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大分観光1泊2日のモデルコース!人気の観光スポット・名所を満喫できる王道の旅程を紹介

雄大な自然と多彩な食文化が魅力的な大分県。日本一の源泉数を誇る別府温泉や、四季の移ろいを映す由布岳の絶景、地元の食材を生かしたグルメまで、訪れるたびに新たな発見があります。

そこで今回は、別府から湯布院エリアまで、大分県の魅力を満喫しつくす1泊2日のモデルコースを紹介します。TV番組『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人や観光客に愛されるおすすめの観光地についても紹介しているので、旅行の際の参考にしてください。

※当モデルコースは一例であり、行程を保証するものではありません。各スポット情報や移動時間については取材・執筆時のもので、ご利用時と異なる場合があります。ご旅行時にはご自身でのご確認をお願いします。

【1日目】大分観光のモデルコース

【11:00】別府駅スタート

1日目は、大分でも有名な観光エリア別府にアクセスしやすい別府駅からスタート。別府を中心に観光を楽しみます。まずは駅前にある手湯・足湯で移動の疲れをしばし休憩。リフレッシュした状態で元気に観光するための鋭気を養います。

手湯・足湯に続いて別府駅で欠かせないのが、別府温泉の観光開発に貢献した人物・油屋熊八の銅像。駅前広場に堂々と立つ銅像は、観光客のちょっとした写真スポットとして話題です。クリスマスシーズンにはサンタのコスプレをしているのも要チェック。銅像の前に立ち、同じポーズで写真を撮るのも旅の良い想い出になります。

別府駅

ここからはバスを使って海地獄に向かいます。所要時間は25分ほどです。

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【11:30】海地獄

別府と言えば、地獄めぐり。なかでもとくに人気があるのが、「海地獄」です。コバルトブルーに輝く湯が印象的な地獄は、透明感がありながらも神秘的な色合いを放ちます。

フォトジェニックな美しさが特徴で、地獄という名がふさわしくないほどの景観ですが、深さ200メートルから湧き上がる摂氏98度の熱湯はまさに地獄。水面から立ち上る熱気を利用して、園内の温室ではハスや大鬼蓮など、地獄を思わせる熱帯性の植物も育てています。

また、熱気を利用した「温泉卵」や、地獄蒸しプリンなどのスイーツも楽しめます。売店では地獄独自のアイテムが揃っているため、ここで先にお土産を購入しておくのもおすすめです。

海地獄

▼別府駅から海地獄への行き方

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【13:00】別府エリアでランチ

写真は「地獄蒸し工房 鉄輪」

お腹が空いてきたら、午後からの観光に備えて別府エリアでランチ。別府には地元の食材を活かしたグルメを取り扱うお店が豊富に揃っています。

海地獄から徒歩圏内で地獄蒸しグルメが食べられる「地獄蒸し工房 鉄輪」や「かまど茶屋」、郷土料理が食べられる「味処よね田」、地獄蒸し懐石料理「茶寮 大路」などがあり、お店選びに迷ってしまうかもしれません。

とくにおすすめなのが、「地獄蒸し」。高温の蒸気で蒸し上げるため、素材の旨みや栄養を閉じ込めてくれます。油を使わないので、とってもヘルシー。天然温泉に含まれる塩分により、ほんのりとした塩味がつくのも美味しさの秘密です。

▼海地獄から付近の飲食店への行き方

お腹が満たされたら、次は血の池地獄・龍巻地獄に向かいます。目安時間はバス移動で10分ほどです。

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【14:30】血の池地獄・龍巻地獄

別府グルメでお腹を満たしたら、観光を再開しましょう。次に訪れたいのが、海地獄とは対照的に赤く染まった「血の池地獄」です。日本最古の地獄として知られている「血の池地獄」は、その名のとおり血に染まったような赤い熱泥が煮えたぎる迫力満点の景観が特徴。赤色の正体は血ではなく、豊富な鉄分です。

そして血の池地獄に来たなら、ついでに寄りたいのが、すぐ隣にある「龍巻地獄」です。約30〜40分ごとに熱湯が噴き上がる間欠泉で、自然のエネルギーを目の当たりにできる貴重な体験スポットです。観覧席が整備されており、間近で安全に観察できるのも魅力。屋根でせき止められていなければ、約30mほど噴き出す力がある噴出は圧巻のひと言です。

血の池地獄・龍巻地獄

▼別府エリアの飲食店から血の池地獄・龍巻地獄への行き方

血の池地獄・龍巻地獄を堪能したあとは、別府の絶景を眺めに別府タワーに向かいます。移動時間の目安はバスで30分ほどです。

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【16:00】別府タワー周辺散策

日が傾いてきたら、別府タワーに上ってオレンジに染まる別府の町を一望するのもおすすめ。展望台の施設内には有名人の絵が飾られている美術館やビアガーデン、カラオケ、カフェなどが入っており、夕飯までの時間つぶしにも最適です。古き良き温泉街と新しいカルチャーが融合する施設としても注目されているスポットです。

展望台の周辺には、昭和レトロな飲食店や居酒屋が多く、散策しながら気になるお店を探すのも旅の醍醐味。温泉地ならではのスナック街や、地元の人々が集うアーケード商店街もあり、観光客にも開かれたディープな別府の魅力を感じられます。

別府タワー

▼血の池地獄・龍巻地獄から別府タワーへの行き方

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【18:00】別府エリアでディナー

写真は関あじ・関さば

夜の別府で味わいたいのはやはり豊後水道の海鮮や豊後牛といったご当地ならではのグルメです。別府タワーから徒歩圏内の近いところでは、炉端焼きを味わえる「ろばた仁」や、鮮度抜群の関あじ・関さばと郷土料理を楽しめる「居酒屋 こいのぼり」、豪快な天丼が有名な「お食事処 とよ常 別府本店」などがおすすめ。洋食が食べたいときには「グリルみつば」という選択肢もあります。

別府タワーから徒歩圏内には多くの居酒屋や飲食店が点在しているので、複数のお店をはしごして、各店の名物を食べ尽くすのもおすすめです。

本日の観光はここまで。宿に戻って明日の観光のための鋭気を養います。別府市内であれば、徒歩またはタクシーで10分あれば宿まで到着するでしょう。

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【20:00】別府温泉宿で宿泊

観光が一大産業の別府では、飲食店もさることながら、温泉宿をはじめとした宿泊施設も豊富に揃っています。高台に位置する宿からは夜景と海を一望でき、贅沢な露天風呂を楽しめるのが魅力。

一方、古湯を大切にする老舗旅館では、源泉かけ流しの湯をじっくり堪能できます。鉄輪や観海寺エリアの宿では、地獄釜を使った郷土料理や、湯治文化を色濃く残す宿泊体験も可能。

明日の観光のために体力を回復させるためにもゆっくり温泉に浸かって、夜更かしはほどほどに就寝しましょう。

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【2日目】大分観光モデルコース

【09:00】別府駅スタート

2日目の旅も別府駅からスタート。賑やかな別府をあとにして、静かで落ち着いた「侘び寂び」を体験できる由布院へと向かいます。

定期運行はしていませんが、運がよければ木目調でクラシカルな雰囲気の「ゆふいんの森」に乗車できます。ただし、事前予約制のため、乗車したい場合は事前に運行予定を調べて予約しておきましょう。

別府駅構内では朝の時間帯に合わせて営業するカフェやパン屋もあり、ここで軽めの朝食を済ませるのもおすすめ。湯布院(由布院)までは約1時間かかるため、ゆったりと景色を眺めながら、電車内で朝ごはんを食べるのもまた旅の楽しみの一つです。

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【10:00】由布院駅到着・湯の坪街道散策

由布院駅から出たら、そこには湯布院(由布院)観光のメインストリート・湯の坪街道が待っています。約1.5kmにわたって土産物店やカフェが並ぶ賑やかなエリアには、名物のプリンやロールケーキのスイーツ店から、工芸品を扱うギャラリーまで幅広い店が軒を連ねます。

地元産牛乳を使ったソフトクリームや、金賞コロッケなど、食べ歩きグルメも豊富。散策中に由布岳を望む絶景が広がる場所もあり、買い物と景色を同時に楽しめるのも魅力です。

人力車も走っており、昭和な雰囲気を堪能できます。

湯の坪街道

▼別府駅から湯の坪街道への行き方

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【11:00】金鱗湖

湯の坪街道を歩いていると行き着くのが湯布院の人気観光地「金鱗湖」。朝霧が有名で、とくに秋から冬の朝は神秘的な雰囲気に包まれます。

湖畔にはカフェや美術館が点在し、散策しながら芸術と自然を一度に楽しめるのが魅力。鯉や水鳥が泳ぐ穏やかな湖面は撮影スポットとしても人気で、観光客だけでなく地元の人々にも愛される憩いの場です。

四季折々で異なる表情を見せ、桜や紅葉のシーズンには一層華やかな景色を楽しめるスポットです。

金鱗湖

▼湯の坪街道から金鱗湖への行き方

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【12:30】湯布院(由布院)エリアでランチ

写真は豊後牛

芸能人もお忍びで来る避暑地・湯布院(由布院)では、食べ歩きグルメから高級料理まで、多様な料理が揃います。景色や雰囲気にこだわった飲食店も多く、なかには格式高いお店まで勢揃い。

とくに地場野菜や食材を使った料理が多く、素材の味を存分に味わえる贅沢な食体験ができます。大分の銘柄牛である豊後牛の料理を提供するお店も多く、ここでしか味わえない創作料理も魅力です。

気軽なランチを楽しみたいなら、湯の坪街道に戻って食べ歩きするのもおすすめ。金賞コロッケやばくだん焼き、鶏の炭火焼きチーズカレーパンをはじめ、ジェラートやお団子などスイーツ系も目白押しです。

▼金鱗湖から湯布院周辺への行き方

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【14:00】由布岳眺望スポット(狭霧台展望所)

次に向かうのは、由布岳と由布院盆地を一望できる絶景スポット「狭霧台展望所」。由布院エリアからバスで35分、タクシーで10分ほどで到着します。

標高約680mに位置し、晴れた日には遠くまで広がる山並みや田園風景の四季折々の美しさを体感できます。春から夏には空の青と山の緑のコントラストが美しく、秋には黄金のススキ、冬には雪景色と一年中楽しませてくれます。

とくに秋の紅葉シーズンや冬の霧氷が見事で、写真愛好家にも人気。パノラマで由布院の壮大な自然を感じられる狭霧台展望所は、由布院を訪れたら必見の景勝地です。

由布岳眺望スポット(狭霧台展望所)

▼湯布院周辺から狭霧台展望所への行き方

このあとはまた由布院駅に向かい、電車を乗り継いで旅の最終地点・別府駅に戻ります。

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【16:30】別府駅周辺で買い物・ディナー

出典:農林水産省ウェブサイト

旅の締めくくりには再び別府駅へ。駅直結のショッピング施設・えきマチ1丁目には別府銘品蔵があるため、地元の銘菓や温泉コスメなど、別府ならではのお土産が揃います。

駅のなかにも飲食店がありますが、徒歩圏内にも飲食店があるため、時間がある場合は散策がてらゆっくりディナーもおすすめです。

「豊後茶屋 別府駅店」や「別府 炭旬」、「まやかしや」など、多くのお店でだご汁やりゅうきゅう、やせうまなどの郷土料理を楽しめます。ぜひ旅の最後は大分の味で締めくくりましょう。

▼狭霧台展望所から別府駅への行き方

旅サラダで取材した大分のおすすめ観光スポット

ここからはモデルコースには入っていませんが、テレビ番組「朝だ!生です旅サラダ」で取材した大分のスポットの中から、ぜひ紹介したい編集部おすすめの大分観光スポットを紹介します。時間に余裕がある方はぜひ足を運んでみてください。

1. 竹瓦温泉

明治12年(1897年)創業の竹瓦温泉は、別府を象徴する共同浴場です。唐破風造りの重厚な建物が印象的な温泉では、一般浴槽のほか、名物「砂湯」が人気。熱く温められた砂に身を埋めると身体が芯から温まり、じんわり汗がにじみます。上がったときには独特の爽快感があり、心も身体も元気になります。

昼間は別府市のシンボル的存在として写真映えし、夜には「鉄輪ゆけむりライトアップ」によるライトアップも楽しめるため、夜風にあたる散歩がてらまた立ち寄るのもおすすめです。

竹瓦温泉

2. 九重“夢”大橋

平成18(2006)年にオープンした「九重“夢”大吊橋」。標高777mの鳴子川渓谷に架かる吊橋は、長さ390m・高さ173mと日本最大級の歩行者専用吊橋です。

最大の魅力は、四季折々に変化する大自然の絶景を眼前はもちろん眼下にも拝めること。春は新緑、夏は深い緑、秋には鮮やかな紅葉、冬は雪景色と一年を通して異なる景観が楽しめます。

橋の中央から望める「震動の滝(雄滝・雌滝)」は日本の滝百選にも選ばれており、轟音を立てて落ちる水流は圧巻。橋上から見下ろすスリルと自然美の組み合わせはここならではです。

駐車場にある売店では、地元特産のやまなみ牛乳ソフトなどを販売。地元グルメと絶景を一度に味わえるスポットです。

九重“夢”大吊橋

3. 別府ケーブルラクテンチ

別府湾を一望できる高台にある「別府ケーブルラクテンチ」は、標高約400mの山頂までを結ぶケーブルカーと遊園地が一体となった観光スポットです。車窓から別府市街や別府湾のパノラマを楽しむのもつかの間、数分で園に到着します。

園内には観覧車やジェットコースター、小さな動物園など、ファミリーやカップル向けの多彩なアトラクションが揃います。とくに観覧車からの湯けむり立ち上る別府の温泉街と海が織りなす幻想的な景色が人気。

カピバラ温泉や温泉湧き水プールなど、温泉とのコラボレーションも別府にある遊園地ならではの演出です。

別府ケーブルラクテンチ

4. 高崎山自然動物園

野生のニホンザル約1,000匹が群れで暮らす全国有数のスポット「高崎山自然動物園」。檻や柵を設けておらず、サルたちの社会性や群れ同士の関係性など、自然に近い状態でサルを観察できるのが特徴です。

とくに「ボス猿交代劇」や子ザルの成長はドラマチックで、我が子の成長を見守るかのような愛着が湧きます。

園内には観察用デッキやガイド解説が整備されており、動物行動学の視点から学べる要素があるのも嬉しいポイント。お子さま連れにもおすすめのスポットです。

高崎山自然動物園

5. 原尻の滝

東洋のナイアガラと呼ばれる「原尻の滝」は、高さ20m・幅120mの壮大なスケールを誇ります。正面からはもちろん、滝の上を横切る遊歩道や周囲に架かる吊り橋からなど、さまざまな角度から大迫力の滝を観賞できます。

春には滝周辺にチューリップ畑が広がり、夏のライトアップイベントでは幻想的な滝景色が演出されるなど、季節によっても異なる表情を見せてくれます。

周辺には古民家カフェや農産物直売所もあり、観光と一緒に地域の暮らしや味覚も味わえるスポットです。

原尻の滝

6. 岡城跡

難攻不落の山城として知られる史跡「岡城跡」。標高325mの高台に築かれ、断崖絶壁に沿った石垣が今なお雄大な姿で残っています。城内に立つと、阿蘇五岳や久住連山を一望でき、まるで天空の城にいるような気分を味わえるのが魅力。

1年のなかでもとくに、桜や紅葉の時期は城跡と自然が調和した美しい景観を楽しめます。文豪・瀧廉太郎が幼少期を過ごした地としても知られ、名曲「荒城の月」の舞台とも言われる歴史的背景が旅情を深めます。

観覧券が巻物風パンフレットになっているなど遊び心もあり、城跡巡りと文化体験を同時に味わえるスポットです。

岡城跡

まとめ

今回ご紹介したモデルコースでは、別府の地獄めぐりや湯布院(由布院)の自然散策に加え、郷土料理や温泉宿での滞在といった大分ならではの魅力を余すことなく楽しめます。

さらに九重“夢”大吊橋や岡城跡など、ちょっと足を伸ばしてでも行きたい、歴史や自然を感じられるスポットも見逃せません。

まだまだ魅力的な観光地が点在しており、何度訪れても新しい発見に出会える大分県。今回のモデルコースを楽しんだ次は、また別の季節・スポットへも訪問して、大分の魅力にどっぷりハマってみてください。

※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年10月に作成しました。

※当モデルコースはあくまで一例であり、行程を保証するものではありません。各スポット情報や移動時間については取材・執筆時のものであり、ご利用時と異なる場合があります。ご旅行時にはご自身でのご確認をお願いします。

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