• トップ
  • モデルコース
  • 岐阜観光1泊2日のモデルコース!人気の観光スポット・名所を満喫できる王道の旅程を紹介

岐阜観光1泊2日のモデルコース!人気の観光スポット・名所を満喫できる王道の旅程を紹介

豊かな自然と歴史情緒あふれる町並みが魅力な岐阜県。世界遺産の白川郷をはじめ、飛騨高山の古い町並みや賑やかな朝市など、昔ながらの文化と現代の旅の快適さが心地よく交わる地域です。

今回は、1泊2日で岐阜県の魅力を満喫しつくす飛騨高山〜白川郷エリアのモデルコースを紹介します。TV番組『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人や観光客に愛されるおすすめの観光地についても紹介しているので、旅行の際の参考にしてください。

※当モデルコースはあくまで一例であり、行程を保証するものではありません。各スポット情報や移動時間については取材・執筆時のものであり、ご利用時と異なる場合があります。ご旅行時にはご自身でのご確認をお願いします。

【1日目】岐阜観光のモデルコース

【11:00】高山駅スタート

歴史ある城下町・飛騨高山の玄関口「高山駅」。高山駅前には観光案内所があり、周辺の観光情報や地図を入手できるほか、無料Wi-Fiや手荷物預かり所も整備。旅の基点に最適です。

駅構内には地元食材を活かしたカフェや土産ショップも揃い、飛騨牛を使った弁当や名物のみたらし団子も手軽に購入できます。今回の旅の最終地点も高山駅になるので、少し早めに到着して、出発までの間にお土産の候補を絞っておくのもおすすめです。

高山駅

最初の観光地は、高山駅から徒歩15分の高山陣屋に向かいます。

・・ ↓ ・・・ ↓ ・・・ ↓ ・・

【11:15】高山陣屋

江戸時代に郡代・代官が置かれた役所で、現存する唯一の陣屋建築として国史跡に指定されている「高山陣屋」。広大な敷地には役所の執務空間だけでなく、米の貯蔵庫である御蔵や役人の生活空間まで残されており、当時の政治と暮らしを同時に感じられます。内部は畳敷きの広間が連なり、質素ながらも権威を感じさせる雰囲気です。

毎朝、表玄関では高山朝市が開かれ、地元農家の新鮮な野菜や手作り味噌などが並ぶ光景は陣屋ならでは。歴史に基づいた飛騨の暮らしを深掘りできるスポットです。

高山陣屋

▼高山駅から高山陣屋への行き方

見学が終わる頃になるとお腹も空いてくるので、次は徒歩圏内にある高山古い町並みでお昼ご飯にしましょう。

・・ ↓ ・・・ ↓ ・・・ ↓ ・・

【12:30】飛騨高山の古い町並みでランチ

写真は飛騨牛の握り

飛騨高山の古い町並みは、江戸時代に城下町・商人町として発展した歴史的なエリアです。江戸時代から明治末期に建てられた、その名のとおり「古い町並み」のなかを歩くと、まるで江戸時代にタイムスリップした感覚を味わえます。

SNS映えする写真が撮れるエリアでは、その風情をいかした飲食店があり、食べ歩きグルメを楽しめるのもポイント。

飛騨産の食材を使用したおむすび屋さん「きよ結び」や、飛騨牛にぎりが食べられる「うたてい」、くずきりなどの甘味やコーヒーを味わえる「藍花珈琲店」など、さまざまなお店が軒を連ねます。いずれのお店も木のぬくもりを感じられる空間で、お腹と心を満たしてくれます。

飛騨高山の古い町並み

ゆっくりと食事を楽しんだら、次はそのまま古い町並みを散策してみましょう。

▼高山陣屋から飛騨高山の古い町並みへの行き方

・・ ↓ ・・・ ↓ ・・・ ↓ ・・

【13:30】飛騨高山の古い町並み散策(三町筋)

古い町並みのなかでも上三之町・神明町・下三之町の3つの町からなる三町筋(さんまちすじ)。出格子造りの町家が続く情緒あふれるエリアで、江戸時代の城下町の面影を色濃く残しています。

造り酒屋が点在し、新酒の完成やその色の変化により日本酒の熟成度合いを表す杉玉を掲げた店先では地酒の試飲も可能。ほかにも飛騨家具を扱う工房や、和菓子屋・漆器店など伝統工芸の店も多く、文化的な発見を楽しめます。

昼間の賑わいから一転、夕方以降は町家の格子窓から漏れる灯りが幻想的な雰囲気を醸し出しています。昼から一杯楽しむのも大人旅の醍醐味です。

古い町並み散策(三町筋)

▼飛騨高山の古い町並みから三町筋への行き方

ほろ酔いになったところで、次は高山駅に戻りバスで飛騨民族村・飛騨の里を目指します。駅からはバスで約10分で到着します。

・・ ↓ ・・・ ↓ ・・・ ↓ ・・

【15:45】飛騨民族村・飛騨の里

「飛騨の里」として親しまれる民俗村は、飛騨各地から移築した合掌造りや茅葺き屋根の古民家が30棟以上立ち並ぶ野外博物館です。内部には生活道具や農具が展示され、わら細工やさるぼぼ作りなど、四季ごとの行事再現や体験プログラムも充実。冬には雪に覆われた合掌造りがライトアップされ、幻想的な景観を楽しめます。

春は桜、秋は紅葉と、自然と共に移ろう風景を背景に飛騨の人の暮らしを学びながら散策できるなど、歴史的景観と体験が一度に味わえる貴重なスポットです。

飛騨民族村・飛騨の里

▼三町筋から飛騨の里への行き方

昔の人々の生活に思いを馳せながらじっくり観光を済ませたら、次は高山エリアで晩ご飯を食べます。

・・ ↓ ・・・ ↓ ・・・ ↓ ・・

【17:30】高山エリアでディナー

飛騨民族村・飛騨の里から徒歩15分ほどで、高山市内に到着。市内中心部には、飲食店が点在しており、さまざまな料理を楽しめます。

食べたいものやジャンルに迷ったら、和洋が充実している「愉楽」がおすすめ。ほかにも飛騨牛料理が食べられる「お食事処 大喜」や「楽房 洋」など、選択肢が豊富にあります。

町家を改装した隠れ家的な居酒屋も多く、地元の旬を味わえるのも魅力。大人旅の場合は、数軒はしごして地酒と名物グルメを食べ歩くのもおすすめです。

お腹が満たされたら、明日の観光に備えて宿に向かいます。

・・ ↓ ・・・ ↓ ・・・ ↓ ・・

【20:00】飛騨高山温泉宿で宿泊

温泉の宝庫・飛騨高山の温泉は透明で柔らかな湯が特徴。旅の疲れを癒すのに最適です。宿泊先としては、古い町並みに近い町家風の温泉宿や、飛騨山脈を一望できる露天風呂付き宿など、多彩なスタイルの宿があります。

和の情緒を重んじた造りの宿が多く、高級感ある宿泊体験が可能。なかには老舗の宿もあり、贅沢なおもてなしを受けられます。明日は8:30からと行動開始時間が早いので、宿に戻ったらゆっくりと温泉に浸かり、早めに布団に入って体力を回復させましょう。

・・ ↓ ・・・ ↓ ・・・ ↓ ・・

【2日目】岐阜観光モデルコース

【08:30】宮川朝市散策

2日目は、高山市民の台所であり、日本三大朝市の一つ「宮川朝市」からスタートです。宮川沿いに約350メートルにわたって並ぶ露店を目当てに、朝早くにも関わらず多くの人が立ち寄ります。

露店には新鮮な野菜や果物、漬物などの食品のほか、木工品や手作り雑貨まで、さまざまな商品が揃います。食べ歩きグルメもあり、朝の清々しい空気のなか、飛騨牛コロッケや朴葉味噌を使った惣菜をつまみ歩きするのも旅の想い出におすすめです。

宮川朝市

市場の活気で元気をチャージしたら、次は白川郷合掌造り集落に向かいます。白川郷まではバスを使って1時間ほどの旅になります。

・・ ↓ ・・・ ↓ ・・・ ↓ ・・

【11:00】白川郷合掌造り集落散策

平成7年(1995年)に世界遺産登録された白川郷。合掌造りの家屋は、今も人々の生活に使われている稀有な集落です。世界遺産に登録された3集落のうち、荻町の集落は合掌造りが59棟残り、最も規模が大きいことでも有名。

国指定重要文化財である「和田家住宅」や全国的にも珍しい「合掌造りの寺」などのほか、食事処や土産物屋も点在。

集落には民宿も多く、宿泊すれば囲炉裏を囲んだ食事や雪景色を体感でき、観光だけでなく「人が暮らす世界遺産」としての魅力を実感できます。四季折々で景観が大きく変わる点も見どころです。

白川郷合掌造り集落

▼宮川朝市から白川郷への行き方

飛騨高山といえばの観光地を堪能したら、そのまま白川郷エリアでランチにしましょう。

・・ ↓ ・・・ ↓ ・・・ ↓ ・・

【12:30】白川郷エリアでランチ

白川郷エリアには、合掌造りの古民家を利用した食事処が多く、雰囲気も味も特別感があります。囲炉裏を囲んで朴葉味噌や川魚の塩焼きなど、昔ながらの生活に触れながら食事を楽しめる「お食事処 いろり」や、白川郷ならではの岩魚料理を楽しめる「ます園文助」、五平餅や山菜そばが人気の「白川郷茶房 翠花」などがあり、白川郷らしいランチをいただけます。

お昼ご飯でお腹いっぱいになったら、次は白川郷で絶対はずせないビューポイントの城山天守閣展望台に向かいます。徒歩15分ほどで行けるので、食後の運動にも最適です。

・・ ↓ ・・・ ↓ ・・・ ↓ ・・

【14:00】城山天守閣展望台

白川郷の荻町合掌造り集落を眼下に一望できる「城山天守閣展望台」。昭和53年(1978年)に高台に「城山天守閣」というお食事処を兼ねて設置された施設の一部です。

展望台から眺める景色は、合掌造りの屋根が連なる集落と、その背後に控える白山連峰などの山並みが調和する構図で、観光パンフレットにもよく採用される風景です。

施設には「てんぼうだいカフェ」「おみやげ屋さん」が併設されており、軽食やお土産の購入も可能。今回は昼間の訪問ですが、冬季の夜間に訪れるとライトアップされた合掌造りの幻想的な姿を拝めるスポットでもあります。

城山天守閣展望台

▼白川郷から城山天守閣展望台への行き方

・・ ↓ ・・・ ↓ ・・・ ↓ ・・

【15:00】合掌造り民家園

白川郷、最後の観光スポットは白川郷に隣接する「合掌造り民家園」です。昭和30年代に合掌造りの民家が移築・離村により失われていったことに危機感を募らせた白川村が、建築物と文化の保存のために開業した野外博物館です。

集落が現役の生活の場であるのに対し、こちらは展示用。屋根裏3階までじっくりと見学できる建物もあります。世界遺産地区とは違い、落ち着いて合掌造りの構造や生活文化を学べるのが魅力です。

白川郷を知り尽くしたところで、旅のはじまり高山駅に戻ります。行きと同じく、1時間ほどバスに揺られます。

合掌造り民家園

▼城山天守閣展望台から合掌造り民家園への行き方

・・ ↓ ・・・ ↓ ・・・ ↓ ・・

【17:00】高山駅周辺で買い物・ディナー

写真は高山ラーメン

旅の締めくくりに便利なのが高山駅周辺。構内には「ベルマートキヨスク高山」があり、駅から徒歩圏内には「高山名産館」などがあり、お土産購入に事欠きません。

また、高山駅周辺には飛騨牛専門の焼き肉店をはじめとした飲食店が点在。郷土料理をアレンジした創作居酒屋も多く、観光帰りに気軽に立ち寄れます。

旅の余韻に浸りながら、買い物と食事を済ませたら、あとは帰路につくのみです。

旅サラダで取材した岐阜のおすすめ観光スポット

ここからはモデルコースには入っていませんが、テレビ番組「朝だ!生です旅サラダ」で取材した岐阜のスポットの中から、ぜひ紹介したい編集部イチオシの岐阜観光スポットを紹介します。時間に余裕がある方はぜひ足を運んでみてください。

1. 荻町城跡展望台(白川郷)

「荻町城跡展望台」は、白川郷の合掌造り集落を眼下に収められる絶景スポットです。とくに冬場に雪に覆われた集落がライトアップされる光景は「日本の原風景」と称されるほど幻想的。世界中の観光客を魅了しています。

展望台はかつて戦国時代に築かれた城の跡地にあり、往時の歴史を偲ばせる雰囲気も魅力。シャトルバスや徒歩でアクセスでき、季節ごとに新緑、紅葉、雪景色と異なる美しさを見せます。

全体像を俯瞰できるため、集落散策の前後に訪れると理解が深まります。

荻町城跡展望台(白川郷)

2. 鵜飼の里

岐阜の夏の風物詩として知られる御料鵜飼(ごりょううかい)。1,300年以上の歴史を誇る伝統文化で活躍する鵜を飼育している姿が見られるのが、「鵜飼の里」です。

このエリアには、鵜匠たちの家が並び、鵜とともに生活しています。庭先には薪が積み上げられ、鵜飼で使う道具も置いてあります。

「鵜飼の里」の近くには「長良川うかいミュージアム」もあり、岐阜市を代表する伝統文化・鵜飼漁の奥深さを学べるスポットです。

鵜飼の里

3. 高山祭屋台会館

「高山祭屋台会館」は、日本三大美祭のひとつ「高山祭」で曳かれる屋台を通年展示する施設です。国指定の重要有形民俗文化財の屋台が交代で4台展示されています。

精緻な彫刻や豪華な刺繍幕、からくり人形が施された屋台は、江戸時代の職人技の粋を集めた芸術品そのもの。年2回の祭り時以外でも間近に鑑賞できるのはここならではです。

館内では祭り映像も上映されており、実際の熱気や屋台巡行の迫力を疑似体験できます。祭礼文化を深掘りしながら、高山の職人精神に触れられる貴重な場です。

高山祭屋台会館

4. ぎふ金華山ロープウェー

「ぎふ金華山ロープウェー」は、岐阜市のシンボル金華山の山頂へと繋ぐロープウェーです。約3分の空中散歩で市街地から一気に自然豊かな山頂へアクセス可能。

道中では、春は新緑、秋は紅葉を楽しめ、期間限定のナイター営業では、ノスタルジックで幻想的な岐阜市街の夜景も望めます。

山頂の岐阜城からは信長ゆかりの景色を望めるため、歴史ファンにも人気。展望レストランでは絶景とともに岐阜の名物料理を味わえます。

市街地に近い立地ながら、手軽に雄大な自然と歴史を同時に体感できる魅力的なスポットです。

ぎふ金華山ロープウェー

5. 養老天命反転地(養老公園)

現代美術家・荒川修作と詩人マドリン・ギンズによって設計された体験型アート空間「養老天命反転地(養老公園)」。傾斜や凸凹が施された地形、逆さに見える建物など、普段の感覚が揺さぶられる不思議体験ができます。

約18,000㎡に及ぶ広大な公園内には迷路のようなエリアや、色鮮やかな建築物も点在し、大人から子どもまで楽しめます。

固定観念を覆すアート空間は、自分の殻を破るのにも最適。思考と身体機能の新たな可能性を探れるスポットです。

養老天命反転地(養老公園)

まとめ

今回ご紹介したモデルコースでは、高山駅を起点に、歴史的建築や町並み、地元食材を生かしたグルメ、そして世界遺産の白川郷までを網羅。岐阜県の多彩な魅力を味わえるコースになっています。

今回は飛騨高山エリアが中心となりましたが、まだまだ魅力的な観光地が多い岐阜県。歴史と伝統、自然が見事に調和した岐阜県は見どころ満載です。まずはスタンダードな魅力発見のために、今回紹介したモデルコースを参考にしてみてください。

※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年10月に作成しました。

※当モデルコースはあくまで一例であり、行程を保証するものではありません。各スポット情報や移動時間については取材・執筆時のものであり、ご利用時と異なる場合があります。ご旅行時にはご自身でのご確認をお願いします。

<– Start Author Introduction –>
<– End Author Introduction –>

RECOMMENDED

おすすめ