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小樽のおすすめ絶品ご当地グルメ10選!小樽にしかない名物から人気の名店7選も紹介

北海道の歴史とロマンを感じさせる港町・小樽。お寿司や海鮮のイメージが強いですが、あんかけ焼きそばやパンロールをはじめ、地元に根付いた個性的なご当地グルメが豊富に存在しています。運河沿いの美しい景色と共に、どんな「美味しい」を楽しもうか、頭を悩ませている人もいるでしょう。

そこで今回は、そんな小樽の絶品ご当地グルメメニューを10品セレクト。また『朝だ!生です旅サラダ』で取材してきた、地元の人に愛されるご当地グルメの名店や穴場のお店も7店舗紹介しています。小樽でしか食べられないおすすめのグルメ店が満載ですので、出張や旅行の際の参考にしてください。

※メニューや価格、営業時間等はすべて取材当時のものです。

小樽のおすすめ絶品ご当地グルメ10選

1. あんかけ焼そば

小樽市民のソウルフードとして愛され、独自の進化を遂げた「あんかけ焼そば」。港町・小樽ではその昔、漁師が仕事から帰った後に、冷えたからだを温め、かつボリュームと栄養が摂れる食事を求めたことから広まったと言われています。

市内には100店舗以上の提供店があり、それぞれの店が独自の麺と餡で個性を競い合っています。多くは、よく焼いた麺に醤油ベースの固め・多めの五目餡を豪快にかけたスタイルが特徴。海老、豚肉、キクラゲ、野菜など具材も豊富で、発祥店こそ定かではありませんが、老舗製麺所が関わる店など、歴史を感じさせる名店が市民に親しまれています。北の寒さに冷えた身体を温める一品として、旅中の一食に取り入れてみてください。

2. 若鶏の半身揚げ

昭和33(1958)年、お好み焼き店からスタートした「若鶏時代なると」が、調理時間を短縮しようと若鶏を骨付きのまま素揚げにしたところ、常連客に大好評だったことに端を発する「若鶏の半身揚げ」。良質な若鶏を使い、秘伝の塩胡椒のみで一晩寝かせて味を染み込ませ、高温で一気に素揚げすることで皮はパリッと香ばしく、中からは肉汁があふれるジューシーさが魅力の、小樽の伝統的な鶏肉グルメです。

発売から半世紀以上経った今では、小樽っ子のクリスマスや年末年始のご馳走に欠かせないソウルフードとして絶大な人気を誇る「若鶏の半身揚げ」。テイクアウトもできるため、宿泊施設での飲みなおしのお供にもおすすめのグルメです。

3. 海鮮丼

漁業と海運で栄えた小樽。「海鮮丼」は、新鮮な海の幸に恵まれた港町・小樽ならではの贅沢なグルメとして観光客から人気を博しています。ウニ、イクラ、カニ、ホタテ、エビなど、水揚げされたばかりの旬のネタが惜しみなく盛り付けられ、その日の仕入れによってさまざまな組み合わせを楽しめるのが魅力。

旬の季節はネタによって異なりますが、たとえば夏はウニ、秋はイクラ、冬はカニなど、季節ごとに最高の海の幸を堪能できます。港の近くの食堂や寿司屋などで提供され、味噌汁や小鉢がセットになった定食形式で提供されるのが一般的。鮮度抜群で大ぶりな魚介を味わえるのはまさに港町ならでは。小樽に来たら、外せないグルメの一つです。

4. 寿司

写真はイメージです

明治時代から港町として栄え、近海で獲れる新鮮な魚介類が豊富に集まるため、腕の良い職人が集い、質の高い寿司文化が発展した小樽。「寿司の街」としても全国的に名を馳せています。とくに小樽駅周辺から運河にかけての一帯には老舗から個性的なお店まで多くの寿司店が軒を連ねており、「寿司屋通り」という愛称で親しまれています。

季節ごとに旬のネタを楽しめ、春のシャコやサクラマス、夏のウニ、秋のサンマ、冬のタラやカニなど、四季折々の石狩湾の幸を握りで味わえます。海鮮丼とはまた違った味わいを楽しめる小樽の「寿司」。一握り一握り、ネタとシャリの絶妙なバランス、そして職人の技と心意気が織りなす繊細な味わいを堪能してみてください。

5. シャコ

小樽を代表する特産品の一つ「シャコ」。石狩湾で獲れる「シャコ」は、春(4月~6月)と秋(10月~12月)の2度旬を迎えるのが特徴です。春シャコは産卵前のメスが多く、お腹に卵を抱えており、独特の食感を楽しめます。一方、秋シャコは身入りが良く、厚みがあり栄養を蓄えたオスの濃い味わいが特徴的です。

市場や鮮魚店に並ぶほか、飲食店はとくに寿司店で定番のネタとして提供されます。茹でてシンプルに味わうことが多いですが、そのほかにも刺身や天ぷら、味噌汁の具など、さまざまな料理で新鮮なシャコを楽しむことができます。本州産のシャコと比べても身が大きく、高級寿司のネタとしても扱われる小樽の「シャコ」。鮮度抜群のシャコを味わえるのは現地に足を運んだ人だけの特権です。

6. しりべしコトリアード

「しりべしコトリアード」は、小樽を含む後志(しりべし)地域のご当地グルメとして考案された「食べるスープ」です。フランス・ブルターニュ地方の郷土料理・コトリアードをヒントに、後志地域で獲れた新鮮な魚介類や地場産の野菜、果物、北海道産乳製品など、地元食材を使用することをルールとしています。

海産物と農畜産物の両方に恵まれ、地産地消を推進する目的で生まれた「しりべしコトリアード」。魚介とミルクまたはクリームをベースとした白いスープが特徴で、各店舗が創意工夫を凝らした味わいを提供しています。タラやホタテ、エビなどの季節の魚介がゴロゴロ入った贅沢なスープは、見た目にも華やかで写真映え抜群。小樽らしさ溢れるおしゃれな食事を楽しみたい人におすすめの一品です。

7. にしん小樽漬

「にしん小樽漬」は、しょう油ベースのタレに道産のにしんを数の子、昆布などの材料と一緒に漬け込んだ特産品です。にしん漁が最盛期を迎えた時代に生活を支える重要な魚であったにしんを加工することで生まれた保存食の一つです。

製造元によって趣向を凝らした商品が展開されており、味付けも具材も異なる「にしん小樽漬」。お酒の肴になるものから、お子さま向けにもおすすめの商品まで幅広いラインナップが揃います。飲食店でもお通しやおつまみとして用意されていることが多く、地元客から観光客まで人気のメニューです。現地で食べたら、お土産としても購入したくなること間違いなしの一品です。

8. パンロール

「パンロール」は、小樽のかまぼこメーカー「かま栄」が昭和37(1962)年に考案したオリジナル商品です。「かまぼこをスナック感覚で食べることはできないか」という発想から、魚のすり身をパンで包み、サクサクに揚げた常識破りの製法で誕生しました。

かまぼこの世界では異例の組み合わせでしたが、そのサクッとした食感とすり身の旨味の相性が良く、地元で愛されるロングセラー商品となった「パンロール」。今では小樽名物の一つとして定着しており、観光客にも周知されています。発祥店である「かま栄」の直営店や工場直売店などで購入でき、その場で揚げたてを味わうことができるお店も。テイクアウトや土産としても人気が高く、小樽の食べ歩きグルメとしても親しまれている一品です。

9. 小樽地ビール

小樽運河のほとりで製造される「小樽地ビール」は、小樽の豊かな水とドイツの伝統的な醸造技術を組み合わせたクラフトビールです。明治時代に運河が作られ、国際貿易港として栄えた歴史がある小樽。その当時の西洋文化の息吹を感じさせるビールづくりが、街の雰囲気にマッチしています。

麦芽、ホップ、酵母、水のみを使い、低温でゆっくり発酵・熟成させる「ビア・ピュア」(ビール純粋令)に則った製法が特徴で、添加物を一切使用しない本格的な味わいが有名です。飲食店では、醸造所が直営するレストランでできたての生ビールとして提供されるほか、市内の居酒屋やバー、洋食店などで瓶や樽生で提供されます。小樽の海の幸や肉料理とも相性抜群。お互いの魅力を高めてくれる存在として、ぜひ小樽グルメとあわせて注文してほしい一品です。

10. 小樽スイーツ(ドゥーブルフロマージュ・ぱんじゅう・あまとう等)

小樽は、レトロな街並みと共に洋菓子・和菓子の名店が並ぶ「スイーツの街」としても知られています。明治以降、港町として西洋文化が早くから入ってきた背景と、質の良い乳製品に恵まれた北海道の食材が結びつき、独自のスイーツ文化が花開きました。

代表的なものには、洋菓子店ルタオの看板商品で2層のチーズケーキが特徴の「ドゥーブルフロマージュ」や、明治時代から続く庶民的な和菓子で、小麦粉ベースの生地に餡子などを入れて焼いた「ぱんじゅう」、小樽洋菓子あまとうの看板商品で、3枚重ねのサブレをチョコレートでコーティングした「マロンコロン」などがあります。市内中心部の洋菓子店や和菓子店、土産物店で購入できる「小樽スイーツ」。お土産購入はもちろん、旅中のおやつとしても楽しみたいグルメです。

小樽の名物グルメが楽しめる人気店7選

1. 若鶏時代なると

「若鶏時代なると」は、小樽っ子のソウルフード・若鶏の半身揚げの発祥店として知られる老舗です。こちらの半身揚げは、創業以来変わらぬ製法で、厳選された新鮮な若鶏を塩胡椒のみでシンプルに味付けし、時間をかけてじっくり素揚げしています。

皮はパリッと、中身は驚くほどジューシーでふっくらと仕上がっており、塩胡椒とシンプルな味付けながら鶏の旨みを最大限に引き出しています。半身揚げのため、もも肉、手羽先、手羽元、ささみなど、さまざまな食感の部位を一度に味わうことができる「若鶏時代なると」の若鶏の半身揚げ。小樽の伝統的なB級グルメの味を求める人や、ボリューム満点な食事を家族や友人と楽しみたい人におすすめです。

若鶏時代なると

2. 朝市食堂(【旧店名】のんのん)

小樽唯一の朝市・鱗友朝市内に店を構え、地元客と観光客で賑わう活気あふれる食堂「朝市食堂(【旧店名】のんのん)」。海鮮丼から定食、単品まで幅広く海鮮料理が揃っています。なかでもおすすめは、海鮮丼。常時20種類以上の海鮮丼を提供しており、選ぶ楽しさがあります。

市場ならではの鮮度とコストパフォーマンスの良さが際立つ「朝市食堂」。小樽駅や小樽運河などの観光地から少し離れていることもあり、比較的スムーズに入れるお店でもあります。朝は5時から開店しているため、朝ごはんにもおすすめ。朝から新鮮な海の幸で元気をチャージしたい方や、小樽の市場の雰囲気を楽しみながら食事をしたい方に最適なお店です。

朝市食堂(【旧店名】のんのん)

3. どんぶり茶屋 おたる堺町通り店

「どんぶり茶屋 おたる堺町通り店」は、小樽運河やレトロな建物が並ぶ観光名所・堺町通りに位置する海鮮丼専門店です。北海道産のウニやイクラなど豪華なネタをふんだんに使った、見た目の華やかさと新鮮さが両立する海鮮丼は、味はもちろん写真映えする一品です。

観光の合間に立ち寄りやすい立地の良さに加え、メニューの豊富さが魅力。さまざまな種類を試したい人向けに数種類の味が楽しめるセットメニューや、鮮魚が苦手な人向けに炙り丼があるのも嬉しいポイントです。小樽観光の際に気軽に海鮮丼を楽しみたい方や、一度に少しずつ違う種類の海鮮丼を楽しみたい方にぴったりのお店です。

どんぶり茶屋 おたる堺町通り店

4. 鮮魚食堂かわしま

「鮮魚食堂かわしま」は、ウニやエビ、カニなどの鮮魚を専門に扱う水産会社直営の食堂です。海鮮丼や定食、刺身、単品料理など、豊富なメニュー展開が魅力です。なかでもおすすめなのは、ウニのみをふんだんに乗せたウニ丼。水産会社直営だからこそ実現できる、その時期最高のウニを贅沢に盛り付けた丼です。

ウニ本来の濃厚な甘さと磯の香がたまらないウニ丼は、1度食べたら忘れられない味。素材の良さをストレートに味わいたいウニ好きの人におすすめの、まさにウニを極めるためのお店です。

鮮魚食堂かわしま

5. 天狗丸

北海道の家庭で昔から親しまれてきた丸型ジンギスカンにこだわる専門店「天狗丸」。柔らかな食感と臭みのなさが特徴で、従来のジンギスカンのイメージを一掃する美味しさだと評判です。

化学調味料を一切使用しない自家製の無添加タレも「天狗丸」の特徴で、リンゴや玉ねぎの甘みによりジンギスカンの旨味を最大限に引き出します。未冷凍の生ラムはタレではなく山わさびと塩で提供するなど、小樽だからこそ食べられる味も魅力の一つ。炭火と七輪で焼く昔ながらのスタイルも魅力で、初めてジンギスカンを食べる方や、北海道民のソウルフードである伝統的なジンギスカンを体験したい方におすすめのお店です。

天狗丸

6. かま栄 工場直売店

明治時代から続く小樽を代表するかまぼこメーカー・かま栄の工場直売店では、できたてのかまぼこを味わえます。製造工程をガラス越しに見学できるのが大きな特徴で、ちょっとした工場見学体験も可能。グルメでも紹介したパンロールも販売しており、揚げたてを食べられます。

工場直売店ならではの豊富な種類のかまぼこと、揚げたてを提供してくれるフードコートのような手軽さが魅力の「かま栄 工場直売店」。小樽名物のお土産を選びたい方や、できたての温かいかまぼこやパンロールを小腹が空いた時にサクッと楽しみたい方、食べ歩きグルメを探している方におすすめのお店です。

かま栄 工場直売店

7. プリン専門店アンデリス

道内外をはじめ、多種多様なレストラン・飲食店で料理人として研鑽を積んだシェフによるプリンを購入できる「プリン専門店アンデリス」。北海道ならではの美味しい食材を使用したプリンを展開しており、ベーシックな「バニラプリン」をはじめ、クーベルチュールのチョコレートとコアントローで香りづけした「ベルギーショコラプリン」、フランボワーズを丸ごといれた甘酸っぱさが特徴の「苺フランボワーズプリン」などがあります。

プリン以外にもプリンを求肥で包んだ「プリン大福」や、こしあんとプリンを挟んだプリンどら焼きもある、まさにプリン尽くしのお店。小樽観光に最適な特別なスイーツを探している方や、食後のデザートとして極上のプリンをじっくりと味わいたい甘党の方にとくにおすすめしたいお店です。

プリン専門店アンデリス

まとめ

歴史的な街並みと、新鮮な海の幸、そして独自のソウルフードが魅力の小樽グルメ。あんかけ焼そばや若鶏の半身揚げといったB級グルメから、新鮮なウニやシャコといった海の幸まで、その食の幅広さこそが小樽グルメの大きな魅力です。

まだまだ多くの魅力的なグルメがある小樽。今回はそのなかでも旅サラダ編集部のイチオシを紹介しています。小樽観光で「何を食べようか」と迷った際にはぜひ本記事を参考にしてみてください。

※こちらの記事は旅サラダPLUS編集部が2025年11月に作成しました。

※記載の内容は取材・調査時点のものであり、ご利用時と異なる場合があります。実際に店舗に行かれる際には在庫の有無等のご確認をお願いします。

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