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中国4000年の歴史が生んだ建物の数々。その類まれな建築技術が称えられ、多くが世界遺産に登録されている。今回は、中国の多彩な建築文化をたっぷりご紹介。

北京

中国の首都、北京。1420年創建の「故宮」をはじめ、明朝清朝の歴代皇帝の栄華を物語る素晴らしい建築物が数多く残っている。

天壇公園(てんだんこうえん)

故宮の南、歴代皇帝たちが天と交信するために造られた「天壇公園」。総面積はおよそ270ヘクタール、故宮の4倍の広さを誇る。中でも美しいのが、正月に五穀豊穣を祈った「祈年殿」。釘を一本も使わずに建てられた明代を代表する傑作建築として有名。緻密に組まれたドーム型の天井は、天空の広がりを表わしていると言われている。祈年殿の奥にある巨大な祭壇は皇帝が冬至の日に、その年の出来事を天に報告する場所だった。中央にある石の上に皇帝たちが立ち、祈りを捧げたといわれている。

【住所】北京市崇文区天壇路 【開園時間】4月1日~10月31日 6:00~22:00(21:00最終入園) 11月1日~3月31日 6:30~22:00(21:00最終入園) 【料金】入場料 34元(約600円)

司馬台長城(しばだいちょうじょう)

総距離およそ21000キロ、秦の始皇帝の時代から2500年にわたり、歴代皇帝が国を守るために造った世界遺産「万里の長城」。中でも北京から車で3時間ほどの場所に位置する「司馬台長城」は特に雄大な姿が見られるスポットとして知られている。激しい戦いにおいても崩れなかったという万里の長城は、人類史上最大の建築物。

【料金】入場料+リフト往復 340元(約5,800円)

蘇州

「東洋のヴェネチア」と呼ばれる蘇州(そしゅう)。春秋時代には都がおかれ、水運業で発展を遂げた街。かつての栄華と富の象徴は、世界遺産という形で現代に受け継がれている。

留園(りゅうえん)

「留園(りゅうえん)」はおよそ400年前、当時の重役官僚が自分のために造ったもので、蘇州四大庭園に選ばれている。主(あるじ)の故郷を表現したという巨大庭園。蘇州にいながら懐かしい気持ちに浸れるように造ったと言われている。特に目を引くのが湖の浸食が作り上げたという石のオブジェ。シンボルともいえる作品は、高さ6.5メートル、重さ5トン、60キロ離れた湖から20年かけて運んだという石の塔。山水画の世界を思わせる素晴らしい庭園とそれを愛でるために工夫された邸宅。当時の設計技術の高さを感じずにはいられない名建築。

【住所】蘇州市留園路338号 【料金】入場料 55元(約940円)※事前予約の場合は53元(約910円)、オフシーズンは45元(約770円)

南靖(なんせい)

「南靖(なんせい)」は、福建省独自の歴史的建築「土楼」が多く見られる地域。特に保存状態のいい古い土楼がたくさん残っていることから、エリアの大部分が世界遺産に登録されている。

裕昌楼(ゆうしょうろう)

「土楼」は漢民族の一族「客家(ハッカ)」が代々守ってきた住居。 1308年に建てられた「裕昌楼(ゆうしょうろう)」は、現存する最も古い土楼で、中を見学することができる。

【住所】漳州市南靖县书洋镇下版村106 【見学可能時間】8:00~18:00 【料金】入場料 90元(1,540円)

InterContinental Shanghai Wonderland上海佘山世茂洲际酒店(インターコンチネンタルシャンハイワンダーランド)

上海郊外に2018年にオープンしたホテル。かつての採石場を利用して作った地下16階建てという不思議な造りは、世界的な雑誌「ナショナルジオグラフィック」で「建築の奇跡」と称えられています。館内はまるで近未来に来たかのような雰囲気。

【住所】上海市松江区辰花路5888号 【料金】アクア ビュー ロフト スイート 1泊ルームチャージ 19,888元~(約341,200円~) キングベッド デラックス 1泊ルームチャージ 2,688元~(約46,100円~)