九州・歴史的建造物ランキングRANKING
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1位
西港明治館
1887年(明治20)に建てられた旧三角海運倉庫は、現在はレストラン「西港明治館」として利用されている。店内は広々としており、テラス席からは三角西港の海を眺めることができる。メニューは熊本県産黒毛和牛を使用した「三角バーガー」や「ホットドッグ」、「ローストビーフバーガー」、「カレー」、「カツカレー」などがあり、ケーキやドリンクも揃っている。だ。
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2位
田中一村終焉の家
50歳の時に南の島々の自然に魅了され、奄美に移住してきた日本画家、田中一村の終の棲家。長年住んだ借家からこの地に移り住んだ一村はここを御殿のようだと言って喜び、新たな創作意欲を燃やしたといわれている。奄美の自然に魅せられた作品は亜熱帯の植物や魚を精密な写生と大胆な構成で描きあげたものばかり。昭和52年(1977)、69歳で人知れず息を引き取るまで奄美を描き続けた。現在も命日には地元有志による一村忌が行われている。
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3位
松尾の丸
飫肥城周囲に建設された御殿のひとつ。昭和54年(1979)に江戸時代の書院造りの御殿として復元された。御座の間や茶室、御寝所に御蔵など20以上の部屋がある。湯殿は国宝・西本願寺の飛雲閣を模したこけら葺きの総桧造り。樹齢100年以上の杉を使用し江戸時代のサウナ風呂を思わせる独特の空間を再現した。復元時には多くの市民が寄付を行ったため、瓦の裏に寄進者の名前が銘記されている。
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4位
伊東玄朴旧宅
幕末、長崎の鳴滝塾でシーボルトにオランダ医学を学び、日本で最初に天然痘を予防するための種痘を導入、また現在の東京大学医学部となった西洋医学所の創設など、近代医学に多大な貢献をした伊東玄朴。伊東玄朴旧宅は、玄朴が漢方医であった20歳の時(文政4年(1821))に建てた家で、昭和48年(1973)に佐賀県史跡に指定された。
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5位
堀川用水・朝倉揚水車
西鉄天神大牟田線の「朝倉街道」駅からバスで約1時間、「菱野」で下車し、静かな住宅街を歩くと、江戸時代に整備された堀川用水と、現在でも稲作時季に活躍する「菱野の三連水車」が見える。さらに歩くと「三島の二連水車」、「久重の二連水車」があり、約450mの間に7基の水車が筑後川から農業用水を運んでいる。
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6位
美々津軒
明治時代の商家を修復した建造物。伝統文化と歴史的町並みが残る「美々津重要伝統的建造物群保存地区」の一画で、当時の趣を残した商家を一般公開している。京格子、通り庭と呼ばれる土間に代表される、京都や大阪の町家造りを取り入れた建築様式が特徴。郷土学習や歴史体験の場として利用することもできる。
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7位
豫章館
明治2年(1869)に作られた飫肥藩藩主・伊東祐帰の典型的な武家屋敷。邸内にあった樹齢数百年の大楠にちなんで名付けられた。入口に薬医門、広い敷地内に主屋や御数寄屋、雑舎や蔵を配した屋敷は飫肥城下でも最上級の格式のある武家屋敷と言われている。南側に広がる庭園は武学流の作庭といわれる枯山水式庭園。規模と手入れの良さは九州全土を見ても有数の名庭だ。
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8位
祇園橋
指定名称は「祇園橋 附石造記念碑」。祇園神社の前にあることから「祇園橋」と呼ばれている。橋は柱状の石を組み合わせた素朴な作りで、水切りのため橋脚が三角形の流線型になっている。全国的にも珍しい多脚式が特徴だ。長さ28.6m、幅約3.3mの桁橋は、現存する石造りの桁橋としては国内最大級の大きさを誇る。天草島原の乱において最大の激戦地であったと伝わる場所としても有名。橋を構成している石材の落下が確認されたため、現在は通行止めとなっている。
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9位
居蔵の館
うきは市吉井町にある歴史的建造物。同市に多く残る白壁土蔵造りの建造物の中でも高い完成度を誇るもので、大地主の分家の屋敷として明治時代に建築され、大正時代に改築されている。無料で一般公開されているほか、会議室の貸し出しも行っている。
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10位
下村湖人生家
「次郎物語」の作者として知られている下村湖人の生家。明治時代の初期に建築され、この家で湖人が幼少期を過ごした。昭和45年(1970)に保存のため、下村湖人生家保存会によって買収・修復され、神埼市重要文化財になっている。毎年10/3に行われる湖人生誕祭や小中学生の交流の場となっている。
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11位
飫肥城 大手門
飫肥藩5万7千石の城跡・飫肥城にある、樹齢100年以上の飫肥杉を使用した重厚な櫓門。飫肥城を訪れた人達が最初に目にする建築物だ。明治初期には取り壊されていたが、昭和53年(1978)の飫肥城復元事業の一環として歴史資料館とともに復元された。木造渡櫓や本瓦葺きなど、至るところに江戸時代の面影が再現されている。
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12位
旧古賀家
古賀銀行を創設し頭取を務めた古賀善平の住宅として明治17年(1884)に建てられた建造物。銀行の解散後は古賀氏の手を離れ、昭和29年(1954)からは料亭として使われていて、その後市の所有となり平成7年(1995)に佐賀市重要文化財の指定を受けた。街道沿いの町屋に多い切妻造ではなく、入母屋造の屋根を備えており武家屋敷の様式を踏襲しているとも云われている。
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13位
南山手レストハウス(南山手乙27番館)
長崎市南山手町にある歴史的建造物。グラバー園に隣接する土地に、外国人居留地初期である江戸末期に建てられた住宅。現在はレストハウスとして一般公開されており、居留地時代の資料展示を行っているほか、敷地内からは大浦天主堂や長崎港の景色も楽しめる。
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14位
北九州市門司麦酒煉瓦館
1913年(大正2)に九州初のビール工場、帝国麦酒の事務所棟が建てられ、鉱滓煉瓦を使った外観が特徴で国の有形文化財に登録されている。帝国麦酒のビール「サクラビール」は門司港から海外へ輸出され、国内各地にも出荷された。その後、合併や分割を経て2000年(平成12)までサッポロビール九州工場として操業され、現在はその歴史を伝える展示が行われている。
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15位
油津赤レンガ館
堀川運河の東に位置する煉瓦造2階建ての建造物。油津の豪商・河野宗人家の倉庫として大正10年(1921)に建設された。内部通路の天井は大正時代のモダンな雰囲気を残したアーチ型だ。一時は競売にかけられる予定だったが、地元有志団体により買取られ、その後日南市へ寄贈されたという歴史を持つ。現在は油津の歴史と「市民の心意気」を伝える国登録有形文化財の建造物として開放しており、個人での利用や休憩の他コンサートや講演会などが行われている。
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16位
旧三省銀行
銀行類似業務を担う三省社の店舗として明治15年(1882)に建てられたもので、平成10年(1998)に建物が佐賀市に譲渡され、土地は佐賀市が買い上げる形で市の所有となった。むくりのある切妻屋根と銅板の窓・漆喰の壁などが外観の特徴で2階天井に付けられたシャンデリア用の漆喰飾が一般的な住宅とは一線を画している。平成11年(1999)に市の重要文化財に指定された。
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17位
旧福田家
明治時代後半から大正時代、昭和時代にかけて様々な事業に貢献した実業家、福田慶四郎氏の邸宅跡。大正7年(1918年)に建てられた近代和風住宅で、数寄屋造りの茶室や庭園等、日本の伝統的な建築様式の建物内に、ステンドグラスを思わせる窓やシャンデリアといった洋風の要素が取り入れられている。
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18位
旧古賀銀行
佐賀市の重要文化財に指定されている歴史的建造物の1つ。観光・見学施設として無料で公開されている他、コンサートや展示といったイベント会場としても広く利用されている。明治18年(1885)、両替商の古賀善平が設立した銀行で、大正8年(1919)頃には九州の5大銀行のひとつにまで成長。その後は商業会議所などとして改装されたが、現在は大正5年(1916)当時の姿に復元されている。
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19位
緒方家
椎原地区は、壇ノ浦の戦いで源氏に敗れた平清経の子孫3人が住み着き支配したと伝わる土地。そのうちのひとりである緒方紀四郎盛行が隠れ住んでいたといわれる屋敷を復元し開放している。建物は合掌造りの中でも特に珍しい兜造りで、今から300年ほど前に建造された。二階には隠し部屋が設置されているなど、落人伝説の歴史を肌で感じられる点が魅力だ。現在は茶会や琵琶を使った平家物語の弾き語りなど、さまざまなイベントが行われている。
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20位
出水市公開武家屋敷「税所邸」
国の重要伝統的建物群保存地区である出水麓武家屋敷群で公開されている武家屋敷のひとつ。税所邸はその中でも最古であり、江戸時代における武家集落の名残を色濃く残す建築物である。邸内には雨天時における弓の練習場のほか、隠れ部屋や抜け道といった実戦を想定した構造が特徴的。また庭園には大きく葉を伸ばしたモミジが植えられている。秋になると真っ赤に色づき、紅葉散策のビュースポットとして多くの観光客で賑わいを見せる。
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21位
旧牛島家
18世紀前期に建てられたと推測される、佐賀城下で最古の町屋建築。平成5年(1993)の県道拡幅工事に伴い、惜しまれつつ解体された。現存の建物はその時の部材を組み直し、明治時代末期の姿に復元したもので、平成7年(1995)に佐賀市重要文化財の指定を受けた。南北に伸びた土間や力強い梁、母屋の南側に建つ土蔵など見どころ豊富だ。
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22位
若山牧水生家
酒を愛し旅を愛し自然を愛した歌人・若山牧水が中学入学までの多感な幼年期を過ごした生家。弘化2年(1845)、祖父健海によって建築され、当時医院として使われていた面影をそのまま現代に伝えている。当時としては非常に立派な家構えの建物には、牧水が生まれた縁側や囲炉裏など、至るところに家族とともに過ごした佇まいが残っている。昭和41年(1966)に宮崎県の史跡として指定された。
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23位
吉村家住宅
建築年代は天明9年(1789)とみなされている、佐賀県の北部山間地にある直家形式が貴重な民家。佐賀県最古の建物で昭和49年(1974)に国の重要文化財の指定を受け、昭和58年(1983)の大規模な復元修復工事により現在の姿を呈している。木造平屋建て・茅ぶきの寄棟造りで、かまどや囲炉裏を配する方には煙出しを有する独特のたたずまいだ。
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24位
佐賀市歴史民俗館
現代に残る歴史的建造物を後世に伝えるとともに、市の財産として役立てようと整備・保存されている民俗館。平成9年(1997)に旧古賀銀行・旧古賀家・旧牛島家の3館が開館、その後平成12年(2000)に旧三省銀行と旧福田家が追加開館した。これら5館はすべて佐賀市の重要文化財に指定されている。
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25位
旧野首教会
五島列島の北端に位置する野崎島の島民たちにより明治41年(1908)に建設されたもので、現在では島に集落が存在しないため廃堂となっている。かつての集落跡は「野崎島の集落跡」として、世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産となっている。
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26位
古市家住宅
中種子町の南部に位置する本村集落の建築物。建物に残されていた棟札から、弘化3年(1846)に建てられたものと判明している。家を建てた古市源助氏は当時庄屋や横目といった重要な役職を努めていた郷士。座敷部と土間部からなる中規模な住宅は種子島に現存する最古の類に属する。周囲を取り巻く環境も良好であり、住宅とともに歴史的風致を形成している様子が貴重であることから平成6年(1994)に国の重要文化財に指定された。
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27位
松浜軒
八代城主・松井直之が元禄元年(1688)に建てたお茶屋。当時は周囲に松が茂り、松林越しに八代海や雲仙を望める浜辺であったことからその名が付けられた。雄大な海と遥かな景色を取り込んだ意匠を持ち、別名「浜の茶屋」とも呼ばれる。江戸時代初期の大名庭園として貴重であることから国の名勝にも指定されている。6月上旬、園内に植えられた約5000本の肥後花菖蒲が大輪の花を咲かせる姿は壮観だ。松井家に伝わる家宝を展示する松井文庫の資料館には宮本武蔵ゆかりの「戦気」の軸や手彫りの木刀が展示されている。
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28位
大和浜の群倉
大和村役場から徒歩約2分。大和浜に現存する、高床式倉庫の集まり。もともとは穀類を貯蓄するためや、火災などから守るための倉庫として集落のはずれに作られていたもので、奄美大島の高床式倉庫は、建築史上の変わり種とも言われている。釘を一本も使わない建築様式は最古のもので、茅葺きの部分が貯蔵庫になっているもの。ネズミが入れない工夫がされており、現在5棟が残されている。建造物は県指定有形文化財に登録されている。
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29位
旧山本猪平家
飫肥の商人屋敷を現代に伝える商人屋敷。ほぼ建築当初のままの面影を残す建物は、小村寿太郎生家が没落した際に、飫肥の豪商・山本猪平が土地を買い取って新築したもの。江戸時代から昭和初期にかけて飫肥杉を取り扱う材木商で栄えた飫肥の歴史を現代に伝える遺構として貴重な存在だ。
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30位
竹添邸
出水麓武家屋敷群の堅馬場通りと仮屋馬場通りの交差点にある武家屋敷。竹添家は1637年に米ノ津から出水麓の屋敷に移り、以後組頭やあつかいといった要職を務めた家系。薩摩と肥後の国境に近い場所にあるため他の麓にある武家屋敷に比べ庭園などは質素だが、その分武家としての戦略的施設に重点を置かれているのが特徴である。また竹添邸では大河ドラマ「篤姫」のロケ地にもなった場所。JR出水駅から車で5分とアクセスもよく、案内人も常駐しているので観光の行先として選びやすい。
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8位
祇園橋
指定名称は「祇園橋 附石造記念碑」。祇園神社の前にあることから「祇園橋」と呼ばれている。橋は柱状の石を組み合わせた素朴な作りで、水切りのため橋脚が三角形の流線型になっている。全国的にも珍しい多脚式が特徴だ。長さ28.6m、幅約3.3mの桁橋は、現存する石造りの桁橋としては国内最大級の大きさを誇る。天草島原の乱において最大の激戦地であったと伝わる場所としても有名。橋を構成している石材の落下が確認されたため、現在は通行止めとなっている。
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9位
居蔵の館
うきは市吉井町にある歴史的建造物。同市に多く残る白壁土蔵造りの建造物の中でも高い完成度を誇るもので、大地主の分家の屋敷として明治時代に建築され、大正時代に改築されている。無料で一般公開されているほか、会議室の貸し出しも行っている。
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10位
下村湖人生家
「次郎物語」の作者として知られている下村湖人の生家。明治時代の初期に建築され、この家で湖人が幼少期を過ごした。昭和45年(1970)に保存のため、下村湖人生家保存会によって買収・修復され、神埼市重要文化財になっている。毎年10/3に行われる湖人生誕祭や小中学生の交流の場となっている。
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11位
飫肥城 大手門
飫肥藩5万7千石の城跡・飫肥城にある、樹齢100年以上の飫肥杉を使用した重厚な櫓門。飫肥城を訪れた人達が最初に目にする建築物だ。明治初期には取り壊されていたが、昭和53年(1978)の飫肥城復元事業の一環として歴史資料館とともに復元された。木造渡櫓や本瓦葺きなど、至るところに江戸時代の面影が再現されている。
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12位
旧古賀家
古賀銀行を創設し頭取を務めた古賀善平の住宅として明治17年(1884)に建てられた建造物。銀行の解散後は古賀氏の手を離れ、昭和29年(1954)からは料亭として使われていて、その後市の所有となり平成7年(1995)に佐賀市重要文化財の指定を受けた。街道沿いの町屋に多い切妻造ではなく、入母屋造の屋根を備えており武家屋敷の様式を踏襲しているとも云われている。
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13位
南山手レストハウス(南山手乙27番館)
長崎市南山手町にある歴史的建造物。グラバー園に隣接する土地に、外国人居留地初期である江戸末期に建てられた住宅。現在はレストハウスとして一般公開されており、居留地時代の資料展示を行っているほか、敷地内からは大浦天主堂や長崎港の景色も楽しめる。
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14位
北九州市門司麦酒煉瓦館
1913年(大正2)に九州初のビール工場、帝国麦酒の事務所棟が建てられ、鉱滓煉瓦を使った外観が特徴で国の有形文化財に登録されている。帝国麦酒のビール「サクラビール」は門司港から海外へ輸出され、国内各地にも出荷された。その後、合併や分割を経て2000年(平成12)までサッポロビール九州工場として操業され、現在はその歴史を伝える展示が行われている。
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15位
油津赤レンガ館
堀川運河の東に位置する煉瓦造2階建ての建造物。油津の豪商・河野宗人家の倉庫として大正10年(1921)に建設された。内部通路の天井は大正時代のモダンな雰囲気を残したアーチ型だ。一時は競売にかけられる予定だったが、地元有志団体により買取られ、その後日南市へ寄贈されたという歴史を持つ。現在は油津の歴史と「市民の心意気」を伝える国登録有形文化財の建造物として開放しており、個人での利用や休憩の他コンサートや講演会などが行われている。
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16位
旧三省銀行
銀行類似業務を担う三省社の店舗として明治15年(1882)に建てられたもので、平成10年(1998)に建物が佐賀市に譲渡され、土地は佐賀市が買い上げる形で市の所有となった。むくりのある切妻屋根と銅板の窓・漆喰の壁などが外観の特徴で2階天井に付けられたシャンデリア用の漆喰飾が一般的な住宅とは一線を画している。平成11年(1999)に市の重要文化財に指定された。
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17位
旧福田家
明治時代後半から大正時代、昭和時代にかけて様々な事業に貢献した実業家、福田慶四郎氏の邸宅跡。大正7年(1918年)に建てられた近代和風住宅で、数寄屋造りの茶室や庭園等、日本の伝統的な建築様式の建物内に、ステンドグラスを思わせる窓やシャンデリアといった洋風の要素が取り入れられている。
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18位
旧古賀銀行
佐賀市の重要文化財に指定されている歴史的建造物の1つ。観光・見学施設として無料で公開されている他、コンサートや展示といったイベント会場としても広く利用されている。明治18年(1885)、両替商の古賀善平が設立した銀行で、大正8年(1919)頃には九州の5大銀行のひとつにまで成長。その後は商業会議所などとして改装されたが、現在は大正5年(1916)当時の姿に復元されている。
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19位
緒方家
椎原地区は、壇ノ浦の戦いで源氏に敗れた平清経の子孫3人が住み着き支配したと伝わる土地。そのうちのひとりである緒方紀四郎盛行が隠れ住んでいたといわれる屋敷を復元し開放している。建物は合掌造りの中でも特に珍しい兜造りで、今から300年ほど前に建造された。二階には隠し部屋が設置されているなど、落人伝説の歴史を肌で感じられる点が魅力だ。現在は茶会や琵琶を使った平家物語の弾き語りなど、さまざまなイベントが行われている。
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20位
出水市公開武家屋敷「税所邸」
国の重要伝統的建物群保存地区である出水麓武家屋敷群で公開されている武家屋敷のひとつ。税所邸はその中でも最古であり、江戸時代における武家集落の名残を色濃く残す建築物である。邸内には雨天時における弓の練習場のほか、隠れ部屋や抜け道といった実戦を想定した構造が特徴的。また庭園には大きく葉を伸ばしたモミジが植えられている。秋になると真っ赤に色づき、紅葉散策のビュースポットとして多くの観光客で賑わいを見せる。
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21位
旧牛島家
18世紀前期に建てられたと推測される、佐賀城下で最古の町屋建築。平成5年(1993)の県道拡幅工事に伴い、惜しまれつつ解体された。現存の建物はその時の部材を組み直し、明治時代末期の姿に復元したもので、平成7年(1995)に佐賀市重要文化財の指定を受けた。南北に伸びた土間や力強い梁、母屋の南側に建つ土蔵など見どころ豊富だ。
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22位
若山牧水生家
酒を愛し旅を愛し自然を愛した歌人・若山牧水が中学入学までの多感な幼年期を過ごした生家。弘化2年(1845)、祖父健海によって建築され、当時医院として使われていた面影をそのまま現代に伝えている。当時としては非常に立派な家構えの建物には、牧水が生まれた縁側や囲炉裏など、至るところに家族とともに過ごした佇まいが残っている。昭和41年(1966)に宮崎県の史跡として指定された。
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23位
吉村家住宅
建築年代は天明9年(1789)とみなされている、佐賀県の北部山間地にある直家形式が貴重な民家。佐賀県最古の建物で昭和49年(1974)に国の重要文化財の指定を受け、昭和58年(1983)の大規模な復元修復工事により現在の姿を呈している。木造平屋建て・茅ぶきの寄棟造りで、かまどや囲炉裏を配する方には煙出しを有する独特のたたずまいだ。
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24位
佐賀市歴史民俗館
現代に残る歴史的建造物を後世に伝えるとともに、市の財産として役立てようと整備・保存されている民俗館。平成9年(1997)に旧古賀銀行・旧古賀家・旧牛島家の3館が開館、その後平成12年(2000)に旧三省銀行と旧福田家が追加開館した。これら5館はすべて佐賀市の重要文化財に指定されている。
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25位
旧野首教会
五島列島の北端に位置する野崎島の島民たちにより明治41年(1908)に建設されたもので、現在では島に集落が存在しないため廃堂となっている。かつての集落跡は「野崎島の集落跡」として、世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産となっている。
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26位
古市家住宅
中種子町の南部に位置する本村集落の建築物。建物に残されていた棟札から、弘化3年(1846)に建てられたものと判明している。家を建てた古市源助氏は当時庄屋や横目といった重要な役職を努めていた郷士。座敷部と土間部からなる中規模な住宅は種子島に現存する最古の類に属する。周囲を取り巻く環境も良好であり、住宅とともに歴史的風致を形成している様子が貴重であることから平成6年(1994)に国の重要文化財に指定された。
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27位
松浜軒
八代城主・松井直之が元禄元年(1688)に建てたお茶屋。当時は周囲に松が茂り、松林越しに八代海や雲仙を望める浜辺であったことからその名が付けられた。雄大な海と遥かな景色を取り込んだ意匠を持ち、別名「浜の茶屋」とも呼ばれる。江戸時代初期の大名庭園として貴重であることから国の名勝にも指定されている。6月上旬、園内に植えられた約5000本の肥後花菖蒲が大輪の花を咲かせる姿は壮観だ。松井家に伝わる家宝を展示する松井文庫の資料館には宮本武蔵ゆかりの「戦気」の軸や手彫りの木刀が展示されている。
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28位
大和浜の群倉
大和村役場から徒歩約2分。大和浜に現存する、高床式倉庫の集まり。もともとは穀類を貯蓄するためや、火災などから守るための倉庫として集落のはずれに作られていたもので、奄美大島の高床式倉庫は、建築史上の変わり種とも言われている。釘を一本も使わない建築様式は最古のもので、茅葺きの部分が貯蔵庫になっているもの。ネズミが入れない工夫がされており、現在5棟が残されている。建造物は県指定有形文化財に登録されている。
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29位
旧山本猪平家
飫肥の商人屋敷を現代に伝える商人屋敷。ほぼ建築当初のままの面影を残す建物は、小村寿太郎生家が没落した際に、飫肥の豪商・山本猪平が土地を買い取って新築したもの。江戸時代から昭和初期にかけて飫肥杉を取り扱う材木商で栄えた飫肥の歴史を現代に伝える遺構として貴重な存在だ。
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30位
竹添邸
出水麓武家屋敷群の堅馬場通りと仮屋馬場通りの交差点にある武家屋敷。竹添家は1637年に米ノ津から出水麓の屋敷に移り、以後組頭やあつかいといった要職を務めた家系。薩摩と肥後の国境に近い場所にあるため他の麓にある武家屋敷に比べ庭園などは質素だが、その分武家としての戦略的施設に重点を置かれているのが特徴である。また竹添邸では大河ドラマ「篤姫」のロケ地にもなった場所。JR出水駅から車で5分とアクセスもよく、案内人も常駐しているので観光の行先として選びやすい。
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