和歌山県田辺市|道がつなぐ、過去と未来。再発見と新発見の待つ街へ
2026.01.31
雄大な砂丘と効能豊かな温泉が魅力的な鳥取エリア。日本最大級の海岸砂丘が織りなす絶景から、世界屈指のラドン含有量を誇る名湯、地元の食材を生かしたグルメまで、訪れるたびに新たな発見があります。
そこで今回は、鳥取エリアの魅力を満喫しつくす1泊2日のモデルコースを紹介します。TV番組『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人や観光客に愛されるおすすめの観光地についても紹介しているので、旅行の際の参考にしてください。
※当モデルコースは一例であり、行程を保証するものではありません。各スポット情報や移動時間については取材・執筆時のもので、ご利用時と異なる場合があります。ご旅行時にはご自身でのご確認をお願いします。

「鳥取駅」は、県庁所在地である鳥取市の中心駅であり、JR山陰本線と因美線が乗り入れる交通の要所です。駅構内や隣接する施設では、鳥取県産の木材を使用した温かみのある空間づくりがなされ、地元食材を使用した駅弁の販売も充実しています。
駅周辺にはレンタカー会社やバス乗り場が整備されており、観光の起点として機能しています。ここから最初の目的地である「鳥取砂丘」までは、レンタカーで約20分というアクセスの良さが魅力です。
広大な砂丘を散策する前に、駅で観光パンフレットを入手したり、手荷物を預けたりして、スムーズに観光をスタートさせることができます。

「鳥取砂丘」は、山陰海岸国立公園に位置する日本最大級の海岸砂丘で、国の天然記念物に指定されています。東西約16km、南北約2.4kmに広がり、風によって砂の表面に描かれる「風紋(ふうもん)」や、急斜面が崩れてできる「砂簾(されん)」など、自然が作り出す特有の幾何学模様を観察できます。
とくに「馬の背」と呼ばれる高さ約47mの巨大な砂の丘は一番の見どころです。頂上に登ると、目の前に広がる日本海のパノラマビューを一望でき、開放感あふれる景色を楽しめます。
足元が不安定な砂地を歩くため、動きやすい服装や靴の着用がマスト。季節によっては熱中症対策をしたうえで散策するのがおすすめです。
▼鳥取駅から鳥取砂丘への行き方
国内でも珍しい広大な砂丘を堪能したあとは、鳥取ならではの美術館・砂の美術館へ向かいます。所要時間は徒歩で約5分です。

「砂の美術館」は、鳥取砂丘に隣接する世界初の「砂」を素材にした彫刻作品を展示する屋内美術館です。「砂で世界旅行」を基本コンセプトとして定期的にテーマを替えて展示を行っています。
展示される作品は、水だけで固めた砂の塊を彫り上げる「砂像」という手法で制作され、世界トップクラスの砂像彫刻家たちが手掛ける精巧なディテールが最大の特徴です。
制作期間が終わると砂像は崩され、再び元の砂に戻されるため、その時期にしか見ることができない一期一会の芸術となっています。全天候型の施設であるため、天候を気にせず、砂と水だけとは思えないダイナミックかつ繊細な造形美をじっくりと鑑賞できます。
※2026年1月5日~2026年4月23日は、次回の砂像制作ならびに館内整備のため休館中です。詳しくは公式HPをご確認ください。
▼鳥取砂丘から砂の美術館への行き方
その時にしか見られない貴重な砂アートを見学したら、そろそろお腹が空くころなので、このまま砂丘エリアでランチにします。

鳥取砂丘周辺の飲食店では、日本海の豊かな恵みを受けた新鮮な魚介類を提供する店舗が数多く集まっています。とくに、水揚げ量日本一を誇る鳥取県産の「松葉がに(11〜3月)」や、甘みが強い「紅ズワイガニ(11~2月)」など、季節に応じたカニ料理が人気です。
通年では、地元の鮮魚を贅沢に盛り付けた海鮮丼や、砂丘で栽培された「砂丘らっきょう」を添えたカレーなどが定番メニューとして提供されています。多くの店舗が砂丘近隣に位置しており、観光の合間に移動の負担なく立ち寄れるのが利点です。
団体利用可能な大型店舗から落ち着いた雰囲気の食事処まで揃っており、好みのスタイルで地元の旬を味わえます。
▼砂の美術館から砂丘エリアの飲食店への行き方
美味しい海鮮やカニ料理にお腹と心が満たされたら、次は白兎神社へ向かいます。所要時間は、レンタカーで約20分です。

「白兎神社(はくとじんじゃ)」は、日本最古の歴史書『古事記』に記された「因幡の白うさぎ」の神話を由緒とする神社です。主祭神として白兎神を祀り、神話の内容から日本で初めてのラブストーリーの地として「恋人の聖地」にも認定されています。
境内には、白うさぎが傷口を洗い、身体を癒したとされる「御身洗池」や、うさぎの像が点在しており、神話の舞台を肌で感じることができます。また、皮膚病や傷の平癒にご利益があるとされるとともに、縁結びのパワースポットとしても有名です。
鳥居へと続く参道には、道の駅「神話の里 白うさぎ」が併設されており、地元の特産品やうさぎをモチーフにしたお土産の購入も楽しめます。
▼砂丘エリアの飲食店から白兎神社への行き方
パワースポットならではの神聖な空気に身が清められたら、次は本日の宿泊地・三朝温泉に向かいます。所要時間はレンタカーで約70分です。

三朝温泉(みささおんせん)は、開湯850年以上の歴史を持つ山陰屈指の名湯です。世界有数のラドン含有量を誇る放射能泉として知られ、「三たび朝を迎えると元気になれる」という言い伝えがその名の由来となっています。
多くの宿では、この高濃度のラドン泉を引いた大浴場や露天風呂を備えており、免疫力の向上や自然治癒力を高める「湯治」の文化を現代に伝えているのが特徴です。
客室やロビー、庭園などは、温泉地の長い歴史を感じさせる情緒豊かな造りの宿が多く、到着とともに落ち着いた時間を過ごせます。温泉街の静かな環境の中で、まずは名湯に浸かり、旅の疲れを癒やすひとときから宿泊体験が始まります。
▼白兎神社から三朝温泉の宿への行き方
旅の疲れを癒したら、そのまま宿で美味しい食事をいただきましょう。

三朝温泉の宿で提供される夕食は、山陰の豊かな自然が育んだ旬の食材を贅沢に盛り込んだ会席料理が中心です。
きめ細やかな霜降りが特徴のブランド牛・鳥取和牛や、日本海の荒波で育った新鮮な魚介類、さらに三朝周辺の山々で採れる季節の山の幸が並びます。これらの厳選素材を、熟練の料理人が素材本来の持ち味を最大限に活かす技法で調理。美味しいお酒との相性抜群で、旅の疲れもあり箸が進みます。
食事の場所は、プライベートな時間を重視した落ち着いた客室や、周囲を気にせず寛げる個室食事処が主流。温泉でリラックスした後に、鳥取ならではの郷土の味をゆっくりと一品ずつ堪能できるのが、三朝温泉の宿におけるディナーの醍醐味といえます。
美味しいお酒とご飯のあとは、心地よい疲れに身を任せて眠りにつきます。

2日目の朝は、三朝温泉からレンタカーで約15分の距離にある「倉吉白壁土蔵群」へ移動し、歴史的な街並みを散策します。ここは江戸・明治時代に建てられた歴史的な建造物が多く残り、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
玉川沿いに並ぶ白壁土蔵群は、赤い瓦(赤瓦)と黒い焼き杉の腰板、そして白い漆喰壁のコントラストが特徴です。かつて醤油醸造所や酒造蔵として使われていた建物は、現在、地元の工芸品店やカフェ、ギャラリーとして活用されており、当時の風情を色濃く残しています。
石橋が架かる静かな川沿いの風景を眺めながら、当時の商家の暮らしや職人の技術を間近に感じられるエリアです。
▼三朝温泉の宿から倉吉白壁土蔵群への行き方
次は、鳥取県立美術館を目指します。移動時間はレンタカーで約10分です。

「鳥取県立美術館」は、2025年春に倉吉市に開館した新しい文化施設です。「未来を動かす美術館」をコンセプトに、鳥取県ゆかりの美術品や国内外の優れた現代アートなどを幅広く収蔵・展示しています。
建物は、開放感のある吹き抜けや、周辺の景観と調和するモダンなデザインが特徴で、展示室以外にも自由に利用できる「ひろま(ロビー)」などの公共スペースが充実。常設展では鳥取の美術史をたどる作品群を、企画展では国内外の多様なテーマに基づいた最新のアートを鑑賞可能です。
▼倉吉白壁土蔵群から鳥取県立美術館への行き方
真新しい話題の拠点を楽しんだら、次は倉吉市内でランチします。移動にかかる所要時間はレンタカーで約10分です。

倉吉市内の飲食店では、この土地ならではの個性的で歴史のあるグルメを楽しめます。代表的な「餅しゃぶ」は、かつての商家の祝い膳をルーツとし、カツオ出汁に薄く切った多種多様な味の餅(トチ、ヨモギ、柚子など)をくぐらせて食べる名物料理です。
一方、鳥取県中部が発祥とされる「牛骨ラーメン」は、全国的にも珍しい牛の骨のみをじっくり煮出したスープが特徴で、独特の甘みとコク、香ばしい油の旨みで地元住民からも長く愛されています。
これらを提供する店舗は、白壁土蔵群周辺や駅周辺に点在しており、地産地消にこだわった食材選びが行われています。老舗の落ち着いた座敷から、気軽に立ち寄れる専門店まで、旅のスタイルに合わせて選択可能です。
▼鳥取県立美術館から倉吉の飲食店への行き方
鳥取は倉吉独自のグルメに舌鼓を打ったあとは、円形劇場くらよしフィギュアミュージアムに移動します。移動時間は、徒歩で約10分です。

「円形劇場くらよしフィギュアミュージアム」は、1955年に建てられた日本最古の円形校舎を再活用した、ユニークな博物館です。建物そのものが建築史において貴重な資料であり、特徴的な円形の教室をそのまま展示室として利用しています。
館内には、鳥取県内に工場を持つ大手フィギュアメーカーなどの協力により、恐竜、動物、アニメキャラクター、ミリタリーなど、数千点に及ぶ精巧なフィギュアが展示されています。
日本の高度な造形技術を間近で観察できるだけでなく、ジオラマ展示や製作体験コーナーもあり、子供から大人まで楽しめる構成です。昭和レトロな校舎の雰囲気と、最先端のポップカルチャーが融合した、この場所ならではの空間となっています。
▼倉吉市内の飲食店から円形劇場くらよしフィギュアミュージアムへの行き方
名残惜しさもありますが、鳥取の旅もそろそろ終了です。解散の地はスタートと同じく鳥取駅。ミュージアムからはレンタカーで約60分の道のりです。

旅の終着点である鳥取駅構内の「シャミネ鳥取」や駅周辺の特産品販売店には、県内全域のお土産が豊富に揃っています。購入できるお土産は、二十世紀梨を使用したゼリーやケーキなどのスイーツ、砂丘をイメージした「砂たまご」、伝統工芸品の因州和紙製品、地元酒蔵の日本酒など多岐にわたります。
とくに冬場は、駅弁のラインナップにカニを用いた豪華な弁当が登場するのも特徴です。駅周辺にはレンタカーの返却場所も多く、帰路につく直前まで効率よく買い物を楽しめます。
ここで旅の荷物を整理し、最後にお土産の購入も終えたら、鳥取観光の全行程を締めくくりましょう。
▼円形劇場くらよしフィギュアミュージアムから鳥取駅への行き方
ここからはモデルコースには入っていませんが、テレビ番組「朝だ!生です旅サラダ」で取材した鳥取のスポットの中から、ぜひ紹介したい編集部おすすめの鳥取観光スポットを紹介します。時間に余裕がある方はぜひ足を運んでみてください。

「白兎海岸」は、神話「因幡の白うさぎ」の舞台として知られる弓ヶ浜状の美しい海岸です。この海岸の最大の特徴は、沖合に浮かぶ「淤岐ノ島(おきのしま)」と、そこから岸へ向かって点々と続く岩礁の列です。
これらは神話の中でウサギが渡った「ワニ(サメ)の背」に見立てられており、引き潮の際にはその形状がより鮮明に現れます。
また、海岸の砂丘地には、国の天然記念物に指定されている「ハマナス」の自生南限地があり、初夏には赤紫色の花が咲き誇る貴重な植物群落を観察できます。
白砂と対照的な緑の松林が約1.5kmにわたって続く景観は「日本の渚百選」にも選ばれており、夏場は海水浴場として賑わう一方、冬場は日本海の荒波が打ち寄せるダイナミックな表情を見せるのが特徴です。

山陰道(国道9号バイパス)の琴の浦インターチェンジに直結する「道の駅 琴の浦」は、鳥取県内でも有数の規模を誇る「食の拠点」です。
最大の特徴は、赤碕港から直送される鮮魚の直売所で、朝競り落とされたばかりの魚介類が驚くほど手頃な価格で並びます。また、鳥取県中部・西部の特産品が集結しており、大山乳業の乳製品や琴浦町名産の「あごカツ(飛魚のすり身揚げ)」、地元酒蔵の銘酒など、お土産のラインナップが非常に充実しています。
高速道路の休憩施設としての機能に加え、地産地消のフードコートや観光情報コーナーも完備されており、ドライブの目的地として成立するほどの集客力を持っています。
広大な駐車場と24時間利用可能なトイレも備えており、旅の休憩地として便利なスポットです。

「大山寺」は、標高1,709mで中国地方最高峰の「大山(だいせん)」の中腹に位置し、奈良時代に開創された古刹です。かつては修験道の聖地として、また平安時代以降は牛馬の守護神を祀る「大山信仰」の中心地として栄え、最盛期には100以上の僧坊と3,000人以上の僧兵を抱えた歴史を持ちます。
現存する「本堂」に続く約700メートルの長さの「大山寺参道」は「自然石を敷き詰めた参道」として日本一の長さを誇り、重厚な石積みの景観が特徴です。また、付近の「阿弥陀堂」は室町時代に建築されており、国の重要文化財に指定されています。
四季折々の自然と一体化した境内は、秋の紅葉や冬の雪景色など、大山の峻険な地形と宗教建築が織りなす独特の厳かな雰囲気を漂わせています。

鳥取港(賀露港)に隣接する「海鮮市場かろいち」は、競り権を持つ魚屋が軒を連ねる「鳥取の台所」とも言える市場です。一般的な観光市場と異なり、漁港から徒歩数分の立地を活かした鮮度の高さが最大の特徴です。
夏場は「白いか(ケンサキイカ)」や「岩ガキ」、冬場は「松葉がに」が一面に並び、季節ごとの主役が明確に切り替わります。市場内では購入した魚をその場で捌いてもらえるサービスや、新鮮なネタを贅沢に使った回転寿司、海鮮丼専門店も併設されています。
さらに、隣接する「わったいな(直売所)」では地元の農産物も購入できるため、海と山の幸を一度に揃えることが可能。鳥取市観光において外せない食の重要拠点です。

「とっとり花回廊」は、大山の麓に位置する日本最大級のフラワーパークです。約50ヘクタールの広大な敷地の中心には、直径50m、高さ21mの巨大なガラスドーム「フラワードーム」があり、天候に左右されず熱帯植物や蘭などを鑑賞できます。
さらにドームを中心に周囲1kmを繋ぐ「屋根付き展望回廊」があり、最大で地上約30mの高さに設置されたこの回廊により、雨の日でも傘をささずに園内を一周しながら、季節の花々や雄大な大山の姿を眺めることが可能です。
5月には約240品種、18万株以上のチューリップ、夏には7,500株のユリ、冬には中四国最大級のイルミネーションと、年間を通じて大規模な植栽展示が行われており、どの時期に訪れても圧倒的な色彩の風景に出会えるのが特徴です。
今回ご紹介したモデルコースでは、鳥取砂丘の圧倒的なスケールや三朝温泉での癒やしのひとときなど、鳥取エリアならではの魅力を余すことなく楽しめます。さらに白兎海岸や大山寺など、ちょっと足を伸ばしてでも行きたい、歴史や自然を感じられるスポットも見逃せません。
まだまだ魅力的な観光地が点在しており、何度訪れても新しい発見に出会える鳥取エリア。今回のモデルコースを楽しんだ次は、また別の季節・スポットへも訪問して、鳥取エリアの魅力にどっぷりハマってみてください。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2026年2月に作成しました。
※当モデルコースはあくまで一例であり、行程を保証するものではありません。各スポット情報や移動時間については取材・執筆時のものであり、ご利用時と異なる場合があります。ご旅行時にはご自身でのご確認をお願いします。
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