【ロコレコ】豊かな自然と海の幸 五感で体感!アジな旅!
2025.08.16
豊かな自然が織りなす景勝地や明治維新に活躍した志士たちの史跡名所が多く残り、絶景・歴史・グルメと観光スポットにことかかない山口県。萩城下町など世界遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」群も見逃せません。アメリカのニューヨーク・タイムズ紙に「2024年に行くべき52カ所」として、日本で唯一ピックアップされた山口市をはじめ、世界から再注目を集める魅力的なスポットが満載です。
そこで今回は、山口県でおすすめの観光スポットを20ヶ所紹介します。定番から穴場まで、またカップルや子連れなど目的に合わせた観光名所も紹介しているので、ぜひ山口観光の参考にしてみてください。
※営業時間や価格は、すべて取材当時のものです。
山口観光のマストスポット「瑠璃光寺五重塔」は日本三名塔の一つに数えられる国宝で、嘉吉2年(1442)に建立されました。当時長門・周防国の守護であった大内氏は朝鮮王朝・明国・琉球王国とも活発に交流しながら独自の文化を築き上げ、大内文化の最高傑作といわれる「瑠璃光寺五重塔」を完成させました。ニューヨーク・タイムズ紙には「非の打ち所がない」と絶賛されています。
現在、瑠璃光寺五重塔屋根の全面葺き替え工事を行っており、様々なアートプログラムを開催中。2025年1月3日まで、改修中の五重塔デザインシートをスクリーンとした夜間プロジェクションマッピングが楽しめます。
元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)は紺碧の日本海を背景に、鮮やかな朱色の鳥居がずらりと建ち並んだコントラストが美しいパワースポットです。1955年に白狐のお告げを受けて建立されました。
龍宮の潮吹側から100メートル以上にわたって奉納された123基の鳥居は圧巻の風景。シンボルの大鳥居上部に設置された「日本一入れづらい賽銭箱」に、見事お賽銭が入れば願いが叶うといわれてます。2015年には米CNNの「日本で最も美しい場所31」に選ばれ、今もなお多くの観光客が訪れています。
エメラルドグリーンの海にかかる全長1,780mの角島大橋は、山口を代表する観光スポットです。通行無料の橋としては本州一の長さを誇り、絶景を楽しむドライブルートとしても大人気。
南国リゾートを彷彿させる透明度の高い美しい海と真っ直ぐにのびる大橋はフォトジェニックで、これまでにテレビCMやロケ地としてたびたび取り上げられてきました。絶景を撮影したいなら、海の青、橋の白、島の緑のコントラストが美しく映える、春から夏にかけての晴れた日が特におすすめです。徒歩や自転車でも無料で通行できるので、のんびりと海風を感じながらサイクリングや散歩も楽しめます。
錦帯橋は日本三名橋の一つに数えられ、世界的にもめずらしい木造5連のアーチ橋です。1673年に岩国藩主の吉川広嘉によって創建されましたが、洪水によって流出してしまいます。そののち何度も架け替えと改良を繰り返しながら、精巧かつ独創的な反り橋を完成させました。
春には対岸に桜並木が咲き誇り、錦帯橋とのコラボレーションは必見のビューポイント。夏は花火や鵜飼い、秋は紅葉、冬には雪が降り積もった幻想的な錦帯橋を見ることができ、春夏秋冬いつ訪れても日本らしい美しさを彩る景観が魅力的です。
フグの聖地として名高い下関市の「唐戸市場」は関門海峡沿いに位置し、活気あふれる大型市場です。最高品質の鮮魚を求めて早朝から食のプロ達が集うだけでなく、小売りも行っているので一般の人も自由に出入りが可能。フグをはじめ、鯛やハマチなど水揚げされたばかりの新鮮な魚介類や加工品を購入できます。
鮮魚を購入したいなら7時までに来場するのがおすすめ。14時頃から各店舗が値引きを始めるのも魅力的です。毎週土日と祝日のみ開催される「活きいき馬関街(ばかんがい)」は鮮魚がリーズナブルに食べられる人気の「寿司バトル」イベント。フグの握り寿司やどんぶり、唐揚げなど豊富なメニューの数々を堪能できます。
旧萩城の外堀より外側に広がるかつての城下町で、商家や武家屋敷が点在する美しい町並みを散策できる史跡エリアです。2015年7月に「明治日本の産業革命遺産」の一つとして世界遺産に登録されました。高杉晋作や桂小五郎の名でも知られる木戸孝允の生家が現存。伊東博文らが幼少時に学んだとして知られる円政寺や、幕末から明治の短期間に大きく国を変えていった志士たちゆかりの地を巡ることができます。
「日本の道100選」に選ばれている菊屋横町は、美しい白壁となまこ壁が続く萩を代表する景観。萩城下町の散策マップを片手に、古民家を改装したおしゃれなカフェやショップを巡りながら、歴史に思いを馳せましょう。
秋吉台は日本最大級のカルスト台地で、開放感抜群の広大な自然美を楽しめる必見スポットです。標高180〜420mの一帯に、見渡す限りの草原。ところどころに顔を出す白い石灰岩は、約3億5千万年もの長い年月をかけて海から山へと堆積しながら移動してきた歴史の証です。
秋吉台では散策やトレッキングが楽しめ、さまざまなアクティビティも豊富。セグウェイ・トゥクトゥク・レンタサイクル・原付に乗って、颯爽と風をきりながらカルストロードをドライブするのも楽しいものです。
夏の緑や秋のススキ、毎年2月の第3日曜日に行われる秋吉台山焼きなど、どの季節も見ごたえのある雄大な自然を堪能できます。
秋芳洞(あきよしどう)は秋吉台の南麓地下100mに広がる日本屈指の巨大鍾乳洞です。総延長は国内第2位となる11.2㎞超。そのうち約1kmを観光ルートとして見学することができます。
秋芳洞の見どころは鍾乳石が皿を重ねたように見える「百枚皿」や、高さ15mの石灰華柱「黄金柱」など多様で、3億年以上の歴史が造りあげた自然の絶景に神秘のパワーを感じます。ルート中ほどには地上へと出られるエレベーターが設置されており、エレベーター入り口からカルスト展望台までは歩いて約5分。観覧券を提示すれば無料で再入洞できるので、秋芳洞に徒歩でアクセスしている方におすすめのルートです。
別府弁天池(べっぷべんてんいけ)は山口県美祢市の別府厳島神社境内にある湧水池です。外周約40m、中心付近の水深は4mほどで、毎分11トンもの清水がこんこんと絶えることなく湧き続けています。
最大の魅力はエメラルド色に輝く神秘的な美しさ。目の覚めるようなグラデーションがSNS映えスポットとしても注目を浴びているパワースポットです。
別府弁天池の湧水はカルスト台地の「秋吉台」で長い時間をかけてろ過された伏流水であるため、透明度が高いだけでなくカルシウムやミネラルを多く含むのが特徴。昔から地元では「1杯飲めば1年、2杯飲めば2年長生きできる」長寿の水といわれ、専用の無料給水所が設けられています。
山頂にそびえる天守閣から岩国の絶景を眺められるとして有名な岩国城は、慶長13年(1608)に初代岩国藩主である吉川広家によって築城されました。しかし幕府の一国一城令によって、築城からわずか7年で取り壊されてしまった悲しい歴史があります。
現在の天守は1962年に再建され、錦帯橋からよく見えるようにと、旧本丸より南側50mに位置を変更しました。眼下には城下町や錦帯橋、岩国航空基地など市内を一望し、晴れた日には瀬戸内海の島々や宮島まで見渡せる絶景ビュースポット。標高約200mの岩国城へは、吉香公園内にあるロープウェイでアクセスすることも可能です。
防府天満宮(ほうふてんまんぐう)は、学問の神様として知られる菅原道真公を日本で最初に祀った神社です。道真公が無実の罪で太宰府に向かう途中に本州最後の寄港地となった地であり、道真公が亡くなった日に神光が出現したことで創建されました。
地元の人々の道真公を慕う気持ちは強く、無実の知らせを奏上するための御神幸祭、通称「裸坊祭(はだかぼうまつり)」が毎年11月(第4土曜日)に開催されます。
合格祈願すると御神札、お守り、祈願絵馬、菅公鉛筆、はちまきが入った「合格御守」をいただけますが、防府天満宮ではさらに、合格者がお礼参りで返納したはちまきを希望者に無料でプレゼントするユニークな取り組みがあります。
江戸時代に商都として栄えた柳井では美しい白壁の町並みを散策できます。伝統的建造物群保存地区として約200m続く石畳の両側に、商家が立ち並ぶさまは風情たっぷり。白壁の軒下には柳井市の民芸品「金魚ちょうちん」がずらりと吊るされ、季節によって色や柄が変化し、なんともフォトジェニックです。金魚ちょうちんは幕末の頃、柳井の商人が青森の金魚ねぷたをヒントにして子どものために作ったのが始まりで、夏祭りを迎えると金魚ちょうちんに火をともして出かけていたそう。
柳井の特産品「甘露醤油」の蔵見学や、伝統織物の柳井縞(やないじま)コースター作り体験なども可能です。
山口県北西部の日本海側に位置する青海島(おおみじま)は周囲約40㎞の島で、洞門や石柱、断崖絶壁など多くの奇岩が見られる景勝地です。荒波を浴びて浸食された岩礁が山のようにそびえ立ち、青海島の周囲およそ16㎞にわたって変化に富んだ雄大な景色は、別名「海上アルプス」とも呼ばれています。
青海島の壮大な奇岩群を楽しめるルートは2つ。陸上から青海島自然研究路を歩きながら眼下に眺める陸上ルートと、海上から青海島観光汽船に乗って間近で楽しむ海上ルートです。長い年月の間に大自然が造り上げたダイナミックな光景には、まさに神秘的な雰囲気が漂っています。
国指定の名勝「須佐湾」の海岸沿いにそびえる「須佐ホルンフェルス」は自然が作り上げた美しい縞模様とダイナミックな景観が魅力の観光スポットです。地殻変動によるマグマの影響で約1,500万年前に誕生した須佐ホルンフェルスは、高さ約12mの断崖。黒色と灰白色が幾重にも重なった縞模様が美しく「日本の地質百選」や「21世紀に残す日本の風景遺産100選」に選出されています。
駐車場から500mほどの遊歩道が整備されており、断崖下まで降りることが可能。真下から見上げる地層はさらに迫力満点です。
金運・商売繁盛・健康長寿を呼ぶ神様として全国から多くの参拝者が訪れる「岩國白蛇神社」は、秋篠宮両殿下のご視察をはじめ有名芸能人が訪れるなど、今話題のおすすめパワースポットです。
世界中でも山口県岩国市の一部地域のみに生息する「岩国のシロヘビ」は国の天然記念物で、生息には300年以上にわたる歴史があります。岩国では古くからシロヘビ信仰があり、白蛇観覧施設の隣に、宮島・厳島神社のご祭神を勧請し、岩國白蛇神社を創建しました。隣接の白蛇飼育場や白蛇資料館では本物のシロヘビ見学が可能です。境内にはシロヘビをモチーフにした手水舎やオブジェ、絵馬やおみくじなどがあり、たくさんのシロヘビたちに出会えます。
角島大橋を渡り、角島の西端に位置する「角島灯台」は明治9年に建てられた日本海側初の洋式灯台です。地上30mで美しい石造りの灯台は、なんと今もなお現役で使われています。さらに角島灯台は全国で16基しかない「のぼれる灯台」の一つ。105段のらせん階段とはしごをのぼった先には、360度に広がる大パノラマの絶景が見渡せます。
毎年1月中旬から2月上旬にかけてスイセンの花が咲き誇り、角島灯台と可憐な白い花のコラボレーションが見事。ほのかな甘い香りが漂うロマンチックなフォトスポットです。
海峡ゆめタワーは関門海峡のランドマークとして誕生した全長153mのタワーです。シースルーエレベーターに乗って1分強で、タワー頂部の展望室に到着。展望室は世界初となる頂上球形総ガラス張りで、眼下に瀬戸内海や関門海峡、巌流島など雄大な景色を楽しめます。360度に広がる絶景の昼や、海に沈む夕陽、海峡を埋めつくすようにきらめく夜景など、多彩な表情の景色は感動がひとしお。また曜日や時間、季節によってライトアップの光が変わり、タワーが幻想的に照らされます。
2006年には山口初となる「恋人の聖地」に認定されました。展望室にある縁結び神社の恋みくじは、カップルや恋する女子に人気です。
火の山公園は標高268mの「火の山」山頂にある公園で、眼下に広がる関門海峡や玄界灘、周防灘を見渡す山口屈指のビューポイントです。その昔、のろし台が設けられていたことから「火の山」の名が付きました。
夜は夜景が格別に美しく、日本夜景遺産にも認定されています。春は花の名所として知られており、4月上旬から5月上旬にかけて、桜・チューリップ・ツツジが次々と一面に咲き乱れます。火の山山頂までのアクセスは遊歩道を利用すると徒歩約30分。通行無料のドライブパークウェイが便利です。
※昭和33年より運行してきたロープウェイは、2024年11月10日をもって一旦終了となりました。
市立しものせき水族館「海響館(かいきょうかん)」は海の中の様子を再現した迫力ある展示が人気の水族館です。関門海峡の美しい潮流を専用ポンプで発生させた「関門海峡潮流水槽」や、最大約5万尾のイワシの大群がダイナミックに泳ぐ海中トンネル状の「瀬戸内海水槽」。約100種類と世界一の展示種数を誇る「フグの仲間」など、下関ならではの展示が魅力です。
イルカとアシカが互いに合図を出してパフォーマンスする国内では珍しい共演ショーや、水中を飛ぶように泳ぐ姿が見られるペンギン村など見どころがいっぱいで、心奪われること間違いなしです。
野生のようにのびのびと過ごす動物たちを、マイカーから間近に観ながら周遊できる人気のサファリパークです。「エサやりバス」に乗れば、サファリゾーンで暮らすライオンやシマウマ、ラクダたちに、バスの中から直接エサやりすることができます。土日祝限定で開催される、世界でも珍しい品種「ホワイトタイガー」に肉をあげられるエサやり体験も迫力満点。「動物ふれあい広場」ではレッサーパンダなど約50種類の動物たちとふれあいを楽しむことができます。
入園無料の遊園地コーナーでは観覧車やスーパーコースターなど15種の乗り物(別途料金が必要)が楽しめて、小さなお子さまから大人まで一日中遊べる人気のサファリパークです。
山口には、自然を堪能できる絶景ビューポイントや、アトラクション・アクティビティを楽しめるスポット、歴史を肌で感じられる史跡名所など、数多くの魅力的な観光スポットが随所にあります。今回紹介したのは、多種多様な山口の観光名所のなかでも特におすすめのスポットをピックアップしました。山口県へのお出かけや旅行の際には、山口のおすすめ観光スポットとして本記事を参考にし、素敵な想い出を作ってくださいね。
※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2024年10月に作成しました。
※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際にスポットに行かれる際には営業時間や料金等のご確認をお願いします。
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