郷土料理が提供されます。会席料理では、鳴門鯛の薄造りや塩焼きに加え、阿波牛や阿波尾鶏といった徳島を代表するブランド肉をメインに据えたコースが一般的です。
また、徳島特産の「すだち」を添えた料理や、地元の新鮮な野菜をふんだんに使ったメニューも並び、地域の食文化を深く堪能できます。地酒とのペアリングを楽しめる飲食店も多く、鳴門海峡の潮風を感じながら、ゆったりとした時間の中で食事をいただけます。
徳島の豊かな自然が育んだ山海の幸をバランスよく味わえるのが、このエリアのディナーの醍醐味です。
▼鳴門エリアの宿から鳴門エリアの飲食店への行き方
1日目はこれにて終了。宿に戻ったら、2日目は移動距離が長いため、早めに布団に入って休みましょう。
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徳島旅行2日目の朝は、鳴門の穏やかな海を眺めながら地元の食材を使った朝食からスタート。朝ごはんでエネルギーチャージをすませたら、早めに出発して最初の目的地「祖谷のかずら橋」に向かいます。
鳴門エリアからは高速道路を利用して約2時間15分ほど。徳島市内から西へと向かい、四国山地の深い山々を間近に感じるドライブです。
道中では、吉野川沿いの景色や、徐々に深くなっていく渓谷美を車窓から楽しむことができ、徳島の豊かな自然の変化を肌で感じながら秘境の地を目指します。

「祖谷のかずら橋」は、シラクチカズラなどの植物を編み連ねて作られた、長さ45メートル、幅2メートル、水面からの高さ14メートルの吊り橋です。国の重要有形民俗文化財に指定されており、かつて平家の落人が追っ手から逃れるために、いつでも切り落とせるよう植物で作ったという伝説が残っています。
橋の床板は「さな木」と呼ばれる丸太が等間隔に並べられており、足元からは下の川面が透けて見えるため、渡る際には独特のスリルを味わえます。3年に一度、架け替え作業が行われることで伝統が守られており、周囲の原生林と調和した原始的な景観を堪能できます。
▼鳴門エリアの宿から祖谷のかずら橋への行き方
次は、祖谷渓にある小便小僧を見学しに行きます。所要時間はレンタカーで約20分です。

祖谷渓は、吉野川の支流である祖谷川が四国山地を深く切り開いて形成された、V字型の深い渓谷です。その断崖絶壁が続く街道沿いのなかでも、とくに突き出した岩場に立つのが「小便小僧」の像です。かつて地元の子供たちや旅人が度胸試しをしたという逸話に基づき、1968年に彫刻家の河崎良行氏によって制作されました。
谷底までの深さは約200メートルあり、像が立つ岩場からはエメラルドグリーンに輝く祖谷川を一望できます。秋には渓谷全体が紅葉に染まり、新緑の季節とはまた異なる色彩豊かな景色を楽しめる、徳島屈指のフォトスポットです。
▼祖谷のかずら橋から祖谷渓・小便小僧への行き方
そろそろお腹が空くころなので、祖谷エリアでランチにしましょう。
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祖谷エリアの飲食店では、この土地の厳しい自然環境で育まれた素朴な郷土料理を味わえます。代表的な「祖谷そば」は、つなぎをほとんど使わず、地元産のそば粉を100%近く使用しているのが特徴。そば本来の豊かな香りと素朴な食感を楽しめます。
また、囲炉裏で焼く「でこまわし」も名物です。これはジャガイモ、岩豆腐、丸こんにゃくを串に刺し、味噌を塗って焼いた田楽の一種で、人形浄瑠璃の人形(でこ)に似ていることからその名が付きました。
山間部ならではの保存食の知恵が詰まった料理は、訪れる人々に秘境の歴史を感じさせてくれます。
▼祖谷渓・小便小僧から祖谷エリアへの行き方
お腹が満たされたら、次は大歩危峡に向かいます。所要時間はレンタカーで約25分です。

「大歩危峡」は、吉野川の激流が2億年という長い年月をかけて結晶片岩を削り出した、約8キロメートルにわたる渓谷です。V字型の鋭い崖が続く景観は、国の名勝および天然記念物に指定されています。
「大歩危」という地名は、断崖を歩くのが非常に危険(または大股で歩くと危ない)であることに由来すると言われています。このエリアは地質学的にも貴重な場所であり、褶曲(しゅうきょく)した岩肌を間近に観察できるのが特徴です。
展望台からは、四季折々の自然と、時折渓谷を駆け抜けるJR土讃線の列車が織りなす、ダイナミックな風景を眺めることができます。
▼祖谷エリアから大歩危峡への行き方
次は川面から大歩危峡の景観を楽しめるアクティビティの時間です。

大歩危峡の景観を川面から楽しむことができるのが、100年以上の歴史を持つ観光遊覧船です。船頭によるガイドを聞きながら、約30分かけて渓流を往復します。
最大の特徴は、船からしか見ることができない迫力ある岩壁の造形美。国指定の天然記念物である「含礫片岩(がんれきへんがん)」などの珍しい岩を間近に観察できます。
流れが緩やかなエリアを航行するため、揺れも少なく、老若男女を問わず安心して乗船可能。春の桜、夏の深緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、季節ごとに表情を変える美しい渓谷美を、視点の低い船上からゆったりと堪能できるアクティビティです。
▼大歩危峡から大歩危峡 観光遊覧船への行き方
普段なかなかお目にかかれない渓谷美を楽しんだあとは、脇町・うだつの町並みに移動します。所要時間は、レンタカーで約1時間15分ほどです。
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脇町は、江戸時代に藍の集散地として栄えた商人たちが暮らした町です。「うだつ」とは、隣家との間に設けられた防火壁のことで、設置には多額の費用がかかったことから“富の象徴”とされました。
現在、約430メートルにわたって続く町並みには、漆喰塗りの立派な「うだつ」を持つ歴史的な建造物が並んでおり、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
町家を利用したカフェや工芸品店、資料館などが点在しており、当時の繁栄を偲ばせる重厚な建築様式を観察しながら散策できます。
夕暮れ時には街灯が灯り、より一層情緒豊かな雰囲気が漂います。
▼大歩危峡からうだつの町並みへの行き方
徳島旅行の観光はこれにて幕引き。次は旅の最終地点・徳島阿波おどり空港に移動します。移動時間はレンタカーで約1時間です。
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旅の締めくくりは、再び徳島阿波おどり空港へ。空港内には、徳島の名産品が揃うお土産店が充実しています。定番の「なると金時」を使用したスイーツや、香り高い「すだち」の果汁・加工品、そして風味豊かな「徳島ラーメン」のセットなどが人気です。
また、伝統工芸品である藍染めの小物も購入でき、旅の思い出にふさわしい一品が見つかります。3階の出発ロビー周辺や2階の売店には、徳島県内各地の特産品が凝縮されており、搭乗前の限られた時間でも効率よく買い物を堪能可能。
最後まで徳島の魅力を楽しみ、旅を締めくくりましょう。
▼脇町から徳島阿波おどり空港への行き方
ここからはモデルコースには入っていませんが、テレビ番組「朝だ!生です旅サラダ」で取材した徳島のスポットの中から、ぜひ紹介したい編集部おすすめの徳島観光スポットを紹介します。時間に余裕がある方はぜひ足を運んでみてください。

「道の駅 宍喰温泉」は、高知県との県境に位置し、目の前に太平洋の絶景が広がる道の駅です。最大の特徴は、地下1,000メートルから湧き出す天然温泉を、日帰り入浴で気軽に楽しめる点です。ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉の泉質は「美肌の湯」として親しまれ、旅の疲れを癒やすのに最適です。
また、世界初となる線路と道路の両方を走る乗り物「DMV(デュアル・モード・ビークル)」の発着点となっており、そのユニークな車両を間近で見学できるのもここならでは。
物産館では特産のすぎのこ製品や、獲れたての魚介を使った加工品、地元の柑橘類など、南徳島特有の温かな海辺の文化を感じる品々が揃っています。

「阿波おどり会館」は、徳島が世界に誇る阿波おどりを、季節を問わず一年中体感できる施設です。館内にある「阿波おどりホール」では、専属連による躍動感あふれる演舞を毎日公演しており、観るだけでなく、踊り方のレクチャーを受けて一緒に踊る体験ができるのが最大の魅力です。
さらに、歴史を学ぶミュージアムでは、古い時代の衣装や楽器といった貴重な資料から、踊りの変遷を深く理解できます。夜間には、建物自体が眉山ロープウェイの山麓駅としての機能を果たし、山頂から徳島市街の夜景を望む観光拠点としても機能しています。
まさに、阿波おどりの情熱と徳島の伝統を五感で味わい尽くせるスポットです。

「琵琶の滝」は、祖谷のかずら橋から徒歩ですぐの場所に位置する、落差約50メートルの優美な滝です。その名の由来は、かつて源平の戦いに敗れ、祖谷に逃げ延びた平家の落人たちが、この滝のほとりで琵琶を奏で、都を偲びながら慰め合ったという伝説にあります。
高く切り立った岩壁を細く滑らかに流れ落ちる水の筋は非常に気高く、周囲を囲む深い原生林の緑と相まって、秘境ならではの静謐な雰囲気を醸し出しています。
滝壺のすぐ近くまで寄ることができるため、天然のマイナスイオンを肌で感じられる涼スポットとしても人気。
平家落人の悲しい歴史に想いを馳せながら、自然の造形美を静かに堪能できる場所です。

「桃源郷祖谷の山里」は、日本三大秘境の一つ、東祖谷の落合集落にある、茅葺き屋根の古民家を再生した宿泊施設です。東洋文化研究者アレックス・カー氏のプロデュースにより、築100年を超える民家の外観や重厚な柱を活かしつつ、内部は冷暖房やシステムキッチン、床暖房などの最新設備が整った快適な空間にリノベーションされています。
最大の特徴は「暮らすように泊まる」体験です。急傾斜地に石垣が積まれた集落の景観の中に身を置き、雲海が流れる深い谷を眺めながら過ごす時間は、まさに桃源郷の名にふさわしいものです。
地域の女性たちが作る伝統料理をデリバリーで味わうこともでき、祖谷の歴史と現代の快適さが融合した唯一無二の滞在を楽しめます。

「吾橋 雲海展望台」は、祖谷地方の中でも標高が高く、気象条件が揃った日の早朝に、幻想的な雲海を望める隠れた名所です。吉野川の支流が生み出す深い霧が、V字型の渓谷を埋め尽くすように広がる様子は、まさに天空の里と呼ぶにふさわしい絶景です。
一般的な展望台と異なり、地域住民の生活圏に近い場所にあるため、静寂の中で刻一刻と変化する自然の営みを観察できます。とくに10月から12月にかけての冷え込んだ晴天の早朝は発生率が高く、山の稜線から昇る朝日が雲の海を黄金色に染める瞬間は圧巻です。
観光地化されすぎていないからこそ味わえる、秘境・徳島の圧倒的なスケールと、大自然の静かな息吹を独占できる貴重なスポットです。
今回ご紹介したモデルコースでは、迫力ある鳴門の渦潮やスリル満点の祖谷のかずら橋など、徳島エリアならではの魅力を余すことなく楽しめます。さらに大塚国際美術館やうだつの町並みなど、ちょっと足を伸ばしてでも行きたい、歴史や自然を感じられるスポットも見逃せません。
まだまだ魅力的な観光地が点在しており、何度訪れても新しい発見に出会える徳島エリア。今回のモデルコースを楽しんだ次は、また別の季節・スポットへも訪問して、徳島エリアの魅力にどっぷりハマってみてください。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2026年2月に作成しました。
※当モデルコースはあくまで一例であり、行程を保証するものではありません。各スポット情報や移動時間については取材・執筆時のものであり、ご利用時と異なる場合があります。ご旅行時にはご自身でのご確認をお願いします。
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