• トップ
  • トラベル
  • 現地在住の旅サラダガイドだから知っている!カナダ・プリンスエドワード島の観光・グルメ・お土産

現地在住の旅サラダガイドだから知っている!カナダ・プリンスエドワード島の観光・グルメ・お土産

カナダ東部、セントローレンス湾に浮かぶプリンスエドワード島は、「世界で一番美しい島」と形容される自然豊かな観光地です。三日月のような島の形状から、先住民のミックマック族の間で“アベグウェイト(波間に浮かぶゆりかご)”と呼ばれ、世界的には名作『赤毛のアン』の舞台としても知られています。まるで物語に出てくるような美しい田園風景が広がり、訪れるだけで癒される場所です。

今回はプリンスエドワード島の州都・シャーロットタウンからアクセスできる穴場の観光スポットや、知る人ぞ知るグルメ・お土産品をご紹介します。北米全域でのメディアの撮影をサポートし、「旅サラダ」の制作にも関わる現地ガイドが、テレビではあまり紹介されていないここだけの情報を教えてくれました!

— カナダ在住ガイドの紹介 —

八木一仁(Kazuhito Yagi)さん・撮影コーディネーター

カナダ・バンクーバーを基点にアメリカを含む北米全域において、CM、ドラマ、テレビ番組などあらゆるメディア撮影のコーディネートサービスを提供するmotion pla-net productionsの代表。カナダ北極圏からグリーンランド、南極に至るまで数々の僻地でのロケを含む撮影コーディネート歴は30年。

— カナダ・プリンスエドワード島エリアMAP —

1. プリンスエドワード島のおすすめ観光スポット「ファウンダーズ・フード・ホール&マーケット(Founders’ Food Hall & Market)」

写真提供:FOUNDERS’ Food Hall & Market

ファウンダーズ・フード・ホール&マーケットは、シャーロットタウンのウォーターフロントにて2019年にオープンしたショッピングモールです。1900年代初頭の機関車修理施設を改装したレンガ造りの建物で、歴史を感じられる美しい建築様式も見どころ。明るい日差しが入り込む開放的な空間のなか、ショッピングや食事が楽しめます。

写真提供:FOUNDERS’ Food Hall & Market

16,000平方フィートの広大な敷地には、アイランド―ビーフのハンバーガーショップやオイスターバー、地ビールが楽しめるお店、カフェなど個性的なお店が揃います。寿司の食材をブリトーのように巻いた“寿司ブリトー”が味わえる日本食料理店、ホウジョウズ・ジャパニーズ・キュイジーヌ(Hojo’s Japanese Cuisine)もおすすめ。テイクアウトした食事は、中二階のメザニンフロアで楽しむことができます。

写真提供:FOUNDERS’ Food Hall & Market

プリンスエドワード島で育てられたラベンダーを扱うショップ、アイランド・ラベンダー・ディスティラリー(Island Lavender Distillery)も人気のスポットです。ラベンダーを使った石鹸やボディバター、キャンドルなど、香り豊かなアイテムが揃っています。

時期によっては、ナイトマーケットや調理デモンストレーションなど楽しいイベントを開催! ぜひ公式SNSなどでイベント情報をチェックしてから訪れてみてください。

2. プリンスエドワード島のおすすめ観光スポット「デイブズ・ロブスター(Dave’s Lobster)」

写真提供:Dave’s Lobser

プリンスエドワード島の名物グルメといえば、ロブスターが代表的です。プリンスエドワード島では漁獲量をコントロールしながらのサスティナブルな漁業が行われており、春は北海岸、秋は南海岸でそれぞれ2ヶ月間ロブスター漁が実施されます。海水温が低いために身の締まったロブスターが獲れると有名で、ぷりぷりとした弾力のある食感が魅力です。

写真提供:Dave’s Lobser

そんなおいしいロブスターを楽しむなら、ロブスターロールがおすすめ。港近くのショッピングエリア・ピークスワーフ(Peake’s Wharf)にあるデイブズ・ロブスターは、とびきりおいしいロブスターロールが食べられる名店です。北海岸のキャベンディッシュとカナダ東海岸のハリファックスにもお店があります。

写真提供:Dave’s Lobser

ロブスターロールはロブスターのほぐし身をマヨネーズで和えた具をロールパンに挟んだ料理です。こちらのお店ではバターをたっぷり塗って焼いたロールパンに、1/4ポンド(113グラム)ものロブスターを挟んだ豪快な一品が提供されます。

食べ方は全部で3種類。冷たいロブスターとセロリ、ハーブ、マヨネーズを具にした基本的な「ザ・ローカル(THE LOCAL)」、ロブスターをバター、レモン、ニンニクで炒めた「サム・ファンシー(SOME FANCY)」のほか、どちらの味わいも楽しめる「ハーフ&ハーフ ロブスターロール(The ½ & ½ lobster roll)」があります。

3. プリンスエドワード島のおすすめ観光スポット「ポテト石鹸」

写真提供:Island Potato Soap Company

プリンスエドワード島はジャガイモの名産地として知られており、島内には多くのジャガイモ畑があります。カナダで消費されるジャガイモのうち約25%はこの地で栽培されたものです。

お土産に最適なジャガイモ製品が多くありますが、特におすすめしたいのがポテト石鹸! ジュース状にしたジャガイモにココナッツオイルなどを混ぜて固めたプリンスエドワード島らしいお土産です。ジャガイモにはミネラルやビタミンが豊富に含まれており、美肌効果も期待できるのだとか。

写真提供:Island Potato Soap Company

ポテト石鹸を購入するなら、ビクトリア市にあるアイランド・ポテト・ソープ(Island Potato Soap)を訪れましょう。同社ではポテト石鹸の製造から包装まですべて手作業で行っています。さらに廃棄されるジャガイモを有効活用しており、そのサスティナブルな取り組みも注目されています。

石鹸の種類は全部で4種類。無香料タイプが1種類と、エッセンシャルオイルで香り付けされた3種類があり、いずれも「赤毛のアン」のキャラクターがパッケージに描かれています。

ポテト石鹸はアイランド・ポテト・ソープ以外に、プリンスエドワード島のお土産店でも購入できます。キャベンディッシュにある『赤毛のアン』のお家を再現した観光スポット「グリーン・ゲイブルズ・ヘリテイジ・プレイス(Green Gables Heritage Place)」でも購入できるので、観光の際はぜひチェックしてみてください。

まとめ

今回はプリンスエドワード島の最旬スポットや、ここならではのグルメやお土産品を紹介しました。上記で紹介したスポットだけでなく、島の各地にある灯台を自転車で巡る旅なども人気があります。

州都・シャーロットタウンには、カナダのトロントとモントリオールから飛行機で約1時間半~2時間半、モンクトンから約3時間でアクセスでき、カナダ大陸を横断しながら絶景を楽しめるVIA鉄道の旅もおすすめです。

旅の計画を立て、プリンスエドワード島の観光をめいっぱい楽しんでください!

RECOMMENDED

おすすめ